投稿者プロフィール
JH(男性)
26〜30歳(出願時期)
Cambridge Judge Business School(イギリス・ヨーロッパ)/ FullーTime MBA(進学予定校/プログラム)
Q. 海外経験と期間を教えてください
無
Q. 受験校および出願ラウンドを教えてください
Cambridge Judge
Q. インタビュー実施校を教えてください
Cambridge Judge
Q. 受験結果を教えてください
合格:Cambridge Judge
Q. 進学予定先の費用工面を教えてください
社費
Q. 進学にあたり、奨学金を活用されますか
未取得
Q. 最終学歴 を教えてください(国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内国立文系→海外院(非MBA)
Q. GPAを教えてください
3.0
Q. 受験した試験と出願スコアを教えてください
(GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 770 (Q:51, V:45, IR:8, AWA:5) 、IELTS 7.5 (R8.5,L9.0,W6.5,S6.5)
Q. 受験するにあたり使用していた塾を教えてください
無
Q. 受験するにあたり使用していたカウンセラーを教えてください
TopMBAConsultants
https://topmbaconsultants.com/kaigai-mba/
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて教えてください
学部卒業後、5年間公共セクターに勤務。その社費で非MBA修士(1年目)→MBA(2年目)派遣。
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。そのきっかけや理由を教えてください
業務で民間企業の方と関わる機会が多いものの、ずっと同じ公共部門の会社の中にいてビジネス関係の経験・知識が何もないままで、コミュニケーションに限界があると感じたためです。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください
NA
Q. 留学後のビジョンを教えてください
派遣元の会社に戻ります。
Preparation for Application
Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか
英語力(特にSpeaking力)を伸ばしたく、留学は入社時から希望していました。社費内定から約2年後に渡航、2年間掛けて修士2つというスケジュールは決まっていたため、最初は時間の掛かりそうなGMAT・IELTS対策に集中し(半年)、その後に1年目の出願(半年)、進学先決定から渡航までの間に2年目のMBA出願準備(3ヶ月)、という流れでした。以下のとおりです。
2021年9月 社費選考のためTOEFL初受験、101。
2021年12月 社費内定。GMATのOGと単語帳を購入。
2022年1月 2次方程式の解の公式も覚えていないことが判明し、マスアカ教材を購入。OGPrep①で650。
2022年3月 OGを一周。OGPrep②で750を出し調子に乗って本番を受けるも660で、衝撃を受けスコアキャンセル
2022年5月 やる気をなくしていたが、再開。OGの復習をしつつ、ManhattanのPrep6回分を解く(平均670)。本番では無事に700。恐らく、Qの問題パターンへの慣れが上昇要因。一旦GMATの受験は終了し、IELTS対策に移行。
2022年6月 1年目の出願対策も兼ねて、有名どころのカウンセラーやエージェント幾つかにコンタクト。(少なくともMBA以外の修士については)GPAが厳しいという反応が多く、あまりこれといった印象も受けなかったので、1年目は自分で対策することに。
IELTS初受験、OA7.5もOxbridgeのS/W7.0以上は満たせず。
2022年7月~12月 1年目の出願作業。並行してIELTSを4回受験も、変わらず。
2023年1月~6月 出願の結果待ち。渡航準備、仕事等も立て込み、MBA出願準備は始められず。なお1年目のコースは、GPAのせいか、独学の出願書類のせいか、あまり良い結果にはならなかった。
2023年7月 焦り始め、ネットの体験記等を読んで、TopMBAConsultantsのJesseと面談し、カウンセラーに決定。GMATもIELTSももう一度受けてみるよう言われ、1年振りに対策を再開。GMATはExperts’ GlobalのPrep15回分を解いて思い出した(平均は690)。
2023年8月上中旬 GMATで770。IELTSは相変わらず届かず。Judge日本人会の説明会に参加。Jesseとは、自己分析を中心に9回程オンラインセッション(50分)を行った上で、典型質問への端的な回答(’Roadmap’)をドラフティング。中旬までに、ふわふわとしていた志望理由やキャリアゴール、自分の長所・短所といった点を詰めた。
2023年8月下旬 Judgeのみ10月にR2があり、第一志望でもあることから、まずはそこに的を絞ることに決定(失敗した場合は年始締切りの他校に出願するプラン)。Jesseの勧めで、日本人在校生・卒業生の方数名と面談。また、案内があったため、Admissionの方とも面談。
