合格体験記 / ロンドンビジネススクール / London Business School / DF

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1. 基本情報

【職歴】 日系石油開発会社の商務業務で8年(うち3.5年東京、4.5年クアラルンプール)
【留学形態】 社費
【英語・海外経験】 シチリア島に1年(大学留学)、ロンドン・ジャカルタ・パースに各数か月(出張)、クアラルンプール4.5年(駐在)
【受験校】 HBS, MIT, Kellogg, Tuck他の米国トップ校複数, LBS, INSEAD
【合格校(WL除く)】 LBS (R3), INSEAD (R1 for Jan 2017)
【GMAT】 680 (V33/Q49/IR6/AWA,4.0)
【TOEFL】 108 (R29/L28/S24/W27) *出願後、110に差し替え

2. Why MBA?

海外での新規プロジェクト・現地事務所の立ち上げ、運営、そして清算をリードする中で、様々な専門性を有する現地社員を率いた。当該経験を通じ、今後益々飛躍するためには、より深く、広いビジネススキルとリーダーシップを身につけることが必須と考えた。
エネルギー業界再編に必要と考えるM&A・PMI周りの知識を習得しつつ、リーダーシップ・ネゴスキルのベストプラクティスを学べる唯一の機会がMBAと考えた。

3. Why LBS

スクールと都市のDiversity、学業・私生活の面で理想的な立地
ランキング・評判ともに欧州No.1のスクール

4. 受験に関する特記事項

マレーシア・クアラルンプールにて受験。そのため若干、日本枠とアレンジ・スケジュール等が異なっている可能性があり(LBSはアジアで日本と韓国のみ別枠)。
妻、娘(受験開始時は生後6か月)あり。
大学以降の海外経験が若干多いものの、バックグラウンドとしては純ドメ。
受験開始時点でMBAに関する知識はなく、周りにMBAホルダーも皆無。
以下の経緯にあるように、あっぷあっぷの受験スケジュールとなったため、スクールビジットは行わず。

5. 受験スケジュール

駐在地クアラルンプールで2015年3月から準備を初め、約1年かかりました。海外で赤子をかかえながらの受験は思いの他、ハードでした。

<2015年>
03月:オンライン講座でUSCPAを取得し、次の目標をMBA受験に切り替え。MBAホルダーが知り合いに皆無のため、日本人ブログ・書籍等を参考に、TOEFLの準備をオンライン(Notefull)でスタート。目標は110とした(楽観的。この時点では米国志向)。
05月:帰国休暇の際に、江戸義塾のEdと面談・契約(カウンセラーはEd一本)。TOEFLを受験し、105獲得。来月にはすぐに110獲得し、GMATに移行できると思い込む(大きな過ち)。
06月:クアラルンプールでTOEFLを隔週で受験しつつ、奨学金申請、出願先リスティング、エッセイサンプルの読み込みなどを行う(少し焦りはじめる)
07月:未だ105を超えることはできず。奨学金は落ち、隣人トラブルによる引っ越しも重なり、R1での受験は諦め(最悪の停滞期)。
08月:TOEFLは一旦保留し、GMATの準備をオンライン(AGOS)でスタート。AGOSを選んだ理由は、オンラインコースが充実していたこと、また知り合いにMBAホルダーや受験仲間がいなかった事情もあり、情報が多そうな最大手が良いのではと思ったため。この時点の目標は11月までの3か月一本勝負で720獲得、エッセイ移行でR2出願(かなり焦る)。
11月:社内選考に応募、オンライン面接、合格。会社にMBAホルダーは少なく、私の合格が3例目(珍しく良いニュースで少しだけテンションがあがる)。
12月:3か月の勉強後、クアラルンプールでGMAT初受験、680獲得。まあまあなスコアが出たのでもうGMATを卒業し、R2締め切りの1月上旬までEssayに集中したいとEdに相談。自分の勝手な予想に反して、Essayの時間がそもそも足りないし、GMATの再受験を行うべき、と厳しいお言葉を頂く。とりあえず諦めない方向で進めるも、この時点でスクールビジットは完全に不可能と判断し、慌てて在校生にコンタクトしスカイプでの面談、オンラインでスクールの調査を開始。Essayをひたすら書く。結局12/22に受けた2回目のGMATは650に下がる(限界まで焦る、家庭内環境にも緊張が走る)。

