合格体験記/シンガポール国立大学/National University of Singapore/SH

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投稿者プロフィール

SH(男性)
31〜35歳(出願時期)
National University of Singapore(シンガポール・アジア)/ FullーTime MBA(進学予定校/プログラム)


Q. 海外経験と期間を教えてください 

高校で1年英国留学、大学で3か月世界一周・国連会議出席多数、社会人で海外出張多数

Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

2024年1月ラウンド:NUS、Oxford、Cambridge

Q. インタビュー実施校を教えてください

NUS, Oxford, Cambridge

Q. 受験結果を教えてください

合格: NUS, Oxford, Cambridge

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

私費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

取得済み

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内・公立・大学・文系

Q. GPAを教えてください

2.6

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GRE: 316 (V149/Q167/AQ3.5) / IELTS 7.5 (R8.0, L7.5, S7.0, W6.5)

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

G-Prep

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

Agos, Ed


Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

総合商社、戦略コンサルの職歴になります。商社では輸出トレーディング、M&A・事業開発、出資先の経営企画室への出向などを経験、コンサルではM&A、組織改革のPJに従事していました。

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

2つあります。グローバルに活躍できるリーダーになりたかったこと、経営に関するあらゆるトピックについて最低限の引き出しを持ちたかったことの2点です。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください

早期からのインターン、交換留学(米国 or 欧州)、アジア旅行、ネットワーキングなど

Q. 留学後のビジョンを教えてください

起業 / VC / スタートアップの何れか


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

2018年:社費派遣の選考申請、落選
2020年:社費派遣の選考申請、落選
~2022年:転勤
2022年:本社帰任。社費選考とコンサル転職を悩み、年齢的に帰国してからのコンサルはハードル高まると考え、実務を優先してコンサルへ転職(この決断は正しかったと振り返って思います。MBAは究極何歳になっても行けるので)
2023年:MBAへの想いが消えず、このまま行かないでいると後悔する、年齢は関係ないと思い、留学を改めて決意、準備再開

2023年
4月 GMAT勉強再開
5月 私用・業務でほぼ手を付けられず
6月 Agos契約
7月 GMAT
8月 財団奨学金の申請書に多く時間を費やす(結果、書類落ち)
9月 GMAT(Prep 580~650を彷徨う、焦り始める)
10月 GMAT(Prep 670を出して少し意気揚々)、Essay着手、推薦者へ連絡
11月 GMAT受験、トラブルがあり不合格、次回受験可能が1か月後の年末となりかなり焦る、切り替えてIELTS準備開始
12月 IELTS受験(R8.0, L7.5, S7.0, W6.5⇒提出スコア)、GRE初受験(309: V147, Q162)、年末GMAT受験(570: V21/Q48)、Essay本格化(とにかく自分を信じて、少しずつ進める)

2024年
1月 3校出願(燃え尽きかけるが何とか自分を保つ)、出願後GRE受験(316: V149/Q167/AQ3.5⇒学校に追送)、月末NUSインタビュー(感触悪くなく気持ちが明るくなる)
2月 NUS合格(職場にメールを見て心の中でガッツポーズ)、Oxfordインタビュー、Cambridgeインタビュー
3月 Oxford / Cambridge合格(心の中で自分を褒める)

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

Info session、OB/OG訪問、日本人ブログ

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

TOEFL/IELTS 50万円(受験、塾含む)
GMAT/GRE  92万円(受験、塾含む)
コンサル  100万円(Essay、インタビュー含む)
大学受験料 8万円
合計 250万円

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

自己資金、奨学金、インターン

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

総論:TOEFLのスピーキングとリーディングのスコアが上がらず、試しにIELTSを受けたところ相性が良く感じIELTSに変更しました。特にスピーキングは人を相手にするのでTOEFLと比較してかなりやり易かったのを覚えています。

IELTSの対策法を記載します。

R:公式問題集
L:公式問題集
S:Agosお試し講座(無料)で型を習得、Cafetalkで練習(Mariaがお勧めです。かなりフレキシブルに時間を調整してくれること、実施中も具体的かつとても親切にフレーズを修正してくれることなどが理由です)
W:Agosお試し講座(無料)で型を習得、公式問題集で自主練、Cafetalkで練習(MariaではなくWritingに特化したネイティブ、とても有益でした)

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

※旧GMAT前提で記載してます

総論:GMATのPrepで700が出ない、安定して670-680が出ない、という状態が1~2か月続く場合、GREを受験されることをお勧めします。GMATで培った基礎力を梃子に、GREは単語力強化、テスト形式慣れなどで効率的にスコアアップが図れます。

