投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
H.A
Q. 進学予定校
Cambridge
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (1 year)
Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ
Q. 受験校
Cambridge
Q. インタビュー実施校
Cambridge
Q. 合格校
Cambridge
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
31歳〜35歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
新潟出身の純ドメ。途上国バックパッカー(大学時代・10ヶ国)、米国出張(1週間)、普通の旅行のみ。
Q. 費用
社費
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国立大・文系
Q. GPA
3.3
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT730(V40 Q49 IR8 AWA5.0) IELTS7.0(R7.5 L7.5 S6.5 W7.0)
Q. 塾
IELTS:LINGO GMAT:濱口塾
Q. カウンセラー
Affinity佐取先生とJohn Couke、面接はJohnメインでサブでEdとネイティブチューター
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
政府系金融機関でインフラファイナンス10年(インフラ向けコーポレートファイナンス4年、プロジェクトファイナンス6年(PFI・空港・道路・IPP・再エネ等)
Why MBA?
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
①実務家の道を極めることも面白かったが、俯瞰して物事を考えることが好きで、会社・業界の枠を越えた意義・役割も考慮しながら、付加価値を最大化したかったこと、②純ドメで英語のブレークスルーが必要だったこと。
Preparation for MBA application
<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2012.2 初TOEFL 54(R16 L10 S13 W15)
2015.2 初IELTS OA6.0(R7.0,L6.0,S5.0,W6.0)
2015.10 社費合格(MBA)
<①IELTS対策期>
2015.12 LINGO受講開始
2015.12 年末年始はIELTS集中のはずが、1/4から米国出張が入り5割準備…
2016.1 IELTS(2回目)でOA7.0
2016.2 IELTS(3回目、4回目)でOA6.5に逆戻り
<②GMAT対策期>
2016.3 濱口塾受講開始
2016.3 カウンセラーの情報収集開始
2016.4 長女誕生(→GWはGMAT集中のはずが、8割育児)
2016.5 GMAT1回目:600(V20,Q50,AWA4.5,IR6)
2016.6 GMAT2回目:730(V40, Q49, AWA5.0, IR8)→出願スコア
<③エッセイ対策期>
2016.6 カウンセラー選定、Alumni・進学予定者にコンタクト等情報収集
2016.7 Cambridgeを2R→1Rに変更し、エッセイ集中
2016.7 推薦者に推薦状依頼
2016.8 エッセイ・推薦状セット
2016.8 IELTS(8回目):OA7.0(R7.5, L7.5, W7.0, S6.5)→出願スコア
2016.9 出願
<④面接対策期>
2016.9 面接対策開始
2016.9 OA7.5取れたら再提出しようとIELTSも継続
2016.10 志望校面接・合格・終了
2016.11 9月IELTS(9回目)再採点:OA6.5(R9.0, L6.5, W5,5, S6,0)→OA7.5(R9.0, L6.5, W7.0, S7,0)
2017.1 10月IELTS(11回目)再採点:OA7.0(R8.5、L7.0、S6.5、W6.5)→OA7.5(R8.5、L7.0、S7.0、W7.0)
・IELTSにはまることを回避、効率を最大化(GMATでR、エッセイでW、面接対策でSが伸びると期待)のため、IELTSでOA7.0が取れたらGMATに移り、GMAT終了後にIELTSを再開しました。