2023年9月 Roadmapの作成に区切りをつけて、Judgeの設問への回答初稿を完成させ、初旬にJesse(M)に送付。ここからはメールベースで、各回答をブラッシュアップ(主に語数を削減)しながら準備。なお中旬には1年目コース開始のため英国渡航。
2023年10月3日 R2で無事Apply。
2023年10月15日 妙なタイミングになったが、Open Dayイベントで初Campus Visit。
2023年10月20日 Interview Invitation。対面と迷ったが、オンライン形式で予約。
2023年11月3日 Interviewerの教授名が通知。
2023年11月14日 Online Interview(25分程度)
2023年11月28日 Offer
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか
(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
英国・1年の縛りがあったので学校自体の選択肢は多くなく、4校程について、日本人在学生のウェブサイトやAdmissionのセミナー、ウェブ上の合格体験記から情報を得ました。OBOG訪問は出願準備の最終段階で少しだけ行いました。Campus Visitは、出願後でしたが渡英後にOpen Dayイベントに参加しました。
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください
カウンセラー:30万円(面談約10回、エッセイ添削)
GMAT:16万円(本試+ESR3回、マスアカ教材、OG Bandle、Manhattan Mock、Experts’ Global Mock)
IELTS:16万円(本試6回、Speaking/Writingの中古テキスト少々)
出願料:3万円
合計:65万円
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しました(もしくは、調達予定)ですか
受験費用は自費だったため、抑えるように務めました。 授業料と生活費は社費でしたが、円安もあり、生活立ち上げの初期費用や学費のデポジット/立替え払い、配偶者ビザの財政証明用等で一時的にはそれなりのキャッシュが必要でした。
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
もともとRとLは得意だった一方、海外経験もなく、最後までS/W7.0基準に苦労しました(結局満たせず…)。その状況であればTOEFLよりIELTSの方が取りやすいという話をウェブ上でよく目にしたため、早めにIELTSに切り替えました。
Speakingは中盤4回が全て6.0でしたが、感触はそれぞれ会心の出来だったり途中でやめたくなったりとバラバラで、全く当てになりませんでした。ウェブ上で見つかるようなPart1,2の質問リストを見て、事前に多くの回答をイメージしておくようには心がけましたが、それをテキストで作って暗記するところまでは諦めてしまいました。
Writingは、一般に言われるとおり、テンプレートと頻出表現(’increase’の表現パターンなど…)を覚え込みました。一度7.0だった際は、Task2でアイディアが次々思い浮かび、語数も内容も我ながらよく書けたなという出来だったので、逆にハードルの高さを感じました。
結局、Judgeの日本人サイトの情報を見て、英語要件を充足している合格者が実はそう多くないことを知り、OA7.0程度あれば選考自体には影響しないのだろうと想定して、区切りをつけました。(終わってみれば、最初と最後の結果がほぼ同じでした…。)なお、OfferのConditionで追加の英語テストがありましたが、それは特段問題なくクリアできました。
【受験歴】(R,L,W,S,OA)
2021. 9: 29,27,24,21,101
2022. 6: 9.0,7.5,6.5,6.5,7.5
2022.10: 9.0,8.5,6.5,6.0,7.5
2022.11: 9.0,8.5,6.0,6.0,7.5
2022.11: 8.5,8.0,6.5,6.0,7.5
2022.11: 8.5,8.5,7.0,6.0,7.5
2023. 8: 8.5,9.0,6.5,6.5,7.5
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください
(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
GMATの形式が変わるようなのであまり参考にならなそうですが、受験していて一つ感じた点は、「OGの問題は本番より簡単」という通説?は必ずしも正しくないのかもしれないということです。むしろ、そう思って本番で変に考えすぎてしまったり、複雑すぎる問題演習をしてしまったりするリスクもあるように思いました。
【Math】大学受験以後全く数学に触っていなかったので、マスアカで一通りの公式等を思い出した後は、「超難問」の対策は最初から諦めて、それ以外で50点を出すことを意識しました。そのため、簡単だと言われるOfficialの問題(中上級)を一通り解き、「解けそうで解けなかった」「この知識さえあれば解けた」類だけ復習しました。この時点での本番は49に終わったので、その後はとにかく多くのパターンに触れることが重要だと感じ、評判が良くかつ安かったManhattanのPrep6回分を解き、本番で50点となりました。最後は、これも安かったExperts’ GlobalのPrep15回分を本番直前の2週間に毎日解いて臨んだ結果、51点が出ました。ESRによれば、1,3,4Qでそれぞれ難しめの問を1つ間違っていたようなので、戦略的には正しかったかなと思います。
