合格体験記 / カリフォルニア大学バークレーハース校 / University of California at Berkley Haas / MA

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投稿者プロフィール

・投稿者(ペンネームorイニシャル):MA
・進学予定校:UC Berkeley Haas School of Business

・カテゴリ: MBA
・地域: アメリカ
・受験校:HBS, Stanford GSB, Wharton, UC Berkeley Haas, Yale SOM, UCLA, NYU, Cornell
・インタビュー実施校:HBS, UC Berkeley Haas, Yale SOM, UCLA, NYU, Cornell
・合格校:UC Berkeley Haas, Yale SOM, UCLA, NYU, Cornell

・性別:  女性
・出願時年齢: 26歳~30歳
・海外経験と期間: 幼少期(2歳~9歳)に米国在住、中学・高校・大学で米国短期留学
・費用: 社費
・奨学金: 未取得

・最終学歴: 国内・私立・大学・文系
・GPA:3.56

・受験した試験と出願スコア: GRE:(V153/Q167/AW3.5)/TOEFL:110(R28/L27/S29/W26)
・塾(試験対策):Affinity 英語学院(GMAT Verbal)、マスアカ(GMAT Math)、USClub(GRE)
・カウンセラー: (エッセー)Lee Moua (インタビュー)Lee Moua, Vince Ricci, Ed Lee, Matthew Aldridge

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
テーマパーク所有・運営会社にてエンターテイメントショーのオペレーション、人材管理、ゲスト対応(2年半)と経営戦略部にて企画業務(2年半)

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
ビジネススキルを最も効率よく包括的に学ぶため。
会社の新規事業を担当したく、起業精神と実務を学ぶには、米国MBAが最適と判断。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
様々な人種の感性と共通する普遍的真理を学ぶ。
日本からアメリカへ、アメリカから日本へ事業を拡大していくビジネスの実務を踏みたい。
日本/日本人について、クラスメイトが学べるような機会をつくる。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
・2014年12月 受験モードにシフト、留学経験者から全体アドバイスをもらい、1年間のスケジュールをイメージ
・2015年1月 TOEFL勉強開始。TOEFLが体力と集中力勝負だということを思い知る。
・2月 TOEFL勉強続行。 2/1,2/14に受験
・3月(上旬)各校ビジット(授業見学、Admissionや在校生と会う、説明会等←エッセーネタ集めに必須)TOEFL、そろそろ点数出したいと強く思う。(3/28受験)→目標の110点取得。寝起きに携帯から点数発表のサイトにアクセスした時、放心し、そして泣いた。
・4,5,6,7月 GREの勉強を開始し、独学でWord Smartをひたすら覚える作業。単語は覚えては4割忘れ、また積み上げては4割忘れの繰り返し。根気が必要。 7/27受験(3回目)→最高得点!でも、あと少しほしい・・・・
・8月 GRE4回目で撃沈。→GMAT受験を決意(Affinityの野口先生の前で決意) チャンスを作ったつもりでした・・・・メインコンサルタント決定、志望校の個人ページ作りがすべて完了。
・9,10月 GMAT勉強とエッセーの同時並行期
・11月 GMATを横に完全にストップ→2校出願(Cornell Johnson, NYU Stern/中旬締め切り)に集中。左記2校出願後、HBSエッセーに取り掛かった。
・12月 HBSエッセー出願(上旬)→残り5校の出願パッケージ作成(完成した学校から順次出願。主に年末に出願し、休暇は31日に会社の先輩と飲みに行った以外、ほぼ皆無でした。出願は、1日1校が理想的です。焦って1日に複数校、出願書類を提出すると、ミスるくらい集中力を保つのが難しいと思います。直前に修正を重ね、何度も何度も読み直すので、とにかく余裕が必要です!) NYUから書類審査通過の連絡(中旬。初の書類通過連絡!クリスマスプレゼントでした。2月のWomen In Business Club主催イベント招待つき面接日程を選択)
・2016年1月 すべての出願終了(上旬)⇒2日後から香港に慰労の旅★→帰国後から面接対策をカウンセラーと開始(~下旬)カウンセリングを8回ほど実施。Cornellから書類審査通過の連絡(中旬。オンキャンパス面接にし、NYUと時期を合わせるためにAdmissionと電話調整)。UCLAと HBSから書類審査通過の連絡(下旬)。
・2月 Cornell,NYU面接の旅to NY(上旬)※両校ともAdmission面接官の部屋で実施。NYから帰国後、2日後にUCLA面接 ※現役学生とのskypeをシステムから予約。Wharton,GSB書類審査落選の連絡(中旬)。Yaleから書類書類審査通過の連絡(下旬)。
・3月 Yale面接(上旬)。Haasから書類書類審査通過の連絡(中旬。もう落ちたと思っていました。急展開でコンサルティングももう受けられないような日取りで、これまでの培った受験生としてのスキルを問われている感覚でした。) Haas面接(下旬) ※卒業生と自分で日程調整し、都内で面接

