k投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
K
Q. 進学予定校
IESE Business School
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ
Q. 受験校
IESE, LBSの欧州2校に加え、HBS, Kellogg, UCLA, Ross, Emory 等の米国校
Q. インタビュー実施校
IESE, LBS, Kellogg, Ross, Emory
Q. 合格校
IESE, Emory
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
31歳〜35歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
ニューヨーク勤務(3ヶ月)、海外出張数回
Q. 費用
社費
Q. 奨学金
未取得
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国立大学文系
Q. GPA
母校がGPAを提供していないため、全出願校で記載せず。計算すると2.7程度と劣悪。
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT: 670 (V30/Q50/IR3/AWA5.0) * 出願スコア
GRE: 325 (V155/Q170/AWA3.0) * wait先への追送スコア(GMAT 710点相当になるとのこと)
TOEFL: 111 (R30/L30/S23/W28)
Q. 塾
TOEFL対策:Web TOEFL, YES(基礎文法コース), 会社指定の塾
GMAT対策:Affinity英語学院
GRE対策:Magoosh (オンライン)
Q. カウンセラー
江戸義塾 (Ed Lee)、Elite Essays(Bryan Shih)
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
・国内金融グループにて経営企画3年、M&Aアドバイザリー7年
・純ドメ:大学卒業旅行時まで海外経験なし。苦手科目:英語
・体育会系:大学受験期間を除き、競技力向上と主要競技会での勝利に全てを注ぐ学生生活。好きな物質:アドレナリン
Why MBA?
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
・ニューヨーク現地の投資銀行で勤務した際、同僚がほぼ全てMBA卒であり、ファイナンスに留まらない広範な知識を用いて価値提供する姿に刺激を受けたことがきっかけ。
・田舎純粋培養の非英語人材であるため、国際環境下でのコミュニケーション能力にブレークスルーが欲しかったことも大きな理由。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・アカデミックにどっぷり浸かり、ファイナンス以外のビジネス/経営に関する知識の拡大、リーダーシップ習得、並びにチームワークやディスカッション等のソフトスキル向上に取り組む予定。
・個別テーマとして、ヘルスケアに重点を置いて活動する予定。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
・派遣元に戻り、投資銀行業務、PE業務、自社の事業戦略業務等のポジションを検討中
・日本企業の国際化に貢献する仕事をすることが目標
Preparation for MBA application
<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2014年: MBAを意識し、TOEFLを試し受験。Lは雑音にしか聞こえず、Sでは沈黙し、55点程度と厳しい現実
~2016年初: お互いのキャリアの方向性を妻と議論
2016年2月: MBA受験することで家庭内合意、2018年入学を目指しTOEFL対策から準備開始
2016年3月: 社費合格。スケジュールが1年早まりバタバタに。TOEFL2回目84点
2016年4月-6月: TOEFLに集中するも99点止まり。カウンセラー契約、Resume作成・Essayネタブレスト
2016年7月-8月: GMATにシフトし、8月末に初回受験(640点)、TOEFLはSとLのみ対策しつつ繰り返し受験、7月末に102点
2016年9月: 1st Roundでの1校出願に向け書類準備開始
2016年10月: 1校出願。GMAT2回目(670点)、以降12月に掛けて3回受験するもスコア更新ならず、TOEFL11回目で111点獲得し、対策終了
2016年11月: GMAT対策とEssay執筆を並行、米国キャンパスビジット、1st出願校とのインタビュー
2016年12月: 1st校合格、GMATとEssay地獄、年末年始に掛けて複数校出願
2017年1月-2月: インタビュー対策 / 実施、欧州キャンパスビジット
2017年3月: 合計2校合格、2校waitとなったため対策としてGREを試し受験(317点)
2017年4月-5月: wait対策(追加エッセイ提出、GRE 325点提出)
上記のとおり、厳しいスケジューリングとなった。スコアが良いタイミングで出てくれず(GMATにいたってはどんなに頑張っても目標に届かず。。)、Essay等出願書類で表現するストーリーを練り上げ切れずに提出せざるを得なかった点、反省している。 英語力のベースが不足している自分のような人材は、遅くとも出願の2年前から本気で取り組まないと、十分な準備は行えないと感じた。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・派遣元企業のMBAの先輩方とインターネットが主な情報源(本サイトにも大変お世話になりました)。志望校のInfo sessionには出来るだけ参加し、一部はCampus Visitも実施。
