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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
MO

Q. 進学予定校
IESE Business School

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ

Q. 受験校
IESE Business School

Q. インタビュー実施校
IESE Business School

Q. 合格校
IESE Business School

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳〜35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
大学生:語学留学1ヶ月(York, UK)、学部交換留学10ヶ月(Sunshine Coast, Australia)
社会人:海外出張1週間/年(New York, Montreal, Orlando, London, Paris, Hong Kong, Shanghai, Singapore, Dubai, Abu Dhabi)

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立大学文系(経済学部)

Q. GPA
2.6(WES換算3.44)

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GRE 312 (V: 146 / Q: 166 / AW: 3.5)
IELTS 7.0 (R: 7.5 / L: 8.0 / S: 6.5 / W: 6.5)

Q. 塾
AGOS, Affinity, Magoosh

Q. カウンセラー
Reve

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
高校までは地元の公立校で海外経験なし。大学時に1ヶ月の語学留学と10ヶ月間の交換留学。
2013年4月に国内テーマパーク運営会社に入社し、約8年勤務。
1-3年目:テーマパーク内商品販売施設の時間帯責任者(店舗運営、売場計画、海外顧客対応など)
4-9年目:IR担当(メインスピーカー、海外IR、社内IR、開示資料作成、ESG、IRサイトなど)

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
交換留学を経験し、漠然と「グローバルに働ける人材になりたい」と考えていた。現職入社後は業務に没頭していたものの、IR異動後に経営者や投資家との議論がきっかけとなり、海外MBAに興味を持った。特に海外投資家からの他国の事例などを踏まえた幅広い知見に刺激を受けたことや、年次の近い先輩が社費派遣で海外MBAに行ったことなど、複数の要因が重なって海外MBA留学を目指す理由が高まった。
投資家との議論・対話の中で、ファイナンス思考やガバナンス、長期視点での経営戦略の重要性、実践できるサステナビリティ戦略など、様々な日本企業の改善点を勉強させてもらった。このような課題を変革できる投資家の思考を理解したリーダーとなるために、MBAが最も効率が良い方法だと考え、留学を決断した。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・リーダーシップ
ケースメソッドやチーム活動を通じてソフトスキルの向上を意識しながら、必修科目にて広範なハードスキルを学び、どのような組織においても他者を理解しながらリーダーシップを取ることができる人材になりたい。
・ファイナンス&サステナビリティ
Post MBAは経営と投資の両面でキャリアを築く計画をしており、ファイナンスとサステナビリティを中心に専門性を深めたい。特にサステナビリティは、IESEのResponsible Business Clubの主イベントとして有名なDoing Good Doing Wellの運営、フィアレスシティとして有名なバルセロナのローカル活動への参加など、2年目に余裕ができた際の優先事項として取り組みたい。
・スペイン語学習
2年間バルセロナで生活するというまたとない機会であり、ローカル活動への参加も目指すことも踏まえると、スペイン語の勉強にも注力したい。1年目が非常にタフなカリキュラムなので、入学前までに基礎を固めるべく合格直後から勉強を継続している。卒業時にはB2レベルを目指したい。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
長期的には自身の人生やキャリアの基礎となったレジャー・エンタメ業界への恩返しをしたいという想いがあり、Covid-19を経て改めてレジャー・エンタメを持続可能なビジネスにする必要を感じ、経営と投資の両面から支えられる人材になることを目指している。そのため、短期〜中期的には経営者・投資家双方の経験を積みたいと考えており、現職復帰の場合はIRや経営企画、CVC、転職の場合はVCやエンゲージメントファンド、投資を伴う経営支援などを志望している。

