合格体験記 / デューク大学 フクア・スクール・オブ・ビジネス / Duke University Fuqua School of Business / KN

海外MBAドットコム

投稿者(イニシャル):K.N.
進学予定校:Duke University’s Fuqua School of Business

・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【アメリカ】
・ 受験校:一年目:MIT, Kellogg, Tuck, Ross(以上R2),Duke(R3)、二年目:Duke(EA)
・ 合格校:一年目:Ross(waitlisted)、二年目:Duke
・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【25歳】
・ 海外経験の有無: 【~1年未満】
・ 費用: 【私費】
・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【AGOS/その他(E4TG, FEC)】
・ 奨学金: 【取得済み】
・ 留学の目的: 【キャリアチェンジ/海外経験】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
監査法人にて会計監査4年。主に上場企業の会計監査業務に従事し、非上場関連会社の主査(現場責任者)を務めた。所属は国内部門であることから、グローバル化しているクライアントを担当すると海外の子会社監査人との英語でのやり取りは生じるが、基本的に英語を使う場面は少ない。
課外として、児童養護にフォーカスしたNPOにて、児童養護施設に住む児童のチューターを2年経験。そのほか、主に会計・予算関連で本部支援業務にも従事し、現在同団体の監事を務めている。これとは別のNPOにて、マイクロファイナンスファンドを組成・管理するプロジェクトにも所属し、カンボジアのマイクロファイナンス機関に対する財務モニタリング業務も行っている。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
当初の率直なきっかけはキャリアチェンジをしたいと思ったこと。会計士としてクライアントに携わりながら、オブザーバーとしての側面が強すぎる今の立場から、もう少しクライアント寄り、最終的には自分でビジネスを回す立場に立ちたいと考えた。また、留学への憧れもあった。MBA自体は大学在学中から知っていたが、留学経験もなく、帰国子女でもない純ドメとしては手が届かないもの、と考えていた。しかしながら、上記のようなキャリアに対する思いを持った時に、「いつまで経っても英語にコンプレックスを持ち続けたくない」という想いも芽生え、MBAを志すこととした。
上記はあくまでも最初に感じたこと。実際の出願書類においては、留学の目的の項でも触れるように、non-profit、social entrepreneurshipを軸としてMBAへのmotivationを整理した。話は前後するが、従来からものすごくnon-profitに関心があった訳ではなく、MBA受験を決意した後にその世界に浸かることとなった。MBAを志したのは社会人一年目のときであったため、社内でもleadership positionにすぐ就ける目途は立っておらず、社外で何かそういった経験をさがすことを決め、先述のチューター業務に応募をした。実際にそこで働き始めると、大学在学時には社会保障を主に学んでいたこともあり、格差や貧困の問題について考えることが多くなった。日本においては「高校・大学受験があるから、貧しい家庭に生まれてもそこで逆転するチャンスがある、平等な競争環境が確保されている」「受験に失敗するのは努力が足りないからだ」とする向きもあるが、それが全くの思い込みであることを実際の児童養護施設に訪問しながら実感し、この問題を解決したいと考えた。また、本部業務にも携わり、non-profitの自由度・可能性を感じたが、同時にリソース不足の限界も感じている。これらの気づきが元で、日本よりも格差が大きく、またnon-profitが社会的存在感をより強く発揮するアメリカにおいて、実際のNPOにおけるhands-onな関わりを通じ、日本においてsocial issuesの解決のために何ができるか模索したい、と考えるようになった。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
主な目的としては以下の2つ。
①リーダーシップの幅を広げる
勤務年数および環境の面から、現時点でのリーダーシップの経験・幅が限定的であると感じている。会計監査業務という性質上、実施する内容は法令・基準に準拠することになり、チームメンバーも会計監査に精通したメンバーであることから、強力なトップダウンのリーダーシップを発揮する必要性に乏しく、かつメンバーの多様性も大きくない。他方、non-profitでの活動から、今後は多彩なメンバーの中で新しいビジョンを打ち出してプロジェクトを進める必要性、またその分野における自分の能力不足を感じており、これらの面での経験をMBAにおいて積みたい。
②non-profit, social enterprise関連の理解・経験の向上
“Why MBA?”の項での回答のとおり、アメリカにおけるnon-profit文化の理解、経験を日本に持ち帰りたい。また、今考えている、social impactを発揮できるようなnon-profitやsocial enterpriseのdesignが、本当にfeasibleか否かについて、他の学生との議論、様々なprojectを通じて吟味したい。
上記2つの目的の達成のため、具体的には他のgraduate schoolsの学生も参加するstart-up projectやNet Impact clubへの参加を予定している。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
長期では、既存か新規かは分からないが、socialとfor-profitを上手く融合させて社会課題が解決できるビジネスを推進できる存在になりたい。

