合格体験記 / シカゴ大学ブーススクールオブビジネス / University of Chicago Booth School of Business / HI

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
HI

Q. 進学予定校
Chicago Booth

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
米国6校、欧州4校

Q. インタビュー実施校
Chicago Booth, 米国他2校, 欧州3校

Q. 合格校
Chicago Booth, 米国他1校, 欧州3校

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
旅行程度の経験以外なし 完全なる純ドメ

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
応募・検討中

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・私立・大学・理系

Q. GPA
3.3

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 710 (V34/Q50/IR8/AWA4) / IELTS 7.5 (R9/L7.5/S7/W7)

Q. 塾
Y.E.S、Affinity、UK-PLUS (IELTS添削)

Q. カウンセラー
エッセイはEd Lee インタビューはEdを中心にMathew、Jessicaと対策

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

医学部を卒業後、5年間医師として医療に従事した (初期研修医2年間、内科3年間)。初期研修修了後は都内の総合病院に勤務し、内科の中でも糖尿病・内分泌を専攻した。在宅医療や診療所でのプライマリーケアも経験した。

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

自分に欠けているビジネスの基礎的な知識を身につけることで、また多様なバックグラウンドを持つ学生と出会い見識を広げることで、自分の専門性を活かした上でさらにキャリアの幅を広げることができると考えたため。
3年前、同学部の後輩が入社した戦略コンサルティングファームの医師向けキャリア説明会に興味本位で参加したところ、医師としての経験や知見を使って病院外で違った観点から社会に貢献するということに大きな魅力を感じた (大学時代からクラスメート皆で同じ方向に進み続けることに少なからず違和感を感じていたからかもしれない)。その上では英語でのコミュニケーションスキルや海外大学院の留学経験があった方が良いと感じたのがMBA留学に興味を持つようになったきっかけ。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

MBAで習うことは今まで全く触れたこともないので、様々な分野に応用できる様原理原則から腰を据えて学びたい。特に、医療界ではビックデータの活用が盛んになっており、データ分析などの授業は積極的に取りたい。また医学部や大学病院と提携したヘルスケアにフォーカスした通年のプログラムもあるので応募したいと考えている。授業外では、クラブ活動やtrekなどの課外活動で積極的にクラスメートと交流したい。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。

患者/医療従事者の双方が疲弊せずに満足度の高い医療サービスを受ける/提供することができる社会の実現に貢献したい。

Preparation for MBA Application

<概論>

Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

・2016年12月-2017年1月 英語の壁を知る
MBA受験のことを初めて調べ、TOEFL110点というrequirementを見て愕然とする。100点ですら雲の上なのに。色々調べてみるがあまり勉強は進まない。内部進学でスピーキング、ライティングを避け続けてきた結果殆どアレルギー状態だったため調べるほど自信がなくなるが、まずは軽い気持ちでオンライン英会話のレアジョブに登録。自己紹介すらまともにできず、MBAに行きたいと何とか言うも、「夢があるのはいいことね」的なニュアンスで笑われる。そのフレーズすら聞き取れない。

・2017年2月-5月 IELTS対策を始める
イギリス留学の経験がある友人からIELTSを勧められる。当初はメジャーなTOEFLにしか興味がなかったが、欧州校をメインに考えていたこともあり両方の公式テキストを買い、相性を見極めることに決定。仕事の資格試験で1ヶ月半程度中断するも、独学で試行錯誤しながら準備を進めた。真剣に資金繰りを考えて愛車の売却も決意。この辺りから本気になった様に思う。

・6月 本番でスピーキングに絶望
スピーキングはレアジョブを1-2日に1回やりつつ並行して模範解答のフレーズなどを暗記、ライティングはIELTSやTOEFLのネット上のブログを漁りテンプレートを参考にしながら練習、リーディングやリスニングはそれぞれの公式テキストを用いて対策を行った。通勤中BBCニュースを聴き始めるも殆ど聞き取れず。細かい問題別対策などはせず、実力試しも兼ねて6月にそれぞれを初回受験した。 結果IELTS 6.5 (L7.0 R7.5 S5.5 W5.5)、TOEFL 85 (L24 R26 S14 W21)。他人の“I live in Tokyo”に耐えられずIELTSに絞ることを決意。

