合格体験記 / 香港科技大学 / HKUST / シンガリ大佐

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
シンガリ大佐

Q. 進学予定校
HKUST


Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域
アジア

Q. 受験校
HKUST、HKU、CUHK

Q. インタビュー実施校
HKUST、HKU、CUHK

Q. 合格校
HKUST、HKU、CUHK(3校とも奨学金付き)

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳〜35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
3か月の海外語学留学と海外出張程度

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
取得済み

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内/国立/大学/文系

Q. GPA
大学がGPAを公表していないため、自己計算で2.4、WES換算3.46

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT550点(V20/Q46/IR3/AWA3)、IELTS6.5(R7.0/L6.5/S6.0/W6.0)

Q. 塾・対策
GMAT:YES(御徒町)、eGMAT(オンライン)、IELTS:IELTS Answers、Udemy(共にオンライン)

Q. カウンセラー
MBA Lounge

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
多くの方が選ばれるように、就活時には金融を中心として様々な企業を受け、新卒でプラントエンジニアリング会社に入社し、発電プラントの建設営業(EPC)に従事しました。大学は教育大学でしたので、就職する人はクラスで1~2割程度、多くは教員になるような状況でした。もちろん、大学卒業生にMBAは殆どいない状況です。
新卒の会社は海外大学院の社費派遣制度はあるものの、MBA派遣実績は殆どなく、TOEFLも初受験60点と挫折したため、一度はその時点で諦めました。その後、入社6年目にリース会社に転職し、再生可能エネルギー事業投資に従事しました。再生可能エネルギー発電所を作る側から投資する側(事業者側)となることで、この事業の全ての流れを経験することができ、非常にいい経験をしていると感じる一方、新卒以来海外駐在を目標に働いてきた中で海外出張の機会はまれにある程度で、現地に根を張って海外ビジネスに従事する機会は与えられませんでした。
そんな状況を打破すべく、自分でリスクをとって海外に出てみようと思い、コロナ禍でキャリアを考え直す時間もできた際に再度MBA受験を志しました。
したがって、海外ビジネスにどっぷり浸かるような経験もない、海外駐在経験もない、長期海外留学経験もないようなバックグラウンドではあるので、最も海外MBAとは無縁のポジションにいると言っても過言ではないと思います。

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
理由は2点あります。
1点目は前職において海外メーカーの技術を日本に持ち込むためのアライアンスがうまくいかず、複数の大型案件を受注したにもかかわらず、事業採算を悪化させてしまったことです。言語も文化も全く異なる海外企業と渡り合うにはどうしたらいいのか、あるいはそのような企業とどう提携すればうまくいくのか、MBAでの学びが何か与えてくれるのではと考えました。自身は営業として商品を売ることしかできず、海外メーカーとの交渉に参加することもできないし貢献もできない状況がもどかしく感じていました。
2点目は、現在の再生可能エネルギー業界の流れです。この業界には現在多くのテクノロジーが採用されており、単にアセットを購入・開発し発電事業を運営するだけでは今後事業が成立せず、この大きな流れについていけないと考え、ほかの業界を含め最新のテクノロジーがどのようにビジネスに応用されているかを学びたいと考えました。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
海外で根を張り、生活をし、多国籍な環境でディスカッションや共同作業をする経験をすることを目的としています。そして、アジアビジネス、中国ビジネス特有のネットワーキングを学び、培っていきたいです。
日本人が海外でビジネスを行うのは、言ってもアジアが中心となります。そんな中、アジアの金融ハブである香港で長期で生活をする経験はその後のビジネス経験で生かされると信じています。
また、日本という国が将来にわたって未来永劫先進国であるとも限りません。高齢化が進み経済成長率が現在のままでは、いつか衰退しきってしまいます。そんな時に海外で働く経験、海外と働く経験があれば、いつでも日本以外という働きの場を選択肢に持つことができます。人生100年時代に向けた準備として、海外MBAはちょうどよいリスキリングの機会だと思いました。私見ですが、特に香港は最も永住ビザの要件がシンプルでかつ日本人が現地就職できる可能性が高いため、チャンスがあれば現地就職も考えたいと思います。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
投資を通して経営を学ぶ、をテーマにPEファンドに行きたいと思っていますが、自身のバックグラウンドからはダイレクトには入ることが難しいと思いますので、これから道を模索したいと思います。おそらく入学したらまた180度考えが変わることを期待しています。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
“アジアMBA受験界隈では、MBA Loungeは有名です。アジアのトップスクールであるNUSやHKUST、HKUには毎年のように合格者を輩出しています。
詳細はウェブサイトの合格体験記をご覧いただいた方がよいですが、CVやエッセイ、インタビューを必ず合格レベルまで引き上げてくれますし、アドミッションもMBA Loungeの受講生だという点を認識してくれている安心感はあります。”

