投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
R
Q. 進学予定校
Kellogg School of Management
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
Q. 受験校
Kellogg, HBS, Columbia, GSB, Wharton, Booth, Haas, Anderson, LBS
Q. インタビュー実施校
Kellogg, Anderson
Q. 合格校
Kellogg, Anderson(Scholarship $60k)
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
イギリス4年(幼少期)、アメリカ4年(学生時)、ブラジル3年(学生時及び駐在)
Q. 費用
私費
Q. 奨学金
未取得
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内私立文系大卒
Q. GPA
3.2
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 710 (V36, Q49, IR5, AWA5) / TOEFL 108 (R29, L27, S24, W28)
Q. 塾
AGOS, YES
Q. カウンセラー
Ed, AGOS
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
・新卒で総合商社の資源部門に配属。保有資産のM&A案件に3年間従事(主に経済性計算担当)。
・その後ブラジル駐在。鉱山の操業モニタリングや日本向け販売フォロー、新規投資案件の検討を担当。
・帰国後、レアメタルを中心とした世界各国の鉱物資源資産への新規投資を主担当として推進。
Why MBA?
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
・多くの国々を訪れ経済格差の問題を目の当たりにすると同時に日本が如何に恵まれた国かを幼少の頃から実感していた為、将来は日本の力で後進国・新興国の課題解決をしたいと漠然と考えていた。商社のビジネスは社会人としてのノウハウや投資を学ぶ上では有意義であったものの、そもそも商社が資源資産に投資する意義が(会社のPLインパクト以外に)見えず、社会的インパクトも見えづらかったことから徐々に「この会社に居続けていいのだろうか」と思い始める。
・同時に、日本の大企業の年功序列・終身雇用制度に対して嫌気が指しており、優秀な先輩がそれを理由に退職してキャリアアップしていく中、尊敬できる社員が周りにいなくなりモチベーションが低下。残った先輩や上司をみて「これはやばい」と思い、「MBAか転職か」で少し悩む。
・駐在で多少貯金が貯まったことや、転職先のイメージが明確に持てなかったこと、キャリアチェンジ(ソーシャルインパクトに繋がる仕事)の為にMBA留学を決意。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・OJTを通して得たハードスキルの体系的な学習・強化。
・医療、教育といった社会問題に直接的に貢献出来るビジネス及びマーケットの知識習得。
・同窓との世界的なネットワーク構築。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
・現在のところ、短期では戦略コンサルで医療・教育といった社会事業に携わりたいと考えているが、留学期間中は何事もオープンに受け入れ、卒業後のキャリアをゆっくり考えたい。
Preparation for MBA Application
<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
●2017年10月:駐在中にMBA留学を決意するも、帰任までは旅行を楽しむことを決意(英単語だけはiKnowというアプリで朝晩毎日30分勉強)
●2018年3月:帰任後TOEFLで 106点取得。105点以上あれば良いと考えていたため特にTOEFLは対策せず(その後2度受けて108点⇒出願スコア)
●2018年4月:1st Roundで出願するには意外と時間がないことに気づき、自分を追い込む為にAGOSのGMAT対策及び出願パッケージ申し込み。週末のみAGOSの授業でGMATの勉強。
●2018年5月:各奨学金出願の為、エッセー着手。Edとの最初のミーティングでフィーリングがあったことと、Edのオフィスが家から近かった為、20時間パッケージを契約。5月から7月にかけては奨学金のエッセーにのみ注力し、提出。