Preparation for MBA Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
振り返ってみると寄り道だらけの受験で、海外MBAに興味を持ってから合格まで4年半もの時間を費やした。
[2016年] 海外MBAへの憧れを抱く
6月:海外留活交流会参加、海外MBA留学という選択肢の存在を知る。
11月:LBS&Cambridgeへのビジットを実施。勢いで社費選考に申し込むも不合格。まずはIR業務に打ち込むことにし、オンライン英会話(25分/日)を開始(ここから合格まで継続)
[2017年] キャリアプランに迷い、留学準備を一時停止
MBA以外の可能性も模索していた一年。USCPAやファイナンスの勉強、プログラミング、転職活動など色々と手を出し、受験準備は進まず…
[2018年] 海外MBA受験の準備を本格的に開始
4月:海外MBAのイメージを掴む目的でColumbia Business Schoolが日本で開講しているVenture for Allに参加。短期間ながら、包括的な経営知識を学ぶMBAの良さを感じ、改めてフルタイムの海外MBAを目指すことを決意。
8月:友人の紹介から出会った創業者に共感し、スタートアップにプロボノとして参画。ここから翌年10月頃まで少なくとも週末1日はプロボノ活動に勤しむ。
10月:そろそろ海外MBA準備に本腰を入れようとIELTS受験。奇跡的にぎりぎりOA7.5が出たため、GMAT準備を開始。
12月:Affinityに行くも、年内は単語&Mathの独学で良いよと勧められ、単語とJ-mathを開始。
[2019年] 副業やボランティア活動を優先したことで再び受験準備が停滞
1月〜3月:AffinityのCR, SC受講。同時期に友人の選挙を手伝うために選挙対策本部メンバーとなり、毎週末千葉県に通う。
4月:友人が無事再選されて選挙活動終了したため、月末に都内でIESE Japan Trek懇親会に参加。他国の在校生ともフィットを感じ、IESE志望度が上がる。
5〜10月:参画していたスタートアップがアクセラレータプログラムに採択&秋頃のサービスローンチを目指していたこともあり忙殺される。9月にプログラム活動を終えた時にGMATが全くできていないことに気づき、10月半ばのローンチをもって離脱させてもらう。
11〜1月:2ndに向けてIESE出願書類は完成したものの、GMATスコアメイクが終わらず3rdに出願見送り。
[2020年] コロナで2021intakeへ受験を延期、2022intake出願&合格
2〜3月:3rd出願を目指していたものの、IRの集大成と位置付けていた業務がCovid-19で凍結。受験の1年延期を決定。
4〜7月:Covid-19の影響を大きく受けた現職での対応に専念。業務のない若手社員の士気を上げるべく、社内勉強会を企画・運営。(翌年1月まで受験勉強と並行して取り組む)
8月:Covid-19対応も落ち着き、1st出願を目指す。IELTS取得スコアが2年経過で無効となるため再受験。OA7.0に下がるも出願可能な水準と考えてIELTS終了。前年GMATに苦しんだ記憶から、気持ちの切り替えも兼ねてGREに転向してMagooshでひたすら問題演習。
9月:GRE出願スコア獲得。高スコアではなかったが、アドミッションに相談のうえ1st出願を決意。
10月:IESEに1st出願、下旬に書類通過連絡を受け、インタビュー準備開始。
11月:上旬にインタビュー実施。下旬にオンラインでVirtual Assessment Day参加。
12月:上旬にアドミッションより電話で合格連絡を受け、受験終了。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
初期段階ではAGOSやQSのイベント、スクール毎のInfo Sessionなどに参加して幅広に情報収集をし、元々予定していた英国旅行に合わせて2校ビジット。志望校を絞り込んでからはウェブサイトや在校生ブログなどでより詳細な情報を調べ、必要に応じてOB/OG訪問も複数名ずつ行った。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
準備期間が長かったこともあり、総額250万円程度かかった。
(予備校:100万円、カウンセラー費用:100万円、書籍や各試験の受験費用:50万円)

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用: 貯金
進学後の授業料・生活費: 貯金、親族からの借入など

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
元々イギリス英語が好きで勉強をしていたことからIELTSを選択。初回受験時はMBA留学に行くことを決意していなかったため、IELTS特化の勉強はWritingのみAGOSのAdvancedに通学。他3セクションはオンライン英会話やBBC News Podcast、英新聞購読などを日々積み重ねることで運よくスコアを獲得できた。受験に時間をかけたことにより2020年に再度スコア取得が必要になってしまったが、積み重ねていたおかげで特段準備をせずとも出願スコアを獲得できた。
[受験履歴]
2018/10 OA7.5 (R 8.0 / L 8.0 / S 6.5 / W 6.5) *期限切れのためスコア無効(この時点では奇跡的に取れた点数)
2020/8 OA7.0 (R 7.5 / L 8.0 / S 6.5 / W 6.5) Rが下がりOAも下がったものの、出願可能な水準のため再受験せず”

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
(高スコアではないため勉強法などは他受験生の体験記をご参照ください…)
私の場合は、GRE転向が合格に繋がる重要な決断だった。GMATの初期段階で、SC苦手、CRやRC、Mathは悪くない、という感じだったので最初からGRE転向も視野に入れて準備していた。どちらが向いているか分からない場合は一先ずGMATから始める方が多いと思うが、GREと共通要素のあるMathや単語を鍛えておくとGREにスムーズに移行できる。もしGREの方が適正があると思うのであれば、GRE一本に絞って取り組むのもありだと思う。

