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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
NM

Q. 進学予定校
London Business School

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
ヨーロッパ

Q. 受験校
LBS, INSEAD, IESE

Q. インタビュー実施校
LBS, INSEAD, IESE

Q. 合格校
LBS, INSEAD, IESE

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳~35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
学部交換留学1年ロンドン、大学院ロンドン、入社後2年オーストラリアに駐在

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
応募・検討中

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
海外・大学院・Social Science

Q. GPA
3.58(学部、WES)

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 690点(V34/M50/IR6)、TOEFL Waiver(イギリスで大学院修了)

Q. 塾
Agos、Affinity、Affiance

Q. カウンセラー
Jessica King

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
ロンドンにて学部交換留学1年と大学院を修了後、新卒で総合商社に入社。
エネルギー分野の案件に携わった後、オーストラリアに駐在開始。駐在中にMBA受験。
オーストラリアでは仏Utility会社とのJVに出向し、再エネの新規案件開発を担当。)

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
大学院留学中にLBSの商社社費派遣生と出会い、漠然と興味を持ったのがきっかけ。
入社後数年経ち、「商社マン」という自身のプロフェッションに疑問を持ち、このまま会社に居続けることが良いのか危機感を覚えた。
将来グローバルな組織でリーダーシップを発揮できる人材になるには、日本企業に属し””Japan way””で自社海外拠点のチームやパートナーと働いても意味はなく、異なる環境で自身の力量を世界に問う必要があると感じた。
人生の方向性を転換する起点として、MBAが有効な方法であると判断し、留学を決めた。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
・包括的な経営スキル・知識の取得
・グローバルなチームに於けるリーダーシップの強化
・単なるネットワークの域を超えた人脈の形成

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
オーストラリアの電力会社への出向を通じ、潜在顧客がより複雑且つテーラーメイド型のenergy solutionを求めていることが分かった。また、エネルギーや電力の分野は産業の境界が消えつつあり、他セクターからの参入も増えている。
同一セクターに於ける長期の経験が必ずしも成功を約束しないとを認識するに至った。
MBA後は戦略コンサルに転職し、異なるセクターのクライアントが抱えるpain pointに触れることで、自身のrangeを広げたい。
将来的にはエネルギー/RE分野に於いてリーダーシップポジションに就きたいと考える。

Preparation for MBA Application

【概要】
ヨーロッパのみで考えていたことと、バックグラウンドに自信があったことから、GMAT 600点台後半を目標に設定し勉強開始。
上記の通りTOEFL Waiverなので、その点スケジュール感ご留意ください。

・2018年8月
MBA受験を決意、勉強開始。娘が10月に生まれることから、妻とは年内に勉強を終わらせると約束する。
・2018年11月
GMAT初回受験510点(V28/M31)。Mathの時間配分を大幅に誤り沈む。年内勉強終了が甘かったこと悟る。
・2019年2月
GMAT 2回目受験570点(V25/M44)。今度はVerbalが下がる。
・2019年3月
GMAT 3回目受験630点(V34/M44)。Verbalの対策をAffiance通じ本格的に始めた成果が出る。
GMAT 4回目受験600点(V27/M46)。勉強に終わりが見えて意気込んで受験したものの、今度はVerbalが下がり撃沈。
・2019年4月
GMAT 5回目受験640点(V35/M44)。過去最高得点であるものの、Mathが下がり目標得点に至らず。GRE転向を真剣に考え始める。
・2019年5月
2年のオーストラリア駐在の話をもらう。飛びつく。MBA留学は2021年以降開始に後ろ倒しを決意。
・2019年8月
駐在開始。細々と勉強を続ける。
・2019年11月
GMAT 6回目受験640点(V32/M46)。VとMの目が揃わず、GMATにもて遊ばれる。
・2020年2月
GMAT 7回目受験690点(V34/M50)。Mathに奇跡が起こる。受験終了。
・2020年3月~
Jessica Kingを起用し、CV・エッセイの準備開始。
・2020年8月~
IESE(early round)、LBS・INSEAD(1st round)出願。
随時インタビュー通知、インタビュー実施。
・2020年11月~
全校合格、LBSに決定し受験プロセス終了。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Info Sessionには可能な限り参加し、LBS・INSEAD両校については夫々10名以上に話を聞いた。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
・予備校、テスト受験、教材:160万円
・カウンセラー、インタビュー練習:40万円
・合計約200万円

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
①貯金
②家族からの借り入れ
③教育ローン

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFLは英国で修士号を取得しているためWaiver。
但し、学部時代に海外経験ゼロの状態で留学決意し、初回TOEFL32点から留学前には96点まで上げ、大学院留学前には101点、MBA受験前に試しに受験した際は107点だったので、皆さん諦めないで下さい。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
まずGMATはこの点数を取れば合格する、というものはなく、あくまでアプリケーションの一環であることに注意が必要。私の場合には、バックグラウンドが強いと信じていたので、INSEAD/LBSの80% range(670~)に入ればGMATの点数が原因で落ちることはないと考えていた。
その為、自身のバックグラウンドを客観的に評価し、目標設定を定める必要あり。例えば毎年一定数の応募者がいる「商社、私費、男性」というカテゴリーに入る場合、700点未満だと相当厳しいと感じる。LBSのサイトを見ても例えば650点程で受かっている日本人もいるが、点数だけを鵜呑みにせず、そういう人はバックグラウンドが特殊であることに留意してほしい。

GMATは上記スケジュールの通り本当に苦労した。特にMath、、、
Verbalは初回受験で特に対策なしに28とれたため、勉強の大半をMathに費やした。巷の「Mathはマスアカやれば50余裕」という情報は信用しない方が良い。これが当てはまるのは大学受験に数学を勉強していたような一部の人

