合格体験記 / ハーバード・ビジネス・スクール / Harvard Business School / D

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投稿者(イニシャル):D
進学予定校:HBS

・ カテゴリ: 【MBA/その他海外大学】
・ 地域: 【アメリカ/ヨーロッパ/アジア/その他】
・ 受験校:HBS, Wharton, MIT, Tuck, Kellogg, Haas
・ 合格校:HBS

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【31歳〜35歳】
・ 海外経験の有無: 【1年~3年未満】
・ 費用: 【社費】
・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【Affiance/AGOS/江戸義塾/YES】
・ 奨学金: 【未取得】
・ 留学の目的: 【スキルアップ/ネットワークづくり】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日系事業会社で会計・リスクマネジメントを中心に約9年間従事。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
新興国での事業会社経営に関わりたいと考えていましたが、実際に現地で仕事をする中で、より広く経営を学ぶ必要性を痛感したことがきっかけでMBA留学を考え始めました。また過去の経験から、人に言われてやるのではなく、自ら主体的にチャレンジすることが自身を最も成長させると感じていたことも、MBA受験の動機の一つです。
Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2012年6-12月 TOEFLスコアメイク
2013年1-7月 GMATスコアメイク
2013年9月- 2014年9月 アプリケーション作成(1st Round)
2014年9-11月 インタビュー対策

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Info session、受験仲間との情報交換、各校のofficial HP及び日本人学生HP、OB/OG訪問等

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
2014年9月の1st Round出願後10月下旬に、MIT、Tuck、HBS、Haas、Kelloggの順でビジットしました(Whartonは別の機会で訪問済みだった為、この時のビジットでは対象とせず)。実施内容はClass Visit及び在校生のランチ/コーヒーチャットは各校共通で、加えてTuckではオンキャンパス・インタビューも実施しました。
選考についての直接的な影響はあまり感じませんでしたが、寧ろ自分の中でどの学校に行きたいかが、より明確になったことが重要と感じました。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
まずGeneral Management教育に強いと言われる学校を、加えて個別のプログラムに興味を持った学校を志望校に選びました。

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
GMAT対策については、正しい解法を学んだ上で過去問に取組んだ方が効率的と考え、お金で時間を買う感覚で予備校を活用しました。過去の大学受験等の経験も踏まえ、通信教育よりも通学する方が自身の学習スタイルと合っていると感じたことも、予備校に通った理由の一つです。長期の受験生活であった為、社外に受験仲間ができたことも大きなメリットでした。
カウンセラーは、江戸義塾を中心に使用しました。エッセー等出願全般に関わるアドバイスを得ることに加え、タイムマネジメントの観点でも役に立ちました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
TOEFL:約半年間かけて徐々に点数を上げ、出願時のスコアは111(R30/L28/S24/W29)でした。学部時代に1年間英語圏で留学経験あり、その後も英語のニュース等読み聞きするようにしていたことが、結果としてR/Lの対策になっていたと思います。TOEFL用の対策としては①単語力強化(GMAT対策にも繋がる)、②Rare jobでのSpeaking練習を主に行いました。
・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
GMAT:3ヶ月予備校に通い解法を学んだ後、更に3ヶ月過去問等で練習し、本番のテストに臨みました。出願時のスコアは700(V40/M46/IR8/AWA5.0)で、Quantitativeでの弱みをVerbalで補う形となりました。Verbalについて、RC、CRはテクニックに頼るよりも英文読解力を養うことが重要で、地味ながらも単語力を強化することが極めて大事と思います。参考までですが、当方は旺文社TOEFL単語とZ会テーマ別英単語Academicシリーズ5冊を複数回学習すると共に、アルクの英単語学習アプリ等を使って、昼休み等含め毎日単語の勉強をしていました。またSCについては、正しい回答が分かること以上に、他の選択肢がなぜ正解とならないかを一つずつ論理的に説明できることが、正答率アップのポイントと思います。
・ エッセー
TOEFL、GMAT等のテストスコアはバッターボックスに立つために必要なもので、実際に合格を勝ち取れるかはエッセーやインタビュー等にかかっていると思います。エッセーに取りかかる上で、まず自身のこれまでの人生の棚卸しを行い、人生の節目で自分がどのような行動を取ってきたかを振り返ると、自分自身の価値観について気付きが得られるかと思います。また、MBA後に何をしたいか?を考える際には、世の中にある様々な課題の内、ご自身が解決したい課題は何で、過去のどういった原体験がその課題への関心に繋がっているか、というアプローチで取組むと、気持ちのこもったエッセーが書けるのではと思います。
・ 推薦状
以前チームリーダーだった職場の先輩、及び海外勤務時代の上司に依頼しました。高い役職か、MBAホルダーか、ということはあまり重要でないように思われる為、むしろご自身のことを良く理解されていて、スケジュールがタイトな際に多少無理を言っても対応してくれる方を選ぶと良いかと思います。
・ インタビュー
学校によって卒業生/在校生、若しくはアドミッションオフィスの面接官とインタビューを行うことになりますが、卒業生/在校生はレジュメのみ読んでいる等、必ずしも全ての出願書類に目を通しているわけではないことに留意しながら、想定される質問への回答を準備することをお勧めします。難易度としては、日本人卒業生→(日本人以外の)在校生→アドミッションオフィス面接官の順に難易度が高くなるように感じました。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
予備校、カウンセラー、キャンパスビジット等含めると2百万円ぐらい使ったと思います。

Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
新興国での経験や、グローバルなプロジェクトでリーダーシップを発揮した実績を主にアピールしました。

Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。
一番の決め手は、キャンパスビジットをした際の授業が非常にエキサイティングで、ここで学んでみたいと素直に感じたことです。また、授業時間中携帯やlaptopで内職をしている学生が皆無で、全員が授業に集中している様子にも好印象を受けました。

Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
出願後にキャンパスビジットをすることになりましたが、ビジット前後で志望度が大きく変わることもあり、時間が許せばビジットした上で出願する学校を選べれば良かったと感じました。またテストや出願対策も大事ですが、受験仲間を作ったり卒業生の話を聞いたりしてモチベーションを維持することや、ご結婚されている方はご家族のケアも非常に重要な要素と思います。
出願については、最初からDream Schoolを諦めないでください。Dream Schoolをターゲットに準備を進めることが、結果として出願パッケージ全体の質を上げることに繋がるはずです。

Q. 一言メッセージ
MBA受験は長く辛い戦いですが、これほどまでにじっくりと自分の人生と向き合うことは、他では得られない価値ある経験と思います。一人でも多くの日本人受験生が志望校から合格を勝ち取られることを心から願っております。

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