投稿者プロフィール
投稿者(ペンネームorイニシャル):Ri
進学予定校:ESADE
・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【ヨーロッパ】
・ 受験校:ESADE, SDA Bocconi
・ インタビュー実施校:ESADE, SDA Bocconi
・ 合格校:ESADE, SDA Bocconi
・ 性別: 女性
・ 出願時年齢: 26歳~30歳
・ 海外経験と期間: 学生時に1年間米国に留学
・ 費用: 私費
・ 奨学金: 応募・検討中
・ 最終学歴: 国内・国立・大学・文系
・ GPA:3.66/4.0
・ 受験した試験と出願スコア: GMAT:570(V21/Q48/AWA4.0)/GRE:560(148/160/?)/TOEFL:102(R25/L27/S24/W26)/IELTS:7.0(R7.5/L7.5/S7.5/W6.0)
・ 塾(試験対策):Y.E.S.
・ カウンセラー:Jeff Roah
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学時にサンディエゴに1年交換留学、その後米系石油会社に営業職として2年半在籍、転職し、欧州系飲料メーカーにマーケティングポジションとして2年ほど在籍しています。全て東京勤務です。
Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
新卒で働いていたころに自分の仕事への迷いがあり、たまたま紹介されたINSEADのboot campのイベントや、JMECに参加したことからMBAに興味を持ちました。INSEADのalumniの方にもたくさんお会いして、なんか楽しそうだな〜と思ったのを覚えています。また、前職での先輩Columbiaでのマスター取得のため休職されており、そういう姿を見て、もう一度海外に住みたいなーとかじわじわ思っていました。アメリカは行っちゃったから、次はどうしてもヨーロッパに住んでみたいと思っていました。どうせいつか死ぬなら、人生最高に楽しめるところに飛び込む、やりたいことをやるためにわがままに頑張りたい、とも思っています。さらに言えば、一生おもしろく真剣に働き続けるための自信とコミットがほしいと思ったのも理由です。
Preparation for MBA application
<概論>
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2012-2014 ぼんやり考え始め、JMECいったり、転職したり、a academyの入住さんを紹介されたりした。
2015.1 受けるなら今年じゃん?って思い立つ。
2015.3-4 とりあえずTOEFL受ける。自習開始。仕事が忙しくなる。少し落ち着いた頃に有給とりつつ勉強。
2015.5 IELTSが簡単だという友達の言葉を信じ、IELTSとTOEFL両方受ける。とりあえずTOEFL100で終了。
2015.7-8 迷いが生じ、MBA受験勉強やめる。通訳ガイドの試験勉強をし、受ける。
2015.9-10 やっぱりMBA留学行きたいかも!と思ってカウンセラーに会ったりAlumniに会ったりする。GMATの勉強をしてみる。試しに受けて撃沈。
2015.11 YESに行ってみた。塾はやっぱり合わない。ヒルズの図書館に引きこもる。そのうち、図書館に住んでるんじゃないかと思って、気が狂いそうになったので、NZへ2週間ほど旅立つ。
2015.12-1 まだGMATの勉強。お正月は実家で一切なにもせず1週間ほど過ごす。東京に戻り、突然危機を感じる。推薦状の依頼だけとりあえずしてみる。
2015.1-3 GMATは、点数出る見込みないから、エッセイ書いてからあとで出そうと思って1ヶ月間でエッセイ書く。エッセイ書いてたら忘れた頃に通訳ガイドも合格したのでエッセイに盛り込む。推薦状のドラフトもありてんてこまい。ESADEに提出(バレンタインデーだったな。。)してから3日後くらいにはインタビュー(対面)を受けてた。準備は20分くらいカウンセラーと英語のwarm upをしただけになってしまった。1週間後くらいに合格。もう1校のSDA Bocconi書類も提出。2週間後くらいにスカイプインタビュー。1,2週間くらいで合格。迷う。
2015.4 ESADEに決めた。
Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
