合格体験記 / ESADE / Chilango

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投稿者プロフィール

Q.投稿者(ペンネームorイニシャル)
Chilango
 
Q.進学予定校
ESADE
 
Q.進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
 
Q.進学予定校の地域
ヨーロッパ

Q.受験校
ESADE

Q.インタビュー実施校
ESADE

Q.合格校
ESADE

Q.性別
男性

Q.出願時年齢
26歳~30歳

Q.海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
インド・メキシコに計4年半駐在

Q.費用
私費

Q.奨学金
未取得

Q.最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内/私立文系

Q.GPA
2.65
※World Education Servicesに再計算を依頼したところ3.65まで上がりました。

Q.受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT600(Q47/V27/IR2/AWA5.0)※少なくともESADEはIRのスコアを重視していないことがわかりました。
TOEFL98(R29/L25/S18/W26)

Q.塾
Affinity、AGOS、濱口塾、Web TOEFL、リンガ・エスプレッソ、Michaelの添削サービス、Jack Juniorの添削サービス、Andy先生の勉強会など

Q.カウンセラー
濱口塾、ビジネスパラダイム

Introduction

Q.バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
金融機関にて中堅中小企業営業、海外日系営業(進出支援・金融商品セールスなど)、LBOファイナンスのエクゼキューションを経験。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
勉強開始する直前までMBAに全く興味はありませんでした。ただファミリービジネスを承継するに当たり、自分の足りないものは何か、どうすればそれを最短で補えるかと考えた際にMBAが最適という結論に至り、受験勉強を開始しました。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
1.家業を継ぐ前に経営全般(含むソフトスキル)について学ぶため
2.将来的に新規事業での海外進出(特に中南米)を考えているため、中南米ネットワーク及びスペイン語力を強化するため
3.テックビジネスの知見を深めて家業の既存事業効率化及び新規事業立ち上げに活かすため

Q.留学後のビジョンを教えてください。 
家業を継ぐ予定です。

Preparation for MBA application

<概論>

【メキシコ】

2015年2月:ウユニ塩湖にてバックパッカーや大学生と交流。家業を継ぐ前にバックパッカーになろうと思う。

2015年5月:色々と調べた結果、バックパッカーよりは自分のキャリアにプラスとなるMBAを目指そうと考え直す。2018年入学を目標にTOEFLの勉強開始。AGOのスピーキング講座とライティング講座の受講開始。同時並行でスペイン語の勉強も継続。

2015年6月:TOEFL1回目64点(R16,L13,S17,W18)。

2015年12月:半年間の成果をと気合を入れて臨むも敢え無く撃沈。TOEFL4回目63点。半年間スペイン語も勉強していたが、世の中そんなに甘くないことに気づき、スペイン語の勉強は一時中断。

2016年2月:英語に集中したためか、一気に80点(R25,L16,S17,W22)までスコア上昇。半年以上60点台をさまよっていたため、多少気持ちが楽になる。

2016年4月:全く伸びないリスニング力を強化するため、WebTOEFLの受講開始。その後、WebTOEFLのリーディング対策も受講。

2016年8月:WebTOEFL効果で90点台到達。TOEFL10回目91点(R25,L23,S19,W24)。

2016年9月:メキシコの独立記念日にTOEFLを申し込んでいたが、試験日の2週間前にETSから「試験日はメキシコの祝日だから試験は中止。受験日を変更してくれ」と連絡がある。「祝日は一年前以上から決まっていたはずなのになぜこのタイミング?」と思いつつも10月に変更。

2016年10月:2月から開始したリンガ・エスプレッソ効果によりスピーキングが19点で安定し始めるが、発音と活舌の悪さから20点を中々超えられず。TOEFL12回目94点(R25,L25,S19,W25)。

2017年1月:TOEFL16回目98点(R29,L25,S18,W26)。もう少しのところで100点に届かず。過去、このスコアで出願予定校に合格している人もいるため、TOEFLからGMATに徐々にシフト開始。

2017年2月:濱口塾にてGMATの勉強開始。同じ時期にビジネスパラダイムともコンサルサービスを締結。TOEFL17回目96点(R27、R23、S22、W24)。次こそは100点獲得をと意気込んだものの、毎セクション終わる度にPCがフリーズしたため、席を3回も移動。PCがおかしくなってスピーキングのTask6を2回も回答させられたためか、初めてスピーキングで22点を獲得する。

【日本】

2017年4月:日本帰国。ビジネスパラダイムからESADEのAsia地域のディレクターであるMさんが来日するとの情報を入手。新宿にて初面談。

2017年5月:ドイツ・フランスにてキャンパスビジット実施。

2017年7月:スペインにてキャンパスビジット実施。ESADE・IEを見学。ESADEではMさんと再会。AffinityでもGMAT講座の受講開始(MATH、RC、SC)。推薦者の方に推薦状作成を依頼。エッセイも作成開始。