・出願時点ではIELTS要件(OA7.5かつ全セクション7.0)をクリアできず、改善したら追送するつもりで受験継続しましたが、結局改善せず。合格後に再採点で大幅に点数が良くなる。。。
・結果的には1Rで合格となりましたが、純ドメで英語に苦戦したことに加え、会社の中でも忙しい部署だったこと、4月に第1子予定だったことから、全く余裕はありませんでした。
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
<全体>
・独学か一瞬迷いましたが、時間を金で買いました。LINGOは社費先輩の評判が良く選びました。予備校はLINGOのみで十分です。修了後もメール対応してもらい、IELTS本番の振り返り講座も有用でした。
<R>
・社費合格時点で7.0で、LINGO以外は特に対策しませんでした。GMAT対策で伸び、(ブレはあるが)7.5~9.0が取れるようになりました。
<L>
・苦手意識が強く、最後まで6.5~7.5でブレました。IELTS対策期は通勤時間のシャドーイングを続け、教材はLINGOで扱ったOGとIELTS9/10を使いました。GMAT対策期は、通勤時間にエネルギーを使わないPodcastのながら聞きを4ヶ月ほど続けましたが、伸びた実感がなく、集中して聞く必要を痛感しました。
<S>
・LINGOでは扱われず、安価なレアジョブで練習しました。中国語サイトの過去問を素材に、毎日25分継続しました。面接対策を開始した後、伸びました(合格後に再採点受領し、活用できず、、、)。
<W>
・社費合格時点で6.0で、LINGOは「Wは6.5点で十分、R/Lで平均8.0」という戦略だったことから、あまり時間を割きませんでした。LINGO終了後は6.5取れるようになったため、エッセイ対策で伸びることを期待、試験前に例文をチェックする程度でした。
<単語>
・社費合格前に、旺文社の「英単語3800」をRank3までほぼ覚え、Rank4は負荷をかけずできる範囲で覚えました。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
<全体>
・Vは濱口塾、Qはマスアカ。
・VはSCから始めましたが、最初は濱口塾のテキストを読んで解説を聞いても全く分からず…。徐々に慣れて今では定評通りと思いますが、当初は不安でした。音声ファイルは、2周目からは分からない箇所だけ通常で、他は1.5-2.0倍速で聞きました。GMATマスターを購入し、PC画面に慣れ、時間や正答率を分析しました。
・目標スコアは、Cambridgeは年齢層がやや高く、エッセイとインタビュー重視と思われたため、目標680・最低650として深追いしない戦略としました。目標により効率的な対策(細かい知識・単語に時間をかけるか等)は変わります。例えば、英単語3800は「Rank3まではマスター、Rank4は覚えやすいものだけ」、GMAT重要単熟語は「目指せ30点までマスター、以降は覚えやすいものだけ」としました。
・本番戦略(Vの時間配分、難易度の見極め、集中方法等)をとても重視しました。1回目の受験を大事にする方法もありますが、実力を早期に把握するため、Prepは650点でしたが、早めに受験しました。
・期待を上回った2回目は、実践編のVの正解は26~28問、Prepは650点で、600点後半が目標でした。RCは1回目の後、単元別を丁寧に(制限時間図ったあとに、制限時間を気にせず全問正解するつもりで)20題ほど解いたところ、自分が間違える原因は、①問題文の意味が分からない、②質問文の微妙な単語・表現が分からない、③選択肢の微妙な単語・表現が分からない、に収斂することに気付きました。これにより、漠然としたRCの不安感がなくなりました。また、解きやすいと感じていたCRは、実践編で意外と正答率が低かったため、単元別をWeaken・Assumption・Strenegthenに絞って1周解き直し、ロジックパターンをたたき込みました。その他、Vを前半重視で解いたこと、1回目の経験から「IR・AWA・Qは流して、V勝負」と割り切れてVに集中できたこと、休憩で適切に栄養・水分補給したことも奏功しました。
<SC>
3-4月:単元別を1周(→終了後はCR単元別)
5月:実践編を7問&単元別を半周
6月:実践編を3問&単元別を1周(1回目のGMAT後はRC/CR重視)
<CR>
4-5月:単元別を1周(→終了後はRC単元別はやらず実践編7問)
6月:実践編を3問&単元別をWeaken・Assumption・Strenegthenのみ1周
<RC>
6月:単元別を20問ほど
<Q>
