合格体験記 / バージニア大学ダーデンスクール / University of Virginia Darden Business School / X.X

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
X.X

Q. 進学予定校
Darden

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
US5校、UK2校

Q. インタビュー実施校
US4校

Q. 合格校
Darden (ウェイトリストが複数校あったが取り下げ)

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
ほぼなし。大学4年時に3週間語学留学。短期出張と旅行数回。

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・私立・大学・文系

Q. GPA
3.18

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 680 (V32, M50, AWA5, IR7)
IELTS 7.5 (R8.0, L7.5, S7.5, W6.5)

Q. 塾
TOEFL / IELTS関連: Agos, E4TG, Affinity
GMAT: Affinity, 濱口塾

Q. カウンセラー
メイン:Round One
サブ:Ed, Lauren

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
【バックグランド】
大学4年まで日本を出た事のない生粋のドメスティック人材。高校までは野球少年。寮生活をしながら熱血高校球児を演じる。テスト前の一夜漬けを除けば、人生でまともに勉強をした経験がなく高3の夏までを過ごす (数学はいつの間にか授業から消える)。大学在学中は会計士試験の勉強にキャンパスライフの大半を捧げる。MBA受験を決意した時点での英語/数学の力は本当に底辺だったと思います。

【職務経験】
監査法人の金融事業部にて金融機関への会計監査を2.5年。その後Big 4系コンサルファームに転職してM&Aコンサルタントとして4.5年。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

大学4年時に、何故か憧れを抱いてMBA受験を決意。エッセイ等では色々と書いたが、「海外に住んでみたい」といった類の漠然とした憧れが、受験を通して最も大きなモチベーションだった気がします。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・とにかく全力で楽しむ
・色々なバックグランドの友人と仲を深めて異文化理解に努める
・英語コンプレックスを解消する

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
将来的には野球ビジネスに携わりたいので、MBA在学中にMLB機構やMajor League30球団へResume等を送って何処かに入れないか模索してみる。それが叶わない場合はとりあえず日本に帰国する。

Preparation for MBA application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
集中力が欠けていた事、また、合格年度の前年には予期せぬ病気に見舞われた事もあり、長編ストーリーとなってしまいました。何度も絶望して、気が狂いそうになりましたが、諦めずに本当に良かったです。テストスコアが伸び悩んでる方にとって、少しでも勇気になれば幸いです。MBAと関係ない内容も一部ありますが、その時期の私の集中度合いだと思って下さい。

・2012年初旬:海外MBA受験を決意。緩やかに英語の勉強を開始。MBA Top Schoolに必要なTOEFL110 or IELTS7.5をゴールとする。先ずはTOEICからと思い数ヵ月勉強して受験してみる。600点。

・2012年年末:TOEIC820点。「けっこー簡単に英語は点数が上がるな」と激しい勘違いをする。

・2013年初旬:満を持してTOEFL初受験。42点と鮮烈なデビュー。Listeningは1問も分からなかった。以降、TOEFLの勉強をダラダラと継続。

・(初受験から3年経過) 2016年:TOEFL 15回目で96点。最初はよく分からなかったが、ここにきてTOEFL110点がどれだけ難しいかを感じる。知人の言葉「IELTS 7.5は大して難しくない」を信じてIELTSに転向。全然そんな事なかった。

・2017年:IELTSを受験しまくる。7.0を獲得したが、7.5を目指して引き続きIELTSの勉強を継続。

・2018年初旬:「今年度出願する」と決意してGMATの勉強を開始。Mathは巷で有名な”マスアカ”を購入したが、「因数分解」、「三平方の定理」、「平方根」等の基本的な事すら意味が分からなかったため、解説を読んでも全く理解できず途方に暮れる。ネットを漁っていたら”J-Math”という解説が丁寧な参考書を見つけて、そちらをベースに勉強を進める。並行してIELTSは数を打ちまくる。が、7.5が取れない。