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
250~300万程度
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
社費+貯金
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
<全体>
・英語が苦手であったため、克服を目指して気合を入れて臨んだ。また、試験のためではなく、Essay/インタビュー/進学後のクラスへの貢献を勘案し、あまりテクニックに走らず、根本的な英語力を上げることを目標にトレーニングに励んだ。
・結果、英語力が向上し、点数も十分なものが獲得出来たが、受験を終えてみて、受験全体に対してTOEFLスコアの及ぼす影響力は小さい(あくまでネガティブチェック)と感じており、社費の立場上短期で結果を残さねばならない状況下、リソース配分を完全に誤った、と反省している。110点以上を目標にしたが、105点以上に設定して、テクニックも駆使して”早期に”獲得することを目標とし、GMAT/GREやEssayにより多くのリソースを割くべきだった。
<R>
・3800の単語集をRank 3まで95%程度暗記(単語を見て反射的に意味が思い浮かぶレベル)した所でブレークスルーが訪れた。他のパートの理解度の向上にも繋がり、単語学習の波及効果の高さを実感。単語暗記前後で、合計スコアが84点から99点(Rは22点から27点)にスコアアップ。
・単調な単語暗記は苦痛ではあるが、語学学習の基本であり効果が高いものと思料。筋肉トレーニングと思って、ペースを守って暗記を継続した。最終的にはGMATを見越し、Rank4も75%程度暗記。
・問題演習は、OG及びTPOを用いた。出来るだけ、1日に大問を1つ解くようにした。
<L>
・TPOを用いたトレーニング(大問1つを解き、スクリプトを参照しながら、聞こえない音が無くなるまで繰り返し聞く。冠詞/前置詞/複数形等の細かい部分も全て捕捉)を毎日実施し、2ヶ月程続けたところでブレークスルーが到来。
・回答に当たっては、メモを取らず講義の流れを捕捉することに集中した方が、頑張ってメモを取った際よりも明らかに正答率が良かったため、当該戦略を採用。難問があっても、全体感を把握していれば選択肢を2つ程度まで消去法で絞ることができ、正解する確率を上げれるため、お勧め。
・この他、The Moment of ScienceやScientific AmericanのPod Castも通勤等移動時間に聞いた。スクリプトがあり、TOEFLとテーマも近い(加えて単純に面白い)ため、お勧め。
・本番の集中力が大切。体調不良の日は明らかにパフォーマンスが悪かった。
<S>
・Skype英会話やEnglish Village(Nish氏)を通じてトレーニングを実施。喋ることに慣れるため、毎日話す機会を設けた。
・Nish氏は、良質な問題を多く保有しており、指導も的確かつ効率的。こちらが慣れてくれば、40分の間にTask1~6を2セット行った上、リスニングの合間に、持ち込んだWritingのエッセイを添削してくれたりもするので、色々お得でお勧めです。
・最初から22点取れていたため、26-7点を目指したが、23の壁を越えられなかった。
・高得点を意識して構成や内容に意識が行くあまり、デリバリーが悪くなった結果、20点以下に点数を落とした時期もあった。内容よりも流れやリズムを意識するようにしたところ、再び23点が取れるようになった。
・10月頃には手応えも出てきて、23点の壁も破れる自信も湧いてきたものの、得点が出揃い受験を辞めたため、達成できず仕舞いで終了。
・TOEFLはネガティブチェックのためのテストの側面が強いと感じており、受験の全体感からすれば、23点で良しとし、他にリソースを割くべきだったと反省。特に、自分の場合は早期に23点を獲得出来ていたので、純ドメの限界値と割り切った方が、ROI 的に見ても得策であった。
<W>
・2ヶ月半程度の期間にわたり、Jack Juniorなる人物の添削サービスで20本程Independent Taskの練習、Web TOEFLで10本Integrated Taskの練習をし、25点まで到達。
・25点は中々超えられず、辛い時間を過ごしたが、Affinityの飯島先生のAWA講座で機械ウケする書き方を習ったことが1つのブレークスルーとなった。内容よりも表面的な美しさ(文の長短メリハリ、多様な構文、ミスの少なさ)がポイントとのこと。
・Essayとの相乗効果でWriting力が高まっていたタイミングで運良く28点を獲得。私の場合は、量を多く書いた時の結果が良かった。28点獲得時は、Integratedで260字程度、Independentで560字程度記載。
・2ヶ月半程度の添削サービス終了以降は、試験直前に自分の好きなサンプル回答(http://akshaytraining.com/sample-toefl-essays/)を試験直前に写経のように書き写して染み込ませるトレーニングのみを行った。本番でそのまま使えた表現も多く、効果があったと感じている。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
<GMAT>
・成績証明書(GPA)が劣悪のため、GMATでの挽回を目指し、730点以上を目標スコアに設定。