●2018年8月 : AGOSの受講と奨学金出願を終えたため本格的にGMAT対策開始。AGOS受講修了時点の実力を測る意味で、お試しでGMAT1回目受験⇒610点(V28,Q45)。VerbalはまだしもMathの低さに戦慄。
●2018年9月:1st Round出願の為に2週間GMAT追い込み。ここで初めてOGに手をつける。GMAT2回目受験⇒660点(V34,Q47)。700点超えならず1st Roundは諦めるも、2週間で50点伸びたことで過信してキャンパスビジットを計画してしまう。また、SCを得点源にしたかった為Y.E.Sの授業8回分のパッケージを申し込む。
●2018年10月:Y.E.Sに通いつつGMATを追い込み、下旬にHBS, LBS, Columbia以外へのキャンパスビジットを実施(HBSはintensiveなので自分には合わないと感じていたこと、Columbiaは1stじゃないと厳しいと聞いていたためこの2校は志望度が低くビジットせず)。
●2018年11月上旬:GMAT3回目。Prepが700点+@で安定するようになり、自信はあったものの緊張から重要な前半パートで焦って選択してしまい、結果640点(V29,Q48)。2nd Roundまで時間が無くなってきている中このスコアを見て落ち込んでいたところ、Edから4か月ぶりのメール。「最近何をしてるんだ?状況のアップデートをしてくれないと助けようがないぞ。しっかりやれ!(もう少し穏やかな内容だったが自分の目にはこう映った)」とEdらしからぬ檄が。状況アップデートしたところ「次で取らないとやばいぞ」と念押しされた為、「次で絶対700超えるから大丈夫。」と明言し、その後2週間はGMATに完全注力。
●2018年11月下旬:VerbalはAGOSとY.E.Sの問題をひたすら解き続ける。MathはマスアカとOGだけでは、高校時代ろくに勉強せず文系に進んだ自分には難しいと思い、オンラインサービスのTarget Test Prepを登録。このオンラインサービスは思っていた以上にハマり、MathはPrepで安定して50~51が取れるように。また、オフィシャルPrepに加えてManhattan Prepも全て通し、高得点が出る感覚を完全につかむ(700点台後半を連発)。迎えたGMAT4回目で710点(V36,Q49)取得⇒出願スコア。Mathが低かったものの一安心し、帝国ホテル近くのおしゃれなイタリアンで3000円のランチコースを食す。直後からエッセーに着手。
●2018年12月:奨学金のエッセーは学術寄りに書きすぎていたためあまりMBAのエッセーには活用できないと悟り、AGOSの岡田先生にもエッセーの軸(過去の経験から未来のゴールへのつながり等)を相談。また、キャンパスビジット中にお世話になった、バックグラウンドやゴールが似ていた方々にも内容を相談させて頂き、非常に有難いアドバイスをたくさん頂いた。エッセーの軸をしっかりと作りつつ同時並行でEdとエッセードラフトの往復開始。思いのほか時間に余裕が出来たため、気分転換にIELTSも受験し、Overall 7.5が取れたのでHBSもIELTSで出願することに。
●2018年末~2019年初:体調を崩していたこともあり、会社からまとまった休暇をもらって各校出願。
●2019年2月~3月頭:志望度が高かったWhartonから早々に不合格通知。その翌日にBoothからも不合格通知を受け取り、人生のどん底を味わう。その後すぐにAndersonからInterview Invitationが届き、箸にも棒にもかからないわけではないと一安心する。インタビュー対策を本格化。私費であることと、インタビューや面接には昔から自信があったことから、インタビュー対策は出費を抑えることを決意。メインはEnglish VillageのNish氏に依頼(1時間数千円という破格の値段設定)。志望度が高かったKelloggからも遅れてInvitationが届きガッツポーズ。
●2019年3月7日:仕事中にAnderson合格の電話。他の受験記にあるような「嬉し泣き」や「ガッツポーズ」という感情よりも「あーよかった」という安心感で満ち溢れ、その後すぐに上司を呼び出して退職を伝え、会社に黙ってMBA受験していたことにびっくりされる(これが1年間の受験期間の一番の快感)。
●2019年3月27日:数日前に自身の結婚式を終え、両親と妻と温泉旅館に泊まっていた際にKelloggから合格の電話。肉親と喜びを分かち合う。すぐにKelloggのインタビュアーにも電話で報告。受験終了。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Info sessionは出来る限り参加しました。キャンパスビジットは夏休みを取得して9日間で6校回りました。その時にお話しさせて頂いたBooth、Haasの方々にはエッセーを仕上げる中で大変お世話になりました。また、LBSは訪問出来なかったものの高校時代の先輩が通っていたためご相談させて頂き、適格で鋭いアドバイスを沢山頂くことが出来ました。(それにも関わらずこれら3校全て書類で落ちてしまい大変申し訳なかったです)
Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。
AGOSパッケージ:100万円(これはMBA受験を始める自分の尻を叩く意味では良かったですが、有益だったのは中山先生のVerbalの授業、Vinceの少人数セッション、岡田先生とのエッセーの軸作りくらいでした。30万円程度に抑えられたと思います。)
Y.E.S:11万円(授業8回分)
Math対策:3万円(マスアカ、Target Test Prep)
オフィシャルPrep及びManhattan Prep:3万円
TOEFL受験費用:9万円
IELTS受験費用:3万円
GMAT受験費用:12万円
キャンパスビジット:30万円
出願費用:30万円
Ed:50万円
インタビュー対策:10万円
計260万円
Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金。授業料は一部親から借金。
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
海外生活が長かったことから特に対策しませんでした。105点を超えれば良いと考えていたので、106点取った後は深入りせずにGMATに時間を割くようにしました。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
高校時代ろくに勉強せず、大学も週に1度スペイン語の授業だけ受けに行っていた不真面目な生徒だったので苦労しました。
ESR付きの詳細なGMAT受験記はAGOS中山先生のブログにアップされていますので参照下さい(https://www.agos.co.jp/blog/nakayama/?p=1171)
GMATは運要素がでかい試験と言われていますが、個人的には対策すればするほど結果に繋がる試験だと思います。710点はハイスコアではないので偉そうなことは言えませんが、「運要素がでかい」と仰る方は、CATシステムにうまく対応できなかったのではないかと思います。前半パートの重要さと時間配分が鍵だと思います。
●SC
AGOSでテクニックを学び、加えて、評判が良いY.E.Sに通いました。Y.E.Sは最も授業数が少ないパッケージ(8回)でしたが、私にとっては十分でした。英語の勉強をまともにしたことがなかった為、日本人であればだれもが学ぶ「助動詞」「副詞」「何とか形」とか聞いても何も理解出来ませんでしたが、それでも吉井先生の講義は非常に為になりました。AGOSのテキストと中山先生の個人セッション(1回)、Y.E.Sの問題と自分のノートをひたすら繰り返してSCは乗り越えることが出来ました。
●CR、RC
「単語力」と「落ち着いて意味を汲み取って解けるか」が鍵だと思いました。単語はiKnowというアプリのTOEFLとGMATパートを完全に覚えました(3000単語程度)。中山先生の単語アプリも使いました。それでもRCの単語はカバーしきれなかったので、GMAT clubに投稿されているRCの問題を50問程度解き、わからなかった単語をアプリに登録して全て暗記しました。
●Math
AGOSのMathのクラスは正直あまり意味があるとは思えませんでした。マスアカを2週した後に受けた最初のGMATは45点と惨敗でした。その後OGにも着手し、Prepでは49点は安定して出るようになりました。Target Test Prepというオンラインサービスは月100ドル強ですが、動画付きで解法を丁寧に説明してくれたり、難問だけをランダムで出題してくれたりするので最後の2週間の追い込みの際にかなり重宝しました。最初から使っていればこれとマスアカで効率的に対策出来たかもしれません。マスアカとOGでカバーしきれていない問題や解法もカバー出来ていたと思います。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
家から近く通いやすかったのと、Edの人柄。他の受験記にもある通りアイデアはあまり提案してもらえませんが、結果的には、自分を見つめなおして深掘りすることで一貫性のあるエッセーを書くことが出来たと思います。文章も大幅な書き換えは中々してもらえないので、「アイデアをどんどん出してくれるカウンセラー」「エッセーを抜本的に直して格好いい文章に仕上げてくれるカウンセラー」を探されている方は合わないかもしれません。事実、Edにも確認してもらった短いエッセーを現役MBA生に見て頂いたところ「文章表現が稚拙で全然ダメ」と厳しい指摘&有難いことに大きな修正を頂きました。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