・2018年夏:ひたすらGMATとIELTSの勉強。Round oneと契約する。Essayも作成開始。

・2018年9月:初回GMAT620点。まあ最初はこんなもん。

・2018年10月:2回目GMAT650点。点数が上がった事にホッとする。IETLSは13回連続で7.0を取って発狂しそうになる。

・2018年11月:3回目GMAT640点。Mathがどうやっても47点を越えず焦る。一方で、IELTSは24回目の受験で遂に7.5を取得。叶姉妹がよく出没するスーパーで100g/2,000円の牛肉を買って一人でささやかに乾杯。

・2018年12月:4回目GMAT600点。ここにきて過去最低点を取得して帝国タワーの1階ソファーで絶望する。そしてその5日後になんと癌が見つかる。本当に絶望する。「目の前が真っ暗になる」を人生初体験。マジか。。。2018年度の受験を諦める。クリスマスに入院して翌日手術。大晦日に一時退院。

・2019年1月~3月:抗癌剤治療。治療開始後すぐに髪が抜け始める。毎日の抜け毛ケアがあまりに面倒で、どうせ全部抜けるのならと、外出日に思い切って髪を剃りに床屋へ向かう。担当者に「本当にいいのか」と何度も確認されるが、意思は変わらず10年ぶりに丸坊主になる。倦怠感や吐き気が楽な時にGMATの勉強を継続。しかし、治療を進めると薬が体に蓄積するため、辛さは日毎に増していき後半はほとんど何もできず。。。この時励ましていただいた友人らには心の底から感謝。幸いにも3月末で寛解という事で退院。イチローの引退会見を生中継で全部見る。

・2019年4月~6月:ウィッグを着けて職場復帰。男性ショートのウィッグは生え際の表現が難しく、どうしても不自然になる。「髪よ伸びろ」と毎日願う。眉毛は女性用化粧品を使って書いて対応。「昼休みに化粧直し」の必要性を実感する。入院の反動で食欲が爆発して食べて飲んでを繰り返す。7年ぶりにラーメン二郎@三田に行って感動する。せっかく治療で体重が落ちたにも係わらず、一瞬で元に戻り、最終的には人生で一番太る。スーツがきつい。勉強に中々身が入らない。

・2019年7月:オシャレ坊主くらいまで髪が伸びる。「そろそろヤバい」と徐々に勉強にエンジンが掛かる。Essayも見直し開始。ウィッグを外して外出する事に抵抗がなくなったため、気合をいれる意味で”Orange Theory Fitness”(ジム)に入会。レンタルのウィッグは返却。4ヵ月で35,000円くらい。

・2019年9月:5回目GMAT670点。Mathが足を引っ張り続ける。

・2019年10月:UK1校出願。あっけなく書類落ち。あまりにあっけなく大してショックも感じず。GMATの勉強継続。

・2019年11月:6回目GMAT620点。帝国タワーの1階ソファーで再び絶望する。某Top Schoolで面接官をしている上司にEssayのレビューを依頼したところ「僕だったら一瞬で落とす」と言われ大きなショックを受ける。Essay + GMATの二重苦で精神的に追い込まれる(ここら辺から年末までが一番きつかった)。

・2019年12月初旬:7回目GMAT570点。7回目にして初の500点台を記録。癌告知を受けた時とほぼ同レベルの絶望を感じる。あまりに辛すぎたため、当日は同僚3人に飲みに付き合ってもらう。1人はUS MBA卒業生で受験当時に初回GMATで720点を取っており、「7回目で570点を取る人間の気持ちなど分からないだろーな」と心の中で少し思いながらも愚痴を聞いてもらう。久しぶりに人と飲んですごい楽しかった。

・2019年12月下旬:某上司にEssayを再度レビューしていただき「良いと思う」とのお言葉をいただきホッとする。8回目GMATは出願後の1月に受験する事として勉強継続。

