合格体験記 / シカゴ大学ブーススクールオブビジネス / University of Chicago Booth School of Business / DO

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
DO

Q. 進学予定校
Chicago Booth

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Chicago Booth, Wharton, Columbia

Q. インタビュー実施校
Chicago Booth

Q. 合格校
Chicago Booth

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
学生時代に1年間米国に留学

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
応募・検討中

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立文系、内部進学

Q. GPA
3.2

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT: 730(V37/Q50/IR7/AWA4.5)、TOEFL: 106(R29/L29/S22/W26)

Q. 塾
GMAT: YES、TOEFL: TOEFL Resourceの添削12回分、トフレのIndependent Writingコース(オンライン講座)

Q. カウンセラー
Vince(メイン)、Ed(サブ)、他インタビュー練習でNish

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
新卒で経営コンサルに入社し成長戦略策定、企業再生、プリンシパル投資を3年半、その後VCに転職しグロースステージのベンチャー投資を2年経験。

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
学生時代に留学していた際に現地のファンドでインターンする機会があり、MBAインターンや社員の方から留学の話を聞く中で漠然とした憧れを持ちました。その後、社会人になり目の前の仕事に忙殺され、MBAについては忘れていたのですが、周りから話を聞く中で改めて楽しそうだなと思い真剣に検討を開始しました。

まずは英語の勉強がてらTOEFLでもやるかくらいのノリ勉強を始めたのですが、ちょうどそのタイミングで自社のグローバルチームやLP投資家が日本に集まる機会がありました。皆トップスクールのMBAホルダーな点を目の当たりにする中で、MBAはローカル支社のいち社員という立場を超えてグローバルな世界で戦うためのエントリーチケットなのだなと思い、MBA受験を改めて決意しました。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
引き続きTech×投資でキャリアを築いていく上で、1. ファイナンス/CSの知識の土台作り、2. 多国籍の人々と協同する上でのコミュニケーションのプロトコルの獲得、3. 同級生や現地の起業家/投資家とのネットワーク作り、などができればと思っています。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
留学中に見つけたいと思います。

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2019/9: MBA留学について真剣にリサーチ開始。準備期間を考えると20代で行くには今から準備が必要なことが気づき焦る
2019/10: とりあえずTOEFLを受けてみて考えようと思い、TOEFLの勉強を細々と開始
2019/11上旬: TOEFL初受験 92点(R23/L25/S21/W23)- 初回は90点行けばいいかなと思ってたのでひとまず安心
2019/12上旬: TOEFL2回目 97点(R28/L27/S20/W22)- 100点に近づいたことで、意外と行けそうな感触を得る
2019/12下旬: 友人からGMATの教材を譲り受ける。新年から本気出す、と心に誓い年末はゆっくり過ごす
2020/1: TOEFLと並行してGMATの勉強開始。YESのSCコース受講開始
2020/1下旬: TOEFL3回目 97点(R30/L25/S19/W23)- 100点越えのハードルを実感しTOEFLは一旦封印。GMAT一本集中にシフト
2020/2-3: 仕事とサウナ以外はGMAT勉強の日々。Prepで700点後半が出るようになってきたため受験を決意
2020/4上旬: GMAT初受験 730点(V37/Q50/IR7/AWA4.5)- GMAT Ninjaを目指すか一瞬悩んだが、卒業
2020/4-5月: カウンセラーへのコンタクト、TOEFLのWの特訓、ドラクエ11の全クリ
2020/5下旬: TOEFL4回目 106点(R29/L29/S22/W26)- 歓喜。以降2回受けるもスコア更新ならず、辛いので卒業
2020/6-8: 1st出願校3校と奨学金へのエッセイ準備
2020/8上旬: CBSのEDへ出願
2020/9: Wharton、Boothへの出願。CBS落ちる
2020/10: 奨学金、BoothのInvite
2020/11: 面接。Booth落ちた時用に2ndの3校分のエッセイを用意
2020/12: Booth合格

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
留学ドットコムやAGOS主催のイベントに参加して学校の雰囲気を掴んだ他、気になった学校は在校生chatで個別に情報収集しました。キャンパスビジットは行きたかったがコロナのため無し。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
170万円程度、うち120万円がメインカウンセラーの定額パッケージ。
いま思うと100万円以内に抑えられた気もしますが、当時は金銭感覚がバグっていました。