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Campus Visit(在校生と会い、できれば授業を受けよう!)、Info Session(卒業生の雰囲気を見るのに良い)、OB/OG訪問(大学へのコミットメントを示すのに良い)

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
約350万円(テスト受験費用、塾・コンサルタント代、Campus Visit費用)

Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
社費のため、会社からの一部負担と自己貯金

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
独学。3カ月、仕事中以外、読むもの聞くものを英語に極力限定することを心掛けました。
参考書をたくさん解くのは当然として、Web TOEFL(Reading&Listening Delta 18 day コース、Speaking音声添削コース、Writing添削コース)はコストパフォーマンスがとても良かったです。(特に18 dayコース)
Speakingは、YouTubeで28点以上のテクニックを教えているビデオクリップをたくさん見ました。テクニック論としては、有効でした。
Listeningは、Scientific Americanの60-Second Science/60-Second Mindのポッドキャストを聞きながら通勤していました。理系のネタで点数を落としやすかったので、耐性ができて、有効でした。
点数推移 <2/1受験:98点>→<2/14受験:104点>→<3/28受験:110点>(受験1回目のハイライトでした!)
※3月上旬にCampus Visitをした時も飛行機の中で勉強しました。

GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
■まずは自己分析をしてください
私は、コツコツタイプ、GMATのMathに東大生や理系の方々に及ばないと自己分析。
→単語をコツコツ本気で勉強すれば、GREの方が良い点が出るのでは?と考え、GRE受験を決意し、勉強を開始。(TOEFLが幸いにも3カ月で終了していたため、精神的に余裕があったのも事実)
GREとGMATの比較はこちらが最も参考になります。(友人記載)→http://www.affinity-english.com/testimonial/index.html#026
私はGREとGMATを両方勉強し、受験しました。GREをやりこんだ後にGMATへ移行したタイミングがこの1年で最も負荷が高かったです。点数がでる保証はないので、はじめにしっかりと自己分析をし、私のように年8回GMAT・GREを受けることがないことを祈ります!

■GREに挑戦すると決めたら、
私の独学GRE勉強は4カ月間続き、修行のような日々でした。GREの単語は、海外の大学卒業の方でない限り、難しいので、覚悟が必要です。(Loquacious,Salubrious,Vaunt・・・・)難解な単語とリーディングの勉強が中心のGRE対策は挫折しやすいです。そこで、私は独学でしたが、塾に通学することも有効な手段だと思っています。あまりGREの塾がないのですが、USClubとAffinityは相談に乗ってくださり、指摘が的確でした。

<Essay & Interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
複数名会い、下記理由に基づいてメインカウンセラーを決めました。
■理由:英語でカウンセリングセッションを進められる/次のステップとして何を具体的にすれば良いかを明確に教えてくれる/楽しい人柄! ※ネット上の評判だけでなく、実際に会って、話してみて、信じられる(だろう)というカウンセラーを「選ぶ」べきだと強く思っています。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