4-5月:マスアカ(別冊の引っ掛け問題集含む)+苦手分野は濱口塾単元別をつまみ食い
マスアカは間違えた問題・苦手そうな問題はチェックして、2-4回ほど解き直し
<AWA>
5月:濱口塾のテンプレを暗記、2-3回ほど問題を解く
<IR>
5月:1回目の1週間前から、Official Guideの演習をPCで45問解き、捨てる問題・取る問題の目線を持つ
2回目はダミー問題だったのか何問かランクリしたのに満点
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
純ドメで英語に不安があり、満足できるエッセイを仕上げるには徹底的なディスカッションが必要と考え、日本人と外国人を併用しました。佐取先生とJohn は、過去カウンセリングを受けた社費先輩に紹介してもらいました。2016年5月にAffinityとJohnの合同セミナーに参加し、GMATが終了した6月から本格検討、併用カウンセリングは双方OKということで申し込みました。どちらもレスポンスも早く(1Rで繁忙期でなかった面がある可能性はあります)、満足できました。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
私の場合は仕方ありませんでしたが、佐取先生と議論してから、再度Johnにもバックグラウンド等を説明する必要があったことは、併用のデメリットでした。反省点は、何をどう書くかは自分が決めること、という意識が当初はやや乏しかったことです。しっかりとストーリー・具体例を考えないと、濃いカウンセリングとなりませんが、相手からのストーリーの提示を期待する等、当初はやや受動的でした。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Cambridgeは推薦状1通で、自ら英文を作成して推薦者に見てもらうつもりでしたが、2Rから1Rに切り替えたため時間がなく、MBAホルダーの推薦者に英文による作成を依頼しました。依頼時は、評価してもらいたい点や具体的なエピソードを、日本語で4~5頁ほどに纏め、佐取先生と何度も議論してから、推薦者に渡しました。推薦者の英文を、佐取先生とJohnのチェックを受け、推薦者に最終確認してもらいました。推薦者への依頼等を考えるとエッセイ以上に負担を感じましたが、徹底的に準備したことも功を奏してか、素晴らしい推薦状を頂きました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・(自己分析)「強み」9年間のキャリアでリーダーシップ経験はあること、分かりやすいキャリアで順調に昇進していること、GMAT、「弱み」英語(IELTS7.0(要件7.5)、うちS6.5(要件7.0))→英語が弱点かつ評価対象(想定)で、合否は面接次第、と考えました。
・合否は面接次第と想定されたこと、スコアが出ず進捗が明確でないこと、周囲で面接対策をしている仲間が少ないこと、4月に第1子が生まれてから(GWを除き)育児に関わらない夫に辛抱してくれた妻の我慢が積もり重なっていた時期だったこと(寝る部屋は別・週末外出は半年で2回のみ)、から一番辛いフェーズでした。出願から面接まで1ヶ月半ありましたが、余裕は感じませんでした(第2志望以下のエッセイも書くつもりが、断念)。
・まず、数日かけて、ウェブ等を読み込み、以下の対策のイメージを持ちました
①:過去の出題例を入手して想定QAを作成し、黙々と練習
②:カウンセラーとMock Interviewをして、内容・英語表現をブラッシュアップ。立ち居振る舞い等のNon Verbal面も改善する
③:②の他に、回数をこなすためのトレーニングを、比較的安価なネイティブと行う
・まず、1週間ほどで①(想定問答)を作りました。が、②(Mock Interview)を始めてからは、想定Aは殆ど役に立ちませんでした(想定Qは面接前に役立ちました)。
・②(Mock Interview)をJohnメインで終盤Edとも、③を社費先輩から紹介されたネイティブとやりました。立ち居振る舞いも改善したかったので会ってやりました。1回やる毎に、録音した音声からメモおこしし、一人orレアジョブで練習しました。John:2万2千円/h×7回、Ed:3万円/h×2回、ネイティブチューター:9千円/h×8回(約25万円)。
・JohnとEdは、タイプは異なりますが、アドバイスの水準は概ね同じでました(Any Question?は、片方がよいと言ったことがもう片方には受けなかったりしましたが、最後は自分が話しやすいネタを使いました)。ネイティブチューターも親身で満足していますが、カウンセラーの方が、単価は高いですが、対策の効率は良かったです。費用と時間のバランスと思います。