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用は貯金から捻出、進学後については絶賛調達活動中。

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
結構苦労しましたが、R/Lが安定していたため、S/Wにフォーカスできたのがせめてもの救いでした。

R/L: 公式問題集を解いた後、KMFでTPOを10-15回分くらいやりました。Lは通勤中や散歩中の集中力でTPOを解いてもほぼ全問正解できるくらいまで持っていければ高得点で安定すると思います。

S: 結局改善できず22点が最高得点。TPOの他、DMM英会話のTOEFL教材、TST Prepでの1on1フィードバックなどもやりましたが一向に改善せず、イントネーションなど短期的に解決できない問題だと思い途中で断念。KMF上でETSが実際の試験の採点アルゴリズムをライセンス提供しており、自分の現在地/問題点を把握できるためとてもオススメです。

W: テクニックで一定改善できる科目。トフレのIndependent Writing コースで採点方法とテクニックを理解した後に3回受けて、TOEFL Resource でエッセイを12回分添削してもらい、ミスの傾向把握と改善を繰り返しました。その後、大学受験をしていなかった自分にとって正攻法では短期間でのスコアアップは無理と判断し、Independentは添削済みエッセイの事例を12回分ひたすら暗記し、当日の問題に当て込む戦略(感謝のエッセイ暗記1万語)に転換しました。時間切れが無くなり、代わりにスコアアップを祈る時間が増えました。結果的に23点から26点まで1ヶ月ほどで伸ばすことができました。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
性格的にコツコツやるタイプではないので、短期集中で挑みました。

全体:
・予備校: YESの文法クラス、SCクラス(計20回)を受講
・教材: OG、OG Verbal Review、Official Advanced Questions(難易度Hardの公式問題集)、PrepはOfficialとManhattan Prep、単語集はTOEFL3,800とAGOSのやつ
・学習方法: 大学受験をしておらず英文法が穴だらけだったため、SCに7割程度の時間を割きました

SC:
・教材: YESのSCクラスで配布される問題をメインで使用。問題演習はOG
・学習方法: YESの問題をとにかく復習(3-4回解き直す)することで、筋トレのように自分の体に解法ルールを染み込ませていきました。””ルールを脳でいちいち考えるのではなくて反射的に答えを出せるまでに問題演習を繰り返すこと””がポイントかなと思います。YESで学ぶルールは普遍的なものの問題は少し古いので、後はそれをOGやPrepで応用して解いてみることで定着度を測っていました

RC:
・教材: OG、友人から貰ったAffinityのRCコースの教材を少々
・学習方法: 基本的にはOGメインで学習しました。単語力、出題領域に関する背景知識、速読力がポイントかと思います。一時期RCの正答率が停滞していたのですが、1週間集中的に単語力の増強と、Affinityの教材を用いて各出題領域(科学、生物、芸術、米国歴史等)の理解を深めたところ一気に正答率が上がりました

CR:
・教材: OG、ネットに落ちてたManhattanの教材
・学習方法: ロジックは得意だったので、特別な対策はせずにOGとPrepで問題を解くのみでした。単語が分からずに問題の意図を読み間違えるケースが一定数存在するので、やはり単語力は重要だと思います。

Math:
・教材: OG、マスアカ
・学習方法: マスアカを一周して、Prepで自分が間違えた問題の復習、同単元の問題演習をしました。下手に難易度Hardの問題をやるよりも、Mediumの問題を絶対落とさないレベルまで基礎を仕上げる方が有効だと思います。

他感じたこと
・タイムマネジメントがとにかく重要な試験だと思います。よく体験記で見かけるGMATは運のゲームというのは、ランダムクリックが多いために正しく問題を解けてないが故に点数がブレてるだけなのではと勝手に考えております。問題演習の際は、全て時間を計って問題を解いていました。結果的に本番でも時間内に解き終えることができました。

<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
【メイン】
理由: 1. トップ校の安定的な実績があり信頼できそう、2. 生徒数を絞っておりサポートが手厚そう、3. 固定費で使い放題のためいちいち判断せずに細かいことまで相談できそう、といった理由でした。深層心理として、早期にスコアを揃えて有名カウンセラーに頼んだらまずどこかしら受かるだろう、と安心感を買いにいってたことは否めません笑

