投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
Jump
Q. 進学予定校
HEC Paris
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ
Q. 受験校
HEC,IMD,IE,INSEAD
Q. インタビュー実施校
HEC,IMD,IE,INSEAD
Q. 合格校
HEC,IMD,IE
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
26歳〜30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
短期出張・旅行
Q. 費用
私費
Q. 奨学金
取得済み
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・国立・文系学部卒
Q. GPA
2.7。笑
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT:750(V40/Q51/IR8/AWA5.0)/TOEFL:108(R29/L27/S27/W25)
Q. 塾
なし
Q. カウンセラー
<Essay>Lauren Unik, Jessica King(セカンドオピニオン)
<Interview>Matthew Aldridge, Nish Subasinghe
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日系事業会社に7年勤務、主に営業職
Why MBA?
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
2016年のGW、友人とシンガポール旅行中にINSEADを訪問したのがMBAとの出会いでした。海外でバックグラウンドの異なる方々と交わり、新たな価値観に触れたいという気持ちが徐々に強くなっていきました。また、MBAをキャリアを見直すきっかけにし、次の目標を得たいと思いました。
MBA取得の意義や大金を投じる価値について議論があるのは承知していますが、私はあまり深く物事を考えられないタイプで、”面白そう”というイメージだけで受験を走りきってしまいました。キャリアという側面は勿論、新たな世界を知る貴重な人生経験になることを期待しています。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・リーダーシップやチームワーク等、ソフトスキルの向上
・ネットワーキング
・今後のキャリアの方向性を定めるため、クラブや各種イベントに積極的に参加したい
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
日本に戻ると思いますが、留学で得られる学びや新たな価値観を元に幅広く検討したい
Preparation for MBA application
<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2016年5月 海外旅行中に初めてキャンパス訪問。MBAに興味を持つが、余りにもかけ離れた世界の為特に何もせず。唯一、オンライン英会話でスピーキング力向上に取り組む。(結局2020年現在まで継続)
2018年5月 MBAへの関心を持ち続けていたことと英語力を試す為GMAT開始。いきなりお試し受験をしてしまい爆死。1回目 610(V26/Q48/A4.0/I5)。試し打ちは先人達も強く禁じている暴挙ですが、当時は全く知りませんでした、絶対止めた方がいいです。
2018年6月 TOEFLに転向。目標はINSEADの推奨スコアである105に設定。
2018年7月 TOEFL1回目。96(R27/L28/S19/W22)。同月にTOEFL2回目。94(R29/L21/S20/W24)。Rの途中から夏場の冷房で急激な尿意を催しLで爆死。笑
2018年9月 TOEFL3回目。102(R27/L30/S23/W22)。引き続き勉強継続。同月にTOEFL4回目。105(R30/L30/S22/W23)。
2018年11月 この時点でMBAへの興味が相当高まっており、GMAT勉強開始。目標は740(→後に750に修正)。1・2月に予約。
2019年1月 GMAT2回目。710(V34/Q50/A4.0/I8)。
2019年2月 GMAT3回目。750(V40/Q51/A5.0/I8)。
2019年3-7月 社内異動などあり、空白期
2019年8月 旅行がてらシンガポールで数校を訪問。いよいよ意欲が湧いてきたが、資金・推薦者・周りにMBA経験者がいないなど、懸念が多く迷う。
