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Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)

Sa

Q. 進学予定校

IE Business School

Q. 進学予定校のカテゴリ

Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域

ヨーロッパ

Q. 受験校および出願ラウンド

IE Business School

Q. インタビュー実施校

IE Business School

Q. 合格校

IE Business School

Q. 性別

男性

Q. 出願時年齢

26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)

高校3年生時に10か月ドイツに交換留学、大学2年生時に1年間ドイツでインターンシップ、大学4年生時にモザンビーク共和国でインターンシップ。

Q. 費用

私費

Q. 奨学金

未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内・私立・大学・文系

Q. GPA

3.1

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

Duolingo115点

Q. 塾

Y.E.S.

Q. カウンセラー

海外MBAラウンジ

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

日系メーカーにて2.5年国内外OEM向けにPMを担当。転職後外資ITにて国内企業向けのソフトウェア導入コンサルタントとして4年弱勤務。

Why 留学?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

・海外MBAへの憧れから。
→過去コーヒーチャットを実施頂いた先輩方やコミュニティの面々が非常に魅力的で、『将来こんな人たちのようになりたい』と素直に心から思ったため。

・経営側の視点を早く獲得したかったから。
→社会人として日々を過ごす内に、人生を顧みたり、将来を考える時間がないことに気付いたため。時間を取ってキャリアビジョンを省察するうちに、一念発起して一度留学、時間を確保したいと思ったため。将来マネジメントにかかわる仕事をするに際してのジェネラルな知識、経営側の視点や視座の一切が欠けていることを自覚しており、早急に学習したいと思ったため。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

目的:自己省察、経営についての学習、ネットワーキング
活動予定:マドリードを拠点に就職活動、同級生との交流を積極的に行う。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。

帰国後は日本/欧州で事業会社に勤務しマネジメントを目指すor起業したいと思っています。またビジネスに依るかどうかは別としつつも、地元への貢献意欲が強いため、いつかは地元で後進を応援できる仕事ができればと思います。

Preparation for Application

<概論>

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

2020.10 IESE西田さんのブログと出会う。コロナで閉塞感溢れる日々だったので、久々に海外に行きたいという気持ちが刺激される。
2021.1 NYUに進学された先輩の話を伺い、モチベーションが上がる。以降毎月人伝に各校にコーヒーチャット依頼。
2022.1 1年が経ったもののここでIELTS受験。スコアが出ず学習継続。
2022.2 各種予備校のカウンセリングを受ける。西田さんブログ、きむしゅんさんYouTube動画で纏まっている情報と遜色のない情報供与だった点が気がかりに。
2022.3 Y.E.S.入校。目から鱗の英文法講義にこれまでの英語学習を恥じる。
2022.5 カウンセラーとして海外MBAラウンジを選定。以降LINE等で相談を継続。手軽さに救われる。
2022.7 Duolingo115(出願スコア)獲得。IEアドミッションの飯野さんに相談し、出願OKを頂く。
2022.9 推薦状を2通依頼、快諾。エッセイ作成、ieGAT受験。
2022.10 面接・合格
2022.11 退職
2022.12 渡航
2023.1 入学

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

①Info Session(各種予備校の無料説明会や学校別の説明会を含む)
②OB/OG訪問(チャットの度に紹介を依頼しました)
③ブログ(最も信頼のおけるのはIESE西田さんのnoteでした)
④twitter(各種アカウントにDMし、コーヒーチャットを申し込みました)
⑤YouTube(きむしゅんさんの動画が最もよく纏まっていると思います)

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。

Duolingo受験費用→5,000円×3
IELTS受験費用→25,000円×3
予備校費用→6万円
教材費・カウンセリング費用→約40万円(各種予備校におけるカウンセリングを含む)

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

①貯金②親からの借金

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

IELTSについて数度の受験もスコアが取得できず、Duolingoに移行しました。IELTSは費用負荷が大きかったことから、各セクションごとの対策を分野別のテキストを購入し1冊を3周する等繰り返して対策を継続しました。試しに受けてみたDuolingoで出願可能スコアが獲得できたためここで勉強をストップしました。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

