合格体験記/シカゴ大学ブースビジネススクール / University of Chicago Booth School of Business /K

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
K

Q. 進学予定校
Chicago Booth

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Booth、Columbia、HBS、Wharton

Q. インタビュー実施校
Booth、Columbia

Q. 合格校
Booth、Columbia

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
会社の研修での1ヶ月の米国滞在。その他は1週間の海外旅行を数回

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
取得済み

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立大学文系

Q. GPA
3.8

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GRE: 329 (V159/Q170/AW4.0)
GMAT: 690 (V35/Q49/IR7)
EA: 163 (V12/Q18/IR13)
TOEFL: 107 (R29/L27/S25/W26)
IELTS: 7.5 (R8.0/L8.0/S6.5/W6.5)

Q. 塾
Affinityで1講座受講

Q. カウンセラー
Elite Essay

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
外資系投資銀行IBDで6年間勤務。

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
大学時代から海外に漠然とした憧れがありましたが、外銀の東京オフィスで勤務する=海外長期滞在は難しい、ということで、大学4年次に就職先が決まった後からMBAにうっすら関心を持ち始めました。
海外オフィスへのトレーニー派遣の機会も検討していましたが、COVIDによる状況の変化もあり、MBAで海外に行くことを決意しました。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
グローバルな環境でサバイブできるような胆力を身につけたいので、コンフォートゾーン外のことにひたすら挑戦する2年間にする予定です。
色々なアクティビティに参加しつつも就活を主軸に置き、米国就職にトライしたいと思っています。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
現時点ではコーポレート系での米国企業への就職か、日本に戻ってのVC就職を検討しています。

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2019年12月:顧客のCxOのMBAホルダーと米国出張に行く機会があり、強い影響を受け、MBA受験を検討し始める。
2020年2月:COVIDが本格化し、検討が進んでいた海外トレーニーの話は難しいと判断。MBA受験を決意し、TOEFL開始。
2020年7月:TOEFL107獲得。
2020年8-11月:業務で四六時中手一杯になってしまい、受験準備を中断。
2020年12月-2021年4月:業務の合間で細々とGMAT対策。
2021年5月:GMAT初受験で640点。その後6月、8月、12月と受けるも、全て690点。
2021年8月:3回目のGMATを受け700点を超えずどうしようかと思っていたところ、同日にGREの公式prepを受けQで満点が取れたので、単語を覚えれば何とかなると思い、GRE転向を決意。
2021年9月:EAをお試しで受けたところ163点が出たのでColumbia出願を決意、エッセイ執筆開始。GRE初受験(無対策)V147/Q170。
2021年10月:Columbia出願。Jasso奨学金出願。
2021年11月:GRE2回目V153/Q169。Columbiaのインタビューを実施し月末に合格通知受領、安堵の気持ちでいっぱいになった。少し悩んだ結果Round2での追加受験を決意。IELTS 7.5獲得。
2021年12月:GRE3回目V155/Q168。Vは勉強の成果が出たもののQがなぜか168に落ちGMAT換算700を超えず。クリスマス翌日にGRE4回目V151/Q169。Vで単語に中途半端な自信が芽生えていた結果タイムマネジメントを完全にミスしてしまったことが敗因。
2022年1月:Booth含む3校に出願。出願後にGRE5回目v159/Q170。正直受けるか迷った回だったので、嬉しかった。スコアアップデートをメールで送付。(HBSはアップデート不可、面接に呼ぶことになったら考慮するとの回答。)
2022年2月:BoothからInterviewとビデオエッセイ提出の連絡。双方2月中に実施。
2022年3月:ブースから合格通知受領。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Info sessionへの参加と、Alumniとの1 on 1で主に情報収集しました。特にAlumniとの1 on 1は得られるものが大きかったです。エッセイのwhy schoolでもそのAlumniから聞いたことについて言及できます。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
トータルすると200万円は超えていると思います。。

