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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
SN

Q. 進学予定校
Columbia Business School

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Columbia, Chicago, Michigan

Q. 合格校
Columbia

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳〜35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
入社後1年間ニューヨーク赴任

Q. 費用
社費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内/私立/大学院/理系

Q. GPA
学部 3.5/4.0、大学院 3.8/4.0

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 720 (V37 / Q50 / IR8 / AWA 5.0)、TOEFL 105 (R30 / L28 / S20 / W27)

Q. 塾
AGOS、Web TOEFL、E4TG、YES

Q. カウンセラー
Round One Admissions Consulting(メイン)、江戸義塾(サブ)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

日系金融機関(リスク管理2年・システム開発1年半・海外支店業務1年・有価証券投資フロント3年)

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

大学院にて金融理論を専攻後、金融機関で様々な業務に携わる中で、理論と実務のギャップを感じていました。実務への適用性もある程度意識はしつつも、学問としての美しさや難しさを追求する理論と、人材の異動もある中で実用性/実効性を重視する実務との間には大きな隔たりがあると感じ、実務を知ったうえでもう一度理論を勉強し、理論を実務に落とし込めるような人材になりたいと考えるようになりました。そんな問題意識を持っていたところ、人事異動で有価証券運用をするチームに放り込まれ、上司、先輩含め多くのMBAホルダーと一緒に仕事をする中で、MBAが一つの手段になるのでは?と思うようになったことがきっかけです。

Preparation for MBA Application

<概論>

Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

2017年8月 社内選考応募
2017年9月 TOEFL対策開始(~18年3月まで継続)
2017年10月 社内選考通過
2018年1月 GMAT対策開始(~18年6月まで継続)
2018年6月 エッセイ準備開始
2018年8月中旬 Columbia出願
2018年9月下旬 Columbia面談実施、Chicago, Michigan出願。翌週、Columbia合格。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

2018年4月以降、ぼんやりと出願校を意識し、アドミが来日する各校のInfo sessionや予備校などが開催する説明会に可能な限り出席。ただし、なんとなく義務的に出ているだけであまり得るものはありませんでした。
2018年6月 GMAT終了後から急激に危機感が高まり、Clear AdmitのSchool Guideを複数校分購入し通読。エッセイに盛り込むネタを求めてアゴス夏祭りや大学の説明イベント、Alumniとの面談を実施。
Campus Visitは、合格後の2018年10月に行ったので正直遊び感覚でした。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

約200万円(うち、カウンセリング代だけで130万円程度)

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

大半が社費

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

NYに1年赴任していましたが、カテゴリーとしては純ドメアプリカントになります。TOEFLは10回程度受験し、大いに苦労しました。初回(2017年9月)は88点、次の受験(2017年10月)で98点まで上がり、これは12月までに105点超えいけるか!?と期待するも、そこから急失速。12月末は99点にて越年(最悪の気分で迎えた正月…)。結局、3月の105点(Speaking 20点)というスコアで不本意ながら一旦対策終了。GMAT終了後に戻ってこようと決意するも、ColumbiaがTOEFL提出を求めなくなったこともあり、モチベーションが上がらず、結局そのままで走り続けることにしました。
準備方法は以下のとおり。
【Reading】
「TOEFLテスト英単語3800」のRank1~3を繰り返して覚え、語彙力を身に付けた。そのあとはひたすら問題演習(中国版TPOを使用)。一時期、スコア伸び悩みの原因は問題に対する解法をしらないからだ!と決めつけAGOSのTOEFL対策講座を受講しましたが、正直あまり意味がありませんでした(AGOSさんを批判しているわけではありません)。いろいろ試してみて、結局のところ、語彙力と速読力に行きつきました。GMATのRC対策を始めてからは、特に対策をせずとも時間を余らせながら30点が取れました。
【Listening】
Web TOEFLで雰囲気を掴んだ後はひたすら問題演習(中国版TPO)。そのほか、通勤時間にPodcastでWall Street Journal、60-Second Scienceなどを聞きし、本番試験よりも速い英語に耳を慣らす努力や専門的なトピックに対する抵抗感を無くすようにしました。ただし、メモ書きの訓練等をしなかったので、最後まで満点は取れませんでした。
【Speaking】
E4TGに二か月通ったあとは、特に対策をせず。結果、スコアも19点~24点で安定せず。先人の勧めで、「My Tutor」というオンライン英会話サービスも使いましたが、毎日1時間練習して自信満々で臨んだ本番で20点だったときは意味が分かりませんでした。
【Writing】
Web TOEFLとE4TGのWritingクラスを受講しました。Integratedは、テンプレート活用によりスコアが安定した一方、Independentは最後までスコアが安定しませんでした。ネタを複数個覚えて使いまわす方法を取りましたが、ネタに偏りがあったことが反省点です(出題テーマ次第ではうまく使いまわせず、その場でネタを考えていたため、書ききれず時間切れになることが多かったです)。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

