合格体験記 / ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント / Northwestern University Kellogg School of Management / YK

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投稿者(イニシャル):YK
進学予定校:Kellogg

・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【アメリカ】
・ 受験校:MIT, Wharton, Kellogg, Columbia, Yale, Darden, UCLA, LBS, IESE
・ 合格校:Kellogg, Darden, IESE

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【26歳~30歳】
・ 海外経験の有無: 【1年~3年未満】
・ 費用: 【私費】
・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【Affinity/江戸義塾/YES】
・ 奨学金: 【未取得】
・ 留学の目的: 【キャリアチェンジ/スキルアップ】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学卒業後は日系損保にて営業担当として東京にて2年間勤務し、退職。その後シンガポールへ渡りアメリカIT企業にて営業担当として2年間勤務。会社の日本オフィス設立に伴い、日本オフィスへ異動・帰国。日本ではSales Managerとして勤務しました。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
1社目・2社目の両方の上司がMBA Holderであり、仕事の進め方がスムーズでPerformanceも秀でていたというのを見て、MBA Programに参加する事が成長に繋がると感じた事がきっかけです。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
ビジネススキルの向上及びキャリアアップと、視野の拡大が目的です。
2社目でManagement業務や日本オフィスのオープン業務に従事した際、初めての経験から思うような結果が出ない事がありました。Kelloggにて体系立ててManagementやBusiness Developmentの理論やケースを学ぶ事で、今後同様の業務を更に大きな規模で行う際により良いアウトプットを出せるよう成長したいです。またその成長をキャリアに繋げたいです。
視野の拡大について、私は同じ企業に4年間在籍したことで人との関わりや日々行う業務・活動に慣れが出て来ている状況でした。全く異なるバックグラウンドの方々と長時間共にする事で新しい働き方・生き方を自分の中に取り入れたいと考えています。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
以下のいずれかを考えています。
(1) Global且つ大規模なIT企業にてBusiness DevelopmentもしくはMarketing業務に従事。日本以外のアジアもしくはアメリカでの勤務。
(2) 新興IT企業の日本支社の経営陣に参画。2社目の日本支社オープンに従事した経験から、自分が企業の中心になって会社を動かしてみたいとの思いが出たため。

Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2012年9月 MBA受験を決意、TOEFL勉強開始
2013年2月TOEFL 1回目90点
2013年4月GMAT 1回目 600点
2013年7月TOEFL 4回目 109点 (R: 30 L:27 S:24 W:28) ※提出スコア
2014年1月 Campus Visit 1回目を実施。
2014年9月 GMAT 7回目 710 (Q:50 V:36 AWA:6.0 IR: 3) ※提出スコア、エッセー執筆開始
2014年10月 R1複数校出願
2015年1月 R2 Kellogg含む複数校出願、Campus Visit 2回目実施、Interview Training開始。
2015年2月 面接実施
2015年3月 Kellogg含む数校より合格通知受領

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
セミナー:興味の有無に関わらず沢山参加するようにしました。そこでAlumniの方の留学体験を伺い学校とのFitを確認しました。
カウンセラー:受験上の戦略を練る為の情報を聞くようにしました。
Campus Visit:実際自分がその学校で勉強するイメージが湧くか、2年間通いたいかを確認しました。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
2014年と2015年の1月に実施しました。学校によって様々でしたが、基本はClass Visit, 在校生とのLunch, キャンパスツアーに参加しました。お会いした方の名前やどんな話をしたかは細かくメモをし、エッセーやInterviewの時に使用しました。Visitをするという行為自体は合否に影響を与えなかったという印象です。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
2年制:1年では経験出来る事が限られると考えた為。
ランキング:上位校であれば優秀な方が沢山集まる傾向にあり、そういった人のいる環境で学習したいと考えた為。
カルチャー:Collaborativeな学校を希望。

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
江戸義塾を使用しました。カウンセラー選択に当たって重視したのは過去の実績と相性です。Edは過去に沢山のApplicantをTop Schoolに合格させたという実績があったので面談を申し込み、面談にて、半年から1年に渡る受験期間Edとなら本音で話し合えると感じEdにお願いしました。これが正しい選択だったと今本当に感じています。
やりとりは基本メールで、私が作成したエッセーをEdに送付、EdがReview後Feedbackを送付。その点を私が練り直すという作業を幾度となく繰り返しました。ここで自分がどういう思考をしているのか考え抜いたので、Interviewの準備はスムーズに行きました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
提出スコアは 109点 (R: 30 L:27 S:24 W:28)でした。比較的順調に行ったと思っています。沢山テストを受けてスコアを揃えられる方が多いと思いますが、私はそれよりもまずは自分の弱点を克服し、高得点をとる力がついたと感じてから少ない回数で良いのでテスト受けるようにしました。
全般:単語はTOEFL 3800を全て覚え、Barron、Princeton Review、Official Guide + Test (青と茶)を一通り解きました。その後最初のテストで90点を獲得。初受験後Listening, Speaking, Writingの弱点を強化し、4回目の受験で109点を獲得。また韓国系問題集にもかなりお世話になりました。
Reading: 上記問題集を解いた後、日々沢山の英文を読むようにしました。Harvard Business Review, Scientific American, Economistなどを読みました。EconomistはTOEFLの問題と比較すると難しすぎるのであまり効果がなかったのかなと感じています。
Listening: 暇があればScientific AmericanとTEDで苦手分野のSpeechを聞いていました。参考書はTOEFL TEST対策iBTリスニングを使用し、iPhoneのアプリを活用して1.3倍速位で聞くようにしていました。
Speaking: カナダとシンガポールに在住経験があるため特に問題ないと思って普通に話すと良い点数が出ませんでした。Speakingは滑らかさではなく、どれだけ文法にミスがなく、高度な単語・言い回しが使われているかで点数が決まるとの情報を得た後は、テンプレートを作成しiPhoneの録音機能を活用してテンプレート通り話せるか何度も練習しました。本番はゆっくりはっきり話す事を心がけました。時間が足りなかったり、余ったりしても特に点数に影響は無かったという印象です。
Writing: Jackという方の息子さんの通信添削をとりました。そこで25点まで上昇。その後Speaking同様採点方法に関する情報を得たので、Templateを作成し、ミス無く記載をするようにしたところ高得点が出ました。http://www.findscore.com/members/index.phpでWritingの自動採点をしてくれるのですが、ここで5点が出るようになってからはWritingで満点近く出るようになりました。

GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
提出スコアはGMAT 7回目 710 (Q:50 V:36 AWA:6.0 IR: 3)です。受験プロセスで一番苦労しました。1年に5回という制限があるため、1年以上かかりました。710点が出るまでは600点代前半で推移していました。
V: SCはYES、CRはAffinity、RCは問題集で独学です。Official Guide, Manhattan, GMAT Prepをやり込み全ての回答とロジックが理解出来ていると感じる状況になっても30点以上出ない状態でした。状況を変えようと思い、(1)新しく且つ難しめの問題へ挑戦、(2)時間配分の変更を試しました。(1)についてはKaplanの問題集を購入し学習、(2)についてはこれまでの最初の十問を慎重に解き最後をランダムクリックという方法から、全て同じ程度の時間配分で素早く解き、最後まで解ききるという方法に変えました。これが奏功し36点が出ました。
Q:マスアカがメインです。大学受験で数学を勉強していたのでそこまで苦労しなかったです。ただ、毎回50点以上を出す為、ManhattanとKaplanを使用し難しめの問題にも触れるようにしました。
AWA: Affinityの1日講座に通ったところ、4.0から6.0へ上がりました。採点方法について理解出来たのが良かったです。TOEFLと同様Templateを作成、スペルミス・文法ミスを無くし、高度な語彙・言い回しを使用しました。
IR: 特に勉強しませんでした。全問解ききるのは難しいと判断し、長文+グラフから出題される3問をスキップし9問を丁寧に解くようにしました。受験6回目までは7点前後で推移していましたがが、最後7回目だけ3点でした。IRは合否にほぼ関係しないというカウンセラーの言葉に従い低スコアでも気にしませんでした。

エッセー
カウンセラーと仕上げました。2015年9月にGMATスコアが出たのでそこから急ピッチで仕上げました。何故その学校なのかというところに信頼性を持たせるため、学校のサイト、日本人サイト、個人ブログを読み込みました。
・ 推薦状
私費留学でしたが、理解のある職場でしたので受験時直属の上司と昔の上司にお願いしました。私がドラフトを記載し、推薦者に仕上げて頂きました。私の実績・強みについてエッセーと互いに補完し合う形にしました。
インタビュー
ビデオインタビュー含め、想定される質問をカウンセラーとオンラインから可能な限り収集し、各質問につきどういう回答をするかのスクリプトを作成、スクリプトをカウンセラーに確認・修正してもらい、後は自分をiPhoneで録画しながら回答を何度も練習。何を聞かれても条件反射で答えられるようにしました。最後はカウンセラーのEdとInterview練習を行い仕上げとしました。インタビューInvitationを頂いたところは全て合格したのでこの方法は間違っていなかったと思っています。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
250万円程度です。

Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
Management経験と日本オフィスのスタートアップ経験をアピールしました。Managerとして何人ものメンバーを持っていたので、そこでの苦労や学んだ事につき実体験を交えて伝えました。スタートアップ時にはSales, Operation, HR, Marketing, Office Designなどビジネスを始める際に必要な事に一通り触れたので、起業を目指すクラスメイトにこれら情報を共有することでContributeが出来ると伝えました。

Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。
カルチャーマッチが一番でした。セミナーでKelloggの雰囲気に強く惹かれていて、本当に行きたいと思っていたので合格を頂いた瞬間決めました。勿論高いランキングやプログラムの質という面も大変魅力的でした。

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
Kellogg提供のInternational Student用ローンを活用予定です。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
応募していません。スコアメイクで余裕がありませんでした。

Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
合格確率を上げる為に必要な事は全てやったと思っているので、後悔している事はありません。
やって良かった事は時間・労力・お金の投資をためらわなかったことです。仕事で疲れていてもあと1問問題を解く、高額でも必要なら講座をとるなど、合格に繋がる可能性があると感じた事はためらわず全てやりました。何かをやらなくて合格出来ないとなった際に絶対後悔すると思ったからです。

Q. 一言メッセージ
MBA受験をすると決意した人の中で、実際に出願をする人の割合は2割程度と聞いた事があります。セミナーも春から冬にかけてどんどん出席者が減って行きます。そういった状況下、テストの点が出なくて辛い時期があるかと思いますが、最後まで諦めないで頂きたいです。志望校に入学しているご自身を想像して胸を膨らませつつ、受験プロセス自体を楽しんでください。また、受験プロセスを全て経験するだけでも驚くほど成長するので、出願までやりきるだけでも価値があると私は思います。

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