合格体験記 / オックスフォード大学サイード校 / University of Oxford Said Business School / ST

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
ST
 
Q. 進学予定校
University of Oxford
 
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (1 year)
 
Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ
 
Q. 受験校
Oxford, Cambridge
 
Q. インタビュー実施校
Oxford
 
Q. 合格校
Oxford
 
Q. 性別
男性
 
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
 
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
学生時にOxford, Cambridgeそれぞれで1ヶ月のサマースクール(計2ヶ月)、入社後1年間米国駐在
 
Q. 費用
私費
 
Q. 奨学金
未取得
 
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立大学文系
 
Q. GPA
2.6
 
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT: 710 (V 35 / Q 50 / IR 8 / AWA 5.5) / IELTS 8.5 (R 9.0 / L 9.0 / S 8.5 / W 7.5)
 
Q. 塾
なし
 
Q. カウンセラー
Ed義塾

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日系総合電機メーカーに4.5年勤務(出願時)。海外事業部の営業・マーケティング担当として、水処理プラントシステムとデータセンター向け大型電源装置の拡販に取り組みました。米国にも1年間駐在。

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
学部時代のサマースクールを通じて、Oxbridgeへの留学を夢見るようになりました。本当は政治学系の大学院に進みたかったのですが、GPAに難があったためMBAを目指すことにしました。
 
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
もともと「Oxbridgeで思いっきり勉強したい」という思いから留学を決めたので、在学中はアカデミックな研究活動に時間を割きたいと思います。移民の社会統合問題に関心があるので、学内の研究機関と連携しながら、フィールドワークやペーパーの執筆に取り組みたいです。またOxfordにはSkoll CentreというSocial Entrepreneurshipに特化した組織があるので、ここを拠点にLong-Term Careerとしての社会企業についても理解を深めたいと思います。
 
Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
短期的には戦略コンサルでキャリアを積み、中期的にはシンクタンクでリサーチ系の仕事がしてみたいです。長期的には、上記にあるように社会問題に関わる取り組みができたらなと思います。

Preparation for MBA application

<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2009/09 大学2年 Oxfordサマースクール参加
2011/09 大学4年 Cambridgeサマースクール参加 留学決意
2013/06 IELTS 1回目 7.0
2014/10 GMAT 1回目 650
2015/01 GMAT 2回目 710 採用
2016/04 IELTS 6回目 8.5 採用
2016/05 Ed義塾カウンセリング開始
2016/09 Oxford, Cambridge 出願→ Oxford書類通過、Cambridge不合格
2016/10 Oxford面接→合格
 
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
大学のウェブサイトを主に活用しました。あとはAGOS夏祭りや知人の紹介で在学生の方と数人お話した程度です。大学の雰囲気は、学部時代のサマースクールを通じてよく分かっていたので、Info SessionやCampus Visitはしていません。
 
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。 
テスト受験料、参考書、出願料で30万円程度です(エッセイカウンセリングは会社の補助でまかないました)。
 
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
社会人1年目から貯めていた留学貯金でまかないました。
 
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
RとLは問題なかったので、S(初回は7.0)とW(初回は5.0)に注力しました。Simon IELTSのビデオ講座(SとWのみ)を聴講し、IELTS Advantageを中心にエッセイ添削を50回ぐらい受けたところで目標のスコアが出ました。
 
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
苦手なVのSCだけ参考書で勉強しました。Veritasのオンライン模試で730-740が安定して出るようになったので受験し、結果として上記スコアです。
 
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
Oxbridgeへの合格実績を見て無料カウンセリングを受け、そのままお世話になりました。変にモチベートしてくるタイプのカウンセラーは苦手なので、淡々と仕事をこなすEdのスタイルはありがたかったです。なおアメリカにいたこともあり、Ed本人と会ったのは1度だけでした。
 
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
まずは1ヶ月ほどかけて、エッセイのネタになりそうなテーマを書き出しました。この時、仕事・プライベートの区別はあまりせず、自分の価値観がよく表れている(=感情が噴出した)エピソードを深掘りしていくよう心がけました。
執筆者の個性がにじみ出た生々しい文章が好きなので、エッセイの作成は自分ひとりで進め、Edには細かな表現の修正と字数の調整だけお願いしました。
 
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
早めに依頼先を決め、1年以上かけて計画的に自分の個性をアピールしました。
具体的には、Performance Reviewを通じて自分の能力を印象づけたり、自身の強みや弱みを、ことあるごとに”パッケージ”でアピールしたりしていました(ex.「私にはAという強みがあり、それに関連するエピソードはA-1, A-2, A-3があって..」)。あまりしつこいと嫌がられるので、出張や食事で同席した際にそれとなくこうした話題を織り込む努力をしていました。
こうした下準備のかいあって、実際に依頼した際もスムーズに進めて頂けたようです。
 
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
多国籍チームをまとめあげるリーダーシップと協調性について、自身の「言い出しっぺ気質」とからめてアピールしました。学部時代も就職後も関連エピソードには事欠かなかったので、かなり肉厚にストーリーを展開出来たと思います。また、サマースクールを通じてOxbridgeをよく知っていることも差別化要因として活用しました。
 
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
学生時代にOxbridgeの雰囲気に惚れ込んだことがきっかけです。当時の日記を見返しても、相当な衝撃を受けたことが伺えました。それから足掛け7年もモチベーションを維持できたのですから、よほど魅力があったのだと思います。
 
Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
Oxfordしか合格校がなかったので選択権はありませんでしたが、どちらも第一志望だったので問題ありません。Cambridgeと比べた場合の利点は、やはり政治学・社会学分野における教育・研究環境の充実と、アカデミアとしての総合力(2016-17 THE World University Ranking 1位)。欠点は、プロジェクト系の授業が少ないことと、FTランキングの低さに伴う中庸な評判でしょうか。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
GPA 2.6からのMBA受験について、自身の経験を列記します。評価は読者の皆様に委ねます。

私がやったこと/やらなかったことは下記の通り
1) GMATは710で断念(お金と時間の問題)
2) UC Barkley Extensionを受講。評価Aで2単位取得
3) エッセイ, 面接ではGPAについて言及(釈明)せず

1項については、750ぐらいあればCambridgeも書類通過できたかなという思いがある一方、OxfordのInterviewerからは「710あればGPA2.6でも問題ない」とも言われました。2項については、正直あまり意味がなかったと思います(EdもInterviewerも触れてきませんでした)。3項については、きちんとしたストーリーがあれば自分から触れてもいいと思います。私の場合は、どうしても言い訳がましくなると感じたので、能動的には話しませんでした。少しでも参考にして頂けたら幸いです。
 
Q. 一言メッセージ
私のように長期計画でMBAを目指す場合には、「合格」という大目標に添えて、いくつか小目標を立ててみるのも面白いかもしれません。
私の場合、「お金をかけない」「片手間で勉強する」を心がけました。前者は、私費かつ収入の低い業界にいたためで、ある意味現実的な要請でした。後者については、大学受験以来”短期決戦型”の勉強方法にとらわれてきた自覚があったので、今後、自由時間の少ない社会人として勉強を継続するためには”ながら勉強”ができるようにならなければいけないと考えたためです。結果としてどちらもそれなりに成功しましたし、目標達成の手段として新たな手札を増やせたのはとても意義深いことでした。

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