Preparation for MBA application

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2011年9月 MBAを志す。とりあえずネットを中心に情報収集を行い、英語の勉強を少しずつ始める。
2012年3月 TOEFL初回(77点)。スピーキングのあまりの出来なさに逃げ帰るように会場を後にする。
2013年3月 R/Lは独学、S/WはAgosに通いつつ準備。TOEFL106。ただし、スピーキングは依然伸び悩む。
2013年6月ごろ AgosのGMATコースに通い始める(Vのみ)。Mはもともと理系であったため、数学用語のみ市販のテキストでインプット。
2013年8月 GMAT初回(700点)。以前在校生に頂いていたアドバイスから、自分の職歴でGMAT700は低いと判断し、勉強を継続。
2013年11月 土曜日TOEFL, 日曜日GMATを予約していた週末、TOEFLの受験中に食中毒を発症(生の鶏肉には気を付けましょう)、39度の熱と下痢に苦しみながら2日間を生き延びる。点数はもちろん伸びず。
2014年1月 R2各校に出願。TOEFLは106から上げるべく受験を継続していたが、106から上がらず。GMATは1月に5回目を受験し、750を獲得。1月末には希望者全員が現地でインタビューを受けられる学校に訪問するため渡米。
2014年2月 インタビュー準備をなめていた部分があり、危機感を感じ始めたため、R3での出願校を洗い直し、苦し紛れにDukeのアプリケーションを準備し始める。MIT以外はインビテーションを受領し、2月中にはインタビューをすべて受け終わる。
2014年3月 芳しい結果が得られず、2年目の受験継続を決意。自分の認識の甘さを反省。
2014年6月 フルブライト奨学金の準備のためDuke在校生にコンタクト、エッセイを手伝ってもらう。これを通じて仲良くなる。admissionが来日した際には、この在校生の方からの紹介でadmissionのいるホテルに早朝から訪問するアポをアレンジしてもらえた。
2014年9月 在校生に相談し、Early ActionでのDuke出願。
2014年10月 卒業生とのインタビューインビテーション受領。事前にinfo sessionで会ったことのあった方だったため、ある程度リラックスしてインタビューを受ける。月末に合格受領。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Info sessionが基本ですが、やはり大事なことは①Onlineで取れる情報は当然すべて押さえる、②その上でofflineで在校生、卒業生にどれだけ話が聞けるかが勝負。私は①でかなり失敗したと感じており、当初から入手する情報を限定しすぎたのが後悔している。最初は思い込みを捨てて、広く学校・地域を検討すべきと感じる。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
最終的に進学校に対してキャンパスビジットはしていないので割愛。ビジットするかどうかは、①学校がどの程度ビジットを重視しているか、②ビジットしなくても十分に情報収集、ネットワーキングができているか、の軸で判断すればいいと思う。私の場合は、在校生、卒業生に対面(在校生はインターンで日本にいる間)やスカイプで10人以上話を聞き、十分に学校のことについて理解したと思えたため、無理にビジットはしなかった。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
カリキュラム(General managementとSocial entrepreneurship)、カルチャーで選択した。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
TOEFL108(R30, L27, S23, W28)、受験回数は25~30回程度。
初回受験時77、一年後106、そこからさらに約一年半後108。
詳細な勉強法は他の方も書かれているので割愛しますが、お伝えしたいのは①純ドメなら時間がそれなりにかかるので覚悟すること、②スピーキングはE4TGに行くこと。
・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
GMAT 750(V40, M51, IR8.0, AWA4.5?)、受験回数は5回(700, 700, 710, 710, 750)。
職歴が浅く、かつ純ドメである場合、全体的なアプリケーションの内のどこで強みを見せるかというと、やはりGMATになると思われる。なので、リーダーシップ経験が他のアプリカントよりも弱いと思う方は、やはりGMATを合格者平均より超すレベルで点数を取るべきと考える。
・ エッセー
一年目はagos、二年目はFEC。
やはりカウンセラーとのフィット感、出来上がったエッセイで書かれているビジョン等の腹落ち感はすごく大事。
・ 推薦状
現上司、NPOの代表理事。
事前に話し合いの場を設け、どういったアピールポイントがあるかブレストをし、それを持ち帰ってカウンセラーとどういう点を盛り込んでもらうのがいいか議論した。その内容を推薦者に伝え、ある程度推薦状でどういう内容が記載されているか把握しておいた。
・ インタビュー
英会話学校、およびE4TGで知り合ったJohnに依頼。
事前にいかに口に出す練習をしておくかが重要。丸暗記は相手に分かるが、箇条書き程度にどういう内容を答えるか決めておくのがベター。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
渡航費用、予備校代、試験費用などをトータルするとおそらく300万円程度。怖くて詳細な計算はしていません笑

Q.進学校の決め手は何でしたか。
私費であるため、やはりランキングは重視した。その上で、カルチャー、就職面、先述の私の希望のオポチュニティが達成できるか、という軸で判断した。

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
奨学金、貯金、ローン

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
日本公認会計士協会提供の奨学金。例年夏ごろに翌年度の留学希望者向けに募集が開始されるため、興味があれば協会HP等をチェックしてみてください。出願においてもアピールになるため、私費であれば奨学金はかなりキーになると思います。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
情報収集とMBA受験に対するスタンス。
最初のころは試験に意識が向き過ぎて、その他のことが疎かになりがちですが、やはり合否を決めるキーは試験ではないように感じます。如何に前のめりに情報収集をして、カルチャーを理解するか、自分がどういう方向に行きたいのかを突き詰めて考えられるか、がとても重要です。あと在校生・卒業生には遠慮せず、いい意味で使い倒すくらいの積極性でいいように感じます。

Q. 一言メッセージ
純ドメから試験の準備をスタートし、就活でろくに自己分析をしてこなかった私はとても苦労し、振り返るともっとやれたことは多々あるように感じますが、これから初めての海外生活がスタートすることに、恐れもありながらもわくわくしています。ぜひ皆様も早く次のステップに進めるよう、精一杯取り組んで頂けるとよいのではと思います。何か困ったことがあれば遠慮なくご連絡ください(日本人在校生HPからコンタクト頂ければ必ずリアクションいたします)。

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