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投稿者プロフィール

R.U(男性)
26〜30歳(出願時期)
IESE Business School(スペイン・ヨーロッパ)/ FullーTime MBA(進学予定校/プログラム)


Q. 海外経験と期間を教えてください 

幼少期パリ(6歳頃までなのでほぼ記憶なし)、旅行・出張ベース

Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

2024 Round 1: IESE, HEC, UCLA Anderson

Q. インタビュー実施校を教えてください

IESE, HEC, UCLA Anderson

Q. 受験結果を教えてください

合格: IESE, HEC 辞退: UCLA Anderson

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

私費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

取得済み

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内 / 私立大学 / 文系 (国公立を受験していたので数ⅡBまではがっつり勉強してました)

Q. GPAを教えてください

2.9

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GMAT:710 (V34 / Q51 / IR7 / AWA4.0)
IELTS:7.5 (R8.0 / L7.5 / S7.0 / W7.0)

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

GMAT: Y.E.S(SC), Affinity (CR)
IELTS: IELTS answersの添削サービス (W)

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

エッセイ:Reve Counseling, Matthew
インタビュー:Matthew, Nish


Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

新卒でメガバンクに入行し都内営業店で法人営業を数年経験した後、Big 4系FASの金融機関向けのStrategy部門に転職し、M&A戦略立案・BDD/CDD等幅広に経験

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

現職で若い年次で順調に管理職まで昇進することができている中、一度自分のキャリアについて見直したいと考えたたため。
また、クロスボーダープロジェクトに関与する機会も多かった中、グローバルなチームメンバーのマネジメントやそもそもの英語力を向上させたいと考えたため。
今までの人生あまり挫折もなく順調に過ごしてきた中、海外MBAというタフな環境で英語力含め挫折を味わいたいと思います。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください

グローバル環境でのリーダーシップ向上、世界中での人脈、幅広い業界の知見獲得及びそれら業界が抱える問題へのコンサルスキル向上

Q. 留学後のビジョンを教えてください

PEファンド或いは戦略コンサルが本線ですが、キャリアについては留学中に改めて幅広に検討したいと考えています。


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

時間軸や予算含め、当初立てた計画通りに概ね遂行することができたかと思います。

・2022年
1月:年末年始に自分のキャリアについてゆっくり考えた結果MBAを意識。MBAを保有している部門長パートナーにMBAに興味があることを相談
2月~3月:海外駐在募集の話が出たため一旦そちらにフォーカスするも破談
4月~6月:MBA受験の全体プロセスや学校について調査、受験までのスケジュール・予算検討
6月~10月:IELTS勉強、初回OA6.5、2回目OA7.0取得しGMATへ移行
11月~12月:プロジェクト多忙につき勉強ストップ
・2023年
1月~2月:GMAT Math勉強開始。Mathは今までの貯金でいけると判断しVerbalへ移行
3月~7月:GMAT Verbal勉強開始(Y.E.S通塾)。1回目690点、約3週間後の2回目で710点を達成しエッセイへ移行。複数カウンセラーとのコンタクト開始
7月~9月:カウンセラー決定しエッセイ・推薦状対策。いくつかのカウンセラーと初回面談をした中ですべてのカウンセラーから「IELTSは全セクションで7.0以上取るべし」という脅しをかけられたため並行してIELTSを再受験。全セクション7.0以上のOA7.5にアップデート成功。1stで3校出願
9月~10月:インタビュー対策、3校インタビュー実施。IESE・HEC合格、Anderson辞退

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

MBA Rankingをもとに学校HPやInfo sessionで各校の概観を掴み志望校をある程度絞ったうえで、Alumni訪問などを通じて情報収集しました。
AlumniについてはAdmissionから紹介してもらったAlumniから数珠繋ぎで経歴などが似ているAlumniを紹介してもらったりしていました