【Math】
マスアカ→ジェイマス→OGという順番で対策。マスアカを難しく感じる場合には、小中学校の算数からやり直すのが一番の近道。

【Verbal】
AgosのVerbal Strategy及びPracticeを受講。OGの解説は日本人が納得感を持って理解できるものではないので、Verbalは予備校の手を借りるのが現実的と考える。

・GREについて
GMATの受験回数が5回に差し掛かるタイミングでGREを受験した。私の場合はMathが苦手だったため、難易度が若干低いと言われるGREの受験を考えた。ここで注意が必要なのが、難易度≠点数であること。
確かにGREの方がMathの難易度は下がるものの、その分高得点にはミスをしないことが求められる。一方GMATの場合には、1/3程間違えても40台後半がとれる。Pros/Consをよく考え、GREの受験を検討されたい。

<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
前年に受験した人にカウンセラーの評判を聞き、数名と話した後にJessicaに決めた。Jessicaはもともとインタビューの評判が良かったが、近年メインカウンセラーとしての成果も上々で、トップスクールへの合格者を数多く輩出している。
王道はEdであるものの、クライアントの数が多く、深い洞察が得られない場合があるとの評判もあった。結果的に彼の顧客リストには入っておき、情報は入手しつつ、サブとしてエッセイへのコメントややインタビューの練習に付き合ってもらった。
もう一人大きな武器になったのが、Matthew Aldridgeである。Matthewはインタビューで良く知られているが、エッセイのエディットが抜群にうまい。JessicaやEdは本質的なコメントはくれるものの、例えば表現であったり、550 wordsのドラフトを500 wordsにしたり、というところまではやってくれない。Matthewがいなければ、エッセイは心から満足する出来になっていなかった。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
人生に於ける重要なエピソードを早めに棚卸ししておくことが重要。
エッセイでもインタビューでも聞かれることはリーダーシップ、コンフリクト、国際経験などのトピックに大別できるため、棚卸ししたエピソードを質問に回答する形で組み立てていくと効率が良い。
エッセイの質問ベースではなく、エピソードベースのアプローチにすることで、柔軟に転用できる。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
駐在先の上司と同僚(ニュージーランド人とオーストラリア人)に書いてもらったので、特に苦労した点はなし。事前に強み・弱みの目線が合っていると、大きなギャップが生じることはない。(自分の強みと思っていることが、推薦状で弱みとなっているなどは問題)
カウンセラーからは、一人を出向元(商社)の元上司に書いてもらうべきとのアドバイスあったものの、結果的に出向先2人で問題なかった。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
海外経験もあり、コミュニケーションは得意なので特段苦労はなかった。
カウンセラーとdeliveryの練習をしたのはもちろんだが、普通に英語でコミュニケーションをとれる人であれば、インタビューでバツがつく理由が見つからない。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
スクールが求めている資質は、①国際経験、②リーダーシップ、③アカデミック(成績/GMAT/留学経験等)、の3点に大別できると考える。
これに加えて個々人のアピールポイント(生まれ育ち、特殊な経験など)が存在する。
日本人としては、海外留学経験や、英国Tier 1 UniversityでのMaster取得、オーストラリアでの駐在経験等、stand outするプロフィールであることは分かっていたので、その点を強くアピールした。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
アメリカに興味がなかったので、ヨーロッパ一本で考えた。
在ヨーロッパで世界的にトップスクールと見做されている(FTランキングで上位10位前後)なのはLBS、INSEAD、IESEなので、この3校を受験した。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

LBSとINSEADで少し悩んだが、ロンドンは学生時代を過ごした思い入れの強い街で、家族で住みたかったこともあり、LBSに決めた。
学ぶ内容はトップスクールの間では大差はないと考えるので、最後は自身の判断軸をどこに置くか次第と考える。
Successfulな人生を歩む人は、HBSとStanfordどちらに行っても関係なく人生を切り拓くことのできる人だと思う。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
COVIDの影響でキャンパスビジットなし。
2014年の大学院留学中にLBSのキャンパスは数度訪れた。選考に於ける効果は昔のことなのでなかったと推測するが、自身の思い入れの強さには影響した。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
“Schoolの奨学金は日本人、男性、大企業、だともらえないと思った方がいい。
IESEは早いroundで受験するともらえる可能性あり。(私も出ました)
School外の奨学金は、なぜか海外在住の日本人だと応募資格がないことが多く、受験できるのは以下くらいと理解。
・ロータリー財団
・神山財団
・重田教育財団”

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
妻の出産や子育てという理由で、GMAT受験を急ぎすぎた。準備がままならない状況で数度受験することとなり、結果的にプロセスが長期化する原因となった。

Q. 一言メッセージ
MBAは求められる能力や費用等制約が大きいことから、チャレンジできるのは一握りの層だと思います(エリートだとか、必ずしも皆に必要という意味ではなく)。
私自身は20代前半から漠然と興味を持っていた為、行かないと人生に後悔が残るという気持ちがありました。そして手を伸ばせば届くところにある(と信じていた)分、後は行動を起こすかどうか次第でした。
振り返ると、初めて学生時代に留学を志した時は、TOEIC500点台、TOEFL32点でした。GMATも結局1,000時間かけてでやっと人並みの点数がとれました。人間の潜在能力なんて大差ないと思います。諦めずにやり切って下さい。
最後に「世界最高MBAの授業」より心に残ったメッセージを引用します。
「君たちにはそれに挑戦する権利と責任がある」

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