合格体験記 / スタンフォード大学GSB / Stanford Graduate School of Business / YO

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
YO

Q. 進学予定校
Stanford Graduate School of Business

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Stanford, Harvard, Wharton (Lauder, Francophone Africa Track), MIT

Q. インタビュー実施校
Stanford, Harvard, Wharton (Lauder)

Q. 合格校
Stanford, Wharton (Lauder)

Q. 性別
女性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
幼少期にロンドン2年、ロサンゼルス3年、ナイロビ3年、大学時にフランスに2ヶ月留学、入社後ミャンマーとコートジボワールに半年ずつ赴任

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立大学

Q. GPA
3.51/4.00

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT:690 (V35/Q49/IR6/AWA5.5) TOEFL:115 (R29/L28/S30/W28)

Q. 塾
アゴス中山先生のVerbal 3回プライベートレッスン(時間が無く2回しか行けず)

Q. カウンセラー
書類:Ed Lee, Ellin Lolis 面接:書類の2名+Jessica King, Matthew Aldridge

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

総合商社にて、エネルギー事業の経理2年間、ODA(ミャンマーとアフリカの無償資金協力案件)を4年間実施(計6年間勤務)。
尚、最初に申し上げたい事として、当たり前かもしれないが、MBA受験はバックグラウンド等により人それぞれ対策が全く異なるので、私の体験談は一例として見て頂きたい(自分の強みを活かして弱みを補う事が必要)。

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

・日本の商社という枠を超えて途上国開発に携わり国際貢献したかった為、Social ImpactやImpact Investmentについて学びたかった。
・国際的に競争力のあるビジネスパーソンになる為には修士号は必須だと思った。MPPも検討したが従来より「ビジネスを通じて開発を支援する」という信念を抱いていた為、MBAを選択。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
同上

Q. 留学後のビジョンを教えてください。
途上国開発を通じて世界に貢献したい。
短期:ミャンマーかアフリカの現場で勤務。
長期:国際機関の管理職(?)

Preparation for MBA Application

<概論>

Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

【総論】スピード受験で辛かったです。
2018年7月:MBAを受験しようと思い立つ。友人にプロセスを伺い、先ず3週間後のTOEFLに申し込み、幸いクリア。直ぐにGMAT勉強に取り掛かる。尚、受験期間中は東京で行われるInformation Sessionにはエリア・大学関係無く足を運ぶ様にした(タイミング的にcampus visitできないと思ったので。また、Edの紹介でMBA在校生や卒業生に電話でお話を聞かせて頂く事で大学研究及び受験校選択を実施)。
2018年8月:ドライヤーの時間をも短縮して勉強する為に黒髪ロングをバッサリ切り落とす。I call it the GCUT (^_^)v
2018年9月:GMAT初受験で640、勉強が足りないと思い猛勉強する。
2018年10月:2回目GMAT受験で680に上がる。EdにR2で受験したいと連絡し、スコアと時間が足りないと言われ焦る。更に猛勉強する。10月末、GMAT Prepでは760や770が出る様になったので喜んで3回目GMAT受験したが燃え尽きて画面を見ると目がチカチカしてスコアは620に落ちる。Verbalが特に悪かったが、内容は理解できているので何が悪いかわからずプロの力を借りる事に→アゴス中山先生のVerbal 35突破プライベートレッスンに申し込む。低スコアの原因はタイムマネジメントと精神的なものだと解明し、意識して練習する。
2018年11月:GMAT 4回目を受験するがまたもや620で落胆。GMATは諦めてエッセイに注力する事を決意。夜な夜なエッセイを書き、EdとブラジルベースのEllinと在校生に交互に意見を頂き、何度も書き直す。11月末、Lauder ProgramのFrancophone Africa Track受験に必須のフランス語OPIテスト(国際電話で行われるフランス語会話のテスト)を受験し、Advanced Midを取得できたのでOPIクリア。推薦者に、今後推薦状を依頼したい旨伝える(が、エッセイがまだ固まっていなかったので詳細の依頼はせず)。
2018年12月:12月中旬、推薦者にMBA受験の推薦状について詳細説明し依頼する。エッセイに磨きをかける。12月末、ノー勉・駄目元で最後GMATを受けてみたら690に上がり出願する。
2019年1月:HBSの面接が大変と聞いていたので面接練習に取り掛かる。1月28日、HBS面接に呼ばれる。バックグラウンドが似たHBS受験生と連絡を取り、毎日練習する予定を立てる。
2019年2月:2月2日〜HBS面接当日の22日迄毎日面接練習をする。2月7日、Whartonの面接に呼ばれる。2月21日、Stanfordの面接に呼ばれる& HBSレセプションに参加。22日、HBS面接。26日、Stanford面接。28日、Whartonレセプションに参加。
2019年3月:1日、Wharton及びLauderの面接を実施。22日、Wharton合格。27日、HBS不合格で撃沈している際に2日前広でStanfordから合格の電話を頂き、辛すぎて毎日泣きたかった受験生活を終える!!