<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
海外MBAドットコムの受験体験記を参考にしてコンタクトを取り、代表の方と面談してみて相性の良さを感じたため、最後までお願いした。幼少期〜現在までをしっかりと掘り下げて自己認識を高めることができたことが、Why MBA?やキャリアゴールを固め、その後のエッセイやインタビューにも役立った。また、カウンセラーが米東海岸在住だったので、時差を活用(日中作成→夕方に提出→翌朝フィードバックのサイクル)してスムーズにコミュニケーションを取れる点が非常に良かった。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
カウンセラーの選定理由にも書いたとおり、自己認識を高めていたことで書く内容に迷わなかった。エッセイの下書きを提出したうえで、カウンセラーにWhy MBA?やキャリアゴールを説明し、エッセイにフィードバックをもらった。結局アプライを遅らせたものの、2020intakeの時点でIESEのエッセイを完成させておいたことも、2021intake受験時に役立った。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
IESEの推薦状は一通のみで良かったので、IRで長くお世話になっていた前上司に依頼。IRに配属された時からリーダーを務めるようになるまでを見てくれていたので、推薦状の趣旨とWhy MBA?やWhy IESE?、キャリアゴールなどを事前共有するだけで労せず作成してもらえた。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Q&Aのスクリプトを作り込むことはせず、軸となるストーリー(Why MBA?の裏側にある「キャリアゴール」と「価値観を形成した過去の経験」)を論理的に説明できる準備に注力した。通勤中などは頭の中で、家では声に出しながらインタビューを想定して話す内容を反復練習していたことで、本番で想定外の質問が来ても冷静に対応できた。モックインタビューは、本番の数週間前からReve経由でメインカウンセラーと2回、他のカウンセラー2名と1回ずつの計4回実施した。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
受験生としての強みと考えていたキャリアの独自性はCVに十分記載したので、エッセイやインタビューは価値観や思考、行動が伝わる内容になるよう心がけた。例えば、初期配属でリーダーシップを培った過程(店舗運営でアルバイト従業員と一緒に働くことでリーダーシップを発揮できるように育ててもらったこと)や培ったリーダーシップを組織のために発揮した経験(IRで経営層や関係各部に働きかけてESG戦略を実現したことなど)に焦点をあて、倫理観を持ったリーダーシップを取り、実行力のある人物であることが伝わるように心がけた。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
「欧州」「2年制」「ケースメソッド」で絞り、IESE一択となった。
①欧州or北米
クラスメイトの多様性(国籍/出身地域や業種、職能)とビジネスにおける倫理観(サステナビリティ先進地域で経営を学びたい)
②2年制or1年制
これまでの就業経験が1社のみで視野を広げたいと思っていたこともあり、1年目に経営を広範に学び、サマーインターンシップでの経験を経て2年目に今後のキャリアを検討する時間を取りたいと考え、2年制を希望した。海外での長期滞在経験も学部交換留学以外になかったため、この機会に日本以外で生活する経験を長期間積みたかったのも理由の一つ。
③ケースメソッドorレクチャー
過去を振り返るとLearning by doingの方が自身に合っており、MBAに行く理由の一つであるcomfort zoneを抜け出す経験を多く積める環境を求めていた。実際に1学期間毎日クラスで発言をしなければいけない環境を経験してみて、この選択が正しかったことを改めて感じている。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
上記理由からIESEのみを受験し、進学を決定。
記載した理由以外にも、情報収集の過程で訪問した在校生・卒業生の雰囲気、2019年に参加したJapan TrekでのClass of 2019の各国生徒の人柄などに触れる機会を経て、志望度が高まった。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
受験初期の2016年秋にLBSとCJBSをビジットした。(Covid-19の影響もあってIESEにはビジットできず。)
合格に大きな影響があるわけではないと思うが、学校や街の雰囲気を知ることができるので、志望校が複数ある方は比較検討のために訪れると良いと思う。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
受験期間中に複数タスクに手を出したことを言い訳にGMAT/GREの勉強が進まなかったこと。ハードな仕事や育児などのプライベートにも時間を割きながらも、なんとか勉強時間を捻出して準備をしていた受験生も多くいらっしゃったので、比較的残業が少ない環境で働いている私が多少+αの活動で忙しくなったことも言い訳にすべきではなかったと反省しています。
早期にIELTSや学校調査、自己分析が終わっていたこともあり、GMAT/GREに対して余裕を持って構えてしまい、結果として最後まで高スコアを取得できませんでした。短期集中or長期戦のどちらが向いているかは人によると思うので、(私が言えることではありませんが笑)試験の内容とご自身の特性を理解し、出願時期から逆算したスケジュールを立てて計画的に勉強されることをお勧めします。

Q. 一言メッセージ
海外MBAに興味を持ってから合格まで約4年半と時間をかけ過ぎた感はあるものの、この期間にIRでリーダーとなり、スタートアップ参画や選挙活動、社内勉強会などの+αの活動でも経験を積み、私のキャリアで最適な時期にMBAに行くことになりました。このように、一人ひとりに合った留学タイミングがあるので、MBA受験における回り道や周囲のペースを気にせず、ご自身にとってベストなタイミングで受験・進学されることをお勧めします!
本体験記を書くのが遅くなり、既に1学期を終えた時点で書いていますが、本当にIESEに来て良かったと思っています。受験中は大変なことが多いと思いますが、乗り越えた先には想像以上に刺激的な生活が待っていてますので、ぜひ諦めずにやり抜いてください。皆様の合格を応援しております!

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