2019年10-11月 ようやく行動開始。ありがたいことに、仕事でお世話になった方々にあっさり推薦を了承して頂く。この時点で一般的な受験生とはかけ離れたスケジュールになっていることに気づくが、拾ってくれるカウンセラーをなんとか探し契約。
2019年12月 エッセイ執筆開始。ちょっとした情緒不安定期。当時関心の高かったIMDはTOEFL推奨スコアが108の為、「純ジャパだから不安に思われない様にスコアを上げとくべきでは」と思い、そんな時間はないが勉強再開。(結局IMDのアドミからは「いや105でいいよ」と言われたが返信が来た頃にはもう予約してしまっていた)
2020年1月 TOEFL5回目。108(R29/L27/S27/W25)。IMD、IE出願。
2020年2月 IEインタビュー→合格。HEC出願。
2020年3月 IMDのAssessment Dayに参加(スイス)→合格。INSEAD出願。
2020年4月 HECインタビュー×2→合格。INSEADインタビュー×2。
2020年5月 INSEAD不合格連絡あり、受験終了。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・Visit時の在校生訪問
・カウンセラーに過去の生徒を紹介してもらいチャット
・東京での個別Info sessionや合同Fairなど(Access MBAは少人数制で欧州校が多く集まっていた点、QSは多くの学校を知れた点が良かった)
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
120万円
・TOEFL 15万円
・GMAT 10万円
・受験料 10万円
・エッセイ 18万円
・翻訳料(推薦状など) 2万円
・インタビュー 10万円
・ビジット(3回) 55万円 シンガポール、スイス等
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金/ローン
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・R: ここを得点源にする以外になく、30点目標
◯単語集:3800は出題頻度の高さから言ってマスト。しっかり覚えたのはRank3までですが十分でした。また、MikanでTOEFL3000をやりましたがスマホで持ち運びできる為有用でした。
◯The Official Guide:実戦形式の演習はこれくらい
◯WEBで英語ニュース講読:The Japan Timesや各新聞社の英語記事をチェック。仕事の空き時間に出来、文章の難易度もTOEFL対策に丁度良いと感じました。英文への慣れとスピード感向上におすすめです。
結局は読解力/スピード感をいかに磨けるかだけですが、他にアドバイス出来るとすれば展開をイメージしながら問題を読むことです。Rは基本問題を1問読み→該当パラグラフを読んで解答…の繰り返しですが、最後に出てくる要約問題は文章全体について問われ、また得点比重も高いです。問題と文章の1対1対応に取り組みつつも各パラグラフの主張・議論をしっかりと押さえておき、’最後の要約問題で問われそうな内容’をイメージしながら読んでいくのは有効だと思いました。
・L: 30点目標
◯TPO:私の場合、ただ音源を聴くだけで問題は解きませんでしたが、量をこなして本番の内容・スピード・メモの取り方に慣れるという点では非常に重要でした。私は出来るだけ多くメモを取る派でしたが、とくに”時系列を明らかにしておく””First, second…と列挙するときは特に注意してメモする””因果関係を明確にしておく”の三点に気をつけていました。
・S:純ジャパの限界点を目指して23点目標
◯オンライン英会話(Bizmates→DMM英会話):数年間続けており、純ジャパなりには抵抗なく話せる様になりました。DMMはTOEFL対策の教材も扱っており、テスト形式に慣れる点でも有用でした。
最後は何故か27点と大幅に伸びましたが、”テンプレートの暗記””ミスをしても焦らず、一定のペースで話す””パラフレーズ”が上手く出来ていた回だったかと思います。
・W:2題とも素点4を目指して25点目標
最も苦戦したセクション。独学のため、採点・間違えたポイントの把握・良いテンプレートの入手が出来ず、演習量も不足していました。
◯The Official Guide:Independentは、ここに掲載の出題例を元に解答作成→Grammarly等Webで校正、というサイクルで練習しました。文法はそれなりにしっかり勉強してきたつもりでしたが、校正すると”a,the,何もつけない”など、基本的な所でのミスを多発させていたことに驚きました。本番で自分が特に気をつけるべきポイントを知る意味でも有用だと思います。
