合格体験記 / Cambridge Judge Business School / MO

海外MBAドットコム

投稿者(イニシャル):MO
進学予定校: Cambridge Judge Business School

・ カテゴリ: MBA
・ 地域: ヨーロッパ
・ 受験校:Cambridge、LBS
・ 合格校:Cambridge(LBSはinterview invitation受けるもCambridge合格後辞退)

・ 性別:  男性
・ 出願時年齢: 26歳~30歳
・ 海外経験の有無: ~1年未満
・ 費用: 社費

・ 受験した試験: GMAT/TOEFL/IELTS
・ 塾・カウンセラー:Affinity/AGOS/江戸義塾
・ 奨学金: 未取得
・ 留学の目的: スキルアップ

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学卒業後、司法研修(1年半)を経て弁護士として国内・国際M&Aを6年。その後事業会社に出向中(1年)。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
古賀洋吉さんの「愛の日記」を読んで、「別の大陸」に行きたくなったから。行かないと後悔すると私の右脳が言っていたからです。もう少し真面目に言うと、大好きなM&A dealのlegal以外の部分まで完全に理解できるようになり、経営者と対等以上の思考ができるようになりたかったからです。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
ファイナンス等のハードスキルの習得はもちろん、diversityに富んだチームでのグループワークを通じてteam management等のソフトスキルを向上させること。理系に特に強い総合大学の一部であることのメリットを生かし、理系学部との共同プロジェクトなどに積極的に関与したい。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
色々考えてはいますが、そのときの直感で決めます。

Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
MBAを考え出したのは出願の3年ほど前です。英語がてんでダメだったのでまずはAGOSに通ってTOEFLの勉強。その後、MBAを一時期諦めるも、再度MBA受験を決意したのが2014年初頭。仕事でも英語を使うようになっていたのでTOEFLのスコアは少し上がっており、5月くらいまでは英語の勉強に専念。タイムリミットと思い6月頃からGMATに移行。8月、10月と結果が出ず、推薦状・エッセーのドラフトにも着手。11月下旬のGMATでようやく700点を超えたので、そこから一気に推薦状・エッセーをファイナライズにかかり、年内に出願完了。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
基本的にOB/OGの方に非公式日本語サイトを通じてコンタクトして話を伺いました。さらに聞きたいことが出てきた場合には既にお話しを伺った方から紹介いただくなどして、とにかくOB/OGの方の生の声を聞くことに重点を置きました。また、秋に行われる公式のInfo sessionにも参加しました。Cambridgeはインタビューがon campusで行われるので合格前にvisitすることにはなりましたが、出願準備段階でのいわゆるcampus visitは行いませんでした。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
Cambridgeのvisitはインタビューでしたので、選考上は影響があったとは思えませんが、実際に街の雰囲気を見て、生活のイメージをできたのは、進学校決定の上では有益でした。また、visitした際に、日本人の受験生とも知り合いになることができたのもよかったです(そのうち何人かは実際にクラスメイトになる見込み)。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
キャリア・家庭との兼ね合いで2年かかる米国のMBAは断念。ヨーロッパに絞った上で、家族の生活しやすさを考えて英国に絞り、あとはランキングやschool brandを考慮して選定。結果、2校しか出願しませんでした。

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
TOEFLに関しては、あまり深く考えずに定番のAGOSを選択。
GMATは2014年10月から受講開始となったこともあり、短期集中で終わらせられるようビデオ受講可能なところに絞り、教え方が自分に合っていそうだったAffinityを選択。野口先生の教えは極めてロジカルかつ合理的で、私の考えにperfectにマッチしたため、受講して本当によかったと思います。
エッセーは一度カウンセラーにお願いするもうまくいかず、2014年10月になって別のカウンセラーを探すことにし、GMATと同じAffinityの佐取先生にお願いする。日本語ベースで議論できることが必須条件であったため、佐取先生との議論は大変有益でした。英語ブラッシュアップ+欧米人の観点からのセカンドオピニオン役として江戸義塾のEd先生にもレビューをお願いしました。11月・12月と集中的にレビューいただきました。Ed先生はトップMBA合格レベルのエッセーを大量に見てこられているので、自分のエッセーがその基準に達しているかを推し量るにとても有効だったと思います。お二人は、こちらが提案する意見をよく咀嚼してエッセーにうまく反映できるよう丁寧にアドバイスをくれたので、自分の考えているところを余すところなくエッセーに反映することができ、後悔ないエッセーを仕上げることができました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
TOEFL:
最高スコア104 (R29 L27 S22 W26)
全く英語ができなかった(初受験は50点台)ので、最初はAGOSに通いました。90点くらいまで出るようになったので、後は独学です。
受験校を英国に絞ってからはIELTSに切り替えてしまったのですが、もう少し伸ばす余地があるとすれば、Sは24、Wは30弱までというのが現実ラインだと思います。勉強法はほぼ確立していると思うので、あとはどれだけ地道に継続できるかということと、(対策を継続した上で)しつこく受け続けるということではないかと思います。

