投稿者プロフィール
・投稿者(ペンネームorイニシャル):T.I.
・進学予定校:Kellogg
・カテゴリ: MBA
・地域: アメリカ
・受験校:HBS, Kellogg, Tuck, Ross
・インタビュー実施校:HBS, Kellogg, Tuck, Ross
・合格校:Kellogg, Ross
・性別: 男性
・出願時年齢: 26歳~30歳
・海外経験と期間: 学生時に英国へ一年留学し航空工学を研究、東南アジアへの海外出張多数
・費用: 社費
・奨学金: 未取得
・最終学歴:国内 私立 理系
・GPA: 4.0
・受験した試験と出願スコア: GMAT:710(V35/Q50/IR6/AWA5.0)/TOEFL:110(R30/L30/S23/W27)
・塾(試験対策):E4TG, YES
・カウンセラー: Bryan, Ed(面接のみ)
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
2009年の邦銀入行から一貫してプロジェクトファイナンスに従事(受験時、国内案件3年、海外案件3年)。主に、アジア地域の高速鉄道、高速道路、浄水場、港湾等のインフラ案件に関するファイナンシャルアドバイザリー。
Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
英語の環境下で他人を上手く巻き込み、リードする力の不足を感じたため。また、海外案件に携わる中で、現地雇用スタッフと日本人行員とのコミュニケーションが円滑でないことによるビジネスチャンスの逸失に気づき、組織やカルチャーを変え、会社をよりグローバル化させるためのリーダーシップを身に着けたいと考えたため。
Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
何でもいいので自らの発案するプロジェクトを成就させたい。
Q.留学後のビジョンを教えてください。
海外業務
Preparation for MBA application
<概論>
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2014年11月: 社内選考試験を受験。面接で「君にはオーラがない。苦労してないんじゃないか」と説教されたので合格するとは思わず何もせず。
2015年2月: 合格発表。準備を開始。E4TGに通いだす。1回目TOEFL受験。96点
2015年3月: 新婚旅行で勉強中断。モルディブを満喫。TOEFL2回目で105点を取り、少し気が楽になる。
2015年4月: ひたすらTOEFL。Bryanと契約。Goal EssayとLeadership Essayを書き始める。
2015年5月: 受験4回目でTOEFL110点を獲得(提出スコア)。GMATへ移行。YESに通いつめる。
2015年6月: ひたすらGMAT。学校説明会なども参加。
2015年7月: GMAT1回目受験。710点獲得(提出スコア)。更に高得点を狙うか迷うものの、結局GMAT終了。
2015年8月: ひたすらエッセイ。受験校の優しそうなアラムナイの方に片っ端からアポ入れして話を聞く。
2015年9月: HBS, Kellogg出願、面接準備
2015年10月: Tuck, Ross出願。受験校へのビジット。Tuck面接。人生の失敗を聞かれ、何も思い浮かばず。苦し紛れに、待ちに待った初ボーナスの日にフラれた失恋について語るも困惑の表情。「これが所謂“フィットしない”というやつか」と勝手に解釈し、不合格を確信。
2015年11月: Kelloggの現地1年生とのSkype Interview。何を言ってもGreatと言ってくれる調子イイおねーちゃんで話通じてるのか心配になる。また、東京でRossとHBSのインタビュー実施。いずれも前評判よりオーソドックスであっさりしてて拍子抜けする。
2015年12月: 4校結果発表。楽観視してたHBS不合格。MBAランキング表を見る日々。そして、WhartonとMITの受験をにわかに検討。
2016年1月: お世話になったKelloggのアラムナイに御礼旁、相談。また、嫁と温泉旅行。MITの受験を最後まで迷うも、温泉でゆっくりする中で、受験校選定の原点に立ち戻り、Kelloggに進学を決定。
Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
アラムナイの訪問はかなりしました。Why X Schoolを考える際には役に立ちました。どの学校のアラムナイも忙しい中、お時間割いて頂いて本当に有難かったです。
<スコアメイク>
Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
