投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
ラガーマン
Q. 進学予定校
Chicago Booth
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
Q. 受験校
Booth(2nd)、CBS(Regular)、HBS(2nd)、Kellogg(2nd)
Q. インタビュー実施校
Booth(WL)、Kellogg(WL)
Q. 合格校
Booth(WL→合格)
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入入社後半年間ヒューストンで実務研修
Q. 費用
私費
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
私立文系
Q. GPA
2.8
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GRE:321(V:151、Q:170、AW:3.5)
IELTS:7.5(R:8.5、L:7.5、S:6.5、W:7.0)
Q. 塾
Affinity、Agos、YES、Presence(TOEFL)
Q. カウンセラー
エッセー:Affinity/佐取さん(メイン)、Ed(セカンドオピニオン)
インタビュー:Jessica、Matthew、Nish
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学時代は体育会ラグビー部に所属。新卒で総合商社に入社し、化石燃料のトレーディング、マーケティング業務を7年間担当。
Why MBA?
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
①ビジネスパーソンとしての自分のエッジを持ちたかったこと
②一生に一度の人生で、経験者全員が最高というMBAという経験をしてみたいと思ったこと
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
将来自分がどういったキャリアを歩みたいのか、インターンやクラブ活動を通じて自分の適性を見極めるべく、少しでも興味のある活動に積極的に参加したいと思います。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
留学中の学びや経験を踏まえて判断したいと思います。
Preparation for Application
<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2018年3月末(当時28歳):MBA受験を目指している部署の後輩と会社の飲み会の二次会で将来について話している中で、MBA受験について興味を持つ。
4月:社内にいるMBAホルダーの方々、これから留学予定の会社同期に話を聞き、またインターネット上で情報収集をしたところ、MBAにいくと人生が面白くなるのではないかと感じる。一番大きかったのは、話をした人全員が「MBAに行ってよかった」と言っていたこと。これが決め手となり、受験を決意。
5月~11月:独学でTOEFLの勉強(初回は2018年6月10日受験、スコアは69点)。
12月:独学の限界を感じ、TOEFLの予備校に入学。2月まで授業を受講し、TOEFLの受験も継続。
2019年3月:MBAの社内選考の基準であるTOEFL95点を到達できず、社内選考の出願を見送り(この時点のTOEFLの最高点は90点)。
2019年4月(当時29歳):社内選考を一年遅らせると、入学は2021年で32歳、2年生のプログラムに行くと卒業は34歳になることを考えると、一年でも早く留学したいと思い、私費での受験を決意。
2019年4月~12月:GMAT→GRE→GMAT EA→IELTSの順番で試験対策を実施し、スコアメイクを終える
2019年11月:キャンパスビジットを実施。1校出願をし、インタビューの案内を待つも、12月に書類で不合格との結果を受領。
2020年1月:3校に出願。そのうち1校は書類で不合格、残る2校はインタビュー案内を受領。
2月:2校のインタビューを実施。
3月:2回目のキャンパスビジットで最後のアピールを実施。コロナの影響が深刻化する前でぎりぎり滑り込んだ形となった。
3月末:2校の結果を受領。いずれもWLというはっきりしない状況となる。
4月:WLから繰り上げてもらうためのアピール(追加の書類提出等)を実施し、結果待ち。4月から5月末に結果が出るまで、毎日夜(アメリカの営業時間が始まる時間)になると携帯が気になり、電話が来ないと凹む、というのを毎日繰り返す。
5月20日:Boothから合格通知の電話をもらう。日本時間で20時30分(アメリカの現地時間6時30分)という、想定外の時間帯の電話だったが、ようやく2年に及ぶ受験生活が終わったことを実感。”
