合格体験記 / カリフォルニア大学バークレーハース校 / University of California at Berkley Haas / HK

海外MBAドットコム

投稿者(イニシャル):HK
進学予定校:Haas (UC Berkeley)

・ カテゴリ: 【MBA/その他海外大学】
・ 地域: 【アメリカ/ヨーロッパ/アジア/その他】
・ 受験校:Harvard/Stanford/ Wharton/Kellogg/Haas /Columbia/Tuck
・ 合格校:Kellogg/Haas (Tuckは途中辞退)

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【26歳~30歳】
・ 海外経験の有無: 【6年以上】
・ 費用: 【私費】

・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【Affiance・その他( Ed義塾 )】
・ 奨学金: 【取得済み】
・ 留学の目的: 【キャリアチェンジ/スキルアップ/海外経験/ネットワークづくり/その他(起業)】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
海外経験:南アフリカ(幼少期3年)、フランス(幼少期3年)、シカゴ(社会人1年)
会社:デロイトトーマツコンサルティング(経営コンサルティング)
部門:Life Science and Healthcare Unit (製薬・医療機器)

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
アグリビジネスに興味があり、海外で本場のアグリビジネスを学びつつ起業にチャレンジしたいと思ったから

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
・アメリカのアグリビジネス関連の会社でのインターン
・アグリ領域での起業
・ネットワーク作り

Q.留学後のビジョンを教えてください。
優先順位
1. アグリ領域での起業
2. アグリ領域へ投資を行っているファンドへの就職
3. アグリ系企業のマーケへの就職

Preparation for MBA application

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2011年秋:留学準備開始
2011年10月:TOEFL受験(118)。一回にて終了
2012年1月:GMAT初回受験(680)。ほぼ勉強無しで680ならすぐに700点に届くだろうとタカをくくり、独学で勉強を開始
2012年4月:GMAT2回目受験(660)。解法を身につけたと思っていたのに何故か点数が下がる。が、「たまたま下がっただけだろう」と言い聞かせ、再び独学で継続。
2012年7月:GMAT3回目受験(640)。等差数列的に点数が下がっている事に気付き、「これはマズイかも・・・」とついに気付き始める。
2012年11月:GMAT4回目受験(610)。もはやここまでくると、何がいけないのかすらわからなくなる。そして「勉強するから点数が下がる」、という意味不明な結論に辿り着き、5回目はノー勉で無我の境地で挑む事を決意。Edからも、「TOEFL118でGMATこの点数は異常」と言われる。
2013年3月:GMAT5回目受験(590)。さすがにこの点数が出た時は「隣の人のスコアが自分の画面に表示されてるじゃないか・・」と本気で疑う程、勉強量と点数のギャップに我ながらに驚きを隠せない。この時点でSCは2,000問以上解いていた。このタイミングでようやく帰国子女のプライドを捨て、塾に通う事を決心。
2013年9月:Affianceにて一ヶ月Verbalの講習を受講。良き仲間と知り合い、週末は毎日10時間以上GMAT漬けの日々を送る。
2013年10月:これで700が出なかったら受験を断念しよう、と覚悟を決めGMATに挑む。結果710となり、ようやく受験のスタートラインに立つ。
2013年11月:せっかく取ったTOEFLのスコアが有効期限切れという事に気付き、愕然とする
2013年12月:TOEFL再受験(118)。スコアは全くぶれず、ほっと胸をなでおろす。これで試験は終了。
2014年6月:フルブライトに応募。面接に呼ばれるが海外出張のせいで受験出来ずあえなく不合格。フルブライトの面接日程は平日にも関わらず全く融通が付かないので、出張などが入りそうな方は気をつけてください。
2014年9〜10月:1stラウンド。ハーバード・スタンフォード・コロンビアに出願。コロンビアは面接に呼ばれるも結果は不合格。他の二校は箸にも棒にもかからず。面接には自信があったので、1st Round全滅という事実に打ちのめされる。
2015年1月:2ndラウンド。Kellogg、Haasを第一志望とし、WhartonとTuckはビジットもしていなかったが1stで全滅した事を考え、受験校を増やす。
2015年3月:案の定Whartonは面接にも呼ばれず不合格。KelloggとHaasは無事合格。Tuckは現地で面接を受ける事が出来なかったので3rdでビジットをするようメールがくるも、合格した二校に比べると志望度が低かったので辞退。
2015年5月:どちらに進学するか悩みに悩んだ後、奨学金をくれた事と、起業の環境がより整っているHaasへの進学を決意

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Campus Visit
OB訪問
カウンセラー

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
私は受験の3年前にビジットをしたため、学校の雰囲気は理解できましたが、具体的にエッセイに何を書くかまでを想定していなかったため、エッセイに書く内容の検証ができませんでした。ビジットはある程度自分のキャリアビジョンが決まった段階で、「このキャリアを目指すのであればこの学校で何が学べそうか?」という質問を思い描きながら在校生に質問をする事が最も効率的だと思います。私はビジット時にそれが出来なかったので、受験の直前にSKYPEで在校生の方に片っ端から連絡するという無茶を強いられました。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
自分のキャリアゴールに一番重要な要素をどこまで提供してくれそうか。(私の場合は、起業・農業・住環境がキーワードでした)