・7-9月 ひたすらIELTS対策
基本的には大きく方法を変えずにひたすら勉強を続けた。SやW用の高得点を狙える言い回しはIELTS Simon等の有名なブログからストックを増やしていった。 また公式問題集の徹底した精読を勧めているブログを見つけ、片っ端からやったところ文構造を理解する速度が明らかに上がった。9月に2回目のIELTSを受ける。結果は7.0 (L6.5 R9.0 W6.0 S5.5)。受験を検討していたOxbridgeがWS7.0以上を求めているため、その後はアウトプット系にフォーカス。

・10月 欧州ビジット
長期休暇をいただきOxford、Cambridge、LBS、HEC、INSEADとビジット。実際にキャンパスを巡ったり職員や学生と交流したりしてテンションが上がり、自分も必ず来ると誓う。ただし、まともに会話ができない英語レベルで行って本当に良かったかは不明。

・11-12月 Y.E.Sと出会う
学会発表の準備に追われ、IELTS対策に十分な時間を取るのが難しくなったが、Skype英会話と9月に申し込んだUK-PLUSという添削サービス (5回分)の残りや、もらった資料の復習等を通してSW対策だけは細々と続けた。また、複数の合格者とのやりとりを通じてY.E.SがGMAT対策に良いと聞き、調べると職場から徒歩圏内と判明、すぐに話を聞きに行った。独特の雰囲気に飲まれながらも勢いで文法コース+SC 32回を申し込む。この辺りから受験における金銭感覚が崩壊していく。12月頭にIELTS3回目 7.0 (L6.5 R9.0 W6.0 S6.0)。緩やかながらWSが段階的に上がっていく実感を得るが、当初は年末までにIELTSの目処が立つことを目指していたにもかかわらず、遠く及ばないことに焦る。

・2018年1-5月 再びIELTS
この期間毎月受験した。1月にW6.5となってから3回連続で変わらず、添削サービスをさらに5回分延長する。1本10ドル以下で受けられる外国の添削サービスも使用し、4-5月は平日でも1日3-4本近く書き、とにかく添削を受けた。Sは12月以降4回連続で6.0から伸びず苦しむものの、いつかは伸びると楽観視。GMATは、Y.E.Sに週1-2回通い続けた。初回授業での周りのレベルの高さへの驚きとついていけるのか?という不安は今でも忘れない。一方で、吉井先生の英文法の解釈の仕方は明瞭で分かりやすく、文法コース合わせて10-15回目ほどではだいぶ理解できるようになった。(時間内に解くのは別問題) 基本はIELTS優先で、他は2月に購入したマスアカを1巡と、たまにオフィシャルガイドのRCの解く程度に留めた。5月にIELTSを2回受験する。1回目 7.5 (L8 R8 W6.5 S6.5)。そろそろIELTS対策は終えなければならない中、念願のOverall 7.5に心の底から安堵。でもできればWS一方でも7を越したいと思い (セクション1個程度なら基準に厳しいOxfordでも許容されうるのではと在校生から聞いていた)、予約してあった2回目も受験。結果7.5 (L7.0 R8.5 W7.5 S5.5)。見たことのないW7.5を叩き出すも、S5.5なんてどこにも出せない。即座にリスコア申請も5.5→6.0。これ以上IELTSに割けないと判断、いったん終了とした。9回通った新橋TKPには二度と来ないと誓う。

