合格体験記 / HKUST Business School / ST

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投稿者(イニシャル):S.T
進学予定校:HKUST

・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【アジア】
・ 受験校:HKUST
・ 合格校:HKUST

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【26歳~30歳】
・ 海外経験の有無: 【~1年未満】
・ 費用: 【私費】

・ 受験した試験: 【GMAT/IELTS】
・ 塾・カウンセラー:【Interface】
・ 奨学金: 【取得済み】
・ 留学の目的: 【スキルアップ】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
新卒でIT企業に入社。大規模システムの開発/運用/保守に従事(4年間)。その後、総合系コンサルティング会社のIT戦略部門に転職。官公庁、製造、小売り分野のクライアントの支援を担当。(4年間)

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
30歳というキャリアの節目に立ち、これまでの経歴と今後のキャリア展望を見つめなおした時に、IT×コンサルティングという自身のバックグラウンドを基に「経営」というキーワードを加えて成長していきたいと考えたため。
さらに、期せずして妻(商社勤務)に海外赴任(香港)の話が持ち上がったこともあり、妻と私双方の最適解を選ぶ形で、私が駐在に帯同し現地の大学でMBAを取ることにしました。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
香港現地での就職を、一番の留学目的として考えています。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
香港現地でコンサルティング会社、またはプライベートエクイティに就職したいと考えています。
アジア最大の金融都市(≒ビジネスの大動脈)である香港、また、一国二制度の終了に向けて政治・経済の両面において今後ますます激動の最中に置かれるであろう香港で、自身がどこまで成長できるかを試したいと思っています。

Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2014年の10月に妻の海外事例がオープンとなり、同時に私の留学準備もスタート。
翌11月、QS World MBA Tourに参加。同イベントで香港の3大学(HKU、CUHK、HKUST)のアドミッションに初接触。
その他で情報収集した結果も踏まえ、HKUST単願を決意。3月の3rdラウンド出願〆切に向け、この時点で残り4か月。
ゼロからのMBA準備が本格的にスタートしました。
各トピックごとの準備方法についての詳細は、以下のサイトをご参照ください。
(株式会社インターフェース様へ寄稿した合格体験記です)

HKUST MBA 合格体験記

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
まずQS World MBA Tourで全体感を掴み、その後AGOSやαアカデミー主催の学校単位の説明会で各校の特色を掴みつつ、アドミッションとの関係を深めて行きました。キャンパスビジットについても、面接1回を含め、都合3回実施しました。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
ビジットはHKUST、CUHKを対象に実施しました。HKUSTに3回、CUHKに1回。
実施時期は、12月、1月、4月に各1回ずつ。(12月にHKUST&CUHK、1月、4月はHKUSTのみ)
12月のビジットは、完全に個人的な活動として実施。アドミッションの基へ赴き、自身のキャリアプランや志望動機を簡潔にプレゼン。
1月のビジットでは、学校オフィシャルのInfo sessionが催されたので、そこへの参加。
4月は、インタビュー本番でのビジットです。
私の場合、アカデミックスコアが弱かったのでとにかくビジットで熱意をアピールしました。
日本国内で開催されたHKUSTのイベントも合わせると、アドミッションとは何度面会し、何通メールをやりとりしたか数えきれないほどです。
その甲斐もあって、同行のインタビュー本番は「きみのことは、もうあらかた聞いちゃったね。笑」という和やかムードでスタートしました。
私の場合、ビジット効果(ひいてはアドミッションとの事前コミュニケーション)は計り知れないものと思います。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
自身のキャリア展望にフィットするカリキュラム提供の有無、また、FTやQSなどの各種ランキングを基に決定しました。

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
エッセイならびに推薦状の準備に際して、インターフェース(ルクレア講師)にお世話になりました。
エッセイは、自身がドラフティングしたものをベースに同講師と4-5往復くらい推敲。
推薦状は、会社の先輩2名(ともに帰国生)にドラフティングをお願いし、それを基にルクレア講師に最終化して頂きました。
また、出願時のオンラインフォーム入力作法なども教示して頂き、たいへん助かりました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
IELST :6.5 (L:7.0 R:6.5 W:6.0 S:6.5)
Speaking:
レアジョブ(1日100分コース)で毎日練習。
講師検索画面にてキーワード“IELTS”などで検索。
講師歴が長く、かつ自身より年上の男性を選定し、ひたすら特訓。
Writing :
その筋では有名な「Simon先生」のサイトで自習。
Google等で「IELTS Simon」で検索するとヒットする。
IELTSの元採点官である同氏が、非常に役立つTIPSや練習問題をサイト上で提供中。
Listening :
市販の参考書を1冊使い自習。
そのほかYoutube上に跋扈するリスニング教材を毎日聞いて耳を慣らした。
Reading :
市販の参考書(同上)を1冊使い自習。
そのほか「iKnow」という英単語学習アプリを利用し単語力の底上げを継続。