幼少期から日本含め4カ国を転々としていたことを「他の受験生との差別化にうまく使えないか」と考えすぎました。結局色々な経験をしていてもその中では目立たない事柄もあるので、MBAアドミッションに響きそうで且つ将来のキャリアゴールとも一貫性のあるストーリーをピックアップして伝えるべきと思います。私は結局イギリスやアメリカでの経験はCVの一行以外ではほぼ触れず、海外経験に関してはブラジルでの公私における経験を書きました。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
退職して私費留学することを決断していたため、最後まで同僚や上司には黙っていました。一人の仲の良い先輩にだけ正直に伝え、推薦状を快諾してくれました。
2通目はブラジル駐在時代のビジネスパートナー(資源会社のマーケティング部部長)に帰国前にお願いし、こちらも快諾してくれました。
先輩もパートナーも私も同じ案件にずっと携わっていたので、推薦者二人のストーリーが被らないように打ち合わせの時点でお願いしました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
●インタビューには根拠のない自信があったのであまりコストをかけず対策することを決断しました(結果的にインタビューを受けた2校は両方合格)。
●コストを抑えたい受験生にはEnglish VillageのNishがおすすめです。EdやJessica KingのようにMBAインタビューの深い造詣はありませんが、それでも過去のインタビュー質問内容や傾向は把握しており、返答に対して「それは言わない方がいい」とか「こういう言い回しの方がいい」とか「この学校はこういう特徴があるからこういう切り口でもいいのでは」とアドバイスをくれます。私はAndersonのinvitationをもらってから一か月ほぼ毎日通いました。ほめ上手でモチベーションの上げ方もうまいです。
●AndersonとKelloggのインタビュー数日前にはEdと直接インタビュー練習をしました(コストを抑えたかったので30分のみ)。疲れていたのか私が返答中は半分以上寝ていましたが、それでも何故か非常に適格なフィードバックをもらうことが出来、最後に磨き上げることが出来ました。
●Jessicaは最初のインタビュー招待後にすぐカウンセリングを受けました。まだインタビュー対策を進めていない段階だったのでボコボコにメンタルをやられましたが、インタビューがどういうものかを感じることが出来、危機感を覚えたので非常によかったです。コストを気にしなければすごく良いカウンセラーだと思います。
●上記に加え、毎朝7時からオンライン英会話のBizmateで25分間インタビュー練習していました。10人以上の講師を経験し、結果的に良かった3名(Ginny, Rhodora, Andrew)に何度もお願いしました。彼らは当然MBAインタビューの知識はないのですが事前にインターネット上で想定質問を探してくれていました。鋭いフィードバックもありませんが、緊張せず止まらずに話す練習にはもってこいでした。インタビューでは姿勢・話し方・表情・話す速度・緊張のコントロールといった部分も重要ですので、Bizmateで練習出来て良かったです。
●また、2校ともインタビュアーに恵まれたことも大きかったと思います。Andersonは2nd year studentとのskypeインタビューでしたが、メキシコ出身の方で、最初はスペイン語で小話をして良い雰囲気を作れました。またその方が終始緊張をほぐそうとして下さったので自然体で話せました。Kelloggのインタビュアーの方は私と経歴が似ていたことに加え非常に物腰の柔らかい優しい方で英語もわかりやすく、良い雰囲気を作って下さったお陰で伝えたいと思っていたことを全て伝えることが出来ました。Kelloggからの合格電話は夜遅くでしたが、嬉しくてついインタビュアーの方の携帯に電話してしまいました。その後Alumniとの合格者懇親会で再会し、がっちり握手させて頂いたのは良い思い出です。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
●ブラジル駐在中に出資先企業に入り込み、従業員と良好な関係を築いて問題となっていた操業上の課題を改善させたことや、ある日本製品の南米初展開を主担当として実行したことなど、先輩たちが達成できなかった案件を達成した経験をアピールしました。
