合格体験記 / デューク大学 フクア・スクール・オブ・ビジネス / Duke University Fuqua School of Business / SI

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投稿者プロフィール

投稿者(ペンネームorイニシャル):SI
進学予定校:Duke University Fuqua School of Business

カテゴリ: MBA
地域: アメリカ
受験校:HBS, MIT, Fuqua, Kellogg, Tuck, McCombs
インタビュー実施校:Fuqua, Kellogg, Tuck, McCombs
合格校:Fuqua, McCombs

性別:  男性
出願時年齢: 31歳〜35歳
海外経験と期間: 旅行程度
費用: 社費
最終学歴:国内・国立・大学・文系
GPA:3.4

受験した試験と出願スコア: GMAT:710(V37/Q50/IR5/AWA4.5)/TOEFL:106(R30/L29/S22/W25)
塾(試験対策):Y.E.S, Affinity
カウンセラー:Reve, 江戸義塾

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
国立文系、海外経験ほとんどなし、仕事(コンサルティング)でもほとんど国際ビジネスの経験なしという、典型的な純ドメです。元々はマーケティング・リサーチ中心に仕事をしていましたが、キャリアの後半は流通業を中心に戦略策定、業務改革の仕事をしていました。妻、子(1才)ありです。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
完全純ドメであるがゆえ、どこかで無理にでもジャンプしないと将来立ちゆかなくなるという危機感は常々ありました。身持ちも固まりつつあったので、早めに機会を見つけなければと思っていたところ、幸いにも社費候補生に選ばれ、本格的にMBA取得を志すに至りました。年齢的にも、MBAに行くことで将来のチャンスを増やせるいい機会だと思いました。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2013年10月:TOEFL初受験 79点 (ここから少しずつ独学でTOEFLの勉強開始)
2014年10月:社内公募に応募
2015年1月:社費候補生に選定されるとともに、TOEFL関係の塾に通い始める。特にアウトプット系。E4TG(S)、Web TOEFL(W)など
2015年4月:TOEFL106点獲得(計8回受験)。時間的な制約も考慮し、GMATの勉強に移行。Y.E.S、Affinityに通い始める。
2015年4~7月:GMAT勉強とともに、各種学校説明会、塾主催のイベント等に参加
2015年5月:メインカウンセラーをReveに決定
2015年8月初旬:妻子を実家に帰し、夏休みを取ってGMAT勉強漬け。朝5時から集中し、午後疲れ果ててテレビで甲子園を見る。
2015年8月:GMAT710点(初回)。元々苦手なQがたまたま50だったので、これ以上勉強しても無理だと思い終戦。
2015年10月:Tuck, MIT, Fuquaにキャンパスビジット
2015年秋:1stでTuck, Fuqua, McCombs 出願
2015年12月:Fuqua, McCombs 合格
2016年1月:2ndでMIT, Kellogg出願
2016年2-3月:MIT, Kellogg不合格→Fuqua進学決定

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
非常に一般的ですが、Webサーチ、AGOS夏祭り、その他MBAフェア、OB/OG訪問、在校生インタビュー(Skype,現地)、Campus Visit等、一通り行いました。Campus Visitは、仕事との兼ね合いもあるし、お金もかかり、ストレスもかかるので大変ではありますが、やはり学校のイメージをつかみ、在校生とコネクションを作ったりする機会としては非常に良いので、ご検討されたほうがよいと思います。特にFuquaは、実際にVisitしたときに、緑の多さ、キャンパスの広さなどファシリティ面にも感動し、さらに在校生の皆さまに大変フランクかつ親身にご対応いただけたことで、志望度が非常に高まりました。