GMATを4回受験。初回(2018年4月)は660点(Q:49 / V:32 / AWA:3.0 / IR:5)からスタートし、3回目(2017年6月)で720点(Q:50 / V:37 / AWA:5.0 / IR:8)を確保。準備方法は以下のとおり。
【全体】
短期決戦を意識。海のものとも山のものとも分からない試験だったので、最初から予備校等のリソースを全力で投入しました。
【Verbal】
2018年1月のGMAT対策開始と同時にAGOSの対策講座を受講して、試験全体像の理解に努めました。AGOSの対策講座は、コンパクトにまとまっており600点後半を取るためには効率的な内容だと感じました。2018年3月からはSCの精度を高めるため、YESのSCコースを受講(文法コースは前年9月に受講済み)。吉井先生の説明は目から鱗で、予習復習も含めると相当な負荷でしたが、授業自体は本当に楽しかったです。CRとRCは、正直解法云々はあまり関係なく、文意が取れれば解けると感じたので、AGOS講座で全体感を掴んだ後はひたすらAGOSの白本や公式のQuestion Packを使って問題演習を繰り返しました。
【Quant】
理系だったこともあり、そこまで勉強時間は割かず。2018年1月の三が日でマスアカを読破した後は、オフィシャルガイドの問題をすべて解き、間違った問題は時間をおいて解き直しました。Prepで不正解だった問題はスクリーンショットを取り、Excelに蓄積。本番直前にレビューするのに使いました。
【AWA/IR】
AGOSの講座を受講。AWAは、受験当日、試験会場に向かう電車の中でAGOSのテキストを読み返し、テンプレと考え方を思い出すようにしました。

<Essay & interview>

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください。

メインとして会社の諸先輩方が推すRound Oneを使いましたが、情報量という点で不安があったので、江戸義塾(Ed)にもカウンセリングをお願いしました。結果的にこの選択(Edをセカンドオピニオンとして使うこと)は良かったと思います。Edが持っている情報にアクセスできないことは大きなディスアドバンテージになるなと感じました。
Round Oneとの週1回の定期カウンセリングをマイルストーンとしつつ、その過程で感じた不足部分をEdに補ってもらうというスタイルを取りました。Edには具体的に、Round Oneとのカウンセリングの合間でのエッセイのレビューのほか、自分自身の人生の棚卸(小学校→中学校→高校→大学→大学院→社会人→(MBA)→(Post-MBA)と各段階で何を考え、何に取り組んだのか/今後取り組みたいのかの一貫性チェック)をしてもらいました。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

大学ごとに求められている要素は違うと思いますが、全体を通して、具体性を持たせるように心がけました。
特にColumbiaは、Why CBS?が重要だと考え、より具体的な話ができるよう、CBSのHPの情報や日本人サイトの情報を使って、スケジュールを組み立て、在学中の4タームそれぞれにおける目的意識と対応した授業等を一枚の表にまとめました。そのうえで、どこを切り出せばより具体的な内容が書けるかを考え、ポイントを絞り込んだうえでエッセイに落とし込みました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

現在の部署での直属上司と、直前の部署での直属上司にお願いしました。
事前に強調したい/してほしいポイントとそれを裏付けるエピソードの擦り合わせをしたうえで、私がドラフトを作成、Round Oneによる添削を経てから推薦者に確認してもらうというプロセスを取りました。Round Oneは、上記アプローチを取る(i.e. 出願者とRoundがイニシアティブをとる)ことを薦めていましたが、個人的には推薦者によるフリーハンド部分がある程度あったほうが良い推薦状になるのではないかと思います。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

Round Oneと数回、Edと1回練習をしました。Round Oneとのインタビュー対策は、大量のフィードバックを貰える点が、Edとのインタビュー対策は、過去の面談記録を送ってもらえる点が、それぞれ良いと感じました。
直前には、Clear AdmitのInterview Guideに書かれている質問例とEdから貰った面談記録の質問例を列挙し、個別の質問に対する回答をコンパクトにまとめたあんちょこを作成、何度も読み返すことで、それぞれの質問で伝えたいポイントを漏らさないように心がけました。

<学校選択>

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

社費留学を前提とした場合、2年制プログラムにアプライできる学校は米国のトップ10校に限定されていたことと、New Yorkという街が大好きだったことから、最初からColumbiaが第一志望でした。次に、Columbiaに落ちた場合に、次はどこに行こうか/行きたいかと考えた際に、大学説明会でお会いした卒業生の雰囲気が素晴らしいと感じたChicagoとMichiganも受験することにしました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

New Yorkという立地(実務家との距離の近さ、家族同伴での生活に対する安心感)

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

月並みですが、より早く、より良いスコアを出すことが合格の可能性を大きく高めますので、スコアメイキングは前倒しで行うことが肝要だと思います。私のような日本人・社費・金融機関勤務というありふれたなバックグラウンドの人間にとって、スコアを持っていることは大きなアドバンテージにはならないかもしれませんが、スコアを持っていないことは大きなディスアドバンテージになります。

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