スピーキングは苦労しました。E4TGのテキストをひたすら愚直に繰り返しました。また、リスニングは、市販CDで聞き取れなかったところを録音して、なんどもシャドーイングすることで、30点がコンスタントにとれました。ライティングは最後までコツが掴めませんでしたが、Web Toeflのテンプレートを覚えました。
GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
1回目で奇跡の710が出たので終了しました。700あれば十分と聞いていましたが、今考えると、もう少し高得点を狙えば良かったと思います。YESの吉井先生のプリントとマスアカを繰り返しました。CRとRCは、Manhattan GMATで勉強しました。
<Essay & Interview>
Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
温厚で、仕事を進めやすいと思いました。また、業務もあるので、スカイプで夜に話せるカウンセラーが良いと思いました(BryanはNY在住)。Edit能力は評判通りで、私が書いたものをどんどんEditする形で、Essayはスムーズに仕上がりました。料金は高いですが、忙しい方にお勧めです。
Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・エッセー
4月にカウンセラーと契約して、テスト勉強の傍ら、書き始めました。7月にスコアメイクを終えて、ゼロからのスタートだと、1stで4校受験するのは難しかったと思いますので、この点は、良かったと思います。留学の話、海外案件の話と、書きたいことは割と直ぐに決まりました。字数を絞るところに苦労しましたが、ある程度自助努力でやって、後はカウンセラーに投げてしまいました。うんうん唸ったところで、私のような略純ドメの人間が言いたいことを少ない字数の中で上手く表現出来るわけがないので、そこは任せようと、割り切っていました。
・推薦状
上司と元上司に依頼しました。元上司は英語が得意でなかったので、2か月ほどやり取りしました。お忙しいところ、感謝の気持ちでいっぱいです。
・インタビュー
エッセイが一つのストーリーを通じて自分の一部分を見せるのに対して、インタビューは自分について多面的に聞かれるので、私はエッセイより苦労しました。自己分析をさほどせずにエッセイは書いたので、面接の段になって初めて深く自己分析しました。一連の想定問答に対して一貫した自分像を見せられるように、回答の整合性に注意し、「こいつはこういうやつ」というものが面接官の中に残るようにシンプルなメッセージを打ち出せるように何度も回答を工夫しました。
Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
No one left behindの精神でチーム全員と信頼関係を築き、上手く巻き込むことで各員の強みを引き出せるリーダーシップスタイルを具体的な案件や、英語が全く出来ずに宇宙人状態だった留学経験を使ってアピールしました。また、仕事以外では、人間としての幅をアピールするようにしました。文学や絵画が好きで、よくアメリカ文学を読んだり、美術展に行くので、オタク的な面、学生時代はサッカーに明け暮れていたので、体育会系的な面、それから運よく大学は首席で卒業したので、勉強好きな面、これらをバランスよく見せることを意識しました。
<学校選択>
Q.受験校はどのように選択しましたか。
過去の楽しかった留学経験から、コミュニティ重視の学校にしようと初めから決めていました。あとは、卒業後も先輩との関係は続いていくので、素敵な先輩がいる学校を選びました。
<その他>
Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
出願後キャンパスビジットしました。Rossは、色々なオフィスに伺ったところ、過去の学生レポートを頂けたり、私のバックグランドに合った過去のMAPプロジェクトを一覧にして頂いたりと親切にして頂いたので、その資料をそのまま面接で見せて、親切さに感激した旨を伝えました。
Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
他の受験生のデータを把握しているわけではないので、印象論に過ぎませんが、GMATの点数はインフレしているので、トップスクールでは、700点-710点では安心できないような気がします。受験しているときはまさか自分が(トップスクールの中では)低GMATゾーンにいるとは思いもしませんでした。
Q. 一言メッセージ
体調には気を付けて下さい。