感想: 結果的に受かりましたし、レスも早く親身に対応してくれました。ただ、一般論として、1. そもそもスコア要件があり生徒がスクリーニングされている、2. 生徒数が少ないため情報の絶対量が少ない、3. 費用先払いのためセッション毎でどうしてもブレがある、といった点は留意が必要かなと思います。

【サブ】
Edは情報も多いので割愛。大多数の受験生が何らかの形でお世話になっており情報力はピカイチで、かついい人なのでコンタクトしてみるといいと思います。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
まずオーソドックスな設問であるCareer Goal/Why MBAについて、Word1-2枚で言語化しました。(体験カウンセリング含め)カウンセラーたちからフィードバックを貰い、一定通じることが確認できたため、それを基に出願が早いCBSから書き上げ、他校のエッセイに展開していきました。
各校のWhy Schoolについては、自分のWhy MBAと学校の特徴を紐づけ、デスクトップリサーチ/在校生chatなどの情報を基に具体的な肉付けをしていきました。
価値観を問う設問については、自分の人生での重要な意思決定や印象的な出来事などをエクセルに纏めてカウンセラーに共有し、ディスカッションする中で共通軸を見つけにいきました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
前職、現職の上司2名に依頼しました。推薦者との関係値、推薦者の語学力にもよりますが、エッセイ並かそれ以上に大変なプロセスだったと思います。アドミッションが実際どこまで読んでるのが謎ですが、エッセイと各推薦状で自分の異なる側面が伝わるようにガイダンスしました。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
スコアメイクや出願準備とは異なり、終わりが見えず一番大変なプロセスでした。

まず自身の業務上のストーリーをSTARの形でエクセルに書き出して纏めました。その上で、インタビューで聞かれる質問の類型に応じて各ストーリーをラベリングし、どのストーリーがインパクトがあるか、どの類型のストーリーが足りないかをカウンセラーとディスカッションし、どのような質問が来ても答えられるようなコアとなるストーリーを10個程度決めました。

その上で、出願校の想定質問集を用意して、あとはひたすらカウンセラー(Vince, Nish)/DMM英会話講師/受験生仲間とMockインタビューを繰り返し、ストーリーの取捨選択やよりいい伝え方についてフィードバックを貰う中で改善をしていきました。Mockは全て録音し、散歩中やジムで聞き返す中で自分の中に回答を刷り込んでいきました。これをひと月ほど行うことで、インタビュー直前にはどんな質問が来ても自然に1分-1.5分は喋り続けられる状態まで持っていくことができました。

インタビュー本番はトリッキーな質問やもあり多少戸惑いましたが、まずまずの手応えで終えることができました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
Pre MBAで希少性の高いVCキャリアであること、現職が多国籍のチームなこと等を強調しました。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
学部留学の経験から1年は短いと感じていたので2年制、バイサイドでキャリアを築くとなるとランキングやアラムナイネットワークの強さは一定重要になるため米国M7(+UCB、LBS)を受験ポートフォリオとしました。

その上で、ファイナンススクールで相性がいい(と勝手に思っていた)3校を1stラウンドで出願し、どこも受からなかった場合に残りを2ndで受けることにしました。出願→合格の歩留まりが3割くらいなので、3校受けたらどこか引っ掛かるだろう、くらいの考えでした。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
・授業がFlexible、かつ面白そう→コンサルとVCを経験していたので、マーケや戦略等の基礎科目ではなくできれば選択科目を多めに取りたいと思っていました。またシラバスを見る中で純粋に知的好奇心が刺激される授業が多かったです。
・Nerdな雰囲気→上記Flexibileな点も影響しているのか、特定の領域に強い興味を持って動かれている方が多いと感じました。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

・多くの学校を受けること→結局確率論ですし正直どの学校も素晴らしいと思うので、最低限の基準だけ持って沢山受けるのが正解だと思います。自分は1stで3校出願で1校インバイトだったので結果発表まで気持ちが落ち着かなかったです。

Q. 一言メッセージ

まだ留学前の身分なので無責任にオススメすることはできませんが、短い合格者としての期間の中でも、他合格者との横の繋がりやアラムナイとの縦の繋がり、その他色々な新しいインプットがあり、久しぶりに自分の世界が広がっている感覚があります。受験してよかったなと素直に思います。皆さんの挑戦を応援しております。

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