合格体験記 / コーネル大学ジョンソンスクールオブマネジメント / Cornell University Johnson /SaM

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
SaM

Q. 進学予定校
Cornell University, S. C. Johnson Graduate School of Management

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Cornell(単願)

Q. インタビュー実施校
Cornell

Q. 合格校
Cornell

Q. 性別
女性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
社会人になってからアメリカに1年間留学

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・私立・大学・文系

Q. GPA
2.9

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
TOEFL 100(R27, L28, S21, W24)
GRE test waiver

Q. 塾
なし

Q. カウンセラー
Lauren Unik

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
3歳から英会話教室に通っていましたが、大学入学まではパスポートを持ったことがなく日本で暮らしていました。国際色の強い大学に進学しましたが、大学生活はラクロスに没頭し、留学はしませんでした。大学卒業後、ホテルに就職し、オペレーション、営業、アメリカ留学、マーケティング、経営企画等、7年間で様々な経験を積みました。2022年にビジネスコンサルティングに転職し、ホスピタリティ、不動産、建設等の業界のプロジェクトに従事しています。

Why MBA?

Why 留学?
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
①アメリカの生活が自分に合っていて、アメリカで働きたいと思ったから
②日本のホスピタリティ業界を変革するため

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
アメリカで就職することが目標です。まずはインターンシップのオファー獲得に向けて、就職活動やクラブ活動、ネットワーキングに注力したいです。コーネル大学は世界的に有名なホテルスクールと、マンハッタンにテックスクールがあるため、選択科目で不動産投資やレベニューマネジメント、デジタルマーケティング等も学びたいと考えています。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
卒業後はアメリカでコンサルティング会社に就職することを目指しています。VCやNon profitにも関心があります。

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2018年9月~2019年9月:
人生初の留学で1年間アメリカへ。シアトルのワシントン大学にて留学生向けのビジネスコースでMBA基礎科目の超ダイジェスト版のような授業を受ける。物足りなさを感じ、MBA進学を意識する。2019年6月よりニューヨークに移りインターンを探すも、アメリカの学位やハードスキルがないと厳しいと実感する。なんとかインターンが2社決まり2ヶ月間就労。またこの地に戻ると心に誓う。

2020年4月:
コロナ禍でホスピタリティ業界と自分の未来を改めて考え、MBAの情報収集を開始。

2020年5月:
ゴールデンウィークにTOEFL受験。

2020年7月:
夏休みにGRE受験。

2020年10月:
Cornell Johnson の女性受験生向けイベントに参加し、インタビューが確約されると知り急遽R2での出願を決定。エッセイと推薦状の準備開始。

2020年12月:
TOEFLは出願できそうな点数が揃うも、GREの点数が揃う気配なし。エッセイと推薦状は完成。

2021年1月:
GREの点数を更新するまでアプリケーションを見ずにHOLDしてもらう条件付きでR2で出願。

2021年3月:
結局GREの点数が揃わないままアプリケーションを前に進めてもらう。ほどなくインタビューの招待が来る。インタビュアーは在校生で、問題なく終了。

2021年4月:Wait List 入りし、AdComの勧めに従い自分の弱点を克服するアクションプランを立てる。テストスコア更新を試みるも、更新できず。代替案としてオンライン講座を受講しcertificateを提出する。

2021年8月:
プログラム開始日に不合格通知を受け取る。長く待たされる中で学校へのロイヤリティが低下し、他校のプログラムを調べたり、転職活動を始めたりして少しの間逃避する。

2021年9月:
最後までWLに残ったのは紙一重だったのだろうとポジティブに解釈し、他校と比較しやはりJohnsonに進学したいと考え直す。以下の3つの戦略に一か八か賭ける。
①他の受験生で席が埋まる前にR1で出願
② test waiver で弱みを排除
③短期間で圧倒的なキャリアアップと課外活動の成果を上げ強みでアピール

2021年10月:
女性受験生向けのイベントに参加しインタビュー確約をもらいつつ、R1で出願。

2021年11月:
今回はAdComとインタビュー。

2021年12月:
合格するも、奨学金のオファーがなく、資金難に陥る。

2022年4月:
資金調達の目途が立ち、進学決定。”