・6月 GMAT対策を本格的に始める
休む間も無くGMAT対策に本腰を入れ始めた。Y.E.Sには通い続けつつ後は独学の予定だったが、徐々に不安になりAffinityのCRウェブ講座とRC通学を受講。どちらも独学とは違った知見や解法を得られた。MANHATTAN PREPも購入、一周する。CRは日本語でやったら難しくない、というのが最初の印象。その後はオフィシャルガイドのCRとRCをひたすら解き続けた。18日にPrep初挑戦。 640 (Q49 V29)。Qも意外に余裕でないと気づき、公式問題集のMathも解き始める。1週間後にExam1を再度受け、760 (Q50 V42)。やや過信する。一方、春に合格した友人よりカウンセラーは早めにコンタクトした方が良いとアドバイスを受け、Edを紹介される。Free Evaluation Formをもらうが、「英語で志望動機などを答える」ということに大きな壁を感じてしまい、一旦保留の上GMATに専念。

・7月 初GMATとEdとの出会い
Y.E.Sの復習を中心に準備を進めた。4日前にExam2の1回目をやったところ680 (Q50 V31)と大幅ダウン、前回のフィーバーは見たことのある問題の重複によるだけだと悟る。前日は緊張のあまりよく眠れず。結果は680 (Q50 V31)で、初回だし、きっと今後伸びるだろうくらいに思った時にはその後の苦労など予想もしなかった… 21日、Edと初回面談。想像と違う風貌で驚く。慣れない英語で議論し、ファーストで当初から受けようと思っていた欧州2校に加え、Edの勧めで米国からも1校受けてみることに (ヘルスケアや公共的関心とのマッチ感+エッセイが1本のみ)。彼の人柄に惹かれ他のカウンセラーとコンタクトせず即座にGOLDパッケージを申し込み。これ以降はGMAT対策とエッセイ作成の2本立てとなり睡眠時間がかなり削られる。

・8月 初エッセイに悪戦苦闘 自分が誰かなんて分からない
USスクールのBiggest Commitmentというストレートなエッセイから始めたが、人生初めての作業で戸惑う。Edに出しては大量に赤字が入り、「these are general」「dig and dig」と返されるが、そのDigの仕方が分からない。30回くらいメールの往復を続け、下旬にようやく初エッセイが完了。GMATは2回目もスコア変わらず。1回目の後Math対策を殆どしなかったところ、2問目の方程式で引っかかり7分消費、最後まで巻き返せずV36Q47という悔やまれる結果に。Math対策が必要な現実に絶望。

・9月 アプリケーションが完了、面接対策が始まる
欧州の1校目に着手。5エッセイと多かったが、こちらはスムーズに計1週間程度で終了。学校問わずオンラインアプリケーションが予想以上に大変で、お題次第でショートエッセイ級の負担がかかることに気づく。なんとか2校出すもUSスクールのビデオエッセイは撃沈。欧州校から2週間で面接招待が来たが、初書類通過に感動する間も無く面接対策、お題のプレゼン作り、欧州2校目のエッセイ作りを急ピッチで仕上げる。GMATに割く時間はとても作れなかった。

・10月 初の合格!
欧州2校目も書類通過し、面接準備に取り掛かる。Edのセミナー以降スクリプトを増やしていき、暗記ベースで対応した。暗記が最良でないのは体験談など通じて解ってはいたが、英語力的にとても無理だったので止むなし。Ed及び新たにコンタクトしたMatthewと計6回ほどMockを受ける。Skype英会話もフル稼働。上旬から中旬にそれぞれ面接 (アラムナイ@日本&アドミッションvia Skype)。変な質問は少なく、何とか切り抜ける。中旬、GMAT的にも諦めていたUSスクールに予想外の書類通過。リスコア目指して3回目のGMATを受けるも690 (Q49 V34)と伸びず。月末に欧州校それぞれより合格通知。MBA留学行きが決定する。