それぞれの対策法を記載します。

GMAT:
V:G-PREP、Official guide、Online GMAT Prepの練習問題集※
Q:マスアカを兎に角反復、Official guide、Online GMAT Prepの練習問題集※
※自分で難易度・問題数を選択できるもの

GRE:
V:Manhattanの単語フラッシュカード、公式過去問題集
Q:公式過去問題集

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

Agos:国内大手で実績があること、情報量が多いことを評価・期待して起用しました。週1回のペースで時間をかけてもらえたこと、自分が話す内容を”MBA受験”にフィットする形でストーリーに落とし込んでもらえたことはとても良かったです。

Ed:最初のフリーセッションで的確に壁打ちをしてもらえたことを評価して起用しました。一番精神的にきつい12月から1月中旬くらいにかけ、Essayを送るとほぼ100%24時間以内(感覚的には7~8割を数時間以内)に的確に赤ペンを入れて返答してもらえたことが本当に助かりました。彼の支援抜きには私の受験合格はあり得ないです。インタビューの過去問集もかなり重宝しました。

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

「理想を追い求めすぎないこと」をお伝えしたいです。私の場合、社会人歴が長かったのでネタは豊富にありました。しかし、そのネタを起承転結、STARの型、ポストMBAからの逆算、といった一定の型に落とし込んでいく必要があります。「自分は本当の意味で何を伝えたいのか?世の中にどんなインパクトを与えたいのか?」という本質的な問いに向き合う期間が長く(そして頭の片隅にはスコアの心配もあり)、一時紋々とストレスをためていた期間がありました。しかし期限はやってきます。まずはえいやで文字数・単語数に合わせて当て込んでいきました。そこにあったのは良い意味での「割り切り」だと思います。繰り返し所定の文字数の書ききることで、自分が選ぶ単語やフレーズ、ストーリーが洗練されていき、自分の思考や感情も整理されていきました。まとめると、紙にラフに想いを書き出すフェーズ、カウンセラーに壁打ちしてもらうフェーズ、とにかく自分で所定時数内に落とし切るフェーズの大きく3段階を経てBrush upした私のApplication体験で、特に3つ目のフェーズが大事であったと思います。

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

推薦者は2名いました。大きな戦略観として、前職(商社)と現職(コンサル)のそれぞれでHigh performerであるというReferをとる、という戦略をとりました。その観点で、前職は一番最後の上司(受験時点から遡りすぎるは良くないというカウンセラーのアドバイスも考慮)、そして現職では直近のクライアントにお願いさせて頂きました。お二人ともMBAホルダーで、Application上の推薦状がどの様なものかについて理解があったこと、また私自身の挑戦を応援してくださる方々だったことがお選びした基準でした。結果、プロセス的にも結果的にもこの思考フローは良かったと思います。

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

Edで2~3回、スポットでNish, Matthew, Laurenにお願いしました。ポイントは、過去問10名分ほどは目を通して準備すること、なるべく構造的に回答(準備)すること、の2点です。特に後者については強く意識していました。面接は緊張するので、しどろもどろになるダウンサイドリスクをなくすことが肝要です。その意味で可能な範囲で最初に「Two points. First…」といった様に構造的、Step by stepで回答することを心掛けました。
実際にインタビューを経験し、「少し時間をください」といって10~20秒ほど頭の整理をしてから回答するやり方でも十分受け入れられると思います。兎にも角にも、「しどろもどろになる」という状態を避けることが一番大事かと思います。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

グローバル経験が豊富であること、日本の製造業の衰退を体験しそのテーマに挑戦してきたキャリアであること、の2点を意識してEssayとインタビューの準備をしました。


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

総合大学、コスト、期間、ランキング、合格の可能性、などの順番、観点で総合的に選びました。

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

アジア、期間(17か月)、インターンのし易さ、ネットワーキング(インターナショナルな人脈に加え、日本人の実業家コミュニティとの人脈も魅力に映りました)などの順番、観点で総合的に選びました。

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

NA


Scholarship

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください

NA


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

時間管理と向き合うことを逃げていた自分がいました。切羽詰まっていることを理解しながら、それを見える化・言語化して修正に向かうという行為を避けていました。そのせいで11月~1月は地獄の様な日々でした。結果的に合格が出たので良かったですが、結構紙一重だった気がしています。多くの人が切羽詰まるフェーズを経験されると思います。勇気を持って、自分の可処分時間と各タスクに掛かる必要時間を見える化し、軌道修正することを強くお勧めします。

Q. 一言メッセージをどうぞ!

辛い時、どんなに小さくても良いので、心のどこかで「必ずうまくいく」というスペースを持つこと、根拠なく「自分はできる」と頑張って思いきることが大事だったなと振り返って思います。そして在校生やOB/OGを頼りまくってください。その御恩は次の世代に繋げばよいです。頑張ってください!!

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