2017年9月:GMAT1回目に目標としていた600(合格者の80%レンジ内)を獲得。9月末にエッセイ完成。

2017年10月:ESADEのファーストラウンドに出願。1週間後くらいに面接の案内を頂く。10月29日に面接。一応GMATの2回目を受験もスコアが下がったため、キャンセル。

2017年11月:面接の10日後に合格通知をメールで頂く。この時点でESADEが第一志望校となっていたため、これにて受験終了。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Campus Visit、AGOS夏祭り、QS World Tour、各学校の説明会

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。 
約356万円
【内訳】
TOEFL関連費用=約62万円
GMAT受験2回×250ドル=約6万円(1ドル@110円)
AGOS スピーキング&ライティング対策 43万円
WebTOEFL リスニング、リーディング、ライティング 13万円
その他のTOEFL対策(MichealやJack Juniorの添削や本代)約45万円
キャンパスビジット(西・独・仏) 約50万円
濱口塾(GMAT・カウンセル・インタビュー対策) 92万円
Affinity 約37万円
ビジネスパラダイム 約8万円
もう少し使ったかもしれませんが、頭が痛くなるのでこのくらいにしときます。

Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
ハードシップ手当貯金

<スコアメイク>
Q.TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

〇全体感
TOEFLはとにかくリスニング力が大事です。20点を超えるくらいまではリスニング対策に重点を置いた方がいいと感じました。

〇リーディング
色々と手を出しましたが、TOEFL英単語3800(Rank3まで)とWebTOEFLをしっかりやれば25点は超えると思います。あとはひたすらTPOをやった結果、最後には26~30点で安定しました。

〇リスニング
WebTOEFLとTPOをひたすらやりました。かなりの努力を要するパートでした。20点前後で伸び悩んでいる方は、騙されたと思ってWebTOEFLを受講してみて下さい。勉強方法、解法を学べるだけでなくメールにてお悩み相談に乗って頂けます。最後は25点くらいで安定しました。

〇スピーキング
発音と活舌に難があることも影響して、全く伸びなかったパートのため、ここでのコメントは控えたいと思います。一点、発音に自信のない方は、発音・内容・文法などを総合的に評価するIELTSの方がスコアを出しやすいと聞きます。ご参考まで。

〇ライティング
Independentは、AGOSのテンプレートを使いました。過去問等を使って自分で作成したものをMicheal氏などに添削してもらいました(Jack JuniorはBodyを3つ作るテンプレートをだったため自分のスタイルと合わず、途中でやめました)。あとはそれをひたすら暗記。20回答くらい覚えたら4未満を取らなくなりました。

IntegratedはAGOSとWebTOEFLのテンプレートをミックスしました。Integratedの半分以上リスニング問題です。こちらはリスニング力不足で伸び悩みましたが、リスニングのスコアが23~25点で安定した後は、ほぼ4を取れるようになりました。結果、後半は25~28点で安定しました。

〇その他                             

メキシコ人が日曜出勤を嫌がるためか、当時メキシコでは金曜日か土曜日にしかTOEFLを実施していなかったため、テスト前日に早帰りできるよう仕事を調整していました。メキシコシティの試験会場は日本と比べるとどれもいまいち(トラックが近くを通るたびに建物が揺れる、物売りの声が聞こえてくる等)でしたが、Reforma通り沿いにあるITTS Mexico Cityは自信を持っておすすめできます。

Q.GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
最初は濱口塾で勉強開始しましたが、ある時点から基礎力不足が影響して伸び悩んでしまったため、同じく評判の良かったAffinityでもGMAT対策を開始しました。特にAffinityのRCとMATHを受けていなければスコアメイクできなかったと思います。Affinityでしっかり基礎を学んだ後に濱口塾で問題演習をするという順番で勉強すればよかったと思いました。
また必要最低限のスコアで早期に出願するという戦略だったため、CRは捨ててSCとRCに専念しました。

<Essay & interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
サービス内容・ネットでの評判で決めました。
濱口先生はしっかりとポイントを絞ってアドバイス頂けるので、無駄なやり取りなくエッセイを完成できました。
ビジネスパラダイムには主にCV作成、各校の情報収集でお世話になりました。非常にきめ細かな対応をして頂けました。

Q.エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
苦労した点:ESADEしか出願していませんが、エッセイの数も文字数も多かったため、完成まで2ヵ月ほど時間を費やしました。幸いなことに新興国2ヵ国で駐在を経験していたため、ネタには困りませんでした。
工夫した点:月並みですが、私の経験や強みを色んな角度から伝えることを意識してエッセイに盛り込みました。