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
日本人の在校生が社費の男性のみという状況が数年間続いていたため、現地就職を目指しているinternationalの女性やホスピタリティ業界出身の在校生から情報収集しました。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
約25万円(TOEFL8万円、GRE12万円、テキスト代1万円、カウンセラー4万円)
※これは初年度受験時の費用です。再受験時はカウンセラーにエッセイとレジュメを少し見てもらったのみで、費用はほぼ発生していません。

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
【TOEFL】
スコア:
①2020年5月 95 (R22, L24, S22, W27)
②2020年12月 100 (R27, L28, S21, W24)
③2021年5月 99 (R23, L29, S22, W25)

勉強方法・工夫した点:
・単語:無料のアプリ(Mikan、Magoosh)
・公式問題集を解く
・1回目受験以降、一旦TOEFLの勉強はせずにGREに移行して2回目を受験した
・3回とも在宅受験したため、周囲が気になることはなかった
・OA100以上、各25以上という条件があったものの無視して出願したところ、何も問題なかった

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
“※初年度の受験ではテストスコアが理由で不合格だったと思われ、再受験で test waiver を申請して合格したため、失敗例としてご覧ください

【GRE】
スコア:
①2020年7月 V142, Q149, AW3.0
②2020年11月 V149, Q156 AW3.0
③2021年1月 V148, Q162 AW3.0
④⑤は③と同じようなスコアだったため略

勉強方法・工夫した点:
・単語:Manhattanの紙のフラッシュカード(Essential、Advanced)を8割程度記憶
・在宅受験では、複数回試験監督に中断されることがあった
・公式問題集(V、Q、総合)


Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
良心的な料金体系で、話しやすかったためLaurenに決めました。こちらから気になる点を相談するとアドバイスをくれるタイプで、ある程度自分で考えたい私には合っていました。レジュメやエッセイを決められた文字数に収める編集力は素晴らしいです。インタビュー対策は、建設的なアドバイスと自信を持てるような声掛けをしてくれました。
2度目の受験時は、リアプリカントエッセイと test waiver エッセイを中心に見てもらい、インタビュー対策は依頼せず自力で準備しました。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
設問に答えつつ、アピールしたい点をすべて盛り込むことを意識しました。Laurenの編集力には助けられました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
初年度受験時は、直属の上司と、ワシントン大学留学時の教授に依頼し、一切内容の打合せはせずお任せしました。再受験時は、直属の上司(1年前と別の部署にいたため、別の上司)に依頼し、内容の打合せをして書いていただきました。苦労した点は、機密性が高い業務に従事しており具体例を書きづらかったことと、日本的な謙虚さを捨ててアメリカ水準に合わせて書いてもらうことです。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
転職活動を通して日本語で面接を繰り返したことがMBAのインタビューにも活きました。スクリプトは用意せず、よくある質問の答えとアピールしたい点を準備し、キーワードを頭に入れるのみに留めました。逆質問は、インタビュー中で質問されずアピールできなかった部分を語れるようなものを投げかけました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
バックグラウンドの希少価値、学校へのフィット、単願で再受験している熱意をアピールしました。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
アメリカで就職するためアメリカの学校に絞りました。「ホスピタリティ×IT」の軸でキャリアを尖らせるためには Cornell Johnson 以外の選択肢はありませんでした。受験の費用と時間を抑えるためにも単願としました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 

<その他>

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
2回の受験を通して、多くの人が言う正解が、自分にとっての正解とは限らないと痛感しました。出願のタイミング、出願校数、テストの選択、勉強方法等、合格者の体験談や予備校の話に引っ張られすぎると良くないと思いました。MBA受験における選抜の特徴として、定員の数倍の受験者が応募してくる中で、各校の特色を出しつつ、多様性がある集団を作ることが念頭に置かれる点が挙げられます。自分の力だけではどうにもならないことも多く、テストスコア等の定量的指標は数ある評価軸の1つに過ぎません。「絶対」ということはないからこそ、行きたい学校に挑戦し、たとえ不合格でも合わない環境に入らずに済んだと前向きに捉えて受験を乗り切ってください!

Q. 一言メッセージ
ここまでお読みいただきありがとうございます。私の合格体験記を通して、「こんな人もいるのか」と思っていただけると嬉しいです。MBA受験の過程で肩身が狭い思いをしたり、孤独を感じたことがある人は少なくないと思います。特に日本の女性のMBA進学者が増え、様々な方面でリーダーとして活躍できる未来が来ることを願っております。

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