・11月 終わらないGMATとの闘い
欧州校合格で一旦は力が抜けるも、上旬に控えたUS校面接に向けてひたすら練習。Edから練習相手を紹介してもらい、受験生同士でもフィードバックし合う。アドミッションとの対面面接は緊張するも、ほぼEd資料通りの質問に完璧に答え(たつもり)、かなりの好感触。その後妻との話し合いの結果、退職して共に渡航してくれることになり、1年制を優先する必要がなくなって急遽US中心のアプリケーション戦略に大きく変更。USの説明会に全く参加しなかったことを悔やむ。GMATはY.E.Sの9割が終了、正答率も8割を超えてきたにもかかわらずSCの点数がばらついていたため思い切ってAffinityのウェブSCも受講。Mathは公式問題集やiPhoneアプリでひたすら問題を解く。PrepのExam3-6購入し700超え連発、満を持して月末に受けた4回目は670。スコアキャンセル。頭が真っ白になる。

・12月 GMAT5回目で起死回生
GMATが伸びなかったためEdの助言の元USトップ2校は断念。「QuantityよりQuality」と言われるもM7 3校とTop10 2校、欧州2校へのアプライを決意。GMAT対策とエッセイでライティングの、面接対策でスピーキングの伸びを感じていたため対策なしでIELTS再受験。7.5 (L7.5 R9 W7 S7)で目標達成する。久しぶりのgood newsにEdも喜んでくれ、励まされる。USスクールの発表日は電話を待ちながらうたた寝。未明に目が覚めて絶望の元ポータルチェック、不合格を知る。「受かる時は受かり落ちる時は落ちる」というのを実感する。年末の忘年会には目もくれず、ひたすらGMATとエッセイに専念する。受験校の在校生にもたくさんSkypeで話をしていただいた。3月に控えた結婚式の準備を殆どしてくれた妻に頭が上がらず。18日にラストGMAT。思い切って飯島先生の◯×◯◯作戦を敢行。710 (Q50 V34)を見た瞬間、インペリアルタワーの景色が変わる。その後は毎日2時過ぎまでけやき坂のスタバでエッセイを書く。スタバの常連の顔が分かるレベルになる。

・1月 Dead Lineとの闘い
志望校が多くひたすら期日と闘う。殆ど寝る時間がなくなりEdの懸念を身をもって知る。何とかやりきり、1月下旬に最後の書類を無事提出。土曜日夜7時まで寝続け心配される。よほど疲れていたのだと思う。その後しばしボケる。程なくしてドリームスクールのBoothより書類通過の連絡。最後の気合が入る。

・2月 ひたすら面接
その後最終的に4校からインビテーションを受け、仕事外の殆ど全ての時間を面接対策に注いだ。Ed、Matthew、Skype英会話、スクリプトでの練習の録画録音、受験生仲間との練習と片っ端からできることをした。Mockで有名なJessicaにもお願いしたが、自己紹介1行目で止められ、「暗記がバレバレだから、スクリプトは捨てなさい」とバッサリ。暗記をしないことの大切さを教わる。その後(最後までスクリプト完全消去はできなかったが)、暗記に時間をかけるのは一切やめた。お陰で少しずつ自分のコアが固まっていき、変化球にも一貫性を持って答えられる様になった。US校アラムナイ@東京×3、欧州1校をOn Campusで面接。面接前日の当直を無償で引き受けてくれたり色々とサポートしてくれた職場の同期に心から感謝。帰りの羽田空港で最後のUSスクールの書類不合格通知を受け取り受験終了。

・3月 欧州1校、米国1校からそれぞれ合格通知をいただく。21日夜、MBA留学を友人に報告していた席でBoothから合格の電話をいただき、2年超にわたる受験生活が終了。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

受験方法:主にネットを調べる。いろんなブログが参考になります。時としてGMAT Clubの掲示板も閲覧。 後は受験生仲間と情報交換やEdからの情報など。
大学院:AGOS等が開催するフェアには可能な限り参加しました。各校の1人と連絡を取れば、ニーズに合わせてさらにクラスメートを紹介してもらえました。在校生の皆様は本当に優しくて親身です。学校のホームページや日本人のブログで大まかに把握した後2-3人以上話を聞くとだいぶ学校への理解が深まると思います。欧州は説明会もVisitも徹底して行きましたが、直前で受験を決めたUS校はVisitはおろか説明会すら一切参加していません。その分在校生からの情報収集はしっかり行いました。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