△TOEFL Writing 26+:108点を目指して勉強再開した頃、Integratedに課題を感じて契約。テンプレートは有用だったが、あまりインプットに適した教材ではなかったことと(エッセイ等の忙しさもあり)添削課題をスムーズにやり取りできなかったため、やや消化不良。
結局は実力もそうだし問題への慣れも一番出来ていなかったセクションだと思います。受験が終わった後に何かのblog?で”Integratedで書くべきポイントは実は3つではなく4〜5つある”というのを読んで「あー、なるほどな〜」と思いました(適当)。
・TOEFL まとめ
英語力のテストではありながら、結局は出題形式にしっかり慣れることに尽きると思います。私は次の試験まで期間が空いた時など、アゴスが実力チェック用に開催しているTOEFL無料模試を受けに行き、演習機会の確保に努めたりしました。毎日少しずつでも勉強し、解法を”体で覚える”つもりで演習の質を高めるのが良いと思います。(余談ですがアゴスには無料模試、無料講義、学校説明会など様々な機会でお世話になりましたが結局1円も払っていませんでした…いつかこの恩を返したいです)
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
GMATについて、学習していて重要だと思った考え方・アプローチを記載したいと思います。ちなみにQ→V→I→Aの順序で受験しました。
・総論:重要だと思ったアプローチ
(1)目標スコアと目標時期を決める→当然
(2)達成出来るまでひたすら量をこなす→当然
それに加えて
(3)正答率の目標を立て、どうすればそこにたどり着けるかを体で覚える:CAT方式ですが、演習量をこなすに当たって正答率の目標設定は有用だと思います。私は目安としてSC(約14問),CR(約10問),RC(約12問)ごとに正答率の目標を立てていました。演習をするときは出来るだけ14問、10問等単位で時間を計ってする様にし、正答率をチェックしつつ①なぜ未達なのか②どうすれば目標到達したかを振り返る様にしました。問題の読み方、解き方を試行錯誤することで、実戦の形式に慣れ、演習の量よりも”質”を上げることに繋がったと思います。加えて、正答率を目安として練習→振り返りをすることで、必要な(自分なりの)時間配分が見えてきます。これにより①私の目標スコアからすればランダムクリックはNG、②SC=90s/問、CR=120s/問、RC=360s/題というリズムを確立できました。
(4)筋肉をつける:集中力の維持を課題に感じている方は多い様に思います。私もその一人で、時間があるときは本番の半分の量を一気に演習するなどし、長丁場の試験をのりきる筋力をつける様に心がけました。
・V:SC(66%, 33):CR(94%, 44):RC(90%, 42):(Percentile, Score)
SC: 最も時間をかけたが、足を引っ張ったセクション。Official Guideの様なテキストを用いてテーマ別(代名詞、比較etc)に基本的なパターンを理解し、ひたすら量をこなす。段々とコツがわかるようにはなったものの、今思うと頻出パターンの暗記が甘く、同じ様な問題を何度も間違えていた気がします。(余談ですがGMAT受験終盤に自分で書いたメモを見返すと”やはり何故間違えたかを徹底的に考えること。出題パターンは割と限られ、頻出のパターンを絞り込めるはずなのでそれをメモして覚えること”とありました。余り教訓を生かせてなかった)
CR:Conclusion→Premise→Assumptionの枠組と、出題パターン(7つ)の基本的なメカニズムだけを覚えてひたすら演習。余りにも有名ですが”「議論の範疇」から外れていないか”という視点は非常に有効で、これだけでかなり不正解の選択肢を除外することが出来ました。個人的には”慣れ”の効果が最も大きいセクションだと感じています。
RC:TOEFLのRで満点を取れていたこともあり、当初はSC/CRを優先してあまり対策していませんでした。ただ①スコアに占める割合が大きい為パフォーマンスを安定させたかったことと、②難易度はTOEFLの比ではない為、途中からRCに掛ける時間を相当増やしました。TOEFLのRでは定石通り1問ごとに1パラグラフを読んでいましたが、RCでは文章が難しいので設問に思考を奪われずReadingに集中する為、また文章全体の主張・内容を把握する為一気に読み切るようにやり方を変えました。
・Q:目標点を取るには51が必須と思い、取りこぼしを無くすことにフォーカスしました。
