合格体験記 / バージニア大学ダーデンビジネススクール / University of Virginia Darden Business School /S.Y

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
S.Y

Q. 進学予定校
Darden

Darden
Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地
アメリカ

Q. 受験校
Darden(Early), Sloan(1st), Ross(1st), Tepper(1st), McCombs(1st)

Q. インタビュー実施校
Darden, Ross(辞退), McCombs(辞退)

Q. 合格校
Darden

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
入社後、2年間東欧に駐在。海外出張は数回程度。

Q. 費用
社費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・私立・文系

Q. GPA
2.8

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT EA 157 (IR:10、V:9、Q:18)

Q. 塾
YES、e-GMAT

Q. カウンセラー
Interface, Nish

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
商社で自動車部隊に9年勤務(うち2年は海外駐在)。
完成車・部品のトレード業務に7年従事、駐在からの帰任後は自動車部隊全体の予算・業績管理を担当。

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
「組織をリードして成果を出し、喜びや感動を周囲と共有する」という人生の目標を持っていたが、海外駐在を通じ力量不足を痛感。グローバルな環境でも通用するリーダーシップを身に付けるためには、理論を学び実践することができる、海外MBA留学が最も良いと考えたもの。
また、上司から異動辞令を伝えられた際、「異動先で何の仕事を任されるかよく知らないけど、まあ頑張れ」と言われた際、自分のキャリアは自分で作る必要があると感じ、将来のキャリアの選択肢を増やす観点からもMBA留学を決意した。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
会社経営に必要な理論・知識を学び、ケーススタディを通じそれらを体得することで、リーダーシップを身に付けたい。
社費生のため、卒業後の就職活動には興味なし。また子供が生まれたため、家族での時間も大切にしたい。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
派遣元の会社で新たに事業を立ち上げ、リードする。或いは、子会社にマネジメントとして出向し、その会社をリードする。

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
準備に着手したのは出願1年前。業務の繁忙期が2ndラウンドと被ることが分かっていた為、Earlyと1stに絞る戦略を取った。スコアメイクから始め、IELTSで3か月(20年10月-21年1月)、GMATで6か月(21年2月-8月)を要した。(後述するが、GMATはスコアが揃わずEAのみで出願)
5月のGWからInterfaceにコンタクトしてレジュメ、エッセイを作成。エッセイ作成のため毎週日曜にカウンセリングを実施して貰った他、学校調査も実施したため5月以降は体力的にも相当応えた。10月頭に1stラウンドの出願を終えると、インビテーションを待たずにインタビュー対策を開始。(Ealryで出願したDardenは書類審査に関係なく全員インタビューあり) 10月下旬にDardenから合格通知があり受験終了。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
各校公式サイト、info session、アラムナイ、Twitter

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
“カウンセラー       :130万円
インタビュー対策    :  30万円
YES           : 30万円
IELTS・GMAT受験 : 10万円
教材代         : 5万円
出願費用       : 10万円”

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
入社時からMBA留学は何となく頭にあったため、私費留学の可能性も視野に入れ、資金計画を予め立てていた。
留学したいタイミングから逆算して貯金していた他、株取引も活用し、授業料・生活費を8割方カバーできる金額は確保していた。残金は両親から借金の予定だったが、合格後に社費生として認定頂けたため自己負担は受験費用のみ

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFLはスコアメイクで足踏みが続いたため、IELTSに早いタイミングで切り替えた。結果、3回目の受験で出願スコアを取得。個人的にはRとLはTOEFLよりIELTSの方が圧倒的に簡単と感じた。但し、IELTSはイギリス英語のため耳を慣らす必要あり。使用教材は、実践IELTS英単語3500、公式問題集(14~16)。RとLは問題集を5周ほど回した。WとSはNishの個人レッスンで対応。その他、通勤時間はPodcastやAudibleでシャドーイングを行った。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Qはマスアカを3周回した結果、Prepでも49点-50点相当が出るようになった。Vはネット情報を頼りにe-GMATを受講。全講義を視聴し問題をやり込んだが点数が上がらず、友人に相談しYESへ。ところが8月頃まで点数が伸びず、思い切ってEAを受験した結果、700点相当のスコアが出た。
Vについては、ロジックに納得できない解説が極めて多く、e-GMATでもYESでもこのもやもやは解消されなかった。(YESでは質問しすぎて怒られました)1問1分でよく分からない問題を解かされ、1度の受験で3万円、通塾に30万円近く搾取するGMATという試験システム自体に嫌気が差し、EAで出願できる学校に出そうと開き直った。”


Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
Interface デバリエ氏の書籍などを通じMBA受験を決意したこともあり、カウンセラーとしての起用を元々決めていた。直近の受験事情や学校情勢に疎いところもあるが、確かな腕であることは間違いない。ネットでは、デバリエ氏が考えた文案を強要された、という噂もネットで目にしたが、確りと練ったドラフトに対してそのような言い方をされたことは一切無い。但し、準備不足の差異は相当厳しくお灸を据えられるため、このような指導に慣れていない方にはお薦めできないかもしれない。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
特に変わったことはせず、自身のキャリアを振り返り、リーダーシップを発揮した経験などをエピソードと共に思い出しストックを作成していった。また、妻やカウンセラーなどに話を聞いてもらい、第三者目線を取り入れることを常に忘れなかった。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
上司にMBA受験の事情を説明し、毎週決まった時間に2人で会議室に籠り推薦状を作成。上司も多忙であったため、打ちあわせで方向を決めた後は自ら文章をドラフトし、2人で修正するという作業を続けた。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Interface(ルクレア氏)、Nish、DMM英会話(ネイティブプラン)でモックインタビューを実施。やはりInterfaceの指導が最も効果的であり、話すエピソードが長すぎたりつまらないと感じたら率直にFBを受けていた他、目線や表情についても細かくアドバイスを貰っていた。また、大学への逆質問パートの重要性を何度も説明され、学校リサーチにも相当な労力割いた。具体的には、授業一覧や教授陣を細かくチェックし、「xxの授業で○○は学べるのか」等、自らのリサーチアピール+本気度合いを見せることに取り組んだ。また、住宅や医療事情も質問に混ぜ、現地に住むことを本気で考えていることが伝えるようにした。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
コンサルや金融出身者との差別化を図るため、駐在先で自動車部品組立ラインの品質保証業務を担当していた点をアピールした。具体的には、毎日作業着+安全靴で出勤し、不良品が出た際は組立ラインに丸1日張り付き現地人と原因究明+改善策を検討した等のエピソード。またUSCPAの資格も保有していたため、「現場の気持ちも理解できるホワイトカラー」というキャラクターを打ち出した。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。

上述の通りGMATのスコアメイクは諦めており、EA出願可能校とGMAT Waiver(免除)校から出願先を選定。調べた限り、出願した5校に加えCBS、Stern、Fuqua、UNC、Fosterが該当した。(21年受験当時)
都会の学校は避けたかったためCBS、Sternを除外、Fuquaはエッセイがかなり個性的であったため除外。UNCは出願を迷ったが、先にDardenに集中することを決め除外した。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
Dardenはケースメソッド100%のため、ディスカッションを通じ発信力や相手を説得する力を最も養えると感じたため。
また、田舎のスモールスクールであり、日本人同級生が少ないこと、家族に良い環境と思えたことも決め手となった。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
コロナ禍のためキャンパスビジットは一切行わなかった。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
奨学金には応募していない。(応募すべくリサーチしていたところ、社費生の話を頂いたため社内プレゼンに注力)

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
GMATはスコアのインフレが進んでいると思われ、Darden同級生でも750以上は珍しくなく770-780も数名見かけた。早めにGREへ転向してスコアメイクを進めておけば、出願の選択肢が広がったのではないかと後悔している。
GMAT EAについて、本来は受験上限2回までだが、コロナ対応で暫定的にリアル2回、オンライン2回の計4回までとなっていた(21年受験当時)。GMATよりEAの方が圧倒的に簡単に感じたため、早めに一度受けることをお勧めしたい。

Q. 一言メッセージ
受験プロセスでは投げ出したくなる場面が本当に何度もありますが、合格者は皆そのような苦しみを乗り越えたものと思います。「自分も必ずやれる筈だ」という覚悟と自信を持って受験に取り組みましょう。周りの意見に流されず、自らの意思で苦しい道を選んだ全ての受験生を尊敬すると共に、エールを送りたいと思います。合格のその日まで頑張りましょう!!

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