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
<オンラインでの情報収集>
①予備校サイト
・Affinity英語学院、AGOS
→この2校はスコアメイクで大変お世話になりました。予備校サイトのいいところは、在校生経由で告知依頼のあった各学校のイベント情報がタイムリーに公開されることです。また両校ともに無料のセミナーを定期的に開催しているので、そういったイベントの質疑応答も活用し、情報収集をしていました。加えて、Affinityについては「受験生の声」というところに合格者の体験記があるので、そちらもスコアメイクの観点で参考になりました。
②日本サイト
・海外MBAドットコム
→学校別に過去の受験生の受験体験記が掲載されており、スコアメイクからカウンセラー選択、インタビュー対策まで、非常に参考になる情報が詰まっています。
③海外サイト
・Poets&Quants
→無料の会員登録をしておくと、定期的にメルマガが届きます。各学校の特徴や学長、アドミッションへのインタビュー記事は参考にしていました。
・Clear Admit
→各学校の出願締め切り、合格通知のタイミング、エッセー課題をまとめてくれているので使い勝手◎。またLivewireで世界中の学生の動向をチェックすることが可能。インタビューや合格通知の時期には他の受験生の状況が気になり、依存症になってしまうので要注意。
④日本人のサイト、ブログ
・各学校の日本人サイト
→多くのトップスクールは在校生がまめに授業やクラブの活動、現地での生活をブログにまとめており、最新の情報を入手するにはベストだと思います。また過去の合格者の方々のスコアやバックグラウンドも記載されているため、合格者の傾向をつかむこともできます。
・アメリカTop MBA受験に失敗した人のブログ(時々ナンパ)
→MBA受験に失敗された方のブログです。ご自身も書かれていますが、受験に失敗した人の体験談はこちらが唯一だと思います。大変参考にさせて頂きました。
・negotogatariさんのブログ
→Kelloggを卒業され、現在日系PEファームで活躍中の方のブログ。Kelloggを受験される方は必見。
<対面での情報収集>
①各学校の説明会に可能な限り出席し、事前に聞きたいことを準備した上で似たバックグラウンドの人に質問をする。
→これは初期段階の情報収集として有効。特に金銭的なコストがかからないため、志望度にかかわらず、気軽に参加できる。
②学校によっては学校説明会以外にもイベントを開催しているので、それらのイベントの情報をカウンセラーやアラムナイから入手し、積極的に参加する。
→ある程度志望校が固まってきた段階で、エッセーやインタビューのネタ集めに有効。ここでも無料のイベントには積極的に参加し、人脈を広げておくとあとで活きてくることがある。
③キャンパスビジットで在校生から情報収集。
→在校生から具体的な授業やクラブの最新の情報を聞くことで、エッセーやインタビューの完成度を高めることができる。
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。
合計:500万円
<内訳>
試験代:76万円(TOEFL13回、IELTS10回、GMAT EA1回、GRE4回)
予備校代(主にスコアメイク):190万円
カウンセラー:54万円
インタビュー対策:51万円
キャンパスビジット(2回):27万円
推薦状翻訳:22万円
エッセー校正:10万円
Waitlist対策:10万円
英会話(Speakingセクション対策、主にオンライン英会話):20万円
参考書:20万円
その他雑費(主にカフェ利用):20万円
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用は貯金から捻出、進学後は貯金+親からの借金+親名義での教育ローンで賄う予定。
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
概論のところで記載の通り、イレギュラーなスコアメイクのスケジュールになっています。背景としては受験の途中から、英語のスコアが不要となるCBSにフォーカスしてスコアメイクを進めたためで、その他3校への出願のために最後にIELTSのスコアメイクをすることになりました。受験生活を振り返り、もう一度やり直すとすればスコアメイクをTOEFLではなく、IELTSから始め、OA7.5を取れてからGMAT or GREに移行すればよかったと思っています。ここではIELTSのみ記載させて頂きます。
<Listening>
