合格体験記/コロンビアビジネススクール/Columbia Business School/N.I.

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投稿者プロフィール

N.I.(女性)
26〜30歳(出願時期)
Columbia Business School(アメリカ)/ FullーTime MBA(進学予定校/プログラム)


Q. 海外経験と期間を教えてください 

アジアのみ旅行程度 仕事では一切使わないです

Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください

R1: Wharton, CBS, Yale, IESE R2: MIT, Stanford

Q. インタビュー実施校を教えてください

合格:CBS, Yale(奨学金付き) WL: IESE 不合格: MIT (書類落ち: Stanford, Wharton)

Q. 受験結果を教えてください

合格:CBS, Yale(奨学金付き) WL: IESE 不合格: MIT (書類落ち: Stanford, Wharton)

Q.  進学予定先の費用工面を教えてください

社費

Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか

未取得

Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

私立文系

Q. GPAを教えてください

3.68

Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GMAT710(旧形式:V34/Q50/IR5/AWA4.0) / TOEFL102(R28/L27/S19/W28)

Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください

トフルゼミナール、山内勇樹さんのTOEFL100点講座、G-Prep、Affinity(RCの1講座のみ)

Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください

メイン:山内勇樹さん(激レアだと思います)、サブ:Matthew、サブのサブ:Round One、情報提供:Ed


Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください

IT会社の総合職で入社8年目。PM/PMMともに3年半、サービス立上げ経験複数。営業3年、企画2年。社内表彰歴多数。

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください

世界レベルで戦えるサービスを創りたいから。特にサービスの着想、企画・戦略能力を磨きなおしたいと思ったから。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください

Tech Transferとしての活動に注力する予定(CBSではCTV Fellowsなど学外プログラムもある)

Q. 留学後のビジョンを教えてください

会社に戻ってグループの総合力でユニークなサービスをつくりたい


Preparation for Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか

2022年8月、社費派遣(元から興味があった)に応募を決め、Agos夏祭りやトフルゼミナール通塾を開始。社費派遣選抜のためのTOEFL対策&モチベーションUPと息抜きの志望校探しをスタート
9月ぐらいからTOEFLを始めて翌3月で102(褒められた数字ではないんですがこれ以上は見切りました)
2023年1月ぐらいからGMATを始めてTOEFLを見限った後は6月に旧GMATで690→Round1に突っ込む(9月ぐらい)
*書類提出前にMatthewに少し前もってコンタクトし微修正してもらったりする
*さかのぼって4月ごろ、GPAをWESで採点しなおしてもらって見栄えのいいスコアにする
提出後、インタビューの特訓に移る(9月~10月)
10月末インタビュー後、受かったか自信がなかったのでGMATを700点越そうと勉強を再開する
R1を受け終わってYaleの合格通知日(11月中旬ぐらい?)に旧GMAT710→コロンビア大へスコアアップデートをメールしたおかげか合格
12月はR2に向けてEssayを書いて12月末にR2提出⇒2024年3月にインタビュー、結果受領

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

大学公式のInformation Session、在校生とのcoffee chat(日本人、外国人問わず)、合同説明会への参加(オンライン/オフラインともに)

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください

約160万円+αほど。TOEFL予備校代25万、TOEFL受験代18万、GMAT予備校代18万+7万、GMAT受験代12万、エッセイカウンセラー60万+追加のインタビュー対策(Mock Interviewなど)で20万 ※大学に納める受験料やデポジット、WESスコア送付代等は除く

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか

貯金+一部会社からの補填

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

Sが上がらず苦労しました。型を守りすぎたせいかと思っています。Rはそこまで特別な対策をやったわけではありませんが、公式問題集+極めろシリーズなどをいくつかこなし、正答&引っ掛けのニュアンスを掴みました。LについてはTededなどを聞いたりオンライン英会話で対策し、Wについては添削を利用しました。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

