合格体験記 / ESADE / BOURNE

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投稿者プロフィール

Q.投稿者(ペンネームorイニシャル)
BOURNE
 
Q.進学予定校
ESADE
 
Q.進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
 
Q.進学予定校の地域
ヨーロッパ
 
Q.受験校
ESADE, HEC Paris, CUHK
 
Q.インタビュー実施校
ESADE, HEC Paris, CUHK
 
Q.合格校
ESADE, HEC Paris, CUHK
 
Q.性別
男性
 
Q.出願時年齢
31歳〜35歳
 
Q.海外経験と期間(例:旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
海外旅行1週間程度
 
Q.費用
私費
 
Q.奨学金
未取得
 
Q.最終学歴(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
私大文系
 
Q. GPA
2.99
 
Q.受験した試験と出願スコア(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GRE317(V150/Q167/AWA3.0)=GMAT650相当/ IELTS7.0(R7.5/L7.5/S6.5/W6.0)
 
Q.塾
AFFINITY, AGOS, YES, SI-UK
 
Q.カウンセラー
Lauren Unik、木下修

Introduction

Q.バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日系専門商社4年、外資系リース4年

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
リスク管理というFinanceの中でも限定された領域を中心にキャリアを積んできたが、仕事の幅を企業の意思決定に携わることが可能なレベルにまで広げ、かつ独学で学んできたFinanceの見識をさらに深めたいと考えたため。

Preparation for MBA application

<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2014年
10月TOEFL初受験75 : MBAのことは特に考えず、なんとなく受けてみたら、あまりの出来なさに愕然とする。

2015年
3月:MBA受験を考え、本格的にTOEFL対策。
5月TOEFL2回目83:少し進歩したと感じたが、相性の悪さを感じ、速攻でIELTSにシフトするため、SI-UKでWritingを受講。
7月IELTS初受験6.0(R6.0, L5.5, S5.5, W6.0):難しく感じたが、TOEFLと比べby far可能性を感じる。
9月IELTS2回目6.5(R7.0, L7.0, S6.0, W5.5), 3回目6.0(R6.5, L6.5, S5.0, W6.0):同じ月に2回受け、難易度にムラのある試験であることを認識。
10月IELTS4回目6.5(R7.5, L6.5, S6.0, W6.5),:overall7.0にあと1〜2問で届いたのに!また、同時期にTOEIC895を取得し、こっちでも1問足りないのか!と涙を飲む。
11月IELTS5回目6.5(R7.0, L7.5, S6.0, W6.0), 6回目辞退(Speakingのみ受験):またしてもoverall7.0にあと1〜2問で届いたのに!
読解力を高めたいと考え、Affinityの門を叩きGMAT CR戦略クラスSetBを受講。張り切って6回目のIELTSを受けるが、SpeakingのTask3にて学生が星、宇宙について学ぶ意義は何か?と問われ愕然とする。あまりの出来なさに翌週の試験を辞退。また、プロジェクトでリーダーシップをとることになり、繁忙期に入る。
12月IELTS7回目辞退(Speakingのみ受験),8回目7.0(R7.5, L7.5, S6.5, W6.0):7回目になるとSpeakingのスコアが受けた瞬間に6.0だなとわかるようになり、またしても翌週の試験を辞退。MBA受験を諦め、転職エージェントと面談をしたり、ジムに行き始めた翌週のIELTS8回目で念願のoverall7.0を達成。通知が来たのは忘れもしない12月25日であり、最高のクリスマスプレゼントとなった。

