合格体験記 / ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント / Northwestern University Kellogg School of Management / YH

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投稿者(イニシャル):YH
進学予定校:Northwestern Kellogg

・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【アメリカ】
・ 受験校:Round 2: Kellogg, HBS, Ross, Haas, Goizueta, Round 3: LBS
・ 合格校:Kellogg, Goizueta

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【31歳〜35歳】
・ 海外経験の有無: 【6年以上】
・ 費用: 【社費】

・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【AGOS/Reve】
・ 奨学金: 【未取得】
・ 留学の目的: 【スキルアップ/ネットワークづくり】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
職務経験:総合商社10年。営業で海外通信ビジネスを担当(トレード/プロマネ/事業投資)
海外経験:10代の時に米国に滞在、仕事でロシアに駐在、長期・短期海外出張多数。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
1) 業務で事業投資を担当するようになり走りながら独学で投資・経営について学んできたが、得られる知識が目先の実務をこなすためのものに偏りがちと感じたので、ビジネススクールで体系的に学びたいと思った。
2) 自ら担当し投資を実行した新規ビジネスを自分自身が経営に参画し付加価値を与えることで成長させたいと思った。そのために必要なゼネラルマネジメントやリーダーシップ等の知識・スキルをビジネススクールで学びたいと思った。
3) 業務の提携先や交渉先のカウンターパートがMBAホルダーということがよくあり、そうした相手と議論する中で自らの力不足を痛感させられることが多々あったのでビジネススクールで相手の手の内を学ぶとともに、自分の力も付けたいと思った。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
海外事業会社にマネジメントとして出向し、留学での学びを活かして事業会社の成長に寄与したい。

Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2013年秋~冬:社費認定を受けるべく上司に留学について相談+説得。並行してTOEFL1回目を受験。
2014年4月:正式に社費認定を受ける。
2014年5月:TOEFL2回目(出願スコア)。GMAT準備開始。Essayカウンセリング開始。
2014年8月:GMAT1回目。
2014年9月:GMAT2回目。
2014年11月:GMAT3回目(出願スコア)。キャンパスビジット1回目。
2015年1月:Round 2で5校出願。キャンパスビジット2回目。
2015年2月~3月:Round 2面接、Round 3出願、Round 2合格発表。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Info session、他の受験生との情報交換、OB/OG訪問、予備校・カウンセラーからの情報提供、キャンパスビジット、Insider’s Guide、大学院ウェブサイト。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
実施時期:2014年11月、2015年1月
実施内容:Class Visit、在校生(日本人とnon-Japanese両方)との面談、生活環境の見学、Interview
訪問した人:Admission Officer、在校生
効果:Visitした/しないが直接合否に影響しているかは不明ながら、Visitすれば日本で収集した情報と現場とのギャップを確認することができ、また人や授業の雰囲気等日本では得られない情報を集めることができるのでFIT感の確認、出願校の絞り込みや面接で役立った。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
日本で集めた各校の情報と自分の留学の目的や留学先に求めるものとを比較してFitする学校を検討しLong Listを作成。Campus Visitを通じてさらなる絞り込みをかけた。
Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
E4TG:TOEFL Speaking対策
アゴス:GMAT Verbal対策
マスアカ:GMAT Quantitative対策
Reve:Resume・Essay・Application作成、インタビュー練習、出願戦略の相談

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
TOEFL 109(R29/L30/S26/W24)、IELTSは未受験。
TOEFLのSpeaking対策のためE4TGに通学。
・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
GMAT 710(V37/M49/IR6/AWA4.0)、GREは未受験。
上述の予備校に通った以外では、GMAT Prepの問題集で本番と同じ実践形式で問題を解く訓練をひたすらやった。
出願スコアを出した時は、難易度がEasy, Mediumの練習問題はほぼ全て正解でき、Hardは五分五分くらいの状態で本番に臨んだ。
人によって異なるかもしれないが、GMAT Prepと本番の点数は同程度になる傾向が私にはあった。
・ エッセー
カウンセラーと自身の経験の棚卸しや自己分析をまず行い、その結果をもとにEssayを作成するという流れ。
出願する各校のEssay Questionを確認し、エッセンスが問われ最も汎用性がありそうなものから取組んだ。
・ インタビュー
カウンセラーと想定問答集を作ったりMock Interviewを行った。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
合計で約200万円。内訳はざっくりカウンセラー100万円、テスト対策70万円、テスト・出願で30万円。

Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
業務での実績、発展途上国を中心とした海外でのビジネス経験、そうした実績と経験を積んできた背景にある自分自身のキャラクター。これらがどのような点でユニークであり、どのような点で学校にプラスになるかをアピールした。

Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。
1. ゼネラルマネジメントを重視:Kelloggはマーケティングの強さが目立つが、学校としてはゼネラルマネジメントに注力しておりマーケティング以外の分野の評価も高いので経営全般についてバランス良く学び、Well Rounded Leaderになるという私の目標とFitしていると感じた。
2. 豊富なカリキュラム:Kelloggの授業の選択肢は幅広く、現時点で自分が関心を持っている分野は間違いなくカバーされていることに加えて、新たな興味分野を発掘できる可能性がある点も魅力的。幅が広いだけでなく分野を深く掘り下げられる授業やExperiential Learningのプログラムもあり学ぶ環境として理想的と感じた。
3. 人:抽象的な表現になってしまうが、Campus Visitを通じてKelloggの人と直に接してみてこの学校の人と一緒に学びたいと思った。この学校の人と一緒に学ぶことで自分もストレッチされると感じた。チームワークを重視する学校なので学生同士のinteractionも多くPeerから学ぶ機会も豊富な点が魅力的だった。

Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
初歩的なことですが、「早め、前倒し」を常に心掛けタイムマネジメントを意識することが重要と思います。私はEssayの準備をギリギリまで開始せず、いざ始めてみると想像以上にカウンセラーからドラフトに対するダメ出しをくらい続け、最終的には時間との戦いになってしまいました。忙しい仕事と並行しての受験はハードですが、できるだけconstantに進捗を稼ぐことをおすすめします。また、一連の受験プロセスを経験されていない方は予期せぬ作業が生じて時間切れに陥るといったことが無いようにプロセスを管理していくことが肝要と思います。

Q. 一言メッセージ
慣れないMBA受験のプロセスでは分からないことが多く、手探りで準備を進めなければならないため苦労しましたが、先人の方々が残してくださった体験談から様々なヒントを得ながら何とか乗り切ることができました。同様に私の体験記もこれから受験される少しでも多くの方々のお役に立てるようであれば幸いです。卒業生、在校生には積極的にコンタクトして情報を収集されたら良いと思います。受験は気力、体力、精神力等々が削られていくストレスフルなプロセスですが、大変だからこそ最後までやりきって合格を手にした時は喜びもひとしおでした。自身の経験の棚卸しができたり普段接する機会の無い業界の方々とのネットワークが構築できたりと通常の業務からは得られない経験も受験を通じてできるかと思います。受験生の皆さまが受験のプロセスから色々なものを得ながら、最終的に合格を勝ち取れるようお祈りしています。

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