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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
YF

Q. 進学予定校
NUS Business School

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (1 year)

Q. 進学予定校の地域
アジア

Q. 受験校
NUS, HKUST

Q. インタビュー実施校
NUS, HKUST

Q. 合格校
NUS, HKUST

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳~35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
米国駐在3年

Q. 費用
社費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国立文系

Q. GPA
3.8

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT:640、IELTS:7.0

Q. 塾
Affinity

Q. カウンセラー
John Couke

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
本邦金融機関に11年勤務。東京にて買収ファイナンスアレンジ業務(本邦企業のクロスボーダーM&A案件向け資金調達/本邦企業のカーブアウト案件におけるPEファンド向けLBOファイナンス組成等)を担当後、直近3年はニューヨーク拠点にて米州非日系ビジネス企画・リスク管理業務を担当。

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
・大きな変化が起きている金融業界(①Fintech企業の台頭 / ②アジア金融市場の成長)において、伝統的なIB業務経験や既に確立されているビジネス知見を持っているだけでは今後通用しないという危機感を感じた。
・過去に欧米亜各地域で買収ファイナンスのアレンジをしてきた中、法規制に特徴があり、国が分散しているアジアでのストラクチャリングに面白さを感じていた。それと同時に、融資先企業の粉飾決算や突発的なデフォルト等の事態にも何度か直面し、アジア現地特有のリスク・商慣習を把握しないことには、新ビジネスをアジアで展開していくことは出来ないと考えた。

Q. 留学の目的や活動予定について教えて下さい。

コンサルプロジェクトや理系学生とのビジネス立上げプロジェクト等、社内では経験出来ない課外活動をリスクフリーで十二分に経験したい。また、Fintech分野の知見向上・アジアにおけるFintech企業の動向把握等を進めたい。

Q. 留学後のビジョンを教えて下さい。

派遣元に戻り、アジアでのFintechに関連するPI業務、或いはFintechビジネス開発を担当することを希望。

Preparation for MBA application

<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2019年2月:社費留学決定。
2019年3月:IELTS(初回)OA7.0取得し終了。
2019年4-9月:4月からGMAT学習開始も、業務多忙により捗らず。7-8月に2回強硬受験したものの失敗。9月からAffinityのRC戦略クラスを受講し対策開始。8-9月にニューヨーク・ボストンにてWorld MBA Tourが開催された為、それに向けたレジュメ作成を行い、アドミとの個別コール・アラムナイからの情報収集等をスタート。
2019年10月:GMAT(3回目)640点取得し終了。エッセイ・推薦状作成を開始。
2019年11月:NUS・HKUST(1st Round)に出願。11月下旬にインタビュー(NUS:On Campus, HKUST:Skype)実施。
2019年12月:NUS・HKUSTから合格通知を受領し、受験終了。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

ニューヨーク在住であった為、アジアMBA関連のInfo Sessionに参加することが叶わず(ニューヨーク・ボストンで開催されたWorld MBA Tourに参加したが、アジアMBAスクールの殆どが不参加)。CEIBSについてはFletcher School、HKUSTについてはNYUやYaleに交換留学で来ている在校生と接点を持つことが出来たが、その他は基本的にアラムナイ・アドミとの個別コールで情報収集を進めた。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えて下さい。

試験対策・コンサル費用:約60万円
シンガポールビジット費用:約20万円

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料、生活費等)はどのようにして調達しましたか。

社費

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えて下さい。(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

ネットの情報からIELTSの方がTOEFLよりも取組み易そうと感じたこと・アジアMBAはどのスクールもIELTSを受け入れていること等を理由に、IELTSでのスコアメイクを早々に決断。また、アジアMBAにおけるIELTSの位置付けは足切りでしかない(=Min. Scoreを満たしていれば点数が高くても低くても大きな差はない)と聞いた為、速やかにOA7.0を取ってGMATに移行することを目標に設定。海外駐在前まで完全なドメ&英語に苦手意識を持つ私でも、対策無しで初回にOA7.0を取れた為、ペーパー試験・対面でのSpeakingを好む人にとってIELTSはスコアメイクし易いのではと感じた。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えて下さい。(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

