合格体験記/スタンフォード大学GSB/Stanford Graduate School of Business/Makiko S

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投稿者プロフィール

Makiko S(女性)
26〜30歳(出願時期)
Stanford GSB(アメリカ)/ FullーTime MBA(進学予定校/プログラム)


Q. 海外経験と期間を教えてください 

・仕事でロンドンに2年弱
・大学4年次に短期留学で英語圏(ダブリン、ロンドン、ブリスベン)に6ヶ月程度

Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

M7校(Columbia、Chicago、Harvard、Kellogg、MIT、Stanford、Wharton)+LBSに全て2nd roundで出願

Q. インタビュー実施校を教えてください

Columbia、Chicago、LBS、Stanford、Wharton

Q. 受験結果を教えてください

・合格: Chicago、LBS、Stanford、Wharton
・ウェイトリスト: Columbia
・不合格(面接なし) : Harvard、MIT
・辞退: Kellogg  *他校の合格発表後に面接招待が来たため辞退

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

私費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

取得済み

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内・国立・大学・文系

Q. GPAを教えてください

WES適用後に3.4

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

・GRE 322 (V152 / Q 170 / AW 4)
・IELTS 8.0 (R 8 / L 8 / W 7 / S 8)

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

GRE : Affinity / ジェイマス

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

・受験の全体戦略、エッセイ、面接、細かな相談含むサポート: Ed
・エッセイ: Matthew
・面接 : Jessica、Nish、Vince


Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

高校まで福岡県(first gen. college student)→東大文三・経済学部→米系投資銀行IBD@東京→アクティビストファンドのアナリスト@ロンドン→欧州系PEファンド@東京

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

・グローバルな環境で自信を持って働けるようにするため。これまでのキャリアのなかで海外の方と働く機会が多く、特に言語の面で苦労したため克服したかった
・純粋に新しい場所で暮らすことや新しいコミュニティ・友達に出会うことが好きだから

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください

上記が留学の目的で、ソーシャルや就職活動に時間を割きたいと思っています

Q. 留学後のビジョンを教えてください

現時点での考えとしては、英語圏でアクティビストファンドかロングオンリー、もしくは、日本に戻ってPEファンドに就職したいなと思っています


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

2023年
・1月 : ガーデンリーブを利用してキャンパスビジット。キャンパスビジットのレジュメ作成のためにEdにリーチアウト。※この時点では受験するかどうかまだ不明
・2月~7月:転職したため仕事に集中。Affinity(GRE対策)には土曜日にペースメーカーとして通う
・8月 : 仕事がひと段落し、本格的にMBA受験を決意。IELTSは2022年時点でUKビザ更新目的でOA7.5を持っていたので、GREのみ土日をフルに使って自習
・9月 : GREに集中。GRE本番#1 (OA319、V149、Q170)。期待通りVが低く終わる
・10月 : GREに集中。GRE本番#2 (OA319、V155、Q164)。Vの勉強に偏ってQが低く終わる
・11月 : GREに集中。GRE本番#3 (OA 322、V152、Q170) ※出願スコア。既に11月末になっておりエッセイへの切り替えが必要になる
・12月上旬 : IELTSを複数回受験 (OA 8 / R 8 / L 8 / W 7 / S 8) * 出願スコア
・12月中旬 : 前職・前々職の先輩に推薦状を依頼・相談。その他にも、卒業生からの推薦状を受け付けているLBSやChicagoについてもアラムナイの先輩に推薦状を依頼・相談。この頃会社に受験をすることがオープンになっていました
・12月下旬 : エッセイ作成。クリスマス~大晦日までインフルエンザで発熱…

2024年
・1月上旬:ギリギリにアプリケーションを仕上げてM7 + LBSに出願
・1月中司 : 面接練習開始。最初はスクリプトの作成のみ緩く始めていたところ、先輩からのヒアリングで準備不足を認識。その後、Nishと受験仲間とそれぞれZOOMで1時間ずつ面接練習。一週間に2回程度のタイミングで、Ed、Jessica、Vinceとも練習
・2月~3月上旬 : Chicago、Columbia、LBS、Wharton、Stanford、Kelloggの順に面接招待を受領。途中HarvardとMITから面接なしrejectの連絡も受領。ベーシックな質疑応答から各学校別の傾向を踏まえて対策を実施
・3月下旬 : Columbia、Chicago、Wharton、Stanford、LBSの順に合格発表

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

・キャンパスビジット ・MBAの先輩方・在校生の皆様とのZOOM

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

約200万円

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

・受験費用は貯金
・進学後の授業料・生活費は、学校の奨学金、ファミリーローン、貯金

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

・上述の通り、IELTSを選択し、既に受験前準備前に出願最低ラインOA7.5を持っていたので、MBA受験で重視されるSだけにフォーカスして対策しました
・SはPart 1とPart 2のよく出るトピックは事前に何を話すか整理し、ブレットポイントでエクセルに纏めて練習しました。Part 3は予想が難しいと思ったため事前の対策はしていません
・面接官との相性もあると思ったので、サイコロを振る気持ちで出願締め切り1か月前の12月上旬に数回受け、Sで8が出たところで受験終了しました