未受験、代替受験のieGATについては下記の通り。
ieGAT受験終わり。多くの先輩方が仰る通りSPIの英語バージョンと言う考え方はしっくり来る。一方でかなりの問題数だったことからPart1.2ではかなり手こずってしまった。後述する。

ieGATはapplication formの25%完了と、受験料150€を支払えば受験可能。

ieGATについては、今はオンライン受験が主流と見られ受験可能日程(今回はスペイン時間10:00-12:00の回を選択)の中から数日前までに予約する。その後Confirmation mailが届くため、『受験する』旨の返信が必要。気づいたのが遅く1時間前の返信になってしまったものの快く受験させてくれた。

確認したところ下記の点にさえ注意すればよかった。

・パスポートは不要
・Zoomでカメラをオンにすること
・部屋に自分しかいない状態であること

云わゆるBreakout Sessionのような状態で、他国からの受験生と共にカメラをオンにしミュートの状態で各自が共有されるリンクからブラウザにて受験する。

自分の場合はスペイン語受験の受験生もいたことから、監督者からの事前の試験説明について英西語での説明を受けた。

ブラウザにログインして以降は各自のペースで受験し、終了次第監督者に申告後、退席可能となる。

受験したモジュールは6-7つのパートで構成され、各パート9-15分の制限時間がある。

各パートに丁寧にもサンプル問題を手順ごと載せてくれてあり、全く初めての受験でも迷うことなく解答はできる。

ただし、15分で40数問等、問題数がかなり多い(事前の注意文にも『殆どの受験生は最後まで解ききれません』と記載がある)ため、半分ほど解いたところであとは適当に回答してしまった。

後半の四則演算については簡易であった。ここは問題数はおそらく無限に用意?されており、解くにつれてLevel 1 unlockedといった具合に難易度が少しずつ上がっていく。但し全て四則演算のため何とかなる。

規則性を見出す問題についても、SPIを解いたことがあるならば難なく解ける問題が多かった。

鬼門は前半パートでの文章問題。

30-40通ほどのビジネスメールフォルダを開き、与えられた課題に対応する。

①重要度に応じて分類する(細かな条件が付されている)
②分類したメールを担当者A.B.C等に転送する

タスク量が多く、複雑なだけでなく受験中にもメールが送信されてくる設定のため焦る。

他にも①コーポレートレポートや②アニュアルレポート等が記載された7つほどのタブを開き、記載されている情報からTFC形式で回答する(True/False/Not Given)のだが、余りに問題数が多く捌ききれない。ネイティブ並みに速読できるならば話は別だが、個人的には半数以上を適当に回答してしまった次第。

全体のパートは7つに分かれており、1つずつ制限時間を設けられ、解き終わると次のパートに進むと言う次第。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

担当カウンセラーは川尻さん(事務所代表でもあります)。海外MBAラウンジを通じてIEを受験した生徒は全員合格という驚異の実績を伺い、専願のつもりで申し込みました。下記は個人的な良かったところです。

①24時間以内の返信②LINEでの相談が可能③非マイクロマネジメント④費用

①②のお陰で相談の際の心理的ハードルが下がりました。③については、業務都合もあると思うのであくまで生徒に寄り添う姿勢の丁寧さが光ります。帰国子女でない場合は日本語でまず出願理由の骨子を固めることを推奨します。故に外国人カウンセラーとの接触よりは日本人カウンセラーとのファーストコンタクトはおすすめです。④については2022年現在格安で実施頂けた記憶があります。予備校の費用等が膨大となってしまうので、節約できる点は節約すべく一極集中した次第です。この結果、情報収集に1年半、実際の受験は半年で完了することができました。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

PPTスライド10枚で、自己紹介・志望理由・将来像・貢献点を記載しました。特にPostMBAについては不透明なビジョンの中でいかに自身の進路を”それらしく”見せるかに腐心しました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

直属の上司が多忙すぎて断られる。結果、元上司と取引先の方に依頼し快諾いただく。本当に頭が上がりません。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