Mathは自習しました。今年の受験だったらGREにするかとても悩んだだろうと思いますが、旧GMATで突っ込める最後の年だったのでもう暗記はTOEFLでこりごりだったのもありGMATのまま押し切りました。数1Aに苦手意識はなかったのですが、Mathが48-49点あたりをうろついており、Verbalでは34-35点をうろつくという感じで大変でした。CRは得意だったので得点源に、RCは問題と正答に癖があるのでAffinityに1コマだけ通って傾向に慣れました。Mathはマスアカ一周後、GMAT Clubの問題と公式Question Bank(これらはVもですが)、あとManhattan Prepと公式のAdvanced Questionsはどちらもやりこみました。ただ結果としてQで50を取ったときもそこまで難しい質問は出なかったように思います。
6月に2回目で690が出たのでそのままR1に突っ込み、その結果を見つつR2での志望校を調整するという戦略を取りました。GMATについては先輩からとりあえず受け続けた方がよいというアドバイスをいただいていたので、R1が落ち着いて12月に少しだけ再度勉強しなおして受験し710が出ました。エッセイ作成などを通じて長文読解の速さがついてきたのが要因だったように思います。今までQもVも最後の方は読み切れなくて時間がなかったのですが、710を取ったときは多少の時間が余って感動しました。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

たまたまYoutubeと書籍がいいなと思って100点コースに申し込み、週1で1on1の時間が付いてくるのでその縁で相談したところ、ぼったくり相場と比べたらかなりお得に7校まで面倒を見てくれるとのことで依頼(TOEFL講座を受けている+GMATは依頼しないので割引してくれました)。総じて過不足ないアドバイスがもらえると思います。いまの実力で合格水準にあるかどうかなども客観的にアドバイスもらえるのとインタビュー練習もたくさん追加料金なしでしていただけるのが良かったです。一方アメリカに強いイメージなのと、MBA以外の受験も手掛けているイメージなので、MBAに特化した最新情報はEdなどから情報をもらって戦略のアジャストは自分で行いましょう。

Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

カウンセラーと練り上げていったので特にないですが、結局問いに素直に答えるほうが評価される気がします。書き上げたエッセイはセカンドオピニオンとして字数がオーバーしているものをMatthewに見てもらって圧縮したり言い換えたりのアドバイスをもらいました。

Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

特にありません。元々社費選抜の際に日本語で3通必要で、その時に依頼した当時の直属の上司&直前の職場の元上司に依頼しました。

Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください

過去のYaleの先輩の合格体験記を参考に、純ドメの場合は最終的に8割方ほぼ暗記する覚悟を決めて想定問を作り、対応するエピソードを書き出して⇒英訳して言い回しはMatthewにもアドバイスをもらいつつ⇒暗記して、どんな聞かれ方をしても言いたいことのエッセンスは頭の中にあってそのままアウトプットできるようにして臨みました。MatthewやEdは過去問を持っていたり、Clear Admitにも載っていたりするのでそれらを参照しながら各校ごとに作りました。その場で考えてから言葉にすると間が空いてしまうのでその場ではできるだけ考えないことが重要です。9月のR1のビデオエッセイ対策から始めて、スタンダードな問いには対応できるようにという感じで進めていきました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか

イノベーティブであり、社会に対するインパクトを中心人物として残してきている実績がある点。技術者と関わり合いながら、企画・戦略・マーケ側の人間として価値を発揮してきたこと、異なる環境下に置かれても現場の指揮官として推進力をもってフレームワークがない中でも様々な立上げを成功させてきた点。


School Choice

Q. 受験校はどのように選択しましたか

R1は少しハイボールを投げるつもりで様子を伺い、R2に本命を残しておきました。10校ぐらいリストアップして最終的にはランク、志望度、カリキュラムなどからR1で4校出してみることにしました。1ラウンドで4校は準備としてもかなりキャパギリギリでした。インタビュー練習は実質3校でしたが、5校は無理だったと思います。元々tech×アントレで志望校を探していたのですが、MITとStanfordに結局落ちたのでもはや謎な軸になりつつあります。

志望校選定としては地方在住だったため基本オンラインが多かったですが、学生やAdminの人たちとたくさん会って話して雰囲気を掴んでいくこと、学校ごとの推しイベント/授業などは逆に言うとその学校「しか」ないケースもあるので詳しく教えてもらうことが重要かと思います。元々はIEやNUSに行きたかったのですが、GMATで6月に690が出たのでIEは後からR1が全落ちしたらいつかのタイミングで受けようと思っていましたし、NUSは説明会でマレーシア人の英語がいつも何も聞き取れなくて断念しました。