TOEFLと同じく先回りをして問題をチェック。Paperで受験をする場合、問題のキーワードにあらかじめマークをしておくことで、実際に問題を解くときに手助けになる。スペルミスに要注意。リスニングの点数を伸ばすのは時間がかかるので、通勤時間や支度をしている時間含め、日々英語に触れておきましょう(デスクに向かって勉強している時間以外はずっとPodcastで無料で配信されているBBCを流していました)。
<Reading>
3題の長文から構成されていますが、一般的に問題は易しい→難しいの順番になっているため、1題目は15分、2題目は20分、3題目は25分が時間配分の目安となる。長文をすべて読まなくても、キーワードを探すだけで解ける問題も多いため(特に1題目)、過去問を解いて時短のコツをつかんでおくことがオススメ。
<Writing>
2つのエッセーに回答することになりますが、1題目はある程度テンプレを使い、15-20分程度で完成させ、残り時間を可能な限り2題目に割く。1題目は字数も最低限でOK、正直こちらは受験生の間であまり差がつかないと思う。点数に大きな影響を与えるのは2題目で、こちらの精度をいかに高められるかが勝負。TOEFLは字数を増やすことが推奨されていますが(コンピューター採点で字数も点数をつけるうえでの指標になっているらしい)、IELTSは人が採点しているため、よりエッセー全体のロジックや語彙力の比重が高いようです(エッセーに無駄な文章がない前提で、字数は300-350wordsでOKだと思います)。GMATやGREで難しい語彙に触れていたこともあり、可能な限りレベルの高い語彙を使うことで7.0を取ることができました(ただし無理にレベルの高い単語を入れ、ニュアンスが間違っていると減点対象になるので、練習で書いたエッセーはネイティブに添削してもらってください)。
<Speaking>
TOEFLと違って対面でのインタビュー形式となるため、初めて受ける人は戸惑うかもしれません。Youtubeにそれぞれの点数と回答例の動画が上がっているので、動画を見てから試験に臨むといいと思います。Sはベストスコアが6.5なのであまり有益なアドバイスはできませんが、2分間のスピーチでは事前に使い勝手の良いエピソードを2つ用意しておき、毎回それに無理やり話をもっていくようにしていました。例えば、「好きな場所は?」とのお題であれば「大学のラグビーグラウンド」という回答を用意しておき、ラグビーをコアに語れるエピソードを作っておきました。もう一つ用意していたのは「尊敬している人は?」とのお題に対し、「XXさん、会社の先輩でMBAホルダー。影響を受けて自分もMBAを目指して勉強している」といった具合に自分の話しやすいエピソードを持っておくことで、即興で回答を作りやすいと思います(ただし、スクリプトを覚えていると思われると減点になるようなのでご注意ください)。”
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
受験生活を振り返ると、GMATからGREへの乗り換えが最大のターニングポイントでした。GREからGMATスコアへの換算は、ETSのHPで換算することが可能ですが、GREのQで170点(満点)を取るとGMAT換算で53点というGMATでは存在しないスコアが出ます。その結果、Vのスコアが低くともGMAT換算で700点近い点数が出ることになります。Affinityで推奨されていたのはQで170点(GMAT:53)をとり、Vで152点(GMAT:29)を取るとGMAT換算で700点となるので、そこをベンチマークにしましょう、というものです(僕もこれをターゲットにしていました)。
Qで170点を取ることは簡単ではありませんが、GMATのQで51点を取るよりも難易度は低いと思います(GMATのQは大学でバリバリ理系の人でも満点は稀と聞きます。僕は大学時代にラグビーしかしていませんし、大学入試で数学は使いましたが、高校時代は文系です)。またこちらもAffinityで教えてもらったテクニックですが、GMATと違ってセクション間の休憩時間が無限にとれることもGREのメリットです。ただし、年間5回しか受けられず、試験と試験の間を3週間空ける必要があるため、出願タイミングから逆算して戦略的にスケジュールを組むことをお勧めします(GMATと異なり、生涯の受験回数制限はありません)。
取り組んだ授業、参考書は以下の通りです。
全般:Magoosh
V:AffinityのGRE Verbalクラス(7~10月)
Vの参考書:OG
Q:AffinityのGRE Math3時間セミナー
Qの参考書:OG、Manhattanの「5lb Book of GRE Practice Problems」、Nova’sの「GRE MATH PREP COURSE」
AW:Affinityの3時間セミナー、「Score it now」(ETSが提供しているオンラインの添削システム)