アジアMBAは日本人ならGMAT600点程度でもエッセイ・インタビュー次第で勝負可能と聞いていたが、香港の情勢悪化からシンガポールに受験生が集中する可能性を想定し、「1st Roundでのアプライ(=10月までにスコアメイク完了)&650点取得」を目標として設定。また、業務多忙であった為、「最低限の体力で最低限のスコアを得る」ことも意識した。結果的に1st Roundでアプライして合格出来たものの、相応に体力が掛かり且つ目標点をクリア出来ず、想定通りに進めることは出来なかった。
・Verbal:ネットで受講可能な「GMAT MBA.JP」で対策を開始。GMAT受験2回目が終わった時点で難解な問題への準備が足りていない&RCもある程度は正答が必要と感じ、AffinityのRC戦略クラス(Set B)にSkypeで参加。同クラスでは、解法テクニック(正解になりにくい選択肢の把握・問題パターンに応じた文中の正解記載場所の探索方法等)を学ぶことができ、時間がない時にはテクニックで解ける問題を優先して取組むという引き出しを得ることが出来た。
・Math:マスアカを読んで初回受験に臨んだものの、本番の問題が難解に感じた。以降、「GMAT Tool Kits」というアプリを使用し、隙間時間に難しい問題を解くようにした。
・受験1-2回目まではGMAT Prepを殆ど使用せず、「淡々と進めて行けば目標点を取れるだろう」という甘い考えを持っていたが、私のレベルでは全く上手く行かず。心を入れ替え、受験3回目の1か月前からPrepを使用の上で時間配分を体に染み込ませた。Prepのスコアが600後半~700点で安定してきた所で3回目を受験。残念ながら640点であったものの、1st Roundでのアプライを優先してスコアメイクを終了。

<Essay & interview>

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えて下さい

アジアMBAへの豊富なアドバイス実績・リーズナブルなフィー水準を勘案し、起用を決定。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

良くも悪くも職歴が10年超あり、ネタ出しには困らなかった為、それをどのようにWhy Asia?に結び付けるかを中心に検討。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えて下さい。

現所属部署のアメリカ人部長(Wharton卒)、香港にいる日本人元上司(LBS卒)に依頼。二人ともMBA卒且つ日頃からコミュニケーションが密な間柄であった為、アピールポイントに関する考えが一致しており、作成はスムーズに進んだ(当方で英語ドラフトを作成し、レビュー・修正して頂く流れを採用)。

Q.インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

エッセイカウンセラーとインタビュー対策を3回実施。他のカウンセラーとの練習も検討したが、捻った質問は多くないと予想された為、自己練習で精度を高めるほうが良いと判断し起用せず。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

アドミとの情報収集を目的とした個別コールにて、NUSは「ダイバーシティに富んだクラスプロファイル」と「学生同士の協力」を重んじていると感じた為、このポイントに結び付く経験を中心にアピールするよう心掛けた。また、職務経験に偏らず、プライベートな活動(大学時代の部活・ニューヨークでの出身大学OB会幹事経験等)も盛り込むように心掛けた。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。

アジアMBAトップスクールを全てテーブルに乗せた上で、以下4点を中心に比較検討。
①アジアでの広範なネットワーク
②ダイバーシティ
③豊富な課外活動
④イノベーション・スタートアップ支援等のプラットフォーム有無

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

①NUSはアジアトップの総合大学であり、アジアでの広範なネットワークにアクセス可能。
②International比率が極めて高く、出身業界も分散しているクラスプロファイル。
③他学部の授業受講や理系学生との新規ビジネス立ち上げ等、バリエーションに富んだ機会に恵まれる可能性が高い。
④NUS Enterpriseという産官学連携プラットフォームの存在。

<その他>

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

インタビュー(2019年11月)をOn Campusにして頂き、キャンパスビジットを実施。インタビュー後、在校生にキャンパス案内をして頂いた。選考への効果は特段無し(「遠い所から良く来たね」というインタビュアーとの最初の和み程度)。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

N/A

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

スコアメイクと並行して、アラムナイの方々との会話・情報収集を早くから進めるべきだったと反省している。特に、GMATが佳境に入ると他の作業にリソースを避けなくなる為、1st Roundで早々に決めたい場合はスコア次第で戦略が狂ってしまう。私自身、もっと早くスコアメイクを終了して、じっくりエッセイに取り組む魂胆だったが、それが叶わずアプライ直前はかなりバタついた。

Q. 一言メッセージ

私は東京で働いていた5年程前に「NUSに行こう」と考えたのですが、当時滅多に担当出来ないアカウントを持って仕事が出来るチャンスがあった為、業務経験の方が重要と考え直し、一度MBAに行く選択肢を捨てました。当時の決断は正解で、その時業務を続けていたからこそ、今では「〇〇のディールを担当していた」とニューヨークにいる金融関係者にも胸を張って言うことが出来ています。他方、5年前から様々な経験を経て、金融業界の大きな変化もあり、改めて「現在の業務で得られるであろう市場価値」と「MBAに行くことで得られるであろう市場価値」を天秤にかけた結果、このタイミングでNUSに行く決断をしました。
何が言いたいかというと、当然ながらMBAに行かない方が自分の市場価値を向上出来る可能性もあるということです。自分なりのタイミング・今頑張れば業務で勝ち取れるチャンス等を冷静に分析し、悩み抜いた末に自分なりの最適解を見つけて頂くのが良いのではと考えます。十分悩み抜いた結果が「今絶対にMBAに行きたい」であれば、どんな大変なプロセスでも頑張れると思われます。皆様が納得のいく決断をして、志望校に合格されることを心より応援しております。

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