<2016年>
01月:帰国休暇を利用し、正月返上の突貫作業で米国トップ8校に105/680で出願。マレーシア枠ということで日本枠よりも早く複数校からInterview Invitationを受け、あわててInterviewの準備・練習をEdと行う。オンライン英会話もはじめる。(この時点でエッセイの内容とインタビューに関して根拠の無い自信あり)
02月:Interviewの手ごたえがなく、Invitationの勢いも止まる。安全校と考えていた幾つかからDingを受ける。かなり落ち込み、浪人を覚悟する。一方で、Edから欧州のトップスクールとフィットがあるはずだからR3でもトライできると金言を賜る。その気になり、1か月の突貫作業でLBS、INSEADの出願を行う(1月よりも良いエッセイが書けた気がする)。並行してTOEFLを久しぶりに受験し108へスコアアップ、差し替えの連絡を実施。
03月:米国出願校の発表があり、結局TuckがWL、残りはDing。TOEFLのスコアアップがあり110となったが、speakingが下がったので、幾つかの学校にのみ差し替え依頼を行う。3/31 LBSよりメールでInterview Invitationを受領。このとき初めてLBSのInterviewが長いこと、即興プレゼン(ケース)があることを知る。特にプレゼンの経験不足を認識していたので、Edやオンライン英会話を活用し、準備を実施。
04月:4/15にクアラルンプールでマレーシア中央銀行のダイレクター(インド系、50代と思われる)と同氏のオフィスで2時間のInterview実施。経験豊富なInterviewerであったためか、王道の質問が少ないうえ、予定していたプレゼンに加え、4-5個のミニプレゼンを行うことになった。少々の失敗はあったが、全体の手ごたえはあり。その後4/22にメールでEnglish TestのInvitationあり。マレーシア受験枠で対象外と勝手に思い込んでいたので、焦る。Edと相談し、TOEFLと同じよう内容のため、若干の準備のみで受験(最初にID提示があるのを忘れて焦る)。手ごたえはまあまあ
05月:4.5年のマレーシア駐在より帰任。5/10にINSEADより電話で合格の連絡。その翌日5/11にLBSよりメールで合格の連絡!受験終了!

6. 受験を終えて理解できたこと

もともと米国志向であったので、米国スクールからの芳しくない結果が揃った2月頃には、浪人を覚悟しました。その後、欧州の学校にダメ元で出願したところ、幸運にもトップ2校から合格という結果を得られました。バックグラウンドのフィットには欧州と米国で大きな違いがあるのかもしれません。
スコアはひとつの指標に過ぎないと考えていましたが、TOEFL110、GMAT700は少なくとも米国トップ校のミニマム指標と言えます。欧州トップ校はそこまで明確でないですが、基本的には同じで、個人的にはただの足切ではない印象が強く、やはりスコアメイクは重要です。
スクールビジットは行わなかったですが、余裕あれば行った方が、精神衛生上、良いのは間違いないです。MBA受験で一番大事なことは「諦めない気持ち」を持って、「ベストの努力を」尽くすことかと思います。

7. 使用した教材と評価(独断と偏見に基づく)

TOEFL: 公式問題集◎(全部必須) / Notefull◎(安いし、サービスも充実。speaking以外はこれだけで満点近くまでいける印象) / Skimatalk◎(早めに始めるべきだったと反省、speakingと面接の練習にベスト。先生を選べば、エッセイの英語表現の添削も格安でできる) / TOEFL Practice Online◎(模擬テストは重要。全部買って、本番前にほぼ必ず受けた) / BBC 6 minutes English○(気分転換には良い)

GMAT: GMAT公式教材とPrep◎(必須すぎる) / マスアカ◎(基礎が網羅されていて良い) / GMAT Club◎(特にMathのBnuelという神投稿者の解説と問題集は最高。しかもほぼ無料で最大限活用した。一方のVerbalは回答が間違っていることが多く微妙) / AGOS△(総合パッケージ、とにかく高い)

Essay: 有名予備校やHBSのEssay集◯(あたりをつけられる)

School Research & Interview:日本人学生サイト◎(どの学校も皆さん親切)/ ClearAdmit◯(経験談が豊富、無料で大量の有益な情報が得られる) / Vince Prep Video◯(参考になる動画情報が多く、無料のセカンドオピニオンとしても活用できる)/ 学校や学生有志のYoutube Video◯(分かりやすい) / 先輩MBA 生の個人ブログ◯(ハマりすぎなければ気分転換になる、特にYumaさんとホタテ家族さんのBlogがお気に入り) / スクールのサイト△(学校別の違いがとらえにくい気がする) / MBA Admission/Student Blog△(あまり読まなかったので、判定不可)

8. 受験に費やした金額

Essayコンサル(70万円)、GMAT代(60万円)、TOEFL(40万円)、Interview(10万円)、受験料(20万円)のおおよそ合計200万円相当。振り返ると、すごく高い。

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