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

合計約110万円
(IELTS:10万円、GMAT:35万円、エッセイ・インタビュー対策:55万円、出願費用:10万円)
※テスト受験費用含む

概ね当初予算通りではありますが今思い返すと中々な出費でした。。過去の自分にアドバイスするならGMATのCRの塾は不要と伝えたいですが、他は削りようがないかなとも思います。

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

受験費用:貯金
進学後の費用:授業料の25%程度は学校側からの奨学金をいただけました。残りの授業料と生活費は50%貯金・50%借入を予定しております。

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

受験開始時からIELTS7.0を目標に進めていましたが、多くのカウンセラーから全科目(特にSpeaking)で7.0以上、OA7.5がないと厳しいと発破をかけられたため再受験しました。
一方で各校のアドミは「ミニマムスコアあればOK」と言うことが多いと思いますので、どこまでやるかは自分次第だとは思います。僕は後悔残さないため再受験しました。

<Reading>
もともと長文読解は得意だったので、練習問題付きでIELTS全セクションの概観を解説している参考書を一通り読んだ他、単語帳を本とアプリで毎日眺めていました。単語帳は一番難しいセクションはやらず、他は完璧に覚えるようにしました。本番は毎回満点なんじゃないかという手ごたえだったのですが、毎回8.0でした。

<Listening>
YouTubeやネットに落ちている無料模試を毎日ひたすら解いていました。こちらも本番の手ごたえと点数がリンクしていませんでした。。

<Speaking>
海外留学経験がなく、仕事でもそこまで直近使っていなかったので最も苦手意識のあるセクションでした。オンライン英会話のIELTS対策レッスンをもとに毎日各トピックについて模範解答を作って講師にブラッシュアップをしてもらうことを繰り返すことで、6.0→6.5→7.0とあがっていきました。
なお、再採点を3回すべてで使いましたがすべてで得点アップしましたし、特に3回目の時は6.0から7.0まで上がりましたので、再採点は使わない手はないと思います。(3回目はさすがに6.0はないだろうという手ごたえでしたが)

<Writing>
IELTS Answerというところで唯一外部の対策サービスを使いました。Part1/2それぞれについて自分で題材を選んで書いたものをメールで送付すると、IETLSの採点基準に合わせて添削して返してくれます。併せて10回分くらいを添削してもらい、解説を読んでポイントを理解した結果7.0で安定しました。

なお、長時間テストであるためReadingかWritingで毎回トイレに行っていました。。これは個人的にIETLSの難関ポイントでした。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

まずはともかくオフィシャルガイド(OG)を基本版、Verbal/Math版、難しい問題だけを集めた版をとりあえず揃えるべきだと思います。Varbalは本当に時間が足りないので、一部問題を飛ばすといった戦略を取るのもありかとは思います。
二回目で710点を取得することができましたが、本番中はVerbalの手ごたえが全くなかったたため「次いつ受けようか」と考えていました。終わって画面が切り替わった際に目標オーバーした点数が出た際の驚きと感動は是非皆さんにも味わってほしいです。(皆さん仰るかと思いますが、手ごたえと結果が全く一致しないテストだと思います)

<Math>
文系ですが国立志望だったこともあり学生時代から数学は一番の得意科目で、社会人になってからも数学の勉強は趣味でやっていました。
OGの一番難しいセクションをパラパラと見て特別な勉強は不要と判断しましたが、数学用の単語を覚えるためにOGの難しいセクションは一通りやりました。本番では10分余って全問正解することがきました。

<SC>
御徒町のY.E.Sで一番短いコースに通いました。文法は得意だと思っていましたが、毎回目から鱗の授業で通うのが楽しみでした。真の英文法というものに触れた気がします。扱う問題はやや古いので、本番ではタイプの違う問題もでましたが、それを差し置いても受験期間で最も意義のある塾だったかなと思います。Focus EditionになってSCがなくなってしまったのは非常に残念だと思います。
Y.E.Sのほかには、OGの問題は全て解いて、間違えた問題については2-3回解きなおしていました。