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

(※私のスコアの低さや準備期間の短さを踏まえて勉強方法については、あまり参考にしないほうがよいと思います)
・GMAT / GREはいずれも模擬試験を受けて、相性が良さそうだと思ったGREを選択しました
・Qはジェイマスを2周したあと、Official Guideを1周+間違った問題を解き直ししました
・Vはまだ時間の余裕があったころにAffinityでRCの対策コースをペースメーカー的に受講し解き方を理解しました。Affinityの内宮先生がご丁寧にご指導してくださったので、歯が立たないところから少しずつ正解するようになっていました。語彙問題はManhattanの単語カードを隙間時間で何周もしました。その後、Official Guideを1周+間違った問題を解き直ししました
・とにかく時間がなかった、また、本番の問題と微妙に性質が異なると思ったため、単語帳以外は非公式のものには手を出さず、公式のものに拘りました

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

・Edについて:
― 受験の全体戦略、エッセイ、インタビュー、細かな相談含むサポートをお願いしました
― 投資銀行時代からのメンターかつ推薦者の方がMBA受験時にEdにお願いしていたことや、学校のカルチャーやカリキュラムへの知見や、卒業生・在校生とのネットワークがあることで定評があったことがカウンセラー決定の決め手になりました
― アプリケーションの点では、私はエッセイの内容に強い拘りがあったため、Edが意思を汲んでくれた上でコメントを貰えたためとてもスムーズでした。また、アプリケーションの着手が締め切り1か月を過ぎていたので、スピーディにコメントバックしてくれたことや締め切りの数時間前までレビューしてくれたことは本当に助かりました
― インタビューの点では、特にStanford向けの対策で、特有のbehavior questionsへの想定回答がインタビュー週間前ですら決まっていない状況で、その後Edと約一週間毎日3時間程内容の詰めを行いました。何とかインタビュー本番に自信を持って臨むことができました。Edが時間を割いてくれたことや、メンタルサポートに感謝です

・他にも複数のカウンセラーの方にお世話になり、どの方々もプロフェッショナルで素晴らしかったです

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

・メインのエッセイでは、「受かるためのエッセイよりも自分が納得できることを書こう」と割り切って思いの丈を綴りました。自分の中で強烈な体験となったアクティビストファンドでの職務経験について書きました
・その他、候補者の中で自身がいかにuniqueな存在かということアピールすることや、自身の子供のころの経験が現在までの職務経験やキャリアゴールにどう繋がっているかを流れ良く書く(“connecting the dots”)ことを意識しました
・サブのエッセイでは、メインのエッセイと全く違うストーリーで多様な面をアピールすることを心掛けました

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

・推薦者について、本格的にMBA受験を決意したときには、新しい会社に入ってまだ一年も経っていない状況で、これといった結果も残せていなかったので、公私ともに私のことを良く理解してくださっている投資銀行時代のメンターの方とアクティビストファンド時代のイギリス人の上司にお願いしました
・推薦状の内容について、エッセイとは異なる自身の面や、自分でも気づいていない面をアピールできるエピソードを含めてくださり、よりアプリケーションが立体化した、オーセンティックになりました

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

・出願後から短期集中で2ヶ月ほど入念に練習しました
・まず、どの学校でも聞かれる可能性が高いオーソドックスな自己紹介や志望理由等はスクリプトを書き出して流暢に話せるまで練習しました。最初は暗記になりがちですが、何回も練習すれば細かな質問の変化にも対応できるようになりました。スクリプトはEdにも送って短い時間でアピールポイントが伝わるかを確認しました
・その上で、NishもしくはEdが紹介してくれた友人と毎日少なくとも2時間(土日などは3時間以上)ZOOMで模擬インタビューを行い練習しました
・学校によってインタビュアーの属性や質問形式が異なるため、インタビューの招待がきた学校は傾向をよく把握して対策しました。例えば、Stanfordは卒業生によるbehavior questions、Whartonはアドミッションオフィスもしくは在校生によるグループディスカッション、LBSは卒業生による数分間のケーススタディ等
・インタビューに万全の体制で臨めるよう、職場のチームの皆様がかなり配慮してくださいましたので、理解してくださった皆様には感謝の気持ちです

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

候補者の中で同じバックグラウンドの人がいなさそうで、自身のキャリア観に最も影響を与えたと考えるアクティビストファンドでの職務経験をアピールしました


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

時間的な制限があったのであまり吟味する時間もなく、ここじゃないとダメだという理由もなかったので、キャンパスビジットで訪れたM7 + LBSにしました

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

パートナーが同時期にStanford GSBのMSxに合格したからです。結局、パートナーは仕事に集中することになったので一人で行きます

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

2023年1月にM7 + LBSに行きました。在校生とのコーヒーチャットやクラスビジットをさせてもらって、学校のカルチャーをアプリケーションやインタビューで言語化できるように情報収集することを意識しました


Scholarship

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください

奨学金は大手のところはほぼ出しましたが全て落選しました。合格後に大学から奨学金を貰いました


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

自身のギリギリ受験記を踏まえ、受験勉強は余裕を持って進めておくことをお勧めします。とはいえ、受験で時間的に余裕がある状況はなかなか来ないと思うので、自身がアピールできるポイント(テストスコアかエッセイか、等)ごとに優先順位をつけることが重要かなと思います

Q. 一言メッセージをどうぞ!

MBA受験期に支えてくれた家族、案件中にも関わらず面接練習に理解を示してくださった前職のチームの皆様、落ち込んでいるときに相談に乗ってくれた友人、受験アドバイスをくださったカウンセラー、ギリギリになって依頼したのにも関わらず快く推薦状を受けてくださった推薦者の皆様、受験のノウハウを教えてくださった先輩方に感謝の気持ちでいっぱいです。 また、StanfordのMBAプログラムは日本人の人数が少ないので、これから受験される方やキャンパスビジットされる方はいつでもLinkedInでコンタクトいただければと存じます。とっても大変と思いますが、応援しています!

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