・結局、あまり競争力のあるスコアは獲得出来なかったため、詳細は割愛。他の方の受験体験記をご参考にされたい(素晴らしいスコアを獲得されている方が多くいらっしゃいます!)。
<GRE>
・GMATに比べて、①Quantitativeが圧倒的にGMATより簡単、②セット内で問題を戻って見直せるためプレッシャーが少ない等の利点あり。これらに悩みがある方は試しに受験して見ても良いかも知れない。
・GRE対策における実施項目は次のとおり。①OGの練習問題を解く、②MagooshでQuantitativeを100問程度、Verbalを300問程度演習、③Barronsの単語帳でコアの300単語を暗記、④試験前にPrep。
・Magooshは安価で、スマホでも演習出来て、問題が本番より少し難しめなので、良い教材であった。
・単語は、3800でTOEFLレベルを見直した上で、GRE単語をBarronsで300個覚えたところで、ある程度対応出来るようになった。更に上を目指すには、Barronsを全て覚えるのは当然として、Barronsに載ってない単語も問われる(Prepで確認)ため、単語の意味を類推するための知識やセンス(語幹等)も磨く必要があると感じている。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
・Ed: 実績が素晴らしく、Edの要求水準が難関校合格レベルのベンチマークになると判断したため。かつ価格が良心的であり、コストパフォーマンスが最高。誠実な人柄で好感が持てたことも要因。多くの受講生を抱えており、豊富なインタビュー事例等々、情報量に非常に助けられた。出願ラッシュの12月はアドバイスが適当になりがち。
・Bryan: 編集能力、表現力が素晴らしく、効率的に良いスタイルのEssayを仕上げることが出来ると判断したため。1st Roundの出願ではタイトなスケジュールにも関わらず付き合ってくれ、最高の仕事をしてくれた(彼がいなかったら絶対出願出来ていなかった。)。ただし、繁忙期の12月は極端にレスポンススピードが落ちる。価格は高額。
・両名は大好きで感謝しておりますが、12月のカウンセラーには期待出来ないことを学びました。中々難しいかも知れませんが、早め早めの対応を強く推奨します。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・Edとブレストしてアイデアを用意し、Bryanと執筆、Edにチェックして貰うというサイクルで準備を進めた。
・職歴が長く、仕事もプロジェクトベースであったため、リーダーシップ経験等含めてネタには困らなかったが、国内金融機関の投資銀行部門でのM&Aアドバイザリーという差別化が極めて難しいバックグランドであったため、アプリケーションパッケージには最後まで自信が持てなかった。
・当初より完成度の高いEssayを目指し、差別化ポイントを検討していたが、スコアメイクに追われてしまい、生煮えのまま提出せざるを得なかった。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・職場の直属の上司とニューヨークの同僚にお願いした。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・Edのインタビューセミナーに出席して作法を学び、主な質問5つ程度についてスクリプト作成しEdのレビューを受けた。
・兎に角練習が大切と考え、2nd Roundにおいては、最初のインビテーションを受領後(1月中旬頃)から、3月初の最終インタビューまで、ほぼ毎日練習を行った。
・練習においては、Edの個別トレーニング、English VillageのNish氏とのレッスン、Skype英会話、Matthew氏とのレッスンを活用。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
・クロスボーダーディールでのリーダーシップ経験、ニューヨーク派遣時の組織への貢献等についてアピールした。
・似たような経歴の方が多くいらっしゃる中で、内容をもっと深める必要があった(が、時間が足りず出来なかった。。)。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
・派遣元が指定する学校群(ランキング上位校)から、キャリアを持つ妻の就学機会と子供の生活環境を勘案し決定。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
・タフなカリキュラムであり、自身をストレッチさせることが出来る。
・生徒のDiversityとMaturity。
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
・ビジットは非常に良い経験だった。実際の授業を見ることで、MBAでクラスに貢献するために求められる能力や姿勢について良く理解することが出来た。11月のタイミングで初めてビジットしたが、受験開始時にビジットしておくべきであった。
・在校生は学校の現状について一番詳しく、お話を聞けて参考になることばかりであった。
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
社費のため、応募なし。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
・失敗談等は上記各問への回答の中に記載しております。
Q. 一言メッセージ
・常にバタバタした受験生活でしたが、何とか良い学校からオファーを貰うことが出来ました。時間に余裕を持って物事を進めることの大切さと難しさを学んだ受験生活でした。皆様におかれましては、常に計画性を持って早め早めに対応を進められることを推奨します。