◯単語集:Webを漁ってMathで出てきそうな英単語を集め自作の単語集を作りました。
◯GMAT Toolkit:Official Guideは問題がやや易しい為、難問対策も必要と思い購入。安価だしアプリなので昼休みにも出来る手軽さが◎。Manhattan始め余りにも難しく出題傾向も異なりそうな問題も多いものの、奇問難問・引っかけ対策として有効でした。
△高校数学の教科書:数学の基本を体系的に復習すべくアマゾンで教科書を購入。正直定理・公式をおさらいする程度だったものの、ローコストで出題分野の記憶を呼び覚ますことが出来ました。
最終的には51を取れましたが、重要だと思ったアプローチは以下です。
・問題の意味が分からないものや、長々時間を取られそうなものは捨てる勇気も必要
・出題パターンに慣れておき、’自分が’陥りやすいケアレスミスを減らす準備が必要
・何よりペース配分が重要(120s/問) 時間が無くなると焦りでミスの原因になりやすく、また順調にいっていても、最終盤の数問では難しい問題が出る場合が多いと感じました。(高得点を目指す場合は特に)時間が余っていても油断せず、前半からある程度スピーディーに進めることが重要
・IR:算数問題はQuants、文章問題はCRに似ており、正直それらとのちがいすら良く分かりませんでした。Q・V対策は日々やっていたので、そこでカバー出来るだろうと思いIRむけの対策は行いませんでした。気をつけるべきポイントは、12問30分(150s/問)というスピード感だけです。ただ、全問正解でなくても7-8が取れる可能性があるので、スピードに課題があれば最初から1-2問捨てるくらいのつもりでやった方が楽かと思います。(私も8ですが全問正解ではありませんでした)
・AWA:TOEFLのRと同様、練習問題集を元に解答を作成→Grammarlyでチェックという形式で練習しました。AWAで重要なのは”文字数””文法””内容”と言われていますが、1・2回目の4.0と3回目の5.0を比較すると、”内容”が大きく改善されたかと思います。3回目は指摘するべき批評ポイントの3つが割とスムーズに浮かび、こじつけに逃げる必要がなかった為、納得の行く内容に仕上げられました。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
上述の通り11月頃に数名のカウンセラーにコンタクトを取りましたが、既に満枠で断られたことも何度かありました。
◯Lauren Unik:メインカウンセラーとして契約。沖縄在住のためオンラインで、かつ英語でのディスカッションになりますがそれが気にならなければ強く推薦します。特に良かったポイントは
・圧倒的なコスパ
・品質に対する真摯な姿勢:タイムチャージでなく文字数ベースのフィーですが、お互いが納得するまで何度も問題点を指摘してくれました。
ネタ出しや構成を考えること、スケジュール設定は自分でやりました。私はどちらかというと自主的に進めたいタイプで、かつエッセイ着手時点で既に時間の余裕が無かったため上手く自分にプレッシャーを掛けつつ進められました。
◯Jessica King:INSEADのセカンドオピニオンとして契約。短いセッションでしたが、出願直前まで自分が気づかなかった視点から鋭い指摘を貰いました。
◯Matthew Aldridge:インタビュー対策で契約(計4回)。オンラインインタビューが多かった自分にはSkypeレッスンが丁度いい練習になりました。Matthewは欧州校の情報も豊富で、想定質問やインタビュアーの特徴など色々参考になる情報を得られました。何より参考になったのが”話し方”に関する指導です。私と同じように純ドメで、英語インタビューでの話し方に慣れていないという方は一度受講すべきだと思います。
◯Nish Subasinghe:インタビュー対策で契約(計6回)。オフラインでもオンラインでも対応できることと中身の濃さが魅力でした。1時間のセッションとは思えないほど大量の質問をされ疲れましたが、それだけ量をこなせたことで落ち着いて本番に臨めました。ポジティブなフィードバックと圧倒的なコスパが特に魅力でした。
上記のカウンセラー諸氏は非常に熱心で、かつ厳しい受験を乗り越える中で効果的なサポートを頂けました。職務実績・ユニークネスや特に海外経験など、無い無いづくしの私を良く支えて頂き感謝しています。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Laurenとの最初のステップで過去の振り返りを行い、ある程度のエピソードを固められたのでそれを基に作成していきました。重要だと思った書き方・考え方は
・STAR:当然
・Golden Circle:有名?