あまり深く考えないようにしています。 試験の受験料や10校の受験料など加味すると200-250万くらいかかってるでしょうか。

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

貯金

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

大まかな流れは概要に示した通りです。基本的にIELTSは独学で対策しました。有名なAGOSが職場からもっとアクセスが良ければ行っていた可能性もありますが、基本的にはIELTSはテクニックというより練習量と英語への慣れなのかな?と思うので行かなくて良かったのではと思います。ただ、比較的時間がかかったのは事実ですので塾の良し悪しについては他の方の体験談に譲ります。
IELTSは開催日程が土曜日にほぼ限られており、しかも割と早く埋まってしまいます。なかなか先の予定は立てづらいと思うのですが、ある程度目標レベルまで到達したら後は運もあるので毎月予約を入れておき、①原則テストを最優先 ②仕事や冠婚葬祭などどうしてもやむない時やお金を払って日程変更する くらいに割り切るのがいいと思います。
尚、自分がまさにそうでしたが、GMAT、エッセイ、面接対策は全て英語力向上に繋がるため(意外にGMATのSCでWritingが楽になったりしました)、出願前に対策の時間は割けなくても試験だけ受けてみるのはありだと思います。

リスニング
どうしても昔から苦手で、最後まで劇的な成長は得られませんでした(IELTSはリスニングも比較的取りやすいと言われているので12月の7.5は他のセクションと比べて良くないと思います)。こちらはあまりいいアドバイスはできません。強いていうなら、電話番号の聞き取りや穴埋め形式のディクテーションなど、IELTSならではのスタイルがあるので公式問題集でしっかり練習するのは重要だと思います。

リーディング
少なくとも純ドメの人にとっては、関係詞がどれを指しうるか、分子の意味上の主語はどこなのか、andが単語をつないでいるのか動詞をつないでいるのか節を繋いでいるのか、等の文構造を正確に瞬時に理解できることが読解力の向上に繋がると思います。丁寧に精読しているうちに把握する速度が格段に上がったのでお薦めです。「IELTS 精読」で検索すれば出てくると思います。

スピーキング
IELTSスピーキングは面接官との対面であり、これが一番TOEFLに比べてやりやすいところだと思います。独学でやる場合は、IELTS SimonやIELTS Lizという様な情報の豊富なブログを見ると、それぞれのパートでどのような答え方をすれば良いかが分かると思います。高得点のポイントは難しい言い回しや単語を散りばめることですので、”big”とか”tasty”という様な簡単なフレーズ (特に形容詞)をどれだけ言い換えられるかだと思います。それを意識して対策するのがお薦めです。

ライティング
こちらはTOEFLより難しいと言われています。テンプレートはあまり通用しません。”Memorised”という減点項目すらあるくらいです。とにかく練習するしかないのですが、やはり独学だと限界があるので前述した添削サービスはかなりお薦めです。基礎的なIELTSライティングのルール、豊富なモデルアンサー、かなり正確な添削とスコアリングが含まれています。私はブログなどを見つつの独学からスタートし、途中でこのサービスに出会いましたが、結果回り道となってしまったので最初からUK-PLUSの戦略に従ってやっていけばずっと効率が良かったと後悔しています。尚、手書きの最大の欠点は文字数が分からないことです。これについては、同添削サービスでもらえる本番と同じ回答用紙を大量にコピーして常にそれで練習し (タイムマネジメントが重要なので時間を測る)、1行に書く単語数の目安を決めて (これも数えている暇はないので文字の大きさなどで)おけばそのうち回答用紙の残りスペースを見て大まかな字数を把握できる様になります。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

