合格体験記 / ハーバードビジネススクール / Harvard Business School /Jzookes

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
Jzookes

Q. 進学予定校
Harvard Business School

Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地
アメリカ

Q. 受験校
HBS, London Business School (LBS), Oxford

Q. インタビュー実施校
HBS, LBS, Oxford

Q. 合格校
HBS, LBS, Oxford

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
25歳以下

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
6-18歳スイス在住、18-25歳イギリス在住

Q. 費用
私費

Q. 奨学金
応募・検討中

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
大学・大学院、海外(英国)、国立、理系

Q. GPA
3.67

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT:730 (V:39/ Q:50/ IR:8.0/ AWA:6.0)

Q. 塾
なし

Q. カウンセラー
なし、卒業生・在校生へインタビュー(日本人1人、アメリカ人1人、ヨーロッパ人1人)にヒアリング

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
私は日本生まれ、スイス育ち、でイギリスで大学以降を過ごしているので、どちらかと言うと英語が得意です。大学ではChemical Engineering(化学工学)で学士、バイオテクノロジーで修士を取りました。その後、ニッチですが、製薬業界で製薬の有効成分を製造する技術の営業を日系企業のロンドンオフィスで行っておりました。

Why MBA?

Why 留学?
Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
もともと化学工学を製薬製造に応用した営業をしていたので、とても充実した社会人生活を送っていました。一方で、営業している技術自体はかなり確立されたものでした。営業を続けるにつれ、大学時代に学んでいたような革新的な技術を育てたいという気持ちが次第に強まってきました。そこで今まで培った営業力と技術の知識を使い、自分で起業したいと思い始めたのですが、どこから手を付けて良いのかわかりません。良い技術を見極め、事業化していく。そのプロセスを一番熟知しているのはどの職業か、と考えたときにDeep techやアーリーステージのベンチャーキャピタリストがそれに値すると思いました。ベンチャーキャピタリスト、またはテック系起業家になるため、現在の自分に足りないファイナンス、マネージメント、Entrepreneurship、ネットワーク、リーダーシップをすべて伸ばせるネクストステップはどこか、と探していたところにMBAという選択肢を見つけ、留学を決意しました。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
前述したように、目的は世界を変えるような起業家、またはベンチャーキャピタリストになるためのビジネス知識、ネットワーク、リーダーシップを身に着けることです。MBAでは主に起業家・VCコミュニティに積極的に入り込み、活躍したいと思います。また私はラグビーを中学から今現在もやっており、MBA在学中にはこちらにも力を入れたいと思っております。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
世界の人々に価値を感じてもらえるような事業を起業するか、それらを支えるベンチャーキャピタリストになりたいです。本音はどちらともやってみたい、です。世界に通じる最高のビジネスプロフェッショナルになりたいと思います。そしてそのような志をもつ仲間といつまでも交流を続けたく思います。

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2019年の6月にGMAT勉強を始め、2019年8月末に受験をしました。9月から12月にかけ、HBS、LBS、OxfordにApplicationを出しました。2020年1月-2月はとにかく、面接の準備に励み、友人に何度も模擬面接をしてもらいました。2020年2月には面接モンスターになっており、何を聞かれても答えられる自信があるところまで準備しました。2020年2月末に3校の面接を終え、2020年3月に合格しました。GMAT 準備から合格まで、合計で9か月かかりました。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
GMATに関しては大学が理系なこともあり、Verbalが苦手だったので、Manhattan Prep のVerbal Package (後述)を買い込み勉強しました。平日は一日2時間、週末は一日5時間程度を2か月続けました。GMAT模試は6つGMAT Official Guideについているものを買ってやりました(そして一つの模試を時間測って3度ほどやりました)。点数は模試はすべて本番前々日にやった一つを除き、すべて700点以下でした。準備期間は2か月、幸いGMATは一発で700点以上取ることができたので、それ以上スコアを上げるための再受験はしませんでした。

受験に関しては、とにかく自分のネットワークに在校生、卒業生から受験の時の話を聞きまくりました。ロンドンにいたのでLBSとOxfordのMBA説明会に行きました。確か2019年の10月頃だったと思います。この際に日本人だということを使い日本人の在校生にお話しを聞けたときは、日本人であることのありがたみを感じました。