・2020年正月:出願。アプリケーションを入力しながら箱根駅伝を観戦。今年は観戦を控えようと思ったが無理だった。

・2020年1月中旬:人生最後の8回目GMATは680点。結局700に届かなかったが、最後に上がって悔いはなし。受験校全てにアップデート依頼を送る。文面をコピペで送っていたところ、最初に送った学校の名前を変え忘れて、その他全ての学校にも送ってしまう。プチ絶望する。複数の学校からインタビュー・インビテーションを貰って安堵する。

・2020年2月:4校インタビュー実施。「全部落ちたらどうしよう」と毎日不安を感じる。

・2020年3月:Darden合格。当日は深夜に電話が来ることを想定して一晩中起きていたが電話は来ず。。。一睡もできず最悪の朝を迎えていると、11時頃にメールで「今夜電話して良いか?」と連絡があり歓喜。MBA受験終了。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
ネット、OB/OG訪問

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
ベンツ購入可能

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験準備でスッカラカンになったため、授業料・生活費等は全額学校ローンの想定

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFL 15回、IELTS 24回受験しました。最終的にはIELTS 7.5 (R8.0, L7.5, S7.5, W6.5) で出願しています。TOEFL 42点から始まり様々な予備校、参考書、勉強法を試したため、あくまで個人的に感じた部分を科目別に記載します。

・Reading
基本的な文法と単語を先ずはセットして、その後は問題演習を繰り返すのみかと思います。やってれば勝手に伸びる科目なはず。単語は有名なTOEFL 3800がベスト。いずれにせよGMATでランク4のレベルまで求められるので、早いうちに全部覚えるのが良いと思いました。特にGMATとの相乗効果が大きいので、ある程度点数が上がったら(TOEFLで25点、IELTSで7.0程度)、GMATの勉強で代替できると思います。

・Listening
最も時間が係るパートかと思います。「問題を解く→スクリプトを見ながら音源を聞く→シャドーイング」をOfficial Guide等の問題を使って繰り返しました。「聞けなかった箇所が聞けるようになる」を地道に積み重ねるしかないと思います。私のように時間を必要とする方々は確実に問題が枯渇するので、中国サイト等を使いながら、本番に近しい問題を大量に入手する必要があると思います。CNN等を毎日聞いてリスニング力向上を図る勉強法もあるかと思いますが、私は「公式問題」、または「本番に近い問題」で演習をこなす事を意識しました。倍速機能がついているアプリは必須。また、このセクションは圧倒的にIELTSの方がTOEFLより簡単なため、Listeningの点数が原因となってTOEFLでゴールに届かない方は、個人的にはIELTSに転向がおススメ。

・Speaking
TOEFLの場合はE4TGに行ってドナルドの言う通りにするのがベストだと思います。私は行く前に15点付近を彷徨っていましたが、彼の講座を3ヶ月取ってからは23点で安定しました。どうやって勉強すべきかを教えてくれるので、自主学習に身も入ります。予約で埋まってる場合があるので、早めのコンタクトが必須。IELTSに移行してからは公式問題集の問題を家で一人でぶつぶつ回答してました。通勤時に家→駅/駅→家の道でも小声でぶつぶつ言ってましたが、盛り上がると声が大きくなり不審者になる事が多々あったので辞めました。IELTSのスピーキング受験日は、毎回一人カラオケ3時間コースで練習していましたが、受験直前に急性声帯炎になってしまい散々の回がありました。予兆が全くなく、いきなりほとんど声が出なくなるのでお気をつけ下さい。Interview練習をしている時もここは注意しました。