GMAT/GREとEssayどちらが重要なのか、等はよく議論になるところですが、実際のところはブラックボックスです。ただ、点数と合格率に正の相関があるのはほぼ間違いない様です (この辺りは”GMAT” “pass rate”と検索するとGMAT Clubの細かい分析が出てきます)。古いブログを見ると「USトップスクールの足切りは680」という様な情報が出てきますが当時は明らかに各学校の平均点が低いので、現在に当てはめるのは難しいと感じます。日本人でも今や730超えが珍しくなくなっているので、USスクールを志望する場合それくらいあるとだいぶ心に余裕を持てるのかな、と思います。
また、重要なのは「得意不得意は人それぞれ」ということです。体験談や先輩の話で決めつけをすると、しばしば後悔します。相性は人それぞれです。他人のケースを(たとえバックグランドが似ていても)そのまま当てはめようとするのは危険です。

RC
単語はやはり重要だと思います。特にIELTS対策の単語レベルで戦いを挑むと知らない単語だらけで大変なことになります。ネイティブが受ける試験なので当たり前といえば当たり前ですが。私はAGOSが出しているiPhoneアプリの単語帳と、初見の単語を拾い続けたオリジナルの単語帳で対策しました。iPhoneアプリは本当にどこでも隙間時間で出来るので重宝しました。公式問題集以外ではEconomistを購読して読みました。質の高い文章を沢山読めるので良いと思います。塾はAffinityで講座をとりました。解法などそれなりに得るものがありましたが、塾の有無はどちらでも良いかなと思います。時間配分については、ぜひ一度Affinityの飯島先生の話を聞いて見ると良いです。

CR
公式問題集の特に前半の方の問題や、有名なManhattanのStrategyに出てくる問題は全体的に簡単すぎる印象でした。本番は結構難しい問題が多いと感じました。やはりネイティブを前提に作ってありどうしても文章を理解するのに時間がかかり、本来分かるはずの問題を焦って解けなくなる、ということが起こり得ます。深みにはまる可能性が高いのがCRだと思いますので、後半に明らかに分からなそうな問題が出てきたら潔く諦めるのも戦略だと思います。塾はAffinityのウェブ講座を取りましたが、解法が綺麗にグループ分けされていてよかったと思います。受講するなら早い段階で受講をし、それに基づいて練習するのが良いかと思います。

SC
こちらは予備校なしではほぼ対策不可能だと思います。初めは本当にわけがわからないです。私はずっとY.E.Sを受講し続け、最後にAffinityのWEB講座を受講しました。Y.E.Sは多く受講すれば文法語法に関する圧倒的な情報量を得られますし、Affinityでは短時間でいかに問題を解くかというようなよりテクニカルな部分も学べます。この辺りは相性もあるので明らかにどちらが良いというのは無い気がします。塾で解法を学び、後はもらった資料や公式問題集で慣れるまで問題を解き続けつつ必要な語法などを暗記するという地道な努力を続けるしか無いと感じました。

Math
同業でMBAに行かれた方々が揃ってMathは大丈夫と仰っていたのを鵜呑みにし、直前までマスアカしかやらなかったのですが、公式問題集を見て意外に難しいと気づいて焦りました。短時間でData Sufficiencyを解くのが苦手で、最後まで50止まりでした。大事なこととしては、①理系出身でも過信しないできちんと準備する ②間違っちゃいけないと自分にプレッシャーをかけすぎると苦手な問題にハマって抜け出せなくなったりするので多少間違っても大丈夫くらいに思って臨む、というところだと思います。なお、難しい問題を練習したければGMAT ToolkitというiPhoneアプリがお薦めです。

AWA/IR
AWAはThere is no magicというサイトの応用版テンプレートを暗記して臨んだところ5.0を取れましたが、その後対策を止めたら忘れて最後4.0まで下がりました。重要かは不明ですが提出する以上4.0だと精神衛生上は良く無いです。最低限4.5程度は目指して準備すべきだったと後悔しました。IRは比較的得意だったので公式問題集の問題を一通り解く以外に対策はしませんでした。