英単語:Manhattanのフラッシュカード(Essential、Advanceの合計1,000語)
<Verbal>
英単語:ひたすら気合で覚える。すでに勉強を始めている方はご存じかと思いますが、単語問題だけでV全体の半分を占めるため、暗記が得意な方には得点源になるかもしれません。ただ驚くほど単語の難易度が高いので、単語を得点源にできる方は稀なようです。
長文読解:Affinityのクラスでの演習、復習を中心とし、力試しでMagooshで問題演習。
<Math>
前述の通り、Mathで満点を取ることが前提なので、とにかく大量の問題演習をしました。
Magooshの問題を解き終わった後、ネット上で色々調べた結果、MagooshのブログでNova’sのMathの問題集がオススメされていたのでアマゾンで購入。問題数が例題164、演習問題531題とボリュームがあります。
それもすべて解いてしまったので、Manhattanの問題集を購入し、Mathのみ実施。タイトルの通り5lb(=2.268㎏)と、こちらもかなりの分厚さと問題数です。GMATでのMath対策の成果もあり、満点を取ることができました(1回だけですが、、)。
<AW>
スコアは毎回3.5で対策の効果があったのかよくわかりませんが、学校もあまり見ていないようなので気にしませんでした。”
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
カウンセラー選択については①相性、②カウンセラーに何を求めるか③希望するカウンセラーが対応してくれるのか(契約するタイミングやスコア次第では断られることもある)、といった点を考慮する必要があります。僕が起用したカウンセラーはAffinityの佐取さんとセカンドオピニオンでEd Leeを起用しました。EdはMBA受験をされる方で知らない方はいないのでは、というくらい有名な一方、日本人のカウンセラーを起用する方は少ない印象ですが、僕自身は佐取さんなしでは合格できなかったと心の底から感謝しています。この2名を起用することになった流れは以下の通りです。
・2019年5月:そろそろレジメを作ろうかなというタイミングでAffinity飯島さんから佐取さんとレジメを進めることをアドバイスされ、あまり深く考えず(他のカウンセラーと比較せず)、佐取さんとレジメを作成。
・2019年7月:コロンビアのEarlyでの出願に向け、そろそろエッセーに取り掛かるタイミングとなり、Affinityの飯島さんから、佐取さんとエッセーを進めることを薦められる。飯島さんのポイントとしては、スコアメイクは飯島さんがサポートをし、エッセーや受験戦略では佐取さんがサポートをしていれば飯島さん・佐取さん間で密にコミュニケーションをとり、包括的なサポートがしやすい、とのことでした(結果としてこのアプローチが本当によかったです)。スコアメイクに時間がかかりすぎて複数のカウンセラーと相性を確認している場合ではなかったため、そのまま佐取さんと契約。佐取さんから、アメリカ人の視点でエッセーを磨くべく、ネイティブのカウンセラーもセカンドオピニオンでつけておいた方がいい、とのアドバイスを頂き、3月にEdのKick Offセミナーに出席していたこと、周囲からの評判をもとにEdと契約。
佐取さんとEd、それぞれと契約してよかったと思う点は以下の通りです。
佐取さん:日本語でブレストに付き合ってくれ、ある程度の形に仕上がってくると表現方法やエッセーの構成含め、大幅な加筆をしてくれる。スコアメイクに苦しんでいた僕からすると、佐取さんのおかげでかなりの時間節約ができた。日本語でもそうですが、英文エッセーで使える美しい表現や言い回しがあるので、そういった点も修正してくれた。
Ed:佐取さんとは違う視点でコメントをしてくれ、エッセーの質を磨くことができた。ただし、論点の深堀はしてくれるものの、校正は最後の最後までしてくれないため、出願まで時間がない中ではかなり焦る。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
明確なPost MBAのキャリアがあるうえで、MBA受験を決意される方にとっては全く難しいものではないのですが、僕のような動機でMBAを決意された人にとってはなかなか悩ましいと思います。正直な気持ちとしては、MBAの2年間を通じてキャリアを見つめ直したかったため、MBAを目指した段階では「まだ決まっていない」が本音でしたが、それでは受からないので必死に考えることにしました。経歴としては入社以来、化石燃料のトレーディング・マーケティング一筋、新規ビジネス立ち上げの経験なし、サラリーマン家系なので家業を継ぐといったストーリーも使えず、といった状況でした。似たようなバックグラウンドの方何人かにお話を伺いつつ、どうにかしてこれまでのキャリアの延長でひねり出すことにした結果、以下のキャリアゴールを設定しました。
