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投稿者プロフィール

・ 投稿者(ペンネームorイニシャル):K
・ 進学予定校:INSEAD

・ カテゴリ: MBA
・ 地域: ヨーロッパ/アジア/その他
・ 受験校:INSEAD, Stanford MSx, IMD, Cambridge
・ インタビュー実施校:INSEAD, Stanford MSx, IMD (withdraw), Cambridge
・ 合格校:INSEAD, Stanford MSx

・ 性別:  男性
・ 出願時年齢: 31歳〜35歳
・ 海外経験と期間: 業務で延べ2-3カ月欧州に滞在、1年に数回海外出張
・ 費用: 社費
・ 奨学金: 未取得

・ 最終学歴: 国内・国立・大学院・理系
・ GPA: 学部:3.7、大学院:4.0

・ 受験した試験と出願スコア: GMAT:710(V=35/Q=51/IR=8/AWA=4.5)/TOEFL:107(R=30/L=30/S=23/W=24)
・ 塾(試験対策):AGOS
・ カウンセラー:AGOS

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学院薬学系研究科卒業後、バイオ関連企業で数年間研究業務に従事し、その後、新製品開発のプロジェクトマネジメントを担当してきました。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
2012年頃から担当した新製品開発プロジェクトがきっかけでした。そのプロジェクトを進める中で、良い開発パートナーを見つけることの重要性に気付き、国境に関係なく有能なパートナー企業を見つけることができるようになりたいと感じました。また、そのプロジェクトで、欧州の小さなベンチャー企業に開発競争で負けたことにショックを受け、海外でどのような新製品開発が行われているかに強く興味を持ちました。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
海外でどのような新製品開発、新ビジネス開発が行われているか学びたいと思っています。あわよくばEntrepreneur志向のクラスメートとともに、プログラムの中で、新製品開発、新ビジネス立ち上げを体験してみたいです。また、特にバイオテクノロジー領域の企業を中心にグローバルなツテをつくるチャンスをできるだけ活用したいと考えています。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
会社に戻り、海外企業、特にベンチャー企業との協業により新製品開発、新規ビジネス開発を加速して、面白くてやりがいのある仕事を沢山作り出したいと思っています。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
以前から漠然と留学に魅力を感じていたため、2010年頃からTOEFL対策は開始していました。2014年春に目標の点に到達したのでGMAT対策を開始し、2014年夏にTOEFLとGMATのスコアメイクを完了しました。その後、会社に留学の希望を伝え、留学を認めてもらいました。2015年夏よりエッセーやインタビューの対策をスタートし、2016年1月に全てのスクールへの出願を完了しました。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
いずれの学校もWebのInfo sessionやOB/OG訪問の機会を見つけて話しを聞いてみました。IMD以外についてはCampus Visitすることができ、自分の中での志望度を確認するのに大変役立ちました。現地に行くことで学校の特徴をよりはっきり理解できること、また、エッセーやインタビューでも具体的に説得力をもって志望動機を伝えることができるようになりますので、Campus Visitは非常に重要と感じました。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
合計 150万円程度
内訳:
・TOEFL 10回  = 20万円程度
・GMAT 3回  = 7万円程度
・TOEFL&GMAT対策(AGOS、マスアカ)  = 40万円程度
・出願戦略~エッセー~面接対策(AGOS) = 80万円程度
(・Campus visit = マイレージ利用や観光のついでで安価に。)

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

・ TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
私は日本でしか教育を受けてきていないのでSpeakingとWritingで苦労しました。SpeakingとWritingについては、フィードバックをもらいながら勉強するのが一番だと思うので、早いうちから対策コースを取っておけばよかったと後悔しています。
TOEFL Speaking:AGOSのLance先生に丁寧に教えていただいた結果、安定して得点できるようになりました。
TOEFL Writing:”Barron’s Toefl Ibt”を買って自習したのですが、結局、全く点が伸びませんでした。

・ GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
純ドメ理系らしく、Qは50点以上、Vは35点を目指しました。2か月で集中して勉強しました。
GMAT Quantitative:マスアカは効率的でした。マスアカで算数/数学向けの英単語を覚え、問題に慣れることができました。
GMAT Verbal:AGOS中山先生の授業を取って如実に点が上がりました。受講して大正解でした。
GMAT AWA, IR:特に対策をしませんでした。AWAは、TOEFLより書くべきことが客観的に明確なのでTOEFLより大分楽に感じました。IRは、QやVの対策をちゃんとしておけばひどい点は取らないと思います。

<Essay & Interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
どのカウンセラーが良いか自分自身で判断できる自信が無かったので、AGOSに全てお任せすることにしました。エッセーもインタビューもそうですが、日本でずっと過ごしてきた私には自己アピールの仕方を根本的にたたき直してもらう必要がありました。カウンセリング無しにはとても合格にたどり着けませんでした。クリスマスも年末年始も熱心にカウンセリングして頂き、大変感謝しています。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

・ エッセー
文章の構成の仕方についても、アピールするべき内容についても、経験も知識もないところからスタートしたので苦労しました。書く⇒カウンセリング⇒書く⇒カウンセリングを繰り返して、だんだんとコツがつかめるようになりました。

・ 推薦状
今の上司、前の上司、そして、2年以上同じプロジェクトで共にプロジェクトマネージャーとして働いてきた欧州パートナー企業のプロジェクトマネージャー(欧州の方)に書いていただきました。心から尊敬している3名に推薦状を書いていただけたことは、私のApplicationに非常にプラスになったと思います。どんな事に注意して推薦状を書いてほしいか、3人共に簡単にお伝えして後は推薦者の方々に全てお任せしました。自分のポリシーに反するので提出前の内容チェックはしませんでした。

・ インタビュー
AGOSでひたすらトレーニングしてもらいました。一般的な質問事項に対する回答は、4校のエッセーの中のどこかで既に書いていたので、エッセー提出後はそれらの内容を口になじませることに集中し、毎日30分程度練習していました。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
定石通りと思いますが、学校ごとに選考のCriteriaが多かれ少なかれ公開されているので、自分の特徴や経験が、そのCriteriaに合致するものであることをアピールしました。また、会社から初めての社費留学だったことも良いPRポイントになりました。

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
新製品開発や新ビジネス開発を勉強できそうなところ&1年以内のコースという条件で選択しました。私自身、学んだことを早く新製品開発に活かしてみたいと考えており、会社とも考えが一致したため、1年のプログラムから選択しました。

Q.進学校の決め手は何でしたか。
Stanfordのベンチャーカルチャーも、Cambridgeの様々な経験ができるProjectsも、IMDのLeadership教育も、いずれも非常に魅力に感じていました。最終的には、思いっきり世界に視野を広げてみたかったことやプログラムのスケジュール等からINSEADを選択しました。

<その他>

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
・INSEAD(2014年夏):旅行のついでに、Campusで行われたMBA information sessionに参加して、シンガポールキャンパスを見学しました。
・Cambridge(2015年秋):Admission teamに連絡してvisitさせていただきました。Admission staffや日本人在校生にお話しを伺うことができ、在校生やカリキュラムに魅力を感じられたことでエッセーやインタビューでアピールできる内容が充実しました。(結局不合格でしたが。)
・Stanford MSx(2015年秋):Campusで行われたMSx Program Information Sessionに参加して、Admission Officeの方にプログラムの内容を紹介してもらいました。Webでははっきり書かれていない選考基準を示唆していただけたことは貴重でした。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
奨学金には応募しませんでした。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
TOEFLのSpeakingとWritingは早めに対策コースを取っておくべきでした。特に、Writingをちゃんと教わらなかったので、エッセーの文章構成力にまで課題を残してしまいました。また、費用・スケジュール的に厳しくても、Campus visitはやっておくべきと感じました。Campus visitに行っておくとエッセーやインタビューが充実するのに加えて、最終的に進学校を決める時にも確信が持てます。どんな授業を取れるか、どんなクラスメートがいるかは入学までわかりませんが、ロケーションは裏切りません。

Q. 一言メッセージ
家族、会社の理解があったからこそ、苦しい時期も乗り切り、志望校に合格することができました。これからの1年間で勉強することを会社に、社会に活かしたいと思っています。

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