合格体験記 / ペンシルバニア大学 ウォートン・スクール / Wharton School of the University of Pennsylvania / M.K.

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
M.K.
 
Q. 進学予定校
The Wharton School at the University of Pennsylvania
 
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
 
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
 
Q. 受験校
Wharton, MIT Sloan, Columbia Business School, UCLA Anderson, Olin
 
Q. インタビュー実施校
Wharton, UCLA Anderson, Olin
 
Q. 合格校
Wharton, UCLA Anderson, Olin
 
Q. 性別
男性
 
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
 
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
旅行・出張のみ。
 
Q. 費用
社費

Q. 奨学金
未取得
  
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内国立大学・文系
 
Q. GPA
3.4

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT730 (V36/Q51/IR8/AWA5.0)/TOEFL109 (R30/L28/S22/Q29)
 
Q. 塾
GMAT:濱口塾 TOEFL:E4TG
 
Q. カウンセラー
Ed Lee(江戸義塾)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日系信託銀行勤務(法人営業3年・海外投資4年)

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
海外投資の拡大を進める中で必要となる、海外金融機関や自社海外拠点のメンバーを巻き込んでプロジェクトを推進する能力を磨きたいと考えて、MBAを目指しました。
 
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
留学の主な目的・注力事項は以下の三点です。
1.グローバルビジネスにおけるリーダーシップ・マネジメント能力の向上。
2.欧米金融機関とのネットワーク構築。
3.Investmentに関する知見の拡大・深化。
 
Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
MBAで培った能力・知見・ネットワークを活用して、自行の海外事業拡大を推進したいと考えています。

Preparation for MBA application

<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2016/1頃~MBAを考え始め、英語力強化(英会話・語彙増強)を始めました。
2016/10に社費受験に合格し、その後TOEFL(2016/11~2017/6)、GMAT(2017/2~2017/5)に取り組みました。
2017/9~2018/1に出願を行いました。
 
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
各校主催のインフォメーションセッション・OB/OG訪問(在校生サイトからアポ取り)を中心に行いました。
Campus VisitはWharton・MIT・Columbiaの三校に行いました。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
TOEFL・GMAT・エッセイ・インタビュー等を全て合計して、約140万円でした。

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
社費です。
 
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
語彙増強が重要だと思います。私は「Vocabuilder」というWebサービスを使っていました。
スピーキングはE4TGが良いと思います。
資金が許すなら、序盤からどんどん受験した方が良いと思います。自分の実力をタイムリーに把握することで、どのSectionに資金・時間を投入するか決められるため、効率良く点数を伸ばせると思います。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
濱口塾を使用しました。授業は録音されているものを使用して、自分のペースで進めました。
Mathはマスアカを一度見ておくと良いと思います。
個人的にはたくさんの問題をこなすよりも、一つ一つの問題を深く理解することが重要だと感じました。

<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
他のカウンセラーを使っていないため比較はできませんが、Edのカウンセリングは私にとって満足できるものでした。私の感じたEdの強み・特徴は以下の通りです。
1.顧客中心的なアプローチ:受験生が自ら考えて生み出したストーリーを活かして、如何にAppealingな内容に仕上げるか、というアプローチをとります。他のカウンセラーで時折見られると言われるアイディアの押し付け(「この学校は〇〇な受験生を好むから、××の話をしろ!」)を行いません。
2.ロジカルな分析力と質問力:頭脳明晰で有り、常に効果的な質問を投げかけてくれます。こちらがまとまっていないアイディアを話した場合でも、Edの質問に答えていくうちに自分の軸としているストーリーとの関係性が整理されていく、という経験を何度もしました。一方で起点となるアイディアは、こちらから出していく必要が有るため、とにかくさっさと「答え」を教えてくれ!という受験生には向かないかもしれません。
3.各校に関する情報量:米国だけでなく欧州系のプログラムにも非常に詳しいそうです。
4.陽気でフレンドリーなキャラクター:非常に温厚で親しみやすい人です。どんなにイマイチな回答をしてしまった時でも、彼に怒られたことは有りませんでしたし、若干のユーモアを交えながら常にこちらを励まそう、勇気付けようという姿勢で臨んでくれるため、私としてはいろいろなことを相談しやすい相手でした。
 