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
“香港3スクールのエッセイは文字数が短いのが特徴で、何を書けばいいのか、内容を絞るのに苦労しました。
そして何より、年末にGMATの準備が全然進まない中でエッセイも仕上げなければならなくなった状況が一番大変でした。それまでGMATの勉強で深夜1~2時まで起きていたのが、年末には3~4時となり、日中はほぼ仕事になってなかったと思います。早くスコアを取ることに越したことはないですが、多くの先輩方も出願準備とスコアのための勉強が重なる状況であったということを認識していたので、やり切るしかないと思います。”

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
“直属の上司、前の部署の直属の上司という一番理想的な方々に依頼しました。
普段からフランクに話せる方々でしたので、退職を前提に依頼しても業務上は全く支障がなかったです。
上司の上司及び人事にはその時点で知らされることになりましたが。”

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
“普段からオンライン英会話はなるべく毎日していたものの、インタビュー対策は直前まで一切やっていなかったです。
そのため、年末の出願後の年末年始休暇を利用して一気にやってしまおうと考え、前半でスクリプト(日本語)を書き上げ、後半で英訳を行い、年末年始休暇明けからの2週間でBizmatesを集中的に行い、英語回答をブラシュアップしました。
1月2週目から3校立て続けにインタビューに招待されていたので、1日2回のBizmatesと英文修正・回答練習を合わせ、合計期間50時間強の対策でなんとかとか間に合わせました。
アジアMBAは特にインタビューを重視します。スコアが全くない状態でもエッセイ・インタビューで合格を出しますし、現に私もGMAT390点レベル(実際にはスコアキャンセル)でも奨学金付きでコンディショナルオファーをいただきました。”

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
“再生可能エネルギービジネスを行っていたので、大規模ビジネスの開発に関わったプロジェクトマネジメント経験及びESG投資に興味がある旨をアピールしました。
昨今多くのスクールが、サステナビリティビジネスということを考えることを意識しており、再エネビジネスの経験者であることは大いにアピール材料となりました。”

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
アジアMBA、そしてトップスクールがあるシンガポール、香港がよいと思い、受験を決めました。
中国MBAは中国人比率が過半で中国語がかなりの割合で必要と聞いていたことから、トップスクールであっても候補から外しました。結果的に、中国はまだ隔離措置など非常に厳しい状況ですので、選択しなくてよかったと思います。
アジアMBAにみられる特徴としては、USスクールは受験校を広範に選択し、受験時点ではあまり進学校を絞っていない方が多い印象であることに対し、アジアスクールは、このスクールに行きたい!と思ってから受験している方が多く、HKUSTにも専願受験で合格している方もいます。このように、アジアMBAは進学校に思い入れを持って入学される方が多く、これが強いアラムナイネットワークの形成にもつながっているのかなと思います。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
香港がよい、というわけではなく、HKUSTが最もコンペティティブな環境を用意しており、自身のスキルアップにつながるプログラムであろうと考えた点、そしてアラムナイにキャリアにコミットした方が多く、就活にもかなり力を入れてUSスクールに劣らずトップファームなどに入社されており、魅力に感じました。
特に、HKUSTはMBAプログラムの歴史が浅いので、アラムナイ内のコミュニティを盛り上げようという雰囲気があることも感じましたし、合格後もそれを実感しています。自分もそのようなサポーティブなアラムナイになりたいと強く思いました。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
隔離や渡航規制もあり実施できませんでしたが、当初は強行でも実施しようと思ってました。
これから受験される方は絶対にビジットすることをお勧めします。
一度もスクールに行かずに何千万円もの投資と1年超の自分の人生における時間をかける場所を決めることは博打に近いです。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
HKUSTはスクールの奨学金があり、アプリケーションの結果によって奨学金額が決定。
結果、HK$100K(約160万円)の奨学金を獲得。
外部の奨学金はロータリーのみ応募し、不合格。その他の奨学金は、IELTS7.0以上ないと申請できないことが多いですので、申請すら叶いませんでした。

Preparation for MBA Application

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
初めてIELTSを受けてから13か月、IELTSを準備し始めてから16か月で合格まで至りました。

一方、最初にMBAを意識したのは5年前で、当時はTOEFLを一度受験しただけでその難易度に打ちひしがれ、諦めてしまいました。その後転職を経て、色々調べるうちに、多くの合格者も最初から英語ができていたわけではなく、同じように最初は高い壁にぶつかり、何年もの歳月をかけ、寝る間も惜しみMBA受験生活を送っていたのだということを認識し、MBA受験を再決意しました。