Short term goal:戦略コンサルに就職し、エネルギー関連企業を中心としたコンサルティング
Long term goal:エネルギービジネスでの起業
設定にあたっては、自分がこれまで培ってきた経験と知見を活かしつつ、世の中のトレンドを踏まえて説得力のあるストーリーにすることとを意識していました。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
出願時の部署の上司と前部署の上司にお願いしました。私費ということで極力手間をおかけしないように細心の注意を払った上で依頼をし、快く引き受けてくださいました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
スコアとGPAは競争力がなく、最後のアピールのチャンスということでかなり気合を入れて準備しました。具体的な準備方法は以下の通りです。
1.スクリプトを作ってカウンセラーにチェックしてもらう。
2.カウンセラーからOKが出たらその内容を一字一句間違えないようになるまで、とにかく覚える。
3.覚えた内容を自然に話せるようになるまでカウンセラーと練習しまくる。
スクリプトを作ること、覚えることについては賛否両論ありますが、僕は要点だけ覚えてもすらすら話せる自信がなかったため、覚えてから自然に話せるようにする、という手段を取りました。暗記戦略をとったのはそれだけ英語力に自信がなかったからであり、ご自身の英語力に合わせた戦略をとっていただければと思います。カウンセラーとの練習時間の内訳は以下の通りです。Matthewとはスカイプでセッションを実施していたため、インタビュー当日の朝も練習に付き合ってもらい、緊張をほぐしてもらっていました(これは非常によかったです)。
Ed:6時間
Matthew:8時間
Nish:14時間
Jessica:2時間
飯島さん:2時間
合計:32時間
上記はカウンセラーとの練習時間であり、加えてスクリプトを暗記する時間もかかっています。スクリプトの暗記は単純作業で家で鏡の前で黙々とやるのはつらいものがあったため、夜に皇居の周りを歩きながらスクリプトを暗記していました。1周すると1時間程度なので、ちょうどいい練習時間になりました。インタビューは最後のアピールのチャンスとなるため、後悔しないためにも最後の最後まで気を抜かず、完璧な準備をしてから望むことをお勧めします。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
ラグビーを通じて培ったリーダーシップ、チームワークをどのように商社での業務に活かしてきたのかを中心にアピールしました。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
ヒューストンでの実務研修を経てまたアメリカに戻ってきたいとの思いが強かったことから、USトップスクールの中でも私費、スコア、GPAを考慮し選択。今年ダメだったら翌年学校の幅を広げてリアプリしよう、と考えていました。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
これまでのキャリアでファイナンスを学ぶ、触れる機会がなく、この機会に腰を据えて勉強したいと思っていたため、基礎から応用まで学ぶことができるBoothの授業に期待しています。またBoothのフレキシビリティーを活かし、今後のキャリアの方向性が決まり次第、特定の分野に注力して授業を取っていきたいと思います。
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
2019年11月と2020年3月の計2回実施しました。1回目は出願予定の4校すべてを訪問、2回目はインタビュー実施後に最後のアピールとして2校訪問しました。自分の中でできることはすべてやり切り、後悔したくなかったので実施しましたが、どこまで効果があったかはわかりません。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
当初のスコアメイクのストラテジーに大きな誤りがありました。特に独学でTOEFLを勉強していた期間のタイムロスが後々大きく響きました。受験生それぞれのスタート地点、得意不得意が異なるため、いち早く自分にあった対策に着手することが受験を有利に進めていくうえで肝要だと思います。
Q. 一言メッセージ
多くの日本人受験生にとって、MBA受験は時間、金、エネルギーいずれをとっても大きなコストを伴います。また人によっては何かを犠牲にすることになるかもしれません。そこまでしてもMBAを取るんだという強い気持ちがあれば、どんなにスタート地点が低くとも、周囲より時間とお金がかかっても、最後まで走り切れると思います。諦めない気持ちさえあれば、道は拓けます。頑張ってください。