Q.推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
苦労した点:当時の上司・前部署の上司の管轄下にいた期間が短かったこともあり、外部の方と行内の先輩に依頼しました。面接時になぜこの2人を推薦者として選んだかと質問されましたが、「一緒に働いた期間が長く、私のことをよく理解しているため」と回答したところ、それ以上突っ込まれることはありませんでした。
工夫した点:お二人とも推薦状作成は初めてであったため、私の方からいくつか印象に残っている案件及び推薦状の完成イメージを伝え、それに基づき日本語のドラフトを作成して頂きました。その後、推薦者の方に英訳して頂き、ネイティブチェックを経て提出して頂きました。

Q.インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
準備方法:面接の1ヵ月前からモックインタビューをスタートし、Mr.Matthewとスカイプで5時間、Ms.Jessica Kingと対面で1時間ほど練習しました。ESADEはオーソドックスな質問中心と聞いていたため、エッセイ・CVについてのQAを繰り返し練習しました。例年同様にケース面接もありましたが、特に対策はしませんでした。
工夫した点:面接官とはイベント等で可能な限りコミュニケーションを取りました。面接までに4回会っていたため、当日は過度な緊張をせず、自然体で臨めたと思います。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
ハードシップの高い国での経験(適応力・国際経験・異文化コミュニケーション力)
自社現法立ち上げ時の経験(リーダーシップ・指導力)
ラテン文化の理解とスペイン語力(学校とのフィット感)

<学校選択>
Q.受験校はどのように選択しましたか。
メキシコでの経験や人脈を活かして将来的には中南米でビジネスをしたいと考えているため、中南米と強烈なネットワークがあり、スペイン語環境であるスペインの学校を中心に調べ始めました。父の年齢も考えて最短1年で卒業でき、やりたいことのできる学校を絞ったところ、ESADEとIEの2校が第一志望校群として残りました。

Q.進学校の決め手は何でしたか。 
ファミリービジネスに関する授業やLabがある、より実践的なプログラム(CBI、SUDというプログラム)、中南米ネットワーク、バルセロナ、キャンパス、Alumniの方の雰囲気

・CBIは、ESADEの学生とデザイナー・エンジニアの学生が共同して社会問題解決できる商品を作るというプログラムです。エンジニアの学生が実際にモノ(VRや食べ物の成分を分析するセンサーなど)を製作するため、より実践的なプログラムだと感じました。ここでデザイナーとエンジニアのマネージメントノウハウを習得したいと思います。

・SUDプログラムは新興国にて社会問題解決をするといったプログラムです。インターンの代わりに中南米にてこのプログラムに参加し、現地の理解をより深めたいと思います。

・バルセロナは、IBMと提携して街をIoT化しています。またWorld Mobile CongressやIot Congressの開催都市にもなっています。ESADEの生徒はWorld Mobile Congress内にブースを構えて色々な取り組みをしています。テックビジネスについての知見を深めたい私にとっては最高の都市環境だと思いました。

・キャンパス内にあるESADECreapolisにはスタートアップを中心に50社以上の企業がオフィスを構えていたり、3Dプリンター等の最新機器を使える施設があったりとキャンパス内の環境も充実していると感じました。

<その他>
Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
2017年5月:GWにESMTとEDHEC
アドミと在校生の方と面談+キャンパス見学
※当初スペインに行く予定でしたが、スケジュールの都合で急遽独・仏に変更しました。

2017年7月:ESADEとIE
ESADEは授業見学+在校生の方とランチ。その後、Maryさんと面談・キャンパス見学。
IEは在校生の方とランチ+キャンパス見学

キャンパスビジットで得られる生の情報やそこで感じたことは、エッセイ作りやインタビューで必ず役立ちます。志望校の高い学校にはできる限りビジットすることをおすすめします。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

ESADEの奨学金に応募しましたが、落ちてしまいました(低GMATのせいでしょう)。 

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
繰り返しになりますが、TOEFLのリスニングから重点的に対策を行わなかったため、リスニング力を必要とするLSWで前半はスコアが全く伸びず、何度も受験を諦めようかと思いました。一般的にリスニング対策は時間と根気を要するため、スピーキングとライティングの勉強時間を削ってでも初期段階から力を入れられることをおすすめします。

Q.一言メッセージ

上述の通り、私は勉強の進め方を誤ってしまい、半年以上TOEFL60点台で停滞していました。非常に苦しい期間でしたが、自分を信じて勉強を継続したことで無事合格までたどり着けました。スコアが伸び悩む時期もあると思いますが、私のような合格者もいることを思い出してぜひ最後まで諦めずに自分の目標に向けて頑張って下さい!Suerte!

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