投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
el-ay
Q. 進学予定校
シンガポール国立大学(NUS)
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
アジア
Q. 受験校
NUS
Q. インタビュー実施校
NUS
Q. 合格校
NUS
Q. 性別
女性
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
3週間(大学4年時にイギリスでサマースクール参加)
海外出張:アメリカに複数回、オーストラリアに1回
直近3年間の業務はほぼ英語のみ
Q. 奨学金
取得済み
Q. 最終学歴
国内・私立・文系(学士)
Q. 受験した試験と出願スコア
IELTS : 7.5 (R: 8.5、L: 7.0、S: 7.0、W: 6.5)
GRE : 314 (Verbal: 148、Quantitative: 166、Analytical Writing: 4.0)
Q. 塾
IELTS : なし、 GRE : なし
Q. カウンセラー
Interface Warren Devalier
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
私立大学 経済学部卒
金融1年→コンサル1年→ IT 6年
Why MBA?
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
直近の会社に入社してグローバルな環境での仕事にやりがいを感じる反面、国や文化をまたいで同一事業を運営することの難しさや、組織間での解決し難い軋轢を目の当たりにし、このような問題に太刀打ちできる人材になりたいと思ったため。
また、グローバルと一言に言っても自分はどのような価値を提供できるのかを考え、これまでAPAC地域と世界各国との橋渡しをしてきたことから、日本人・アジア人として国際社会へより貢献できるようになりたいと考えるようになったため。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
起業 or 現地Tech企業でプロダクトマネージャー
国やバックグラウンドの様々なチームでもまとめられるようになリーダーになりたいです。
Preparation for MBA application
<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
*昨年合格しdefermentしています
2019年4月:IELTS受験
2019年9月:GRE受験(1回目)
2019年10月:カウンセラーと出願準備開始
2019年12月:GRE受験(2回目)
2020年1月下旬:NUS出願
2020年2月上旬:NUSよりInterview Invitation
2020年2月下旬:Interview実施
2020年3月上旬:NUS合格通知
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
まずMBAスクールを比較した記事やGlobal MBAランキングから自分の興味に近い学校を選び、公式HPや日本人在校生によるサイトでプログラム内容や学校のカラーなどを確認。
また、志望度の高い学校であれば東京でイベントがある時は必ず出向きアドミッションや卒業生と話をする、さらに現地にいる在校生にコンタクトをとり話を聞かせてもらう、などを行いました。
私の場合は下記の条件を満たす学校を受験校の候補に入れていました。
・Diversity
・Tech-related program
・High-level cohort
・生活のしやすさ(国・地域)
なお、在校生と話す時は、日本人だけでなく日本以外の国の学生とも積極的に話すように心掛けました。
日本人は入学後にあまり他国の学生と関わらない印象を持つ学校もあるようなので、そのような印象を与えないためにも重要です。
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。
130万円程度
・カウンセラー : 95万程度
・IELTS: 受験費用(1回) 2.3万
・GRE: 教材費・Magoosh 4万、受験(2回) 5万
・その他: 受験初期にAGOSのGMAT intensiveコースに参加 26.8万
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金+奨学金
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
まず全体を把握するために『ターゲットバンド7』を精読したうえで各セクションの対策を行いました。教材は『公式問題集』『新セルフスタディ IELTS完全攻略』『IELTS完全対策&トリプル模試』の3冊に加え、英単語用に『実践IELTS英単語3500』を使用。
■Listening
ひたすら問題演習。元々リスニングは得意だったので主に問題慣れが目的でした。上記3冊の問題を一通り解く。問題を早回しで再生して解いて、本番がゆっくりに感じるようにしました。
■Reading
リーディングはどちらかというと苦手だったのでより入念に対策しました。実践IELTS英単語3500に乗っている単語を Quizletというアプリを利用して覚え、問題演習をしながら間違えた問題を読解の甘さ・単語力不足に分けて整理して苦手分野を対策。また、凡ミスが目立ったので必ず回答の根拠となる部分に線を引いてから回答を選ぶようにして勘違いやミスによる失点を防ぎました。
■Writing
ターゲットバンド7 で基礎となる型を習得し、どのような回答が高得点につながるかをトリプル模試で確認しながら演習を重ねました。Amazonのレビューにもありましたが、トリプル模試の解説は非常にわかりやすく独学が難しいライティングでは特に重宝しました。また、本番と同じ状況で練習がしたかったのでフリマアプリでJSAFのロケット鉛筆(本試験で配布されるものと同じもの)を購入し、日々の勉強に使っていました。なお、Task 2にはTask 1の倍の配点があるため本番ではTask 2 から取り組みました。
■Speaking