CBSはパリピだと思ってたので興味は正直なかったのですが、先輩がたまたまcaringな方でカリキュラムがかなり詳細でニッチな点まで網羅的に学べる点と大都市であるというロケーション(私はビルに囲まれていたい派だったのでYaleを断念)、Essayの質問が割とオーソドックスでここから始めるとやりやすいという手続き上の利点、R1でCBSに受かればR2ではM7の他のところだけ出せばいいという点、気風的に割とカラッとしていて意地悪くない感じがする(≒NYは他にやることがたくさんある大都市なのでアジア人女性にも過ごしやすそう)などがあってたまたまCBSを候補に入れました。

Yaleは雰囲気や人の感じが好きで、バーチャルキャンパスツアーも素敵で受けました。ウルグアイへの訪問など海外モジュールが必修な点もいいなと思いましたし、金儲けだけではなくSocietyへの貢献というところも気に入っていました。社費生とわかっているのにForte Fellowshipと生活費としての奨学金を恵んでくれる素晴らしい学校です。本当にありがとうございました。YaleもCBSも米国MBAの中ではマイノリティ比率が高いですが、Yaleは英語がペラペラしゃべれる人かつ外見的な面でもダイバーシティを重視しているような気がします。Yaleは学部生は文系最高峰の大学でありGreater Yaleへのアクセシビリティがかなり高い大学なので、知への興味&体力がありそうな人(ちゃんと勉強したい人)を取っていると思います。先輩方にLinkedInなどで突撃しても一番真摯に答えていただけるのがYaleという感じです。合格すると小包でYaleグッズを送ってくれますし、お金もちなんだなーというイメージもあります。在校生はCBSとはまた顔の系統が違う感じがします。

Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか

やはりTOP Schoolである点(プライド的に)と、都会であり、食を含めた生活が何とかなるかもと思えた点。日本人以外でR1の合格者とも数人chatしましたが、数名ほどCBSに受かってもYaleに行っていたりもする人を見かけたので、ランキング自体は日本人ほど重視していないのかもしれません。日本人アラムナイの活動という意味ではCBSはかなり活発なので実利を取る面もありました。私費生だったらYale一択だったろうと思います。

Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください

結局一度も行きませんでした。


Scholarship

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください

NA


Advice and Message

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

就活と似ていると言われますが、たしかに情報戦だと思います。GW前までには人気カウンセラーが埋まるので春先までにはコンタクトしましょう。GMATやTOEFLの形式変更、2024Intakeは全世界的に受験総数が3割増しになっているらしい(特にR2はcompetitiveだったようです)など色々な環境変化がありますが、情報ソースを確保して戦い方を決めたのが功を奏した(私はスケジュール上は先手必勝、勝ち逃げ方式で行く+R1とR2のフルセット戦い切ると決めていた)と思います。

また振り返ってみると、合格をもらった学校はインタビュー含めた受験の過程で自分の気質に合っていると思うところがいくつもありました。逆にWLあるいは不合格となった学校は受験の最中に(特にインタビューの直前やインタビュー自体で)違和感を覚えるところがあった学校もあり、Adminの言うholistic viewというのはにじみ出る自分との相性を計るにあたってあながち馬鹿にできない手法なのかもしれないなとも思います。
食わず嫌いはせず幅広に受験校を見られること、そして先輩が受かってるんだから自分も100%の力で臨めば受かるだろうという強い気持ちを持って、冷静に受験タイミング・受験校をハックしていく精神で乗り切ることをお勧めします。

Q. 一言メッセージをどうぞ!

当初想定していたよりも年単位で時間がかかるMBA取得までのプロセスになりましたが、久しぶりに本気で頑張ることをしました。これはこれで納得のいく心の快さがあり、後悔はないです。わたしは受かっただけでまだ何も為していないですが、数年後や十年後、みなさんと一緒に大きなことが興せるといいなと思っています。自分を信じて頑張ってください!

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