・アゴスVinceとEdのセミナーにも参加しました。対策を確立した時期で、米国メイン(欧州はInsead・LBSくらいで、Cambridgeの解説はなかったこと)でしたが、前者で具体的な英語表現をいくつか仕入れたこと、後者で「面接=野球理論。全質問で満点回答する必要はなく、難しい球はバントし、チャンボでホームランを狙う」と聞いて気負いが抜けたことは収穫でした。
・面接2~3週間前に、オーソドックスな質問には回答できるようになりましたが、Cambridgeは教授が面接官で、人によって、時事ネタ・日本経済や業界の話・教授の専攻等、質問が全く異なるため、終盤はそれらを対策しました。領域が広く、学習効率も低く、しんどかったです。面接は、エッセイで書いたManagement Praxiceの教授で、マネジメント関連の深掘り・時事ネタ(日本経済、日本企業と米国企業の強み・弱みを2つずつ等)を聞かれました。集合場所から面接部屋までのsmall talkも、雑談の幅も広くなかったので、カウンセラーに依頼して対策しました(これは何回かやってトピックを掴めば大丈夫でした)。
・面接対策で、CVやエッセイの「面接で話しにくい」ネタに気づきました。PRできるものを色々と書いていましたが、面接で簡潔に説明する観点からは妥当でないものありました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
9年間のキャリアを通じて、ハードスキル以上に、周囲を引きつけて物事を動かす人間力の重要性を感じるようになってきましたが、リーダーシップ経験を述べる中で、そのような人間力に言及することで、リーダーシップ経験を裏付けるようにしました。また、キャリアが一貫してインフラファイナンスで、順調に昇進していたので、分かりやすかったと思います。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
1年制MBAの社費で、多様性重視でヨーロッパ。うち社費実績がCambridge、Oxford、Inseadで自ずと3校に関心を持ちました。周囲を動かすソフトスキルを重視していたため、実践的なプログラム・Matureな学生・少人数で協調的なカルチャーのCambridgeに魅かれました。Cambridgeの面接に合わせてOxfordとInseadをビジットし、イメージを再確認して、Cambridgeに決めました。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
まず第1志望に出願し、ダメだったら第2志望以下を受験しようと考えていました。
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
Cambridgeの面接に合わせて、OxfordとInseadにビジットしました。両校とも、アドミの他、日本人在校生にもアポ入れしましたが、他の日本人にも声かけしてランチ等セットして頂きました。アポ・フライト・電車・ホテル等、ロジは時間を要しました。Cambridgeは1R出願を優先しましたが、ネット等の公表資料、Alumni6名(うち1名は日本人以外と話したかったためカウンセラー経由で中国人)・進学予定者1名と面談、アゴス夏祭り等のセミナーで情報収集しました。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
出願時期について、7月時点では、IELTSが7.0だったことから(Cambridgeの要件は7.5)、7.5に伸ばした上で10-11月の2Rで、Cambridge/Oxford/Inseadの3校に出願するつもりでしたが、カウンセラーから、GMATやエッセイを踏まえ、第一志望のCambridgeは、IELTS7.0でも1Rで出願を勧められました。Cambrdgeは、昨年・今年は、R3に比べるとR1/R2の面接者は全体・日本人とも少なく、早期出願が有利かもしれません。
Q. 一言メッセージ
徹底した情報収集に基づく戦略の策定と、柔軟な戦略変更(試してダメなら切り替える)が、効率性を左右すると思われます。体験記等のHPの情報は片っ端から拾いましたが、古いものでも本質は色あせないものがありました。Alumni/進学予定者にも可能な限り会いました。人により、バックグラウンド・合う合わない、は異なりますので、可能な限り多くの情報を集め、その中から自分が参考にできると考えたものを取り入れました。