・Writing
最初は自分に合うテンプレートを覚えて、その後は練習を重ねてオリジナルの表現を増やしていく事が大事かと思いました。意識しないとつい後回しになってしまう科目かと思いますので、継続して書く習慣をつけるよう、オンラインの添削サービス等を使って毎日、または2日に1度は書くようにしてました。復習が最も億劫な科目でもあると思うので、Excelで使うべき表現みたいなリストを作ったり、その時その時で、添削された文章を点数だけ見てポイ捨てしないように頑張りました。IELTSの場合はTOEFLと比して字数に重きが置かれていないと思うので、より洗練された表現をミスなく書く事が重要なはずです。WritingはIELTSの方が点数が出にくく、上げるのに苦労すると思います。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
合計8回受験して、最終的には680(V32, Q50)で出願しました。「受験スケジュール」の欄をご覧になれば容易に想像出来るかと思いますが、やみくもに勉強しても、線形的に点数が上がるという試験ではないと思います。確信を持って言えるのは、前半がめちゃくちゃ大事という事。7回目で570点を取った後の最後の8回目は、もう割り切って「後ろの5問くらいはランダムクリックでいいや」とタイムプレッシャーを気にせずに前半を本当に丁寧に解いたら、Math50が出ました。後ろの4,5問はランダムだったと思います。メンタルの面でも楽になるのでいい作戦でした。大した英語力/数学力がないのに、この「前半重視」の重要性を甘く見て、全て解こうとしていた事が個人的には一番の反省です。勉強をしていると「前回よりも力が付いたから」とつい欲が出るのですが、そこら辺が点数が下がる原因だった気がします。「MBA受験生の中でも力がある」と自負できない場合は、最後の数問は捨てる覚悟が良いと思います。

・Verbal
Maxは34でした。SCは最初に予備校に行ってルールを覚えるのがベストだと思います。網羅的であればどこでも構わないと思いますが、私はAffinityが良かったです。加えて濱口塾のオンライン講座は問題を大量にくれるのが非常に有難いです(これはSC問わず)。CRも「何となく出来る」という方々もいらっしゃるみたいですが、解法を先ずはセットして土台を作ってから問題演習をこなすのが正攻法かと思います。RCはOGや過去問(中国のサイトに大量にあります)を2019年の夏ごろから毎日1問解くようにしていました。Verbalは最初から最後まで点数がブレたので、結局何が良かったのか分からず終わってしまいました。

・Math
「因数分解」、「三平方の定理」、「平方根」等々、そこら辺の知識が全くなかった(中学時代には一度やっているはずだが、ほぼ消えていました)ので大変苦労しました。勉強を始めて数カ月後に初めてPrepを解いた時は30点台で、Verbalの点数と見間違えました。”マスアカ”が難しすぎる、良く分からないという一部の人には”J-Math”という参考書がおススメです。”マスアカ”は解説が雑なので、あたかも常識のように記載されている式の展開が分からない箇所が多々ありました。「三平方の定理」も解説など当然なく、初めて見た時はパニックでした。私のような数学弱者には、”J-Math”を何度も何度も解いて基礎を固めた後に、Official Guide等で問題演習を大量にするのが良いかと思います。また弱者は応用も利かないので、問題を沢山解いて対応力とスピードを身に付ける必要もあると思います。その場合、問題は枯渇するので、私はマンハッタン等の問題にも手を出していました。「OGは簡単すぎる」との論争がありますが、個人的にはOGの後半は十分に本番レベルだと思います。