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金と奨学金で賄う予定です。

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
全体としては業務との両立に苦労しました。
TOEFLについては、100点台後半が目標スコアで、100点くらい取れる実力がある場合、お金さえ許せば1-2週間に一度のペースでどんどん受けることをお勧めします。
単語については3800をステージ3までやりましたが、これは意味があったと思います。
Sについてはテンプレートを確り固めることに注力しました。Wは仮定法などを使いつつ、表現のバラエティを増やすことを意識しました。
私はIELTSも受けましたが、テスト形式の確認とWritingテンプレートの確認のみした初回受験でOA7.5を出すことができました。TOEFL 107を取ってから1年超経っていたので単純比較はできないのですが、IELTSの方が目標スコアには達しやすい気がしましたので、個人的にはIELTSをお勧めします。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFL/IELTS同様に、業務と並行して準備する中、中々纏まった勉強時間が取れず非常に苦労しました。(GMAT/GRE/EA全部受けていることに象徴されていますが。。)
GMATは結局700点に達しませんでした。ほぼ独学だったので塾に通っていれば違った結果が得られていたのかもしれませんが、そもそもの圧倒的な演習量不足と、集中的に時間を投下できず断続的な対策になってしまったことが敗因だったかなと思っています。OGのSCとCRを1周と、RCを数パッセージしか解くことができず、やり込むことができませんでした。対策当初にe-GMATというサービスを少し使いましたが、個人的には全く効果があったとは感じませんでした。それに使う時間があれば、もっと最初からOGをどんどん解いてやり込めば良かったと思います。結果が伴っていないので下手なことは言えませんが、OGをやり込むことが点数アップの一番の近道だと思いました。QについてはJMathを使いましたが、これは良かったです。後は、GREに転向してから全くGMATの勉強をせずに3ヶ月ほど間を空けて受けてみて全く同じ点が出るということもありました。MBA受験の先人の書いていることを見ても、点のボラティリティはそれなりに高いテストで、勝負は時の運の側面も一定あるような気がします。
EAはGMATの対策をしていれば、無対策で受験できますので、EA出願可能校が受験ポートフォリオにあれば、GMATを何回か受けて上手くいかなかった場合、お試し受験してみることをお勧めします。私はEAを取り敢えずで受けてみて本当に良かったと思っています。
GREについては、最終的に329点が取れました。個人的にはGREの方が努力に比例するテストという感じがしましたので、もう一度受験をやり直せるならGREを最初から受けると思います。QはJMathのGMAT版で対策して以降特に追加の対策をしていませんが170点が取れたので、その観点でもJMathがお勧めです(私は使っていませんが、GRE一本ならJMathのGRE版が良いかもしれません)。単語はManhattanのEssential / Advanced wordsをアプリで購入して対策していました(サブスク型のものでした)。Essentialは何回か通して9割程度は覚えていたと思います。Advancedは時間がなく1周しかできずあまり覚えられていませんでした。それでも単語問題は20問中10問拾えるまでになったので、効果は絶大でした。RC部分については、Affinityの講座を1つだけ受けましたが、解き方を理解する上で意味があったと思いますので、お勧めです。set AとBがありましたが、個人的には片方の受講で十分でした。その他ETS公式の無料の模試と有料の模試は、受験前のタイミングで受けていましたが、大凡この模試で取れた点数に近しい点数が本番でも出ました。これは受けておくことをお勧めします。


Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
Elite EssayのBryanとKaoriさんにお世話になりました。MBA受験をした会社の先輩の紹介で話を聞き、日本語も併せたサポートが魅力的に思い、迷っている時間も勿体なかったので即契約しました。
コストは一定かかりましたが、日本語でKaoriさんとネタ出しし、それを英語にしてもらっていたので、自分にとっては効率の観点で良かったです。
Bryanのエッセイの編集能力は高かったと思いますし、コメントも的確でレスも早く、満足のいくものでした。
Edとはカウンセラー契約は結びませんでしたが、情報収集の観点で助けられました。Edとは契約しないにしても、早めにコンタクトして連絡が取れる状態にしておくことをお勧めします。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
International studentに求められるものとして、米国の学生に対してどういった新しい観点、知見を提供できるか、というのはかなり重要だと思いました。海外経験が長かったり、あまりmajorityでない業界出身であれば味を出しやすいと思うのですが、私の場合は海外経験がなく投資銀行勤務ということで、その点に難しさを感じました。私の場合は大学時代のインターンに遡るなどして独自性を出すのと、海外チームとの共同プロジェクトのストーリーなどを使い、International Leadershipの素養が感じられるようにすることを心がけました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
会社には隠していたので、上司にこっそりと依頼しました。異なった観点を記載していただけるような2人を選定しました。忙しい方々なので、推薦者とエピソードやアピールポイントの大枠を握り、それをベースに自分でドラフトしカウンセラーと推敲した上で、最終チェックを推薦者の方から貰う方式にしました。エッセイなどとのトータルパッケージだと思うので、自分でコントロールが持てる点で基本的にはこの方法がお勧めです。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Edにコンタクトして、過去の同一interviewerによるinterview reportを集めることが1st stepになります。
それが集まったら回答案をドラフトし、ほぼ暗記するまでやり込むのが重要かと思います。
私はカウンセラーのBryanと、低コストで高回数mock interviewをやってくれるNishにお世話になりました。著名なカウンセラーに頼んだら1時間30,000円くらいすると思いますが、Nishは5,000円なので、コスパが段違いです。私はBryanと5回(パッケージに含まれていた回数)、Nishと12回セッションをやりました。追加で他のカウンセラーとmock interviewを実施しませんでしたが、コストも高いので個人的には特に不要かと思います。それよりは私のような純ドメの方でしたら、独り言で良いのでひたすら覚えるくらいまで唱え続けることが重要だと思います。覚えるまで唱えると、多少聞かれ方が違っても各エピソードである程度の対応ができるようになりますし、自信がつきます。私は英語面接というのが人生で初めてで不安しかありませんでしたが、結果的にInterview実施の2校の双方からOfferを貰えたので、やり方は間違えていなかったかと思います。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
エッセイの箇所に記載した通りです。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
2年制であることを前提に、ランキングである程度絞りました。また、投資銀行での経験から米国がイノベーションの起点になっていると感じることが多く、米国のスクールに絞っていました。R1のタイミングで幸いにも合格できたので受験校は少なくて済みましたが、そうでなければUS Top10に出せるだけ出していたと思います。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
・全米第3の都市でCity Lifeを楽しめる一方、学生の大半がシカゴが初めて且つ特定の狭いエリアに居住するということで、学生間での交流が活発である点のバランスが非常に良い
・VCとアントレ関連での魅力的な授業
・カリキュラムのフレキシビリティ
・特に近年ランキングTopに常に位置しており、スクールとしての勢いや更に高みを目指す気概を感じた

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
実施しませんでした。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
Jassoの海外大学院給付型奨学金に応募しました。金額が大きく倍率が低いため、期待値調整後の金額が大きく、狙い目かと思います。

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
個人的にはTOEFLよりIELTS、GMATよりGREがお勧めです。このアドバイスがみなさんに当てはまる訳では勿論ないですが、少なくとも両者をしっかりと検討した上で戦略を考えることを強く推奨します。私はMBAといえばTOEFL+GMATという安易な発想で対策を開始してしまったので、その点後悔しています。
MBAは情報が重要な側面もあると思いますので、受験友達のような人がいた方がモチベーション維持の観点も含め、良かったかもしれません。私は塾などにも行っていなかったので、孤独に受験していました。

Q. 一言メッセージ
大変なことも多いと思いますが、MBA行きたい強い執念があれば、何事も乗り越えられると思います。苦しい時は初心に帰ってモチベーションを高め、頑張ってください!この駄文を読んで頂いたみなさんの成功を心より祈っています。

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