・エッセー
NYUとCornellを11月出願。この時点で自分自身のストーリー、強み、キャリアの特徴等を理解することができました。この内容をセカンドラウンド(1月締め切り)の6校に生かしました。戦っている受験生を3つの言葉で検索にかけた時、自分しか残らないキーワードを選ぶ工夫がインタビューに呼ばれるためには非常に大事だと思っています。
先ほども記載しましたが、私の経験上では、エッセーのメインカウンセラーは1名に絞り込むべきです。(複数の方向性の意見を自分の軸に基づきマネージできる方は別ですが。)

・推薦状
経験した2部門の上司にご協力いただきました。(経営戦略の上司は実は出願3カ月前に人事異動をし、出願時には直属の上司ではなかったのですが、最も理解がある上司だったため、大学に人事異動の事情の説明をし、その方に依頼しました。)

・インタビュー
インタビューフェーズでは、より多くのカウンセラーに自分の受け答えを見ていただくのが有効です。Face to FaceとSkypeの両方のパターンのインタビューがあり得るので、両形式のカウンセリングを受けておくべきでしょう。
インタビューを受ける学校のカルチャーやPrinciplesを正確に(体験をもとに裏付けするor一言一句すらすら言える)理解し、咀嚼し、自分で解釈も加えられるようになっておいた方が良いと思います。もはや、その学校の生徒くらいのつもりで学校のことを理解しているように受け答えができるようになるべきだと思っています。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
・現場と経営戦略という両極端の部門でのユニークなキャリア
・多くの仕事仲間を率いたリーダーシップ経験
・自社ビジネスの現在の状況と将来に関する自分なりの分析
・会社(日本)が立ち向かう女性活躍の理想体にコミットしていきたい意思

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
Campus Visitでトップスクールの中で受験する学校を絞り込みました。(HBS, GSB, Wharton, UC Berkeley Haas)。その上で、程よい出願時期(11月締め切りのCornell)の学校と立地上、エンターテイメントを強みとする学校(UCLA, NYU)を選びました。あとは、比較的出願までに作成するエッセーが少ない(かつ憧れがある)学校(Yale)も受験することにしました。

Q.進学校の決め手は何でしたか。
・起業家精神のメッカベイエリアという立地(代替なし)
・クラスサイズ(他トップスクールの半分~3分の1)
・都市が近い(学校内にとどまらずにビジネスとつながりたい)
・あたたかい気候(勉強を明るくやっていきたい)
・幼少期の原体験(自分自身、ポジティブになれる環境が大事)

<その他>

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
3月に1週間かけて全米ツアーをしました。訪問校(訪問順)→UCLA, Wharton, Columbia, NYU, HBA, MIT, Chicago Booth, Kellogg, Stanford GSB, Haas
在校生やアドミッションに会いました。Info SessionやClass Visitにもできる限り参加しました。これらは、日本で調整や予約をしていく必要があります。各校の日本人在校生サイトからも在校生にはコンタクトできます。また、学校の公式ホームページにInfo SessionやClass Visitの情報が掲載されているので、事前に要確認です。ビジットで得られる体験や情報は、エッセーに”Why School”を書く際の必須の情報源だったと感じています。しかし、それ以上に、1年間続いた受験勉強や出願準備、面接対策期間中、つらい時に立ちかえるモチベーションができたこと。これが最大の効果でした。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
・独学は、限界が見え出した時の精神的な焦りと負荷が半端ないので、プロの勉強方法を早めに学んでおくべき。

Q. 一言メッセージ
MBA受験では・・・
*出願パッケージ全体の総合点が重要
*エッセーコンサルタントからのアドバイスや期待を超えるアウトプット(エッセー修正等)を毎回出し続けない限り、受験生として軽視される
*ファーストに出願し、一度出願プロセス全体を知っておくと良い
*自分の性質・性格をよりよく知っていき、付き合い続けること
*自分の仕事と人生の意味を考え、その思考をさらけ出していくこと

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