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
本格的に書き始める前に、カウンセラーとネタだしを1か月近くやりました。当時は若干やきもきしていましたが、結果的にこの段階で自分のアピールポイントを明確化できたことが、エッセイ・インタビュー対策において大きな助けとなりました。
出願校ポートフォリオを組んでいく段階では、各校のプログラム内容だけでなく、エッセイ課題も一通り調べてリスト化しました。ある程度似たようなエッセイ課題であれば、二校目以降の作業は楽になるでしょうし、逆にユニークなお題が設けられている場合は、早めから構想を練っていく必要が有ります。
 
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
職場の上司に依頼しました。あらかじめ出願校の特徴と自分のエッセイ内容に関する説明を行った上で、推薦者側の作業スケジュールを設定・共有してもらい、各校の締め切りに向けて都度リマインドを行いました。
 
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
想定される質問を全てリスト化し、それに対する回答イメージを一つずつ準備していくという方法を取りました。まずはオーソドックスな質問事項に対する回答を一通り準備し、その後は各校毎の質問の傾向をカウンセラーから情報収集しつつ、想定質問リストを膨らませていきました。カウンセラーと実際にモックインタビューを行った回数はそれほど多くなく、大半の時間を自宅で質問リストを充実させることに使っていました。
また予備校のイベント等で知り合った、似たような出願先を狙う受験生と、お互いにインタビューをするという練習をときどき行っていました。自分では予想していなかった角度からの質問を受けることも多く、非常に有益であったと思います。またインタビュアー側の視点を得ることができたのも収穫でした。私自身の感覚では、インタビュアーとして適切な質問を次々に投げていくことは予想以上に忙しく、細かい話や複雑な話はたとえ練りこまれたものであっても聞く側の頭に残らないということを改めて思い知りました。この経験によって、自分がインタビューで話す内容に出来る限り一貫性を持たせること、伝えたいメッセージを明確にすることを強く意識するようになったと思います。
 
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
能力的な強みでは、Analytical AbilityとCreativityをアピールしました。
ビジネス上のバックグラウンドでは、米国系の大手金融機関と連携して主にアジアでの資産運用ビジネスを開拓してきたという経験・国内外大手投資家とのネットワークをアピールしました。
 
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
出願校選定にあたっては、①グローバルビジネスにおけるリーダーシップ教育に定評が有ること、②海外・日本国内の双方で強い卒業生ネットワークを有すること、③Finance・Investmentの分野に強みを持つことといったあたりを重視しました。その上で、Skypeでの個別チャットや説明会等でお会いした卒業生・在校生の雰囲気を考慮して、最終的な出願校を決めました。
 
Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
私の学校選びでの重視項目である①リーダーシップ教育、②卒業生ネットワーク、③Finance・Investment分野の強さの三点を全て高いレベルで兼ね備えていることが決め手でした。加えて合格者祝賀会等でお会いした卒業生・新入生の方々が、協調的かつ落ち着きが有る方が多かったことも非常に好印象でした。
 
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
10月のファーストラウンド出願後にMIT・CBSの二校にビジットして在校生・アドミッションと会話をしました。しかし残念ながら二校ともインタビューに呼ばれませんでした。
2月のセカンドラウンド出願後に、出張のついでにWhartonにビジットしました。急な訪問であったため、アドミッションとは接触できませんでしたが、在校生数人と会話をすることが出来ました。実際にキャンパスの雰囲気を感じられたことでモチベーションは上がりましたが、選考に直接的な影響は無かったと思います。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
応募していません。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
正直に言って、選考過程はブラックボックスであり、合格した学校になぜ合格したのか、不合格の学校はなぜ不合格だったのかは、今でもよく分かりません。もちろんテストスコアを上げたり、エッセイやインタビューの準備に時間を割くことで確率は上がっていくのでしょうが、残念ながらUncontrollableな要素を完全にゼロにすることはできないと思います。
そう考えると、よく言われる話ですが、キッチリ合格を勝ち取るためには、可能な限り早く受験プロセス(特にスコアメイク)を進めることで、少しでも出願校を増やすことが最善の策であるように思います。
 
Q. 一言メッセージ
私は純ドメかつ周囲にMBA受験経験者も少ないという状況でしたので、本当に何から手を付けたらいいのかわからないという状態から受験生活をスタートしました。それでも手探りで少しずつ前に進んでいき、なんとか無事に受験を終えることができたのは、全て在校生・卒業生・他受験者・カウンセラー・職場の方々等の多大なサポートのおかげです。
何から手を付けたらいいか分からない・何らかの壁にぶち当たっているという受験生の方、そのお気持ちはとてもよく分かります。同じ経験をした仲間として、お役に立てることが有ればいつでもご連絡ください!

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