IELTS:
最高スコア Overall 7.0 (L7.5 R8.0 W6.0 S7.0)
TOEFLで英語自体は勉強していたので、Officialガイドを1回分のみの対策で上記スコアが出ました。Overall 7.5が欲しくて数回追加で受けましたが、伸びませんでした。最大の敵はWritingで、採点基準が非常に分かりにくいです(しかも手書き。。。)。元採点官による添削サービスがいくつかあるので、それを活用した方がよいと思います(私はUK PLUSを利用。)。人によってはTOEFLより簡単に点数が出るので、一度受けて感触を確かめてみてもいいと思います。

・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
1回目640 (V29 Q48 AWA4.5 IR 6)
2回目650 (V29 Q49 AWA4.0 IR8)
3回目710 (V36 Q50 AWA5.0 IR7)←提出スコア
1回目受験まではOGとPrepのみの独学。2回目の前にAffinity野口先生の1日講座を取り独学でVを強化し挑むも撃沈。2回目の直後にAffinityのVerbalフルコースを取り3回目で無事目標スコアに到達して受験終了。中学受験をしていたため、Qはマスアカのみで問題ありませんでした。VはCRとRCはそれなりに取れていたもののSCが壊滅的だったのでスコアが伸びませんでした。OGでは解説が全く不十分なので、予備校できちんとした解説を受けることがスコアアップの近道と思います。なお、本番のSCはOGより確実に難しいという感触で、本番の序盤に出る難易度のSCがある程度スラスラ解けるレベル、というのが目指すべきSCのレベルではないかと思います。AWAはTOEFLやVerbalの勉強をしていれば十分と考え、GMAT Clubで取得できる模範解答集を軽くいくつか読むくらいしかしませんでした(型を覚えるにはよかったです。)。IRは対策しませんでした。

・ エッセー
日本語ベースでのディスカッションをAffinityの佐取先生と行って英語のドラフトを作り、江戸義塾のEd先生にブラッシュアップしてもらいました。思考を深めるには、まず日本語ベースで誰かと話すことが重要だと感じます。2校しか出さなかったのでそれほど負荷はなかったですが、Why MBAエッセーは過去のキャリア→MBA→short term goal→long term goalをロジックでつなげるのが意外に難しいので、通勤時間などを利用してずっとロジックを考えていました。説得力を持たせるには、自分のcore valueが何なのかを突き詰めて考え、そのcore valueに絡めてロジックを組み立てることが重要だと思います。

・ 推薦状
一番よく仕事をしていた職場の上司と、お世話になったクライアントの役員の方にお願いしました。お二人とも仕事上のエピソードはたくさんありましたので、ネタに困ることはありませんでした。ただ、自己アピールならともかく、どうやって他人にアピールしてもらうかは意外に難しいので、Affinityの佐取先生とともに文面を何度も練り直しました。エッセーよりも大変だったように思います。早めに着手することをおすすめします。

・ インタビュー
過去のインタビュー質問事項をEd先生にもらうとともに、ウェブでも若干入手し、それらをもとに想定問答を作成しました。エッセードラフト段階で考えは整理できていたので、あまり時間はかけませんでした。mockインタビューはEd先生にお願いしました。2回しかやりませんでしたが、もう少しやってもよかったかなとは思います。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
総額:180万円程度
TOEFL/IELTS関連:100万円強(予備校代、受験料、その他テキスト等)
GMAT:30万円弱(予備校代、受験料等)
エッセー:30万円程度(Affinity佐取先生、江戸義塾Ed先生)
その他:20万円程度(書籍、セミナー類、出願fee等々)

Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
MBA applicantには珍しい、lawyerとしてのバックグラウンドに関連する強み、貢献をアピール。また、社内外のセミナー・勉強会などの経験が多少あったので、教育的観点での貢献も特徴として盛り込みました。

Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。
生徒の国籍・文化の多様性、大学としてのブランド力、期間が1年で自分のキャリアプランによりマッチしていたこと。

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
社費です。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
N/A

Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
受験生活はほぼ1人で過ごしたのですが、受験仲間がいたらよかったと強く思います。予備校やカウンセラーの選定などウェブベースでも情報は手に入りますが、最新の正確な情報を選別するのは大変です。また、GMATについては独学でできると思ってケチったのも失敗でした。さっさと有名な予備校に通った方が、時間的にもいいですし、受験仲間もできたと思います。

Q. 一言メッセージ
MBA受験は、仕事をしながらの準備が必要になるため、思っていた以上に大変なプロセスでした。家族がいる場合には、家族の理解も必要で、将来の人生設計を含めてよくよく話し合っておくことが大事だと感じます。ただ、苦労が多い分、達成感も大きく、将来のキャリアの観点でも大きな価値を生んでくれるものだと思いますので、ぜひ最後まで諦めずに合格を勝ち取られてください。

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