※参考書等※
「レアジョブ」(オンライン英会話)
「IELTS Simon」(オンラインサイト)
「Cambridge IELTS 9 Self-study Pack」(書籍)
「iKnow」(スマートフォンアプリ)

・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
GMAT :530 (V:24 Q39) IR:6 AWA:3.5
市販の参考書を1回読み、その後はGMAT Prepで練習。(200問程度消化)
勉強時間はトータル20時間程度。
かなり思い切った割り切りをし、そのぶん浮いた時間を英会話やEssay、面接準備に充てた。

※参考書等※
「新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略(アゴス・ジャパン 著)」

・ エッセー
HKUSTは、例年、エッセイ課題が7-8題出るのですが、今年(2015年)から大幅削減され2題になりました。
問われる内容は、志望動機とMBAプログラムへの貢献可能性。
自身の思いを素直に書き起こし、エッセイカウンセラと二人三脚で推敲しました。
同カウンセラが海外在住のため、メールにWordファイルを添付してやりとりし、先方が朱書きした内容を私が修正、というやりとりを4-5回繰り返して完成に至りました。(所要1か月程度)

・ 推薦状
会社の先輩2人に丸々お願いする形を取らせて頂きました。
通常、自身で下書きをし、それを最終チェックしてもらうやり方が一般的だと思いますが、
私の場合は期間が限られていたことと、推薦者が両名とも帰国生で私よりも遥かに英語が堪能だったため、
潔くすべてをお任せし、出来上がったものを私が多少手直しする、というやり方を選びました。
最終的には、エッセイカウンセリングでお世話になったインターフェースのルクレア講師にもチェックして頂きました。

・ インタビュー
2回実施しました。(オンキャンパス1回、Skype1回)
1回目はキャンパスでアドミッションリードと、2回目はSkypeで在校生と。
いずれも、WhyMBA?WhyHKUST?今後のキャリアプラン等、オーソドックスな内容。各回30-40分程度でした。
事前に、自身で想定QA帳を自作し(英字で10,000wordほど)、ひたすら鏡の前で練習してから臨みました。
余談ですが、HKUSTのキャンパス内は完全禁煙なので、喫煙者の方はキャンパス入構前に喫煙を済ませてから臨むことをお勧めします。
そう考えると、最寄り駅であるMTR抗口駅付近が最終喫煙可能場所、ということになります。
(同駅前からキャンパス正門までバスが出ているので、そのバスに乗る前に、駅近辺でどうぞ。バスから降りるとそこはキャンパス内のため、既に禁煙エリアに入っています。)

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
総額60万円程度です。
内訳としては、エッセイカウンセリングの費用30万、各種試験(IELTS、GMAT)の費用が10万。これらに加えてキャンパスビジットのための旅費等。

Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
特に人より秀でた特技や学業での功績がなかったため、社会人経験8年間を通じて体得したコンサルティングスキル、マネジメントスキル、そしてコミュニケーションスキルをアピールしました。

Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。
HKUSTには、自身のキャリア展望にフィットしたカリキュラムが存在していたこと。また、FTやQS等の各種ランキングで上位に位置していること。

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
自身の貯金からねん出しました。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
HKUSTには様々なタイプの奨学金が用意されており、主だったものは出願時に併せて奨学金応募の有無を選択できます。
私も、そのうちの一つである「Merit Scholarship」に応募し、承認されました。
これは、入学時の成績上位10-20%の生徒を対象に、全学費の10-50%を給付するものです。

Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
奨学金については、各学校が提供するもの以外にも、○○クラブや◇◇財団などが運営しているものも数多くあります。
一方、それらの奨学金への応募はかなり早くに締め切られるので、奨学金をお考えの方は学校選びと同時に、それらの情報収集も前のめりで行うと良いと思います。

Q. 一言メッセージ
低GMAT、低TOEFLでも、自身のスキルと熱意をアピールすれば道は拓けます。諦めずにがんばってください!

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