<Essay & interview>

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください。

江戸義塾を紹介してくれた友人の満足度が高く、ネットでもとても評判が良かったことから、お願いする前提で初回面談に臨みました。当時は英会話力に著しく問題がありましたが、暖かく親身にディスカッションしてくれ、改めてお願いしたいと思いました。疑問に思えたことを何でも気軽に質問でき、すぐに返事がもらえるのは本当にありがたかったです。MBA受験は孤独なので、親身なサポートは本当に大きいです。今年に関してはピーク時にレスポンスが遅くなることもなかった様に思えます。受験校決めについても最後は自分次第だよ、というスタンスですが、「この学校はフィット的に可能性高そう」、とか逆に「ここは厳しいかもしれない」といったアドバイスが振り返るとかなり正確でした。そのあたりの嗅覚?みたいなものはやはり豊富な経験に基づくものと思います。
最後に、「あまり具体的なアドバイスが無くて時間がかかる」というのは確かにそうかもしれません。禅問答みたいになることがあります。ですが、安易にアイディアをもらわずにあくまで自分で深掘りするスタイルは、他エッセイへの応用や面接での対応に必要な自分のコアの部分を築き上げるのに必要不可欠だと思います。もう一度受験するとしてもEdにお願いしたいです。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

大まかな流れは概要に書いたとおりです。とにかく最初のエッセイは何を書いたらいいかわからず時間がかかります。当初はGMATと両立しようと思っていましたが、いざ書き始めるととてもそんなに手は回りませんでした。 “I don’t know this really works well” みたいなことを言われ続け、どうすればworkすればいいか聞くと”Be specific, Dig and Dig”と言われ、始めはどうすればいいかわからず暗中模索を続ける状態でかなり辛かったです。でも、ここで安易なアイディアなどをもらうのでなく、自分で振り返って粘り強く書き上げることでコアとなるストーリーを作ることができました。ただしそれでも、その後エッセイを書く続けることで元のストーリーもさらに磨いていけるので、1発目のエッセイはレベル的にはやや下がってしまうのかな?とも感じました。
セカンドは志望校が多くいくつかの学校はほぼ2-3日に1校ペースとなりました。それなりの完成度にはなったとは思いますが、もう少し余裕があればもっとブラッシュアップできたかな、とは思います。尚、私は子供の頃からの人生振り返りみたいなことはあまり深くやりませんでした。アプリケーションの時点ではそこまで困ることはありませんでした。Ed曰くその辺りはcase by caseだそうです。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

職場の上司にお願いしました。仕事柄MBA留学というのはかなりイレギュラーなのですが、きちんとお話し、理解協力して頂けました。一人でできないこともありついついギリギリまで推薦状を放置してしまいがちなのですが、各校によってお題も微妙に異なり、1つのアプリケーションごとに一それなりの時間を要するため、他人を巻き込むからこそ余裕を持ってお願いしましょう。ギリギリになって、Deadlineまでに推薦者が出して頂けるかどうか、というところになると精神衛生上非常に悪いです。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

Edのセミナーなどに参加してストーリービルディングなどの基本を学んだ後は、過去資料などに基づいてスクリプトの作成とその暗記に注力しました。おかげで用意した答えは全て淀みなく答えられた一方、そうでないと速度にあからさまな差が出るなど、今振り返ると一貫した自然な返答は出来ていなかったと思います。セカンド面接対策中にJessicaに強く勧められ暗記に時間を割くのをやめたのが結果として成長に繋がったと感じています。そうなると、EdやMatthewなどのカウンセラーや受験仲間との練習が非常に有意義に感じるようになりました。ただ、英会話レベルが非常に低い (自分のファーストの頃)場合、ある程度の暗記はやむないのかな、とも個人的には感じています。
尚、一人でやるときは常にMacのビデオカメラで撮影し、チェックを繰り返しました。いかに目線が泳ぐか等、多くの発見があったで良かったです。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