・マトリックス:Motivation Essayに加えて職歴説明や任意質問を加えると、HEC/INSEADは共に全部で9題ありました。この9つを縦に、Admission Criteria(HECは6つ、INSEADは4つ)を横に取り、網羅的に評価項目に対しアピールできる様書くべきエピソードを配置しました。また、実際エピソードを書くときは、その評価項目にアピールできる様な伝え方を意識しました。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
簡単なヒアリングをさせて頂いた内容を基に、ドラフトを英語で作成→WORDVICEで校正してもらったものをお送りし確認頂きました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Webを漁って50問程度の想定問答集を作りました。最初は特に強調すべきポイントがなかなか分からず苦労しましたが、徐々に”学校の評価基準への合致”と”一貫性”をうまく伝えられる様になりました。前者については、例えば”〇〇を経験したことでその分野への理解をより深められたので、今後△△という点でプログラムに貢献したい”という話し方でContributionという点にアピールしたり、”こういう経験から自分の経歴に自信を持っています”という形でCareer Progressionの基準にアピールしたりなど、出来るだけ明確に口に出して伝えることを意識しました。一貫性の点では、”なぜxx学部からこの業界?”と毎回の様に聞かれたため、学生時代-現在-将来の目標と、その元にある考え方に一貫性が感じられるメッセージ、話し方を意識しました。
もう一つ気をつけたのは(当然ながら)志望度合いを伝えることです。エッセイの中でビジットに行ったことや在校生に教えて頂いた内容、興味のある授業について触れましたが、インタビューでも”御社が第一志望です”的なことを明確に話しました。
上記カウンセラーとの計10回のセッションの他、インタビュー期には毎日DMM英会話の先生に練習に付き合ってもらいました。結果、自分が用意している内容はしっかり覚えられ、デリバリーの質を高めることが出来ました。一方それだけ練習する時間があったのだから、他のカウンセラーに聞いてもらって別の視点を取り入れる、用意しているのとは別の内容を試すなど、インタビュー対策の”幅を広げる”努力をもっと出来ればよかったかな?と思いました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
・貢献:職務経験やスキルを生かして、クラスやグループに貢献したい
・ネットワーキング:様々なプロジェクトに参加して視野を広げることをこれまでも魅力に感じてきたので、今後も輪を広げるために積極的な活動をしたい
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
1-1.5年制、ランキング、ロケーション
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
・期間が丁度良い
・課外活動や交換留学を含めた幅広い機会
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
N/A
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
N/A
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
(1)準備:大学の証明書、残高証明書、証明写真等々は意外と時間がかかる場合があります。繁忙期に余計な時間を取らないためにも予め必要なものを網羅的に把握しておくのが良いと思います。余談ですが写真は、QSのeventで無料で撮ってもらったLinkedIn用の写真がいい出来だったので、そのまま全部の出願に使いました。
(2)ネットワーキング:塾や自習室にいかず、また動き出しの遅さからあまり説明会にも行っていなかったので、なかなか他のアプリカントの方々と会う機会がありませんでした。情報交換やモチベーション維持の為に、受験仲間はとても貴重な存在だと思います。
(3)スケジューリング:動き出しが遅かったので秋締切の著名な奨学金には申し込めませんでした。また、後悔ではないですが、1月入学をベースに準備する場合は他の人からずれたスケジュールになりがちです。
(4)情報収集:GPAや海外経験の乏しさ、資金面が気になっており本格的な受験開始に踏み出すことがなかなか出来ませんでした。今も懸念が消えたわけではありませんが(特に資金)、迷ったら一歩足を踏み入れ、情報収集、あるいはOB・学校へのコンタクトを取ってみるのが良いと思います。GPAに至っては、受験をした複数校のApplication Formで記入する箇所すらなく、インタビューでも一度も話題に上りませんでした。自分が気にしていることは意外と大したことではない、ということを徐々に理解できる様になりました。
Q. 一言メッセージ
教養の無い自分が唯一、大切にしている言葉が”Where there is a will, there is a way”という諺です。MBAに興味を持ち始めた時期、英語力も金銭面も不安しかなく、周りにMBAホルダーもいない、まさに道のない荒野に佇んでいるような気持ちでした。受験を通して新たな視座と学びを得、自分なりの道を作っていくことが出来たと感じています。留学後も就職活動を始め、受験よりもさらに厳しい坂が立ちはだかると思いますが、今の自分は得た経験を糧に、いままでよりも前向きな気持ちでその坂を上っていける気がしています。お読み頂いた皆さん全員の成功を願っています。