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

TOEFL(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
純ドメで、普段からほとんど英語を使う機会がない私のような人間にとっては、特にアウトプット系(S, W)はどのように解いたらよいものかまったくわからず、大変苦労しました。山を乗り越えるための一つの方法として、早々に塾に通ってテンプレを完璧に覚え、繰り返し練習するという方法があります。私も、予備校でがんばってテンプレを習得することで最終的な点は伸びました。ただ、それ以前に、Skype英会話などで日常会話そのものの底上げを図る、とか、Wの問題を見て、ゼロベースで(頭の中ででもいいので)答えてみる、といった基礎錬を継続的に行っていたことが、自身の英語力の底上げにつながったと思っています。実際の受験でもインタビューやエッセイは合否を決める重要な要素になります。TOEFLを限られた状況で得点を得るためだけの勉強とするのではなく、英語力の底上げの機会としてとらえて努力したほうが最終的には良い結果につながるのではないでしょうか。
インプット系(R, L)については、できるだけ自分が楽しんでできることを優先して継続しました。Rであればいわゆる一般的に推薦されるナショナルジオグラフィックやエコノミストよりも、私は小説が好きなので、海外の小説を読んだり、趣味の雑誌を多く読んだりしていました。また、Lは通勤時間に海外ドラマを大量に英語字幕で観るほか、ポッドキャストで面白そうなものを聞いていました。もちろん、いわゆる一般的なRやLの問題集等にも取り組みましたし、過去問もたくさん解きましたが、楽しみながら英語に触れる機会を作ることで、英語から離れない生活環境を作ることを意識しました。

GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
GMATはTOEFLとは違い、限定された状況の中でいかに早く正確に答えを見つけるかが重要なテストだと思います。ですので、早めに塾なりテキストなりを使って解法を学び、あとはひたすら演習を行うということが基本的な考えになります。ただし、私は、いきなり塾に通っても、どのような問題が得意/苦手で、何がわからないかがわからないと思いましたので、まずオフィシャルガイドを購入しある程度問題を解いてから塾に通いました。塾は主にはY.E.SとAffinityを活用しましたが、どちらも非常にお世話になりました。Y.E.Sは、吉井先生のキャラもあり、英語以外のお話も含め面白く授業に参加できました。週に複数回通えるので、集中的に習得する、ある程度長期的に継続する、どちらの目的にもフィットします。AffinityはWeb講座があったり、急に休んでも授業の音源がもらえたりと、比較的時間的な融通が利きやすかったので助かりました。特に飯島先生のCRは、一通り基本を学ぶのに最適だと思います。また、Affinityの個別学習相談を活用し、試験に向けた全体スケジュールを立てました。1,2ヶ月塾中心に解法を学んだ後は問題演習に取り組み、おおよそ4か月程度で710点を獲得できました。

<Essay & Interview>

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
私は、キャリア的にも国内の仕事、特に流通系の仕事が多かったので、業界の説明自体が難しく、なかなかアピールに苦労しました。基本的には過去自分が行ってきたプロジェクト経験を中心に説明するのですが、チームワークやクライアントコミュニケーションなどの、一般化しやすい話にもっていくように留意しました。エッセイの作成にあたってはReveのカウンセラーをメインに、一部Edにも見てもらいました。また、インタビューに関しては主にEdからアドバイスをもらいました。Edは様々な受験生を見てきているので、どうすれば受かるのか体感的に理解していると思います。Edにある程度インタビューの流れを教えてもらった後は、EigoxというSkype英会話サービスで、繰り返し受け答えの練習をしました。また、公園で鳩を見ながらひとりでぶつぶつつぶやいたりもしていました。

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
基本的な考えとしては、チームワーク重視、General ManagementかMarketingに強い、田舎にある、という3点を重視しました。結果的にKellogg, Tuck, Fuquaが最も私の志向に合っていましたので、その3校を中心に受験しました。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
TOEFLやGMATで良い点を取ることは、もはや必要条件でしかないように感じます。業務や課外活動で素晴らしい経験を積むこともそうですが、早い段階で在校生やAdmission Officeとのコネクションを作ったりすることも非常に重要です。運(良い人に出会えるかどうか)の要素も大きいとは思いますが、勉強だけでなく、そういった視点での活動をもっと早期から積極的に行っていれば大学への理解度も深まり、可能性が広がったのではないかと思います。

Q. 一言メッセージ
自分が受験プロセスを通じて経験した先輩からの様々なサポートを今度は後輩に返したいと思います。他の多くのMBA生も同じ気持ちだと思いますので、積極的にコンタクトいただければと思います。

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