【Verbal】正直なところ何か特別に対策したというよりは、これもとにかく数をこなして慣れたという印象です。特にRCは、(少なくともPrepでは)どうにも納得できない回答もあったので、そうした独特なパターンを覚えたことも重要だった気がします。とはいえ、Prepでは40は超えず平均して35くらいだったので、本番は運もありました。
【受験歴】(Q,V,T,IR,AWA)
2022.3 49,30,660,6,N/A
2022.5 50,34,700,5,4
2023.8 51,45,770,8,5
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
ウェブ上の体験記でおすすめされている方がいて、指導が丁寧で料金も良心的とのことだったため。主に自己分析やエッセイの添削でサポートしてもらいましたが、常に前向きに励ましてくれる優れた人格の方で、内容面はもちろん、モチベーションも非常に高めてくれました。英語での面談は自分のSpeaking力ではどうかなとも思っていましたが、拙い英語でもよく意図を汲み取って導いてくれたので、むしろ(そのままInterview対策にもなりましたし)成長に繋がりました。
特に、7月末にほぼ何も手元にない状態で面談を始めたにもかかわらず、8月末までに9回程集中的に面談を行ってくれて、9月もハイテンポで添削・修正の往復を進めてくれたために、何とか10月3日の出願締切りに間に合わせることができました。
Q. エッセイについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
Video Essayのようなものもなく、基本的にはスタンダードな問であり、かつ分量もそこまで多くはないため、Jesseと共に用意していたネタのどれをどこに当てはめるか、というような作業でした。なお、キャリアゴールなどのメインの4問の他に、過去の職務経験や業績、挑戦、英語活用歴などの問が多く、そちらに結構時間が掛かりました。
Q. 推薦状について、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
1人で済むのは非常にありがたかったです。最後にいた部署での上司に対応いただきました。
Q. インタビューについて、準備方法や苦労した点、工夫した点などを教えてください
あまりお金もなかったのと、傾向としてあまり複雑な内容は聞かれなさそうだったので、独自に対策しました(友人と少し模擬面接もしました)。典型的な質問(Why MBA?等)をリストにし、それぞれ1~2分で答えられるように頭の体操をしていました。なお、インタビュアーの教授の名前が事前に通知されたので、専門分野について少し事前に調べたり、講演している動画で会う予習をしたりしました。
当日は、CVやメインのEssayを事前に読んでくださっていたようで、典型問は一切なく、主に時事的トピックや社会課題(教授の専門分野に関連)について、自分のバックグラウンドに結びつけつつ幅広く聞かれて終わりでした。結果的にはほとんど対策のしようもない内容でしたが、教授によっては典型問を中心にされる方もいるようではあります。
ちなみに終了後、インタビュー当日や翌日にオファーが来たなどという情報を目にして非常に不安になっていたのですが、結局ちょうど2週間で連絡が来て、周りでも同じタイミングの人を何人か見たので、やはりある程度まとめてオファーを出しているのかなと思いました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか
協調的なリーダーシップ経験や、ポートフォリオ上少ない公共セクター出身者として周りの学生に提供できる価値などです。
School Choice
Q. 受験校はどのように選択しましたか
先述のとおり選択肢は少なかったので、その中でも、公共セクター出身ということで敢えて比較的ビジネス重視と言われるところを選びました。また、1年目のコースやプライベートの予定のことを考えると、うまくいけば年内に進学先を決めてしまえること、VideoEssayやInterview対策に大きな比重を置かなくて良いことも魅力でした。
Q. 進学予定先を選んだ理由は何ですか
NA
Q. キャンパスビジットを行ったことがある場合、実施時期や内容について教えてください
NA
Scholarship
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください
NA
Advice and Message
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
学部のGPAが低く、実際に非MBA修士受験では足を引っ張られた気がしていますが、MBA受験ではやはりあまり重視されないのか、あるいはGMATで相殺できたのか、特に問題はなかったようです。
全体的には、手を動かし始める前に、体験記や卒業生・在学生、説明会等からの情報をよく集め、準備の各プロセスの中で力を入れるべきところとそこまででもないところを見極めることが重要かと思います。
Q. 一言メッセージをどうぞ!
頑張ってください!