再決意したときには子どもも2人いたため、平日・休日問わず勉強時間は子どもが寝静まった後の22時以降で、夜中1~2時程度まで粘ってやっていました。幸いコロナ禍で殆ど在宅勤務でしたので、朝は子どもの保育園への送りもゆっくりでよくなり、最低限の睡眠時間は確保できましたので、個人的にはコロナがなければMBA受験は続けられなかったかもしれません。

しかし、最初にMBAを志してからすでに4~5年もの歳月が経ち、その分年齢を重ねているため、スコアメイクに時間をかけるわけにもいかなかったため、後述の通り、スコア以外で勝負できるアジアMBAに焦点を絞り、最悪IELTSもGMATもなしで出願・インタビューには進めるというバックストップを用意しておきました(ただし、正式オファーにはスコアは必要です)。

2017年12月 TOEIC 860点
2018年1月 TOEFL 60点(L11 R13 W18 S18)(初)
TOEFLの難易度に泣き崩れ、英語自体の勉強をストップ。

2018年12月 転職
2020年12月 IELTS 5.5 (L:5.5 R5.5 W6.0 S5.0)(初)
2021年2月 IELTS 5.5 (L:5.5 R5.5 W5.5 S5.5)(2回目)
3か月対策して全くスコアが伸びず、IELTSの壁に打ちひしがれる。

2021年3月 IELTS 6.0 (L:6.5 R5.5 W5.5 S5.5)(3回目)
夏まではOA6.5取れそうか?と少し安心しながらも、7.0は無理そうだなと思い始める。

2021年4月 MBA Lounge申し込み
スコアの出ていない段階でカウンセラー契約をすることで、退路を断ち切る。

2021年4月 IELTS 6.0 (L:6.0 R7.0 W5.5 S5.5)(4回目)
Rが7.0取れてきたので、YES(御徒町)で英文法を学び始める。

2021年5月 IELTS 6.0 (L:6.5 R6.0 W5.5 S6.0)(5回目)
2021年7月 IELTS 6.0 (L:6.5 R6.5 W6.0 S5.5)(6回目)
4回連続のOA6.0で夏を迎え絶望する。Sをリマーク(再採点)も変わらずOA6.5ならず。

2021年7月 GMAT準備開始、YESでSC、eGMATに登録。インド人のおばちゃんに叱られる。

2021年8月 IELTS 6.5 (L:6.5 R7.0 W6.0 S6.0)(7回目)※
※当初S5.0で、5回連続のOA6.0かと再度絶句。決死のリマーク(再採点)でS6.0となり、OA6.5にぎりぎり到達。恥ずかしながら歓喜。

2021年12月 HKUST出願(2ndラウンド)、同じ時期に受けたGMAT Prepは370点(涙)

2021年12月 GMAT 390点(V:11 Q35)(初)→スコアキャンセル
出願先には、スコアキャンセルしたことを言わずに、出願した旨だけを伝える。

2021年12月 HKU出願(2ndラウンド)
年末に出願後、インタビュー対策を始めてスタート。
年末年始を使い、Bizmatesを使い倒し、50時間超の特訓を行う。

2022年1月 CUHK出願(3rdラウンド)
2022年1月 HKUST、HKU、CUHKインタビュー(Zoom/Skype)
1週間に志望校3校のインタビューを実施。

2022年1月 HKUST、HKU、CUHKからコンディショナルオファー獲得(3校とも奨学金付)
どこかに引っかかればよいかと思っていたところ、まさかの3校、全て奨学金付きで合格。
一方、コンディショナルオファーの場合、100万円単位のデポジットを支払ったうえで、スコアが出るまで受け続けないといけないという苦行を強いられるので、そのプレッシャーも半端ないなと感じ、突然恐怖を感じる。
さらに、第一志望であったHKUSTが一番GMATに対する要求水準が高く、場合によっては2校にデポジットを支払わなければならない状況に陥る。そして本試験1週間前のPrep380点。。。

2022年1月 GMAT 550点(V20 Q46)(2回目)
ランダムクリックの神が帝国ホテルに舞い降り、当初最低目標としていた500点半ばを取得。前年のHKUSTの公表値の下限が560点であったため、HKUSTに交渉開始。即受諾→受験終了(最終的に、HKUST、HKU、CUHKから正式オファー獲得)

2022年2月 HKUSTのオファー受諾”