<CR>
職業柄コンサルでStrategy業務なのでロジカルシンキングは得意な部分ではありました。一応ネット評判の良かった某塾に一か月4回の授業に通いましたが、何も学びもなく本当に無駄でした。。(授業中に問題を解かせる←予習させてくりゃええやん、生徒間で問題の話し合いをさせる、解説が意味不明、自慢話が多い等など個人的には苦手なタイプの塾でした。)受験期間で唯一のお金の無駄だったなと感じています。
単語力・読解力はある程度身に着けた前提ではありますが、OGで間違えた問題の解説をしっかりと読み込めば独学でも十分慣れてくるかと思います。

<RC>
基本はGMAT専用の単語帳とOGをひたすらやっていました。初回受け終わった際に時間が足りなかったことから、受験戦略を考えるためGprep中山先生の1on1セッションを申し込んだところ、2問目のRCはランダムクリックで捨てるべしというアドバイスをいただき、二回目は信じて飛ばしたところ見事ダミー問題で無事目標スコアを達成することができました。

<IR>
特に何も対策せずとも初回満点、二回目は一問凡ミスでした。

<AW>
前日にネットでフォーマットを一度見ただけで特に対策はしませんでした。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

ネイティブカウンセラー・日本人カウンセラー含めてまずは幅広に初回無料面談で話して相性が合いそうな人を探しました。
最終的には、1.自分の過去の話から自分では気づかないアピールポイントを見つけてくれる(自分で深堀させるだけではなくアイディアを出してくれる)、2.褒めて伸ばしてくれる、3.日本語でのコミュニケーションの方が細かいニュアンスまで自分を説明しやすい、と感じたためReve Counselingの田中さんをメインカウンセラーにしました。
また、英文editやインタビュー対策には比較的安価なMatthewとNishを選びました。

なお、私は1st前の6月末~7月に各カウンセラーにコンタクトしましたが一部カウンセラーは話もできずに「すでに埋まっている」という返事だけがあったので(スコアメイクが終わってなくとも)早めのコンタクトをお勧めします。

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

Reveでは人生やキャリアの振り返りシートを自分で埋めたものをベースに田中さんとのディスカッションを通じて、エッセイに向けたストーリーラインを作り上げていくスタイルですので、個人的に納得感のいくストーリーを作成することができました。メールでも悩みを伝えても丁寧に返事をくださっていました。
なお、本来Reveでは田中さんとの日本語でのストーリーライン作成が終わると、同Reve内のネイティブカウンセラーに移行してCVやエッセイ作成フェーズに移行するのですが、添削スピードや個人的な相性の観点からネイティブカウンセラーは活用しませんでした。代わりにMatthewにコンタクトして非常に信頼がおけたので、自分で英訳→Matthewへ表現や字数調整エディット依頼というサイクルで全校分仕上げました。(随時田中さんにはエッセイへのフィードバックをいただいていました)

基本的なことですが、今までの実績、キャリアゴール(なぜそれが自分にとってゴールなのか)、ゴールを達成するためになぜMBAが必要なのかということをロジック破綻せずに書くことが大事かと思います。
奨学金やadditional informationでは自分の実績を踏まえてどのように学校に貢献できるかということをアピールするようにしていました。

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

現職の部門長パートナー及び直属の上司に依頼しました。マネージャーへの昇格面談で依頼したのは今振り返るとなかなか鬼畜だったなと思います。。私費受験であるにも関わらず、お二人とも非常に快く受けてくださり感謝しかありません。

自分のエッセイで書ききれていない点をアピールするために、カウンセラーとこういうことを書いてもらうべしという方針を決めたのち、自分で日本語ドラフトしたものを各推薦者に推敲いただいた上、それを自分で英訳したものを再度チェックいただくという流れで作成しました。

最初に各推薦者とどういう進め方で作成するかを話すとよいかと思います。僕の場合は上司がお忙しいかと思い、こちらで一旦ドラフトしたものをチェックしてもらうという進め方にしました。