なぜ医師なのにMBAなのか、というところは理解してもらえるように努力しました。一方で、アメリカにはMD/MBAプログラムもあり医師というだけではオリジナリティは出せないため、自分が臨床医として以外でどのように社会に貢献していくか (Long-term goal)と、それに至る過程でなぜMBAが必要か、ということをしっかりと練りました。また、MBAで求められる多様性のあるチームでのリーダーシップやチームワークについて、海外経験がなくてもいかに病院や医療クリニックという特殊な環境下でそれらを経験してきたかをできるだけ具体的なエピソードと共にアピールしました。

<学校選択>

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

当初は妻と離れて単身で行く予定だったので1年制 (15ヶ月程度までは許容)に限定して考え、必然的に欧州校がターゲットとなりました。その後、土壇場で妻と共に渡航することが決まったためUSスクールを追加しました。米国の理由としては、両方調べるとヘルスケアへの注目度合いが全く違ったため。欧州校はそこまでヘルスケアが充実していないイメージでした。
USスクールの中では、
① トップスクール
② ヘルスケアポチュニティーが豊富
③ IELTSで受験可能なところ
の基準で決めました。③で魅力的な選択肢を諦めざるを得なくなるのはIELTSの弱点です。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

① 高いリピュテーション (伝統、優秀な学生と教授陣、授業など)
② GPHAPというヘルスケアにフォーカスした学際的プログラムの存在 (シカゴ大学病院でのインターンシップを含む)
③ ロケーション (都市部でインターン等の機会が豊富、家族も色々な機会を得やすい)

<その他>

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

受験概要にも記載した通り、受験前年の10月というかなり早い段階で英仏のスクールをビジットしました。早すぎて意味ないという指摘もありましたが、都合の良いタイミングでまた休みを取れる保証もないですし、何よりモチベーション向上や、受験校選定や調査の上での具体的なイメージ作りという点でメリットは大きかったです。事前にアポを取れば本当に沢山の在校生がお話ししてくださり、その方々にはその後出願まで色々と相談に乗っていただいたのでそういう点も大きかったと思います。早すぎる欠点としては、(純ドメなので)英語力が足りないことと、エッセイ等考える前なのでキャンパスでの情報収集がややふわっとしてしまうことでしょうか。
選考と関係あるか?というのは気になるところですが、何度も説明会に行きビジットも行き、提出後の2月にアポまで取っていたスクールに書類で落とされ、一方でビジットどころか説明会も行ってないスクールから合格を頂いているため、直接的な相関はないのかもしれません。ただ、マイナスになることは決してないので、可能なら行ってみるといいと思います。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や募集方法などについて教えてください。

多くの奨学金が1st round前に期限があり、当時そこまで余裕がなく断念しました。人気の奨学金はかかる時間の割に確率は高くないので、余裕がなければ諦めるのも現実的な選択肢かなと思います。もちろん、余裕があって出せればそれに越したことはないですが。。。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

前述の通り土壇場でUSスクールの進学を決めたため、ビジットはおろか説明会すら参加したことがない状態は最後まで気がかりでした (情報が足りない、ネットワークがない、アドミッションに本気度がないと思われないか?など)。説明会の参加有無が合否に直結するとは思いませんが、イメージを膨らませるためにも少しでも行く可能性のある学校のイベントには積極的に参加すると、後々困らないと思います。MBA受験は常に時間に追われることにはなりますが、大事な時間の投資だと感じています。

Q. 一言メッセージ

バックグラウンドや仕事の忙しさ等、自分ではコントロールできない点において自分がとても不利だと感じたりすることが日々あると思います。しかし終わってみると、皆が何かしらの似たような不安、心配を抱えていたことがわかります。不利な点があれば、その分必ずオリジナルな強み/長所があると思います。時間はどんどん過ぎていきます。本気で興味を持ったらまずは走り始めて (具体的な準備を始めて)みてください。そうすると、やる前の悩み事は意外に何とかなったりします。どうか最後まで諦めずに頑張ってください。
何か聞きたいことなどございましたら、いつでもご質問ください!

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