2016年
2月:YESに入会し、英文法コースとSC16回分を申し込む。CRとRCは独学でなんとかなると思ったが、やればやるほどわからないことが増えて、絶望的な気分になる。
3月:だらだらと独学でGMATを勉強したが、独学だと2年以上かかることに気づき、AffinityでGMAT CR戦略クラスSetA、RC戦略クラスSetBを受講。CRクラスで生涯の付き合いとなるであろう最高のMBA受験仲間に出会う。
5月GMAT初受験470(Q42, V15):まだ早いんじゃないですかという飯島先生の助言を振り切り、初受験。難しいとかわからないとかそういうレベルではなく、帝国ホテルタワーで気絶しそうになる。
7月GMAT2回目550(Q43, V23):力をつけて挑んだものの、mathで惨敗。誕生日に100問ほどOG mathの問題を解き、なんで31歳の誕生日に15歳の誕生日と同じようなことしてるんだろう?とデニーズで物思いにふける。名門進学校には高校受験で入ったため、算数の基礎能力が全然ないことを痛感。
8月GMAT3回目530(Q47, V16):苦手な場合の数、確率、文章題を基礎から勉強し直し、mathの点数は上がったものの、verbalの文章が頭に入ってこず、再び帝国ホテルタワーで失神しそうになる。
9月GMAT4回目570(Q48, V20):ようやく最低ラインに達したものの、当時第一志望だったHECの求める600には達せず、GRE受験を決意。その日の夜は数年ぶりにスクールウォーズを見て涙した。どれだけ涙を流せばGMATを忘れられるだろう。
10月Essay執筆開始。スタバのコーヒーを飲みすぎて倒れそうになる。
11月GRE初受験317(Q167, V150)(GMAT650相当):アークヒルズアカデミーライブラリーに入会した甲斐があり、ミラクル達成。試験後点数が出てきた瞬間ガッツポーズを抑えきれなかった。もう少し長い間ガッツポーズをし続けたら、追い出されていたかもしれない。昔から苦手意識の高かった数学で満点近くとって、総合スコアを押し上げるようなことになるとは思いもしなかった。  また、GRE2日前にCUHKのskypeインタビューがあり、この時期は本当に生きた心地がしなかった。
12月CUHK合格(奨学金付)。残りの出願は欧州2校のみに絞ることを決意。

2017年
1月GMAT5回目550(Q48, V不明):HEC Parisから試験を受けるように要請を受け、仕方なくGMATを受験するも2週間の付け焼き刃では歯が立たず。当然スコアキャンセルし、HECには全く連絡しなかったものの、エッセイ通過及びインタビューのため、プレゼン資料(テーマは自由)を準備するよう指示あり。
ちなみにそのプレゼンは1週間かけてコツコツ作ったのだが、エッセイカウンセラーLaurenさんと相談し、土壇場でテーマを変更することになり、急遽1日というか数時間でパワポ9枚ほど完成させる。音楽業界の現状、課題、解決策についてプレゼンしたが、なぜかMacで作った自作の曲をインタビュアー(HECアラムナイ)に聞かせることになり、絶賛される。ちょっと嬉しい。
2月HEC Paris, ESADE合格:2月5日にESADEインタビュー。ケーススタディは1ページ程度のオーソドックスな内容であり、課題、解決策の特定は容易であった。インタビューも比較的オーソドックスであったが、Why ESADE?についてはかなり深く掘り下げる必要あり。また、定量的なデータ以外でも人を動かす術について語れるような仕事をしてきてよかったと思う。両校のアラムナイ10人以上から話を聞き生活環境を勘案し、ESADEに進学決定。HECの辞退連絡をするのは心苦しく、アドミッションとの最後のやりとりで、「まるでgirlfriendとbreak upするようにheartbreakingな気持ちだよ。」と送ったが、華麗にスルーされる。
 
Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
AGOSセミナー(特に夏祭りはおすすめ)、QS World Tour、各学校説明会
 
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。 
約140万円
 
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用:貯金、授業料:Prodigy Finance、生活費:貯金+親子ローン2百万円
 
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
IELTS: AgosでReading, Listening Coreコースを受講、SI-UKでWritingコースを受講した後にKevin DunnのIELTS徹底対策テキスト&問題集を進めながら、SI-UKのプライベートレッスン、KevinとのSkypeレッスンでSpeaking対策をしました。IELTS完全対策&トリプル模試も1/3程度しかこなしておりませんが、独学でバランスよく4分野を学べるのでおすすめです。
 
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
前述しましたが、GMATには大変苦労しました。YES, Affinityに入会しましたが、GRE対策にシフトした後は独学でOG、マンハッタン問題集をこなすことで、初回受験でGMAT650相当のスコアを出せました。勿論、GMAT対策で鍛えた読解力、数学力があったから、GREを独学で乗り切れたので、GMAT対策に費やした出費、時間については全く後悔していません。むしろ、この経験をshareすることで友人の合格に貢献することができてよかったです。ついでに語彙力も鍛えられました。合格するには友人が目標点を次々と超えても焦らずにintransigent=resoluteな自分を維持することが大切です。
 
<Essay & interview>
Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
木下修:ネットの評判及び値段を見て決めました。きめ細かい添削はLaurenさんにお願いすることになりますが、根っこのidea出しや難しい質問(歴史上の尊敬する人物など)に対する答え方に対するアドバイスは英語で書く前に伺うことができてよかったです。Lauren Unik:最高です。こんなにresonableな価格できっちりと見てくれる人はいないと思います。Had it not been for Lauren’s advice, I could not have succeeded.
 