QSフェア等はいきました。また、Alumniを見つけてはFBで連絡したりしました。BocconiはAlumniわからなかったので、Admissionsの人に日本人を教えてもらって連絡しました。Campus visitはしていません。OB/OG訪問は、MBA受験に迷っていた夏頃にちょこちょこお会いさせていただきました。Web等で過去の体験談を探ったりするのは、モンスターエリートみたいなイメージの人が多く卑屈になりそうだったので生の声を信じました。
Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
(円)
TOEFL: 教材代3万
IELTS: 教材代1万
GRE:教材代2万(GRE用の単語集含む)
GMAT:教材代10万(マスアカとかOG,Manhattan等)
受験費用30万
YES 10万
Jeff 20万
合計:80万くらい 雑費等でもう少しいっているかも。
Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金+家族に頼ります。奨学金は引き続き応募します。
<スコアメイク>
Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFLはひたすら問題の量をこなしました。OG, Barrons等使いました。受けている時にダミーの問題とかがわかってくるので、答えも覚えているのでさっさと解いて時間を稼ぐ。TOEFLの勉強をしていたのでIELTSはほぼ勉強しないで受けました。ライティングが手書きだったので、もう少し何か対策していってもよかったかも。スピーキングが苦手な場合、対面で話せるのでIELTSで受けられるならIELTSを受けてみてもいいかもしれません。
・ GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
こんなに点数低くても受かるんだよ、っていう例ですので、おおっぴらにしたくないのですが。点数に怯えて出願しない人はもったいないというのを体現すべく書いております。点数を重視する学校では論外だと思いますが、エッセイや自分のバックグラウンド、提出までのadmissionsとのコンタクト等でなんとかなるかもしれない道筋があれば、give a shotでやっちゃえばいいと思います。
一応簡単に書くと、
GMAT:
基本はOfficial guide。ネットでできるGMACからの問題。ManhattanのCR。マスアカも使いました。
YESいきましたが、そもそも塾で講義を聞くことに抵抗があるので、そそくさと退散。とはいえ吉井先生の説明は非常に緻密で腑に落ちるものも多く、仕事上役に立っております。また、ここで横のつながりができて本当によかったです。
GRE:
単語が鬼難しいですが、数学は割と簡単です。単語が好きとか、読解は得意、とかでGRE OKであれば試してみるのもいいと思います。
でも極論を言えば、あんまりいろんな試験を受けるのは無駄も多いので、できれば絞れたほうがいいなと思います。私の場合点数も結果大差なかったので。
<Essay & Interview>
Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
何かの集まりでJeffの知り合いに会い、紹介してもらいました。また、私の転職活動を支えてくれるエージェントの方からも推薦されました。もうひとりE4TGのJohnにもお会いしましたが、立地的に遠いのでやめました。江戸義塾やReve counselingも紹介されましたが、時期が遅かったので締め切りでした。
詳しいことはみんなのMBAというサイトにも書きましたが、Jeffの感想は以下です。
・家からもオフィスからも近くて時間のロスが少ない
・費用が定額制で安心
・ポジティブ
・Editorとしての能力は非常に高い。(必要な文字数に洗練された英語で収める)
・時々固有名詞や字数を間違える。
・自分のストーリーを生かそうとするので、すごくstrategicな感じではない。理詰めの友人のほうが的確にロジカルな構成へのアドバイスをくれた。
・結構雑談が長くて時々不安になる。これがリラックスへと働くときもあれば、GMAT受験前とかだと、や、本題直球でお願いします、とこっちから切り出さないと危うい。
Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ エッセー
自己分析用にA44枚分くらいのセルフチャートを作りました。そこから自分の転機や考え方等を見つけていき、ストーリーを組み立てました。点数に期待できない私はここが重要だったので、できるだけ多角的に、自分が他の学生と差別化できるところを書きました。また、Alumniの人にエッセイのキーワードを聞いてそれを軸に書いていきました。