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

①在校生、②ホームページ、③卒業生、④Information Session、⑤カウンセラー、⑥SNS
時間が無くてキャンパスビジットできなかったが、上記の6つで受験に十分なくらいは情報収集できた。重要度は①から降順。在校生(及び卒業生)との対話は必須だと思った。SNSはStanfordとHBSは毎日Instagram投稿するので、雰囲気を掴むのには良かった。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

計120万円(内:カウンセラー約80万円、テスト約30万円、受験料約10万円)

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

貯金(+大学から微々たるFellowship)

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

全て過去問で練習した(中国のサイトを使用)。人生初TOEFLでSpeakingが不安だったので以下Youtubeで実践・録音・反省したら練習の成果が出た。https://www.youtube.com/watch?v=xHTdQws8f4Q

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

燃え尽き症候群に陥らない様に、勉強のし過ぎにご注意下さい笑!今迄の受験勉強と異なるのは勉強がPC上である事。本とノートよりも目や身体への負担が大きいし、仕事で一日PCを使った後に勉強するので尚更負荷がかかるかと。その他準備方法は以下の通り;
・WileyのOfficial Guide (OG)が圧倒的ベスト。直近2年分のOGを2周はminimumでは無いのでしょうか。優秀な中国人の友人達はOGを5周やったと言っていたが、解答を暗記してしまうので私は2周しかできなかった(しかも新しいバージョンも前年比25%しか変わらない)。その後VeritasやGMAT Club等別の教材にアクセスするものの、本質を捉えていないというか、微妙に感じた。
・わからない問題は問題をそのままググると複数の解説が出てくるのでオススメ。
・上記の解説はGMAT Clubというサイトの”Question Banks”に載っていて、ここからは苦手な分野を絞って練習できる。会社の昼休み等暇な時間はずっとこのサイトを見ていた。https://gmatclub.com/forum/search.php?view=search_tags
・早いタイミングでGMAT Prepを受けてGMATの本質を知る。有料のGMAT Prepは全て購入してやる事を強く勧める。
・Sentence CorrectionはManhattan Prepのgrammar bookを丸暗記すればほぼ問題無いが、時間短縮の為アゴスの即答術も終盤身につけた。
・Critical Reasoningは数をこなせばできる様になった。
・Reading ComprehensionはスキミングはNGだと思った。時間をかけて一部始終細部まで読み込んで、読み直しせずに回答できるくらいの方が良かった。日本語と同等に英語は話せるが、語彙力は足りなかったのでわからない単語に直面都度勉強した。
・Quantsは友人から借りたマスアカとGMAT Clubの問題をこなした。高校数Aまで(日本語と英語で)真面目にやっていたので特に問題はなかった。51を確実に取れる程の実力はなかったが安定的に49は取れていたので、Quantsは程々に、コスパが高いVerbalに時間を割いた。
・IRはVerbalとQuantsの勉強をすればできる様になるので特別な勉強は不要と思慮。問題形式に慣れる為に数回練習すべき。
・AWAもTOEFL Writing及びSentence CorrectionとCritical Reasoningができれば書ける様になるので特別な勉強は不要と思慮。事前に自分オリジナルのパラグラフ構成雛形を作成して覚えておくのみ。

<Essay & interview>

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください。

先ず、カウンセラーはあくまでもカウンセラーであって、自分でoutputしないと何も始まらない。カウンセラーはあなたの事を知らない所から始まるという事を意識すべきだと思います。個々の感想は以下の通り;
Ed Lee: 圧倒的なexpertise、人脈、実績を持っている。決めた理由は評判とタイムリミット(カウンセラーを悩む時間もなかった)。一緒にワークする中、仕事にpassionateでhard workingでclient思いの人柄が大好きになりました!日本人だったらEdは固いのではないでしょうか?
Ellin Lollis: 友人の紹介でブラジルベースのアメリカ人(Ellin)が経営するコンサルティング会社にEditingを依頼した。とても良いサービスだし、値段は日本の一般的なカウンセラーの1/4程度。面接の際は彼女の紹介で世界各国のカウンセラーと面接練習させて頂いた(違う人との面接経験を積む為)。
Jessica King: HBSの面接練習に良かったし、Edとは異なった視点でfeedbackくれたので良かった。
Mathew Aldridge: Jessica同様、Edとは異なった視点でfeedbackくれたので良かった。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