Q.エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Why MBA?やキャリアゴール(Short term&Long term)については、CUHK用に1ヵ月半木下さん、Laurenさんの指導の下でみっちりと書き上げたので苦労しませんでしたが(社費の人より私費の人にとって書きやすいテーマかもしれないですね)、仕事で直面した倫理上の問題、別の人生があったらどうするか?(special thanks to YOSHIKIですね)、歴史上尊敬する人物、勉強や仕事を通して最もimproveした能力などの面倒くさいテーマについては苦労しました。GRE受験後に3週間かけてHEC用を書き上げ、その後2週間かけてESADE用を書き上げました。
 
Q.推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
直属の上司にお願いしようと思って打診していましたが、慰留されたこと、上司の異動により多忙そうであったことを理由に断念せざるを得ませんでした。                                              1人目は私と共にprojectで苦楽を共にした(言い換えればほとんど私が助けてもらっていた)インド人のSystem Managerにお願いし、2人目は退職された元CFO(NYU MBA卒)に快く引き受けて頂きました。よく役職が部長職よりも高い地位の人にお願いしないほうがいいと言われますが、仕事ぶりを知っている方であればその限りではないと思います。
 
Q.インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
CUHK対策のため、11月下旬時点で基本的な質問(Why MBA?, Career goal(Short-term&Long-term)など)については答えられるようになっていたので、1月半ば以降にHEC, ESADE共にWhy this school?を深く掘り下げ、かつ多面的な質問にも答えられるように準備し、苦手意識があったWalk through your resumeについてはMr. John Coukeに師事した友人のアドバイスを受け、よりpersonalな部分をアピールするように改善しました。また、仕事で苦手なタイプの人とうまくやっていくには?という質問はCUHK, ESADE両校で出題されたため、対策しておくとよいと思われます。一方で、HECの自由プレゼンについては本当に苦労しました。結果的には数時間で書いたものをLaurenさんに添削してもらうことになりましたが。
 
Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
Analyticalでoutgoingな部分が自分の長所だと思ってEssayを書きましたが、受験仲間から本当の強みはtenacity(粘り強さ=流行りの言葉で言うならGRITですね)であることを指摘され、インタビューではそのような泥くさい部分をガンガン出しました。ちなみにHECでは長所3つ言ってみてという質問があったので、事前に考えておくといいと思います。
 
<学校選択>
Q.受験校はどのように選択しましたか。
期間が1年半前後であること(1年だと就活がしづらく、2年だと費用負担が大きいため。)から、早い段階でHEC Paris, ESADE, Manchester, HKUST, CUHKに絞り、CUHK合格後は改めて欧州校のDiversityに魅力を感じ、HEC, ESADEの2校に絞りました。もしGMATの点数が早い段階で680以上出ていて、奨学金に応募⇨合格していたら、LBSにも出願していたかもしれませんが。
 
Q.進学校の決め手は何でしたか。 
生活環境、アラムナイ(ライバル校含む)のアドバイス
 
<その他>
Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
キャンパスビジットはしていませんが、イベントなどでアラムナイ、アドミッションとは積極的に話して情報収集&営業するように努めました。
 
Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
ESADEの奨学金にapplyしましたが、ダメでした。MBA受験で唯一のdingとなりました。(それ以前にGMATで5回も失敗してますが)

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
GMAT受験前に徹底的に数学の基礎を固め、2回受けて650を超えなければ、GREにシフトする!特にUS TOP校狙いの人は早い段階で最低700が出なければGREにシフトするべきであると思われます。
 
Q.一言メッセージ
MBA受験は大学受験がゲーム、高校受験が子供のお遊びに思えるぐらい本当に辛く、何度も諦めそうになりました。仕事と勉強の両立は正直しんどいです。プロジェクトを一度に5つぐらい動かしてる気分になります。エッセイ、インタビュー対策はまるで就活です。思い出すだけで辛いですが、100回諦めても101回諦めなければ勝てるゲームです。この2年で犠牲にしたものは多々ありますが、得た自信、仲間、そして未来への希望はお金では買えない価値があります。
興味があったら、ぜひ挑戦してみてください。

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