・ 推薦状
前職での最初の上司、現職での上司に1通ずつご協力いただきました。
私費なので、現職の上司には書いてもらえるかかなり不安になっていた時期もありましたが、非常に協力的なお答えをいただけてよかったです。どちらも下書きは自分で書き、基本的には内容のチェックをしていただきました。前職の上司のまわりにはMBA行かれていた方等もいたので、総動員でご協力いただきました。自分で自分を褒めまくる奇妙な行為、しかもエッセイで書いていないことを書くということでこれも結構時間とられました。
・ インタビュー
ESADE:
AdmissionのMaryと1:1対面。自分のバックグラウンドにあった記事+設問(10問くらい)をもらい、SWOTや自分が社長だったらこの状況下でどういう戦略をとるか等の質問に答えられるよう準備。30分か45分くらい?その後その記事について口頭説明。楽しかった!!!現職が飲料業界のマーケティングなので、そのような記事について語る。15分でとの指示だったが結局30分以上話しまくる。すでにinterview時間がほぼなくなり、1問ほどgeneralな質問をされて終了。全体で1時間超くらいだったような。
Bocconi:
Skype interviewでした。イタリア語なまりのおばちゃん(どうやらAdmissionではない)と非常にゆるい雰囲気で会話。どうしてBocconiなのかしら??のところを割と聞かれたと思う。こちらはオーソドックスな面接という感じ。ちなみに、Pre interviewというビデオインタビューもあり、こっちのほうが緊張した。勝手も分からないまま一発勝負。TOEFLのスピーキングみたいな感じ。
Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
自分のバックグラウンドは、保守的な石油業界と派手な(と世間で見られている)飲料会社での営業とマーケの経験や、JMECや留学中の具体的で細かいInternational episodeを引っ張ってきて、自分の振れ幅や柔軟性をアピールしました。また、面接は得意(と思い込む)なので、変にアピールしようと思わず、普通に話すことを心がけました。
<学校選択>
Q.受験校はどのように選択しましたか。
・ヨーロッパに行きたい。
・2年は行きたいけど予算的に難しいので1年くらいの学校がよい
・英語圏じゃないところにいきたい(第三外国語を習得したい)
・フランスやスイスよりもスペインやイタリアに親近感がある(知り合いがいる、発音できる、ご飯がおいしい、人生楽しそう等)
・Diversityの担保
・今年、絶対、受かる。(来年まで勉強するだとか準備するだとかありえない)
Q.進学校の決め手は何でしたか。
・バルセロナってなんかいいんじゃないか。直感。海もあるし。
・Alumniの知り合いが多い、ネットワークがある
・卒業後、どこかの業界にすごく強みがある、というよりも幅広く可能性があるのではないかと感じた
Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
私費なので、お金に関する不安がつきまとう方も多いと思うので、そこの腹をくくることは必須だと思います。人生への投資だと。
「試験慣れ」のために試しに受けることはやめたほうがいいなと思いました。時間とお金がもったいない。今までの人生でそれなりにテストを受けてきているはずだし、やればなんとかなるし、慣れてないからできなかったとか実力不足にすぎないなと思いました。失敗も後悔もないですが、予備校等にもっと行っていたら、お金はかかるけど、より横のネットワークが生まれていたのかとも思います。私はあまり王道を生きてきたタイプではないので話についていけない可能性が高いですが。
Q. 一言メッセージ
MBA出願を諦める理由(行かない理由)が、行きたい理由よりも大きいならば、スパっとやめて違う道を模索すればいいし、行ってみたいって少しでも思うなら出願すればスッキリすると思います。「無理」って自分で思ったら、そこで終わりですし。私の場合、迷いましたが、通訳ガイドもMBAの受験も両方合格したいし、複数合格して自分で選んで学校を決めたい、って思っていたら結果全部叶いました。無理って思わなかったから。そしてただ、スタートを与えられた今に感謝して、自分が与えられた多大な協力を、残りの人生で恩返しできるように頑張りたいと思っています。欲しい未来があるなら、言い訳とか自分へのリミッターはとりあえずやめてみて、死なない程度に、病まない程度に頑張ってください!!!自分で選んだ未来がきっと一番素晴らしいと思います!!