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
①TOEFL-E4TG。いわずと知れたSpeakingの専門校。全MBA受験の中で最もコスパの良いサービスでした。私は帰国子女なので最初からSpeakingが23でしたが、ここに通った後二回連続で30を取る事ができました。
②GMAT-Affiance。正直それまで独学で2年やっていたこともあり、新たに目からウロコの解法が身についたわけではありませんでした。が、他の塾と異なりコテコテの文法塾ではないので、帰国子女の人には良いかもしれません。先生は異常な程に面倒見がいいので、20万を払って近道をしたい人にはお勧めだと思います。また、受講生は全員同じ事を言いますが、Affianceでの一番の収穫は一緒にGMATを闘う仲間が出来る事です。そんなのいなくても一人でやるからいいよ、という人はそれでいいですが、私は自分に甘い性格なので、周りで一緒に切磋琢磨できる仲間がいた事で集中力とやる気が維持できました。2年だらだらやって上がらなかった点数が一ヶ月で120点も上がったのは、Affianceで得た集中力と瞬発力のおかげだと思います。
③エッセイ(構成)-Ed義塾。Vince, Adam, Ed, Bryan,Devalierと面談をし、正直何が違うのかよくわからなかったので、一番信頼出来そうなEdを選びました。どの人も実績はあるので、結局は自分が一番働きやすい人を選んで正解だったかなと思ってます。Edの良いところは圧倒的な情報量(この学校はこういうエッセイ/人が好きだ、など)と、たくさんの在学生を紹介してくれるところです。ダウンサイドとしては忙しすぎて、常に100%のパフォーマンスで見てくれているのか不安に感じる事が多々ありました。
④エッセイ(英語チェック)- Essay Edge。アメリカのMBAエッセイ添削サービス(ウェブベース)です。採点者は全員Ivy League卒という事もあり、かなりしっかりした添削をしてくれます。はっきり言ってカウンセラーに英語を直してもらうのはコストパフォーマンス的には最悪なので、アイディアと構成をカウンセラーと練って、エッセイの中身そのものはEssay Edgeを使うのがお勧めです。自信がある人はカウンセラー無しでEssay Edgeだけでもいけるかもしれません。ちなみに英文法チェックだけでなく、中身に関してもきっちりアドバイスをくれます。エッセイ1つで2万円前後なので、感覚的にはエッセイカウンセラーの半額以下かと思います。
⑤インタビュー-Ed,Vince。カウンセラー選びをしていた際に最も鋭さを放っていたのがVinceだったので、インタビューの練習を2回程お願いしました。Edが標準的な質問と回答に対するフィードバックをくれたのにたいして、Vinceは自分では想定し得なかった質問をいくつか出してくれました。インタビューは個人的にはVinceともやって非常に良かったなと思ってます。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
帰国子女ということもあり、学生時代に受けた際のスコアが107(R28L29S23W27)でした。
スピーキングは塾に行くのが早いと思い前述のE4TGに通い、その他は過去問などで勉強しました。スピーキングのスコアが大幅に上がったことにより最終的に118(R29L30S30W29)まで上がりました。
・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
前述の受験スケジュールを参照ください。590をとったときも710を取った時も個人的には全く手応えに差が無かったので、この試験だけは本当にPCの裏で誰かがサイコロを転がして決めてるんじゃないかと今でも思ってます。
・ エッセー
お勧めできるかどうかは分かりませんが、私はPost MBAでやりたい事(アグリビジネス)と今までのキャリア(製薬領域のコンサルティング)があまりにかけ離れていたので、あえてエッセイにはアグリ関連の事は一切書きませんでした。アドミッションはそんなに時間をかけて読んでくれないので、複雑な過去・現在・未来の関係を説明するより、わかりやすい一貫性のあるストーリーを書く事に務めました。
・ 推薦状
私費だったので非常に頼みづらかったですが、会社の上司3人に頼みました。よく「推薦者ってかなり重要ですよね?」と聞かれますが、正直ビルゲイツレベルの人やその大学に直接的な影響力を持っているような人でない限り、「誰」に書いてもらうかは重要でなく、「何を」書いてもらうかが重要です。
・ インタビュー
カウンセラーと何回か練習をしましたが、帰国子女という事もあり、そこまで特別な準備はしませんでした。就職活動と違って基本的にはフレンドリーな雰囲気で行われるので、回答の中身以上にいかに自然に英語で楽しく話せるかが一番重要だと思います。結局MBAにきてこの人は周りの生徒と一緒に仲良くやっていけそうかな?という事を見られてますので。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
100万円程度

Q.進学校の決め手は何でしたか。
起業のしやすさ
アグリビジネスへの関与のし易さ
生徒の多様性(人種や出身バックグラウンドではなく、将来のキャリアに対するマインドセットなど)
奨学金
天候

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
貯金(60%)
奨学金(40%)

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
学校の奨学金-Haasは州立だからか(?)、合格後に10種類以上の奨学金に応募が出来ます。額は2万ドルから20万ドルまでと様々で、外国人でも十分に獲得のチャンスがあります。またHaasの場合は起業をした生徒に対して1年目の終わりに応募出来る奨学金もあります(金額などの詳細は不明)。

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