●ソーシャルインパクト(インパクト投資)に携わることをLong termに掲げているため、社会的影響にこだわる理由に関しては幼少期の海外での経験を伝え、今までどうやってその目標に向けて成長してきたかを一貫性を持って伝えられるよう気をつけました。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
●カウンセラー選びの際に「商社の私費留学でM7はかなり厳しいぞ」と数名のカウンセラーに釘を刺されましたが、私費であったため、「トップスクールにのみ出願してうまくいかなかった場合は翌年に受験し直そう」と考え、滑り止めは受けずにこれらの受験校にしました(9校出願してもせいぜい2-3校くらいしかインタビュー招待来ないだろうと思っていたらやっぱりそんなもんでした)。
●MITは私費だと厳しいと聞いていたことやバックグラウンドが合わないと考え出願せず。HBSはフィットの問題で、Columbiaは1st roundに間に合わなかったので出願するつもりはなかったのですが、時間に余裕が出来たことから出しました(案の定インタビュー招待されませんでしたが)。
●結果、MIT除くM7、欧州で2年制のLBS、ソーシャルインパクトに強く且つランキングも高い西海岸2校(Haas、Anderson)という受験校になりました。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
●カリキュラム・ランキング・現役MBA生のフィット・立地を理由に、志望度が高かったのはWharton, Booth, Kellogg, Haasでしたが残念ながらKelloggにしか呼ばれず、必然的にKelloggが第一志望になりました。
●①私費であり就職活動をする必要があること、②ある程度経済の中心地に身を置きたいこと、③強いネットワークを築きたいという理由から「closedな環境且つ都会に近い」という観点を重視していた為、この4校は魅力的でした。
●Andersonからの6万ドルの奨学金は少し揺れましたが、短期的な視点では物事を考えたくなかったので借金をしてKelloggに入学する決断をしました。合格早々に大勢のAlumniが囲んでくれるなど、早速Kelloggのstrongest networkを実感しています。
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
●18年5月:10日間の西海岸旅行ついでにAndersonを訪れました。スピーディーな議論を目の当たりにしてモチベーションが上がりました。その時にお会いした方には、インタビュー前にskypeでAndersonに対する疑問に答えて頂くなど、とてもお世話になりました。ビジットの翌日にラスベガスのカジノで勝ち、縁を感じました。
●18年10月:夏休みを使い、Stern, Wharton, Kellogg, Booth, Haas, Stanfordの順にビジットしました。それぞれ現役MBA生の方にお会いしました。中でもBoothとHaasでお話しさせて頂いた方々は大学が同窓ということもあり、その後かなりサポートして下さり有難かったです(書類落ちして申し訳ないです。。)。
●ビジットした6校の内4校は書類落ちしました。選考におけるビジットの直接的な効果はわかりませんが、キャンパスの雰囲気を知れたこと(特にKelloggのキャンパスが一番良くて志望度が急上昇しました)・サポーティブな現役MBA生の皆さまと知り合えたこと・インタビューの小ネタになったこと・モチベが上がったことは良かったです。私はGMATのスコアも取れていない中で無理やり行きましたが、結果的によかったと思います。
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
出せる奨学金は全て出しましたが全滅しました。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
●準備期間1年での合格を目指す中で、奨学金のエッセーに時間を使いすぎました(計3か月)。大きな奨学金はトップスクールに受かるよりも確率が低い上、一つ一つ結構な時間が必要となるのでもう少し絞ってもよかったかなと思います。このうちの1か月をGMATに割いていれば1st Roundでの出願も出来たかも、と思うと悔やまれます。MBAの準備を始める前に現実的な計画を立てるべきでした。
●Math対策のTarget Test Prepは早く使っておきたかったです。
●自身の結婚式を3月に予定しまい、準備が忙しかったのでエッセー執筆とインタビュー対策の時期が大変でした。なんとかなったのでとても良い思い出ですが。
Q. 一言メッセージ
MBAは一つ一つのステップがいちいち辛い上にシームレスなので合格するまでは非常にストレスフルですが、志望校に受かったときの喜びは何事にも代えがたいので最後までめげずに頑張ってください!