投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
K.S.
Q. 進学予定校
UNC Kenan-Flagler School
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
Q. 受験校
Kenan-Flagler(2nd), Tepper(2nd),McDonough(2nd),Sloan(3rd), Ross(3rd)
Q. インタビュー実施校
Kenan-Flagler, McDonough, Ross
Q. 合格校
Kenan-Flagler, McDonough
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
31歳~35歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
旅行程度の経験以外なし
Q. 費用
私費
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内/私立/大学院/理系
Q. GPA
大学:3.5, 大学院:3.8
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT: 710(36/50), TOEFL: 93(2nd出願時〜3rd出願後), 101(3rd出願後)
Q. 塾
AGOS
Q. カウンセラー
Elite Essay (少しだけAGOS)
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学では応用化学、化学工学を専攻し、飲料メーカーに理系採用で就職。
工場の生産能力や効率改善のための設備設計を4年、サステナビリティ戦略部門で再生可能エネルギー導入のためのプロジェクトマネジメントや全社の環境戦略立案、海外グループ会社とのシナジー創出等に5年間携わった。
Why MBA?
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
・元々、将来的にはなんらかの形で発展途上国に貢献をしたいという思いがあった
・2014年に、青年海外協力隊の友達に協力してもらい、モザンビークで10日ほどPC教師としてボランティアを実施し、ボランティアの素晴らしさを感じつつもその規模や継続性に限界があることを感じた。一方、滞在中に某グローバル企業のサステナビリティ活動が現地住民の社会進出に役立って場面を目の当たりにし、企業に対してコンサルタントとして適切なサステナビリティ活動を提案することが中長期的な社会貢献につながるのではないかと考えた。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
①グローバルなコンテクストにおけるサステナビリティの理解
日本企業のサステナビリティ活動は、環境への取組やボランティアへの参画等が一般的だが、グローバル企業ではさらに多様な視点での活動が行われている(人権、衛生、コミュニティ開発、女性の社会進出、ダイバーシティ等)。このような活動が、どのような考えを基にして展開されているのかを肌感覚で身に付けたい。
②自身のスキルアップ
多国籍メンバーが集まるグループで日々のグループワークやコンサルティングプロジェクトを進め、自分自身のハードスキル(英語運用力、コンサルタントに必要な思考)、ソフトスキル(リーダーシップ、チームワーク) を向上させたい
③ネットワーク作り
自分と同じような志を持つ人々とのネットワークを築き、将来のキャリアに役立てたい。(もちろん、単純に色々な国の人と知り合い、自分の視野を広げたいという気持ちもある)
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
MBA留学直後はサステナビリティに関わるコンサルタント(コンサルティングファーム、国際NPO等)になるか、グローバル企業のサステナビリティ担当につきたい。
中長期的には、ビジネススクールや大学にて、サステナビリティに関わる専門家として教鞭をとりたい。
Preparation for MBA application
<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2016.1: MBAを受験しようと思い、AGOSの無料TOEFL試験を受験し、あまりの難しさに絶望する→別の資格試験と並行しながら、AGOSに通ってTOEFL対策を1年間ほどする
2017.4: TOEFLで90点台をとり、人事部にMBA受験を交渉しようと考えた矢先、全く希望していなかった関西の工場に異動(密かに、退職してでもMBA留学に行くことを決意)
2017.5: GWを利用して渡米、Campus Visit/Elite EssayのBrian, Kaoriさん(NY在住)との面談→Elite Essayに依頼決定、AGOSのGMAT Verval対策勉強を開始
2017.8: とりあえず一通り授業が終わったので、GMAT1回目受験660(V:30/M50)→TOEFLと比較し、GMATの方が自分にはあっていると判断し短期間でスコアメイクすると決心
2017.9: GMAT2回目受験710(V:36/M50)→TOEFLのスコアメイクに注力
2017.10-12: 仕事が絶望的に忙しい上、TOEFLのスコアは上がらず、肉体的にも精神的にも相当追い込まれる
2018.1: 2ndでKenan-Flagler,Tepper,McDonoughに出願→Kenan-Flagler, McDonoughからInterview招待