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
“スクールの情報は前年Intakeの方々の3rdラウンドの時期(2~3月頃)から行っていました。その頃からシンガポールと香港のスクールを見据えていたため、早期に情報を取ることは重要でした。スクールによってはその頃からアドミとつながっていました。
そして、6月からは海外MBAドットコムの留活交流会やアゴスの夏のイベントが増え、何度も同じスクールの話を聞くことで、FIT感を掴むと同時に、気になった在校生やアラムナイの方をメモしていました。
受験期の8月頃から、毎週のように香港・シンガポールスクールの在校生、アラムナイの方々にアドミ、LinkedIn等を通してアプローチし、話を聞いていました。
日本人に限定せずにアプローチすることで、なるべく複数の視点からスクールの特徴をつかもうとしました。
アジアMBAの受験はスコアがそれほど重要ではなく、どれだけスクールにフィットし、スクールに貢献でき、スクールのネットワーク・地位を高めていける学生であるかを重視していると思っています。今回30代も半ばに差し掛かる中でのMBA受験で、スコアメイクの時間もなく、時間があっても達成できるわからないGMATでの高得点がマストであるUSトップスクール狙いは得策ではないと考え、①スコアで勝負しない、②スコア以外の点で勝負できるフィールドで戦う、③受験費用はなるべくかけない、という3つの視点を持って臨みました。
その結果、数多くのアラムナイとのコンタクトをとり、頻繁にアドミへも受験状況や活動状況を連絡するといったネットワーキング量で志望度をアピールすることができたと思っています。”

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
IELTS:22万円(7回の本試験を含む)
GMAT:49万円(2回の本試験を含む)
カウンセラー:28万円
オンライン英会話(インタビュー対策含む):17万円
出願費用・雑費:8万円
合計:124万円

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用:貯金
学費・生活費:銀行ローン(1,050万円)、貯金(450万円)
日本の家族の住居費等:貯金(400万円)
バックアップとして、渡航後に借りられるJASSOのローン(最大月15万円)は申し込もうかと思います。

<スコアメイク>
Q.  TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
ネット上に多くの情報が出回ってますので、具体的な勉強法はそられに譲りますが、毎週20時間勉強できる環境作りが重要です。

Q.  GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
私の点数で何も言えることではないですが、課金できるのであれば課金すればいいし、受験費用を抑えたければ、eGMATのような格安オンラインコースを徹底的にやりこむのも手だと思います。
Verbalは日本で授業を受けた方が理解が進むかなとは思っています。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

合格体験記は世の中にあふれていますが、不合体験記は殆ど出回りません。
少なからずMBA受験を諦めている方々は多いですが、最後まで諦めず突き進んでいる方々は必ずいずれかのスクールには合格までたどり着けると信じていますので、不安になったらなるべく多くのアラムナイや受験経験者の話を聞いて自身がMBAで学ぶイメージをつけていけばよいと思います。
もしUSトップスクールに行きたい、ということであればGMAT/GREでの高得点は避けられませんが、HBSでさえ600点を切っても合格している受験者もいます(日本人ではないと思いますが)。そういった観点から、スコアだけに限らずあらゆる点からスクールへのコミットとその他の活動に力を入れることをお勧めします。
また、ご家族、特にお子さんがいらっしゃる受験生は、社費の場合は言い訳ができるとは思いますが、私費の場合は家族からしたら完全にMBA受験は悪であると思います。単身で行くにせよ、家族で行くにせよ、奥さんのキャリアが犠牲になる方が多く、お子さんも貧乏な中で海外でちゃんとした学校や保育施設があるかなど、心配だらけです。
ですので、決して奥さん、ご両親などに黙って受験を始めたり、スケジュールの共有を怠ったりはせず、夫婦関係を見直すいいきっかけだと思い、改めて家族の将来について考え直せるようにMBA受験を設計した方がよいと思います。私はここを完全に失敗し、自分で勝手に決め勝手に受験し、家族に迷惑ばかりかけてさらに奥さんに借金まで背負わせるという極悪非道なことをしてしまったので、皆様どうぞ二の舞にならないように心がけていただければ幸いです。

Q. 一言メッセージ

MBAは受かったらゴールではなく、合格後からまたいばらの道が進みます。
MBAホルダーとしての職が用意されている場面もあれば、もう生半可なポジションで生きていく道もないため、なぜそこまでしてその道を進みたいのか、改めて考えさせられると思いますが、ぜひ自分の知らない世界に飛び込むことを楽しんで行きましょう!受験生の最後尾から追走して何とかアジアのトップスクールに合格することができたシンガリ受験生がいたことを、ぜひ皆様には認識いただき、これまでのキャリアに自信を持ってMBAにトライしてください!

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