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

インターネット上の情報やカウンセラーから想定質問を収集し、分類・優先順位付けしてそれらに対する想定回答を作成していました。最終的には50問程度の想定回答集リストができ、実際のインタビューではすべての質問にスムーズに回答することができたと思います。

回答のブラッシュアップはNishを10回弱活用していました。各会で準備したい質問を伝えて、それぞれに対して「このエピソードをもとにこういうことを話したい」ということを伝え、Nishに回答例を作成してもらい、それをOtterで文字起こししたもので練習を繰り返すというやり方を取りました。なお、Behavioral Questionでは一つのエピソードで複数質問に対応できるかと思いますので、4つほどエピソードを用意し、それぞれを各Behavioral Question用にカスタマイズするようにしていました。また、Why this schoolではAlumniから伺った話を随所に織り込み、熱意があることをアピールするようにしていました。

他には、基本的な英会話力向上のために毎日のオンライン英会話は継続していました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

多数のグローバルファームメンバーをまとめ上げなら短期間で社会的にインパクトの大きいタフなデューデリジェンスプロジェクトを複数やり遂げた点や、若いうちに管理職に昇進した点などをアピールしていました。また、学校調査やAlumni訪問をしっかりとやっていることをアピールして学校への熱意を本気で伝えるようにしていました。


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

学生のダイバーシティ・プログラムの長さ(1年は短い)・立地(気候)を考慮してIESE/HECをターゲットとしていました。最終的には、Alumni訪問を通じてcollborativeかつsupportiveな人が多くこうした人たちと繋がりたいと思える方が多かった点、ケースメソッドの授業(どうせ留学するならタフな方が学びが多いのではという考え)、ポストMBAで目指す業界のOBネットワークなどを考慮してIESEに決定しました。

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

同上

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

実施できませんでした


Scholarship

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください

Apply時に一緒に申し込める学校の奨学金に応募し、授業料の約25%をカバーする奨学金をいただくことができました。


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

①MBAに行かなくていい理由を探さない
MBAを志す人のうち、IELTS/TOEFL→GMAT/GRE→エッセイ→インタビューと実際に各プロセスをやり遂げることができる人は非常に少ないと思います。
おそらく大半の人は忙しい中での勉強や結果が出ない辛さから、MBAに行かなくていい理由を探しはじめてしまうのかと思います。あまりロジカルに考えようとしすぎず、MBAに行きたいと思った直感や憧れをもとに突き進むというのも継続のための大事なことかと思います。

②外部サービスの使い方はしっかりと検討する
MBA関連の塾やカウンセラーは情報の非対称性が大きいと思います。彼らのビジネスからするともちろん多く課金してもらった方がいいので、不安を煽ってくることもあるかと思いますので、自分にはどういう点が足りていなくて、何のために外部サービスを活用するのかという軸をしっかりもっておくことが大事かと思います。そうしないとただただキャッシュを垂れ流すことになってしまいます。。

③ストレス解消方法を持っておく
仕事と勉強の両立や試験前のストレス等は思っている以上に辛いです。(僕自身も不安に押しつぶされそうになったことが何度かあります。)ストレス解消のために、家族・恋人・友人といったコミュニケーションを取ること、趣味を持っておくことは大事だと思います。
また、すでにMBAに行っている人やMBAを志している人などとつながりを持つことで、同じ苦しみを相談できるかとも思います。

Q. 一言メッセージをどうぞ!

合格までの道のりは先が見えず非常に辛いと思いますが、振り返ってみると仕事もしながらこのプロセスをやり切った自分に自信を持つことができますし、今となってはいい思い出です。
このページを見ているということは少なからずMBAに興味があるということだと思います。MBAに合格した人はほとんど皆が同じ苦しみを味わっています。諦める理由を探すのではなく、継続して一歩ずつプロセスを進めていけば合格というゴールにたどり着くことができると思いますので頑張ってください!

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