<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
知人の紹介でRound Oneに依頼しました。Ed, Laurenにもコンタクトしました。Roundさんとは毎週定例でアポを入れて進めるため、特にスコアメイクが終わらない中でも強制的にEssayを進めなければならず、この点が非常に良かったと思います(どうしてもEssayは後倒しになるかと思うので)。違うカウンセラーからの意見も聞きたいなと思い、EdやLaurenにもコンタクトしました。Edは誰もが使っているので、「EdからOK出たら大丈夫だな」という気になれます。LaurenはUK向けに意見を聞きたくコンタクトしました。格安ですが、非常に親身に見ていただけます。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
受験期の後半に気付いたのですが、Essayの深堀はカウンセラーと英語でやるよりも、職場の上司・同僚と日本語で徹底的にやったのが個人的には良かったです。どうしても英語だとフワッとするのと、本当に腑に落ちるまでカウンセラーとやり取りするのは費用を要します。私の場合はコンサルタントですが、「コンサルタントとして社会にどう貢献したい」みたいな内容を、カウンセラーとディスカッションするよりは、同じ仕事をしている上司・同僚と話した方が圧倒的にリアリティのある内容になりました。MBAを卒業してる同僚に壁打ち相手になってもらって、何度も話を聞いてもらいました。上司には「壁打ち」という訳にはいかないので、ある程度まとまった段階で意見を伺っていました。Essayをカウンセラー以外に見せるのは最初は抵抗があると思いますが、一度訳が分からなくなるくらいまで色々な人の意見を聞いて、そこから纏めていったプロセスが良かったです。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
現職・前職のそれぞれの上司に依頼しました。現職の上司には前々から伝えており、私の意向をサポートしていただいていたので、出願の2ヶ月程度前にお題を伝えてドラフトしていただきました。前職の上司には記載いただきたい内容等を話し合って作成いただきました。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
4校実施しましたが、想定外の質問はほとんどありませんでした。唯一思い出せるのは「自分のリーダーシップ・スタイルを3つ述べよ」という質問があり、「1つしか用意してねえ」と焦りました。カウンセラーと合計10回以上Mockをしましたが、ある程度回答を作った後はとにかく自分で反復練習するのが一番だと思います。「Why this school」はEssayではあまり深く書くチャンスがない学校も多いと思いますが、Interviewでは不自然なくらいに用意した方が良いと思います。「興味ある授業を2,3個挙げてみて?」など、上辺でも良いからその学校を調べたか調べてないかだけを確かめてると感じる質問もありました。どうしても家でずっと集中するのは難しかったので、早朝のオフィス、カラオケ、人が少ない公園等々、色々な場所で練習しました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
基本的にTeamwork、collaboration万歳の学校を受けていたので、特にインタビューではその点がアピールできるよう注意しました。「周りからどんなFeedbackを受ける?」のような質問も自分がTeam playerである事を匂わせる回答を用意しました。Edからは「会計士→コンサルなんてToo boring。InterviewではCancer experiencerである事を上手く使って興味を持たせろ」とアドバイスいただきました。余りにもお涙頂戴な感じが出ないように気を付けながらそこら辺の話をしました。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
どうせ行くなら仲良くなりたかったので、田舎の学校に行きたかったです。都会の学校でそれぞれがやりたい事を持っている中で、グイグイと輪に入っていける自信はありませんでした。また、日本で就職活動をする上で、選択肢が狭まるのは避けられる程度のランキングの学校には行こうとも思いました。30歳間近で私費、貯金ほぼなしというステータスなので、最初は1年制が良いかなと思ったのですが、出願したUK2校はあっさり書類落ちしたので、全く未練なく切り替えられました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
田舎である事。Collaboration万歳の雰囲気。ケースメソッドを通じて英語コンプレックス解消に抜群そうである事。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
小手先の話では、自分の力を過信せず、GMATではちゃんと前半重視の原則を重要視すれば良かったと思っています。
全体的にはもっと集中すればここまでの長期戦にならなかったはずですが、「まあ自分にはこれ以上は無理だったな」とも思えるので、個人としての限界だと思います。特に私費で長期戦になる方は、モチベーションの維持が一番大事なはずです。「予備校に行く」、「受験仲間を作る」、「周りに公言して退路を断つ」等々、色々な方法を駆使して一定程度のモチベーションを常に保つべきだと感じました。
また、MBA受験はお金がかかります。予備校は総じてめちゃくちゃ高いです。オンラインでも色々な教材が売っています。私は藁にも縋る思いでどんどんマヒしていき、最終的には10万円くらいは誤差のような感覚になりました。ですが、予備校に行った方が効率的かつ周りの刺激も得られるので行った方が良いと思います。そのためにも常日頃の貯金は大事。浪費家である事を反省しました。

Q. 一言メッセージ
死ぬまで諦めなかったら「受かる」か「死ぬ」かなので、挑戦し続けたらほとんどの人は、いつか自分が行きたいと思える学校に行けると思います。

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