例年IEはオンラインでインタビューするのですが、採用担当のトップが来日したことに合わせオフラインでの面接をセットいただきました。これが功を奏し、ジェネラルな志望理由の確認(Why MBA, Why IE, How do you contribute to community?等)をざっくばらんに英会話するような感じで終えられました。とてもカジュアルかつ穏やかな雰囲気のもと、リラックスして臨めました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

①業務経験からの貢献→俯瞰する能力があること。
日系・外資と2社での経験を通じ、俯瞰する癖がついていること。故に授業で議論が煮詰まった際に何かしら別方向からのコメントを追加することで、議論を活性化させられることをアピールしました。

②海外経験からの貢献→非英語圏への適応能力
英語圏への留学経験はないものの、非英語圏での長期滞在の経験が幾度かあったことから、スムーズな異文化交流、適応する力がある旨をアピールしました。

<学校選択>

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

ドイツに滞在していた経験があり、他の欧州の文化圏での生活に憧れがあったこと。物価・治安・気候・食文化・芸術と求めるプライオリティがそれぞれ高かったため、マッチしたのはスペインでした。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

①アラムナイの進路の多様さ
起業準備中の方からコンサルタント、製薬等々に至るまで非常に幅広く、キャリアを積まれている方々との接点を得られるからです。グローバルオンライン等の様な会社に在籍しながら通われる方々との接点もあり、日本人在校生の間にも多様性が確保されていることからIEを魅力に感じました。

②アラムナイとのフィット感
もちろん他校にも素敵な先輩方は多くいらっしゃいますが、日本人の学校スタッフの方が大変コミュニティマネジメントに長けた方で、接触する機会を多分に設けてくださいます。結果、『こんな先輩たちのように自分もなりたい』と思える方々が多かったことから志望しました。

③Dual Degree
MBA+1学位が選考可能なプログラムに進もうとしています。Strategic Marketingを副専攻とすることで、2024年7月まで在籍する予定です。MBAのみに限らず、その他の充実させたいハードスキルを考えた時、時間の使い方やプログラムの多彩な魅力に惹かれ志望した次第です。

<その他>

Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

コロナのため不可でした。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

応募したものの合格から入学までの期間があまりに短かったため、落選しました。可能な限り早く応募されることを推奨します。

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

①受験時期
もっと早く受験を始めても良かったかなと思います。実際の費用換算から覚悟が整うまであまりに時間を要しました。もしすぐにIEの受験対策を始めていれば極論1年は入学を速めることができたかなとも思っています。

②就活
入学してみて思ったのですが、前年(2022年)9月入学の方々に足並みをそろえて就活を開始せねばならず、入学と同時に就活が始まったことがしんどかったです。

Q. 一言メッセージ

諦めなければ必ず実現できる夢の一つだと思います。短期目線で見た時には莫大な投資額ですが、生涯にわたって獲得するコネクション、友情は何物にも代えがたいです。人生を広く俯瞰するための余白の時間を今取得することで、その後の将来に何をしたいのか、再び人生を深く考える時間を得られると思います。MBAに行ったからビジネスの世界で成功しなければいけないといったプレッシャーに潰される必要はなく、自在にキャリアを描いて頂いてもいいと思います。『こうでなければならない』といった決まった正解がある世界でもありません。まず入学してみて、そこから考え直してみる、でもいいと思います。志望する理由は人それぞれではあると思いますが、世界に飛び出し、有能な若い世界のエリートたちと切磋琢磨する日々は奇跡の時間です。動かなければ何も手には入りませんが、夢をあきらめなかった結果、今ここで幸せな学びの日々を過ごせています。

受験に際しお悩みがあったり、何かお力になれることがあれば、恥ずかしがることなく教えを請うてみてください。アラムナイの方々との接触から僕もMBAへの関心が深まりました。サポーティブな方々が多いと思います。誰もがあなたを応援しています。ぜひ結果で報いることができるよう、応援しています。いつの日かMBAコミュニティの中で皆様とお会いできることを祈っています。頑張ってください!

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