Before we start、用紙(特にresume)をLetter Sizeにするのを忘れずに!相手の立場になって考えるのが大切かと。
準備方法;
①自己分析/brainstormingの為に30ページくらいの人生のストーリー集を書いた。その中から自分にとって大切な事、turning point等をpick upして、95%くらい削ったものが各大学のエッセイになった。
②Essay SnarkのEssay Guideを簡単な読み物程度の感覚で読んだ。各大学のイメージを掴むのには良かったがEdが言っている事と被るのでこちらはoptional。
③3つの大学を同時進行的に書いたのが良かった→大学毎に異なる題材なので別の視点で自分を描き出していくうちに良いアイディアが出てきて、それが相互に良く働いた。イメージとしては、HBS draft 7でbreakthroughがあったのでそれをStanford draft 5にも採用した所、新たなアイディアが浮かんだのでその内容をHBS draft 9に適用…and so on。1、2校しか受けていなかったらアイディアは出なかったと思う。また、よく”Never start with HBS”と言われるが、”if you’re comfortable with HBS, it’s okay”だと思う。私はHBSがしっくりきたのでどちらかと言えば先行していた。
④エッセイの為に本を沢山読んだ。会社OBでMIT卒業生の方に勧められたStanford卒業生が書いた本を読んだところ、共感できる事が多かった為、エッセイにも適用した。結果的にWhat matters most to you and whyの15%くらいはこの本についてになった。その他にも、各大学卒業生が書いた本を読むとその大学の雰囲気がつかめるので良かった。また、良いエッセイを書くにはInspirationが必要な為、日頃から本や仕事や対人でInspiringなインプットを受けるべきと感じた。
⑤エッセイが固まってきた段階で在校生に添削頂けた事が大変助かったし有り難かった。とても的確で良いアドバイスを頂けた。最終的に提出したエッセイは、resume含めdraft 7〜10くらい。かなりembellishしました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

推薦状を書いた事が無い方2名に依頼していたので、推薦状の常識を(自分も初めての立場として理解するのと同時に)理解して頂くのが大変だったが、仕事で信頼を得ていた上司2名に依頼した為、私の為には何でもすると言って常にASAPで協力してくれた。自分の事を評価してくれている人に依頼するのが良いと思う。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

準備方法;
・2月2日から毎日練習した。スカイプではなく可能な限り対面で受験友達とHBS対策をした。
・多くの人に”If you’re prepared for HBS, you’d be prepared for anything else”と言われたが、これは危険であると思う。HBSの質問内容があなたのキャリアや生い立ち中心なのに対して、StanfordはBehavioralな質問ばかりだった(全て)。例としては”Can you tell me about a time when you were the first one to notice a problem, and how you approached that?”等。確かにHBSの準備でギリギリ対応できたが、連続でBehavioralが来るのが厳しかった。そんな中、Edだけは「Stanfordの準備が必要だ!」と練習を推してくれて少し対策できた。

<学校選択>

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

米国トップ校、且つSocial Impact系に強い大学。卒業後にアメリカで働く予定は無いが、世界経済の中心、MBA発祥の地、及びアメリカの文化を学ぶ事が大切だと思いアメリカの大学のみに留学先を絞った。周囲からは(GMATも低いので)もっとランクの低い大学も含め受験校を増やした方が良いと言われたが、断固してquality over quantityを貫いた。4校でもいっぱいいっぱいだったが、多数受験してる人がどの様にmanageしているかcuriousである。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

カリキュラム、ロケーション、peers、ご縁!!

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

GMATが後悔。700以上無いと厳しいと複数の方に言われたが、実際はよりholisticに見てくれていると感じた。途中から「GMAT勉強する時間をアフリカの仕事に割いてきたのに(2018年5月迄コートジボワール駐在していた為)それを評価してくれないでGMATの点数が高い人を取る様な学校には行きたくない」「Why should I feel any inferior?」と強気になり、スコアを気にせずエッセイに注力した。方向転換する迄に時間を割いたし、余計なプレッシャーを自分に与えた事によってGMATは逆効果の結果となった。Edがよく”You win with your strengths”と言うが、本当にそう思う。
HBSの面接は練習しすぎて(どんな質問に対しても準備ができていた為)本番では即答ゲームの様になってしまった事が後悔。体育会系アスリートなので追い込む性格だったが、MBA受験に関してはバランスも重要でやり過ぎが良く無い事もあるという事に気づき、新たな人生の教訓となった。

Q. 一言メッセージ

本当に辛かったけれど、諦めないで頑張れば良い事がきっとあります!ファイトです!

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