試験の数日前にUdemyで “Get 7-9 in IELTS Speaking: IELTS Speaking Masterclass” というコースを購入しました。スピーチを行うPart 2の回答例が豊富でかなり参考になりました。それ以外は予め試験で使えそうな難しい単語をいくつか覚えておいて点数が少しでも上がるように心掛けました。他のセクションと比べてあまり対策はしていません。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
当初はGMATを勉強しており、ゴールデンウィークにはジェイマスの『GMAT数学完全攻略』を一通り解き、AGOSのVerbal集中講座にも参加しました。しかし、特にCritical Reasoningが思うようにできず、回答の根拠を説明されても「こういった解釈もできるのでは?」などと余計に考えてしまい自分には合わないことを痛感しました。書店でGREのOGを見てみたところGMATに比べて素直(?)な問題で対策しやすそうだと感じ、また独学しやすいこともポイントとなり、学習開始3-4週間ほどでGREに転向しました。
しかし、今回の受験で最も苦戦したのがGREだったと断言できます。日本人であることと、ジェイマスの『GMAT数学完全攻略』のおかげでQuantitativeには苦労しませんでしたが、Verbalは最後まで苦戦して思うような点が取れませんでした。使用した教材は Official Guide 3冊、Magoosh GRE、Cracking GRE、Manhattan Prepの “5 lb. Book of GRE Practice Problems” ですが、特にVerbalに関してはOG以外だと傾向が少し違っていて、問題慣れする以上の効果はあまり感じられませんでした。しかし、Prinston Reviewの “Cracking GRE” はVerbalの攻略テクニックが非常に役立ち、英語を母国語としない受験生には特にお勧めです。
そのため、Cracking GRE → Offigial Guide → POWER PREPの順にやってみて足りない部分を補強するために他の問題集を検討するのがベストだと感じました。
詳細は長くなるのでInterfaceの体験記をご参照ください。
https://kkinterface.co.jp/testimonials/singapore/mba-532/
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
<決めた理由>
・実績と評判
・エッセーだけでなくアプリケーション全体を通してお願いできること
・時間単位で見ると他のカウンセラーと変わらないか若干安く設定されていたこと
*一生にそう何度もない大勝負なので、スコアメイキングにそれほどお金をかけなくて済んだ分カウンセラーにはしっかり投資しようと決めていました。
<感想>
・評判通り腕は確かで、エッセーは劇的に改善され、面接は2-3回のセッションで太鼓判を押してもらえるほどになった
・アドミッションとの関わり方など細部にまでこだわった指導してもらえた
・受験中に娘を授かったことや、業務面での危機もあったが全て動じずにアドバイスしてもらえた
・クライアントを受からせようとする想いが強いあまりに少し気難しいところがあるカウンセラーなので、合う・合わないがあると思います
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
設問が多く、かつ全て250words以内で書かなければならないことに少し苦労しました。(どれも500wordsくらい書かせてほしい内容でした…)
まずはノートにアイデアを全て書き出し、どれが自分のコアな部分を表現でき、かつアドミッションに刺さるかを考えながらエピソードを選びました。
迷った時は2-3パターン書いてカウンセラーに見てもらうこともありました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
初回のインタビューセッションで2時間ダメ出しを受けつづけ、それを全て録音したものを自宅で整理・復習しました。
MBAのインタビューでの答え方、内容、声色、発音、振る舞い方など、本当に細部に至るまで指摘が入ったので、この1回で理想とする形を具体的にイメージすることができました。
基本的には、質問にはストレートに回答し、必ずエピソードを添えるようにしていました。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
受験開始当初は漠然とした憧れから欧米の学校を志望していましたが、仕事上APACとアメリカやヨーロッパとの橋渡しをしてきたことから、これからグローバルで戦っていくためにもっとアジア/APAC地域に精通した人材になるメリットを痛感したため、アジアのビジネススクールに目を向けるようになりました。
結果、治安が良く、生活もしやすく、夫の仕事にも都合がよく、さらにアジアの中心地かつ興味のあるFintechも盛んであることからシンガポールへ行くことを決め、その中でもGlobal MBAランキング上位で上述の4条件を満たすNUSへの進学を目指すことにしました。
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
出発する当日にインフルエンザになってしまい結局visitはしませんでしたが、特に悪い印象を与えてしまった感じもありませんでした。
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
学校の奨学金 : 出願時にエッセーを提出
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
受験準備中にもっと受験仲間と関わり情報交換ができれば、より効率的に進められたかなと感じています。
Q. 一言メッセージ
大学院受験は大変だとわかってはいたものの、その大変さは想定を超えるものでした。GREの勉強をしている時は何度心が折れたかわかりません。
それでも最後まで走り切れたのはMBAを目指すと決めた理由が揺るぎなかったのはもちろんですが、それ以上に周りの方々のサポートに救われたことが大きかったと思います。
これからMBAを受験される方は、大変な道のりではありますがぜひプロセスを楽しんでみてください。受験が終わる頃にはご自身の成長を感じられ、きっと良い結果が待っているはずです。