2018.2: Kenan-Flagler合格, McDonough Waitlist
2018.3: 3rdでSloan,Rossに出願→RossからInterview招待
2018.5: Ross不合格、UNCに進学決定(McDonoughからも合格をいただいたが辞退)
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
関西におり、仕事もそれなりに忙しかったので、Information sessionはほとんどいけておりません。
在校生HPからのコンタクトと会社の先輩で過去にMBAに行かれていた方から、様々な話を聞かせていただきました。
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFLはスコアメイクに時間を要してしまい、非効率的な進め方をしてしまったと思いますので、他の方の体験を参考にされた方がよいと思います。
私から唯一言えるのは、どんなに辛くても歯をくいしばってベストを尽くすことが大切だということです。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Verval: AGOSの中山先生のおっしゃることを着実にこなしていく。単語帳やi-knowを駆使し語彙力をあげ、少しでも読解スピードを早めることに努めました。
Math: マスアカを1週して、公式問題集についているDVD-ROMから難易度が高い問題だけをピックアップして解く。当日は10分ほど余るぐらいのペースでやる。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
・在籍していた会社の諸先輩がお世話になっていた実績
・日本語でエッセイの骨子を作成してから、英語版を作っていけること
・NY在住のため、深夜や早朝にSkypeで打ち合わせができたこと
・担当コンサルタント(Brian,Kaoriさん)の人柄
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
私の場合は、ある程度やりたいことは明確であったものの、なぜ、今のタイミングでMBAが必要なのかを説得力のある形でまとめるのに苦労しました。
自分の過去の経験や大切にしている価値観、パッション等を整理し、どのように伝えるかを、エッセイコンサルタントのKaoriさんと2ヶ月以上かけて練り上げました。
このプロセスを通すことで、自身としてはベストのエッセイを書くことができたため、スコアメイクできなかった分を補い、Interviewでも自信を持って伝えることができたと思います。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
当時の職場の上司と過去お世話になった上司の方にお願いしましたが、私費受験であったため、事前の相談に気をつかいました。
また、僕の場合は、推薦者の方があまり英語が得意でなかったため、一緒に提出準備をしました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
エッセイコンサルタント(Brian)とのトレーニングを数回やった上で、自分で鏡を見ながら練習し、DMM英会話等を通じて実践練習をひたすらやりました。
人によって課題は変わると思いますので、専門家のフィードバックを大切にして、一つ一つ改善していくことが大切だと思います。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
出願に際しては、アドミに対して自分がクラスでどのような貢献ができるかを想像できるよう、ポジショニング(キャラ付け)を明確にすることに努めました。
僕の場合は、私費・高齢・純ドメ・低TOEFという状況でしたので、以下のようなキャラづけを試みました。
・過去の経験から自分をしっかり把握し、未来のゴールを明確に捉えていること
・サステナビリティという分野で実績をあげていること
・英語力を補うソフトスキル(体育会でのチームワーク、塾講師やボランティア活動でのコーチングスキル)
・クラスについていける地頭の良さ(GMAT, GPA)
→平たくいうと、「英語はあんまりできないけど、ゴールがしっかり見えていてるし、そこそこ頭も良いし、ナイスガイだからクラスに一人いてもいいかなぁ。」的な感じです。(どこまで伝わっていたかは別問題ですが)
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
サステナビリティに関するカリキュラムが充実している大学の中で、自分自身の状況(スコア、私費、年齢等)やお世話になったアラムナイの方々の印象を踏まえた上で選択しました
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
OBやインタビューアーのホスピタリティー溢れる対応やコミュニティの結びつきの強さに惹かれました
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
出願の全体像・スケジュール感(特に、スコアメイク後の出願プロセスについて)を把握していなかったため、最適なリソースの分配ができなかったと思います。
事前に、経験者に徹底的に確認しておくことをお薦めいたします!
Q. 一言メッセージ
MBA受験は辛く長い道のりですし、何度も自身の力不足を感じるときがあると思います。
しかし、合格を勝ち取っておられる方々は、そのような状況を何度も乗り越えて、あきらめなかった人々なのだと思います。
私自身も微力ながら受験生の方々の力になれたらと思っておりますので、心が折れそうな時はいつでも連絡してください!
皆様のご成功をお祈りしています!