エッセイの書き方はイギリスとアメリカで大きく違います。イギリスのものは慣れていたので、聞かれたことに答える形で書きました。アメリカ(HBS)のエッセイは大学同期でスタンフォードMBAの友達のもの、そして日本人在校生のものを共有してもらって、熟読しました。大体、それで書き方はわかったので、自分なりに自分のVision、生い立ち、キャリアを盛り込んだエッセイを書き提出しました。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
GMATの準備(Manhattan Verbal 三冊、受験費用一回、GMAT Official Guide、合計$750)、MBA受験費(3つ、$750)で$1500ほど

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
今ちょうど資金に関しては色々集めているところです。HBSには沢山奨学金もあるので、貯金、借金に加え、Applyしてみるつもりでいます。

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
大学がイギリスだったのでTOEFL/IELTSは必要ありませんでした。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Verbalは苦労しました。とにかくManhattan PrepのVerbal 三冊:SC, RC, CR, を買い、手法を学びました。SCとRCに関してはテクニックだと思いました。あとは時間配分ですが、こちらは腹をくくってGuessする勇気が必要だと感じました。


Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
カウンセラーは使いませんでした。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
LBS, Oxfordは質問に答える形式なので、自分らしく答えればいいと思います。HBSのものは自分のストーリーを考えないといけません。自分を熱くさせるもの、感動させるもの、将来への夢の大きさすべてを入れる必要があります。幸い、先輩一人、そしてStanford GSBにいる学士同期の一人がエッセイを私に共有してくれたので、それを見て、大体のイメージがつきました。ちなみに受かった人のエッセイをまとめている書籍などがあるのでそれを参考にするのもいいと思います。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
推薦状には、まずMBAの大学がどのような資質を学生に求めているのかをしっかり把握し、評価軸を上司、顧客に説明しなければなりません。要は書いてくれる人も忙しいのでなるべくイメージをクリアに伝えることが大事だと思います。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
インタビューについては、まず聞かれそうな質問をリストアップし、これをフラッシュカードの表に書き、裏側に答えを書きます。これを120枚(Why MBAなどGenericなものが半分-60枚、そしてその学校に特化した質問は各校20枚ずつ)くらい作ります。そして寝る前に最初の20枚、繰り返しで答えていきます。質問を見た瞬間に答えが浮かぶようになったら次の20枚をやります。それを6回やるのです。あとは同じ経験でもいろいろな質問に答えられるようないわば”Golden nugget”的なストーリーをいくつか持っておくことが大事です。ある程度パッと答えが出るようになった時点で、口に出してみて、自然なデリバリーができているか、確認するといいと思います。録音もおススメです。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
まずは自分のユニークさに胸を張ることです。さらには職種的にも自分と同じの経験をした人はいなく、自分なら自分なりの視点でクラスの発展にを貢献できるとアピールすることだと思います。一方で、「自信はあるけど、僕はまだまだで、これからなんです。学びたいことが沢山あります」という姿勢を謙虚、そして正直に話すことが大事です。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
当時ロンドンに友達と長年の彼女がいたのでイギリスのLBS、Oxfordが良いと思いました。Oxfordにしたのは学士・修士がCambridgeだったので”the other side”に興味があったからです。HBSに関しては、やるからにはダメ元でアメリカのMBA:StanfordかHBSを一つ受けたいと思ったからです。どちらともやると疲弊してどちらも受からないような気がしたので、仕事上馴染みがあったボストンにあるHBSを選びました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
自分が熱を持っているVC・起業に関してはやはりアメリカが一番盛り上がっていると思いました。MBA後はVC・起業の最先端であるアメリカにいたいと思ったので、アメリカにあるHBSに決めました。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
OxfordとLBSには2019年9-11月にキャンパスビジットに行きました。選考においては、キャンパスビジットしたよ、くらいで、あまり効果はなかったと思います。しかし、キャンパスビジットで会った人たちとは今でも繋がっております。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。


HBS, LBSのインタビューの際の面接官は相当しっかりエッセイを読み込んでいるので、エッセイに書いた内容は詰められても良いように熟知しておくことが大事です。あとは、もし英語ネイティブの方で、文学部(English/American Literature)を勉強していた方などが友人にいれば、彼らにエッセイをレビューしてもらうのが良いと思います。キレイな英語で書かれていると内容がそこまでよくなくても、スラスラ読めて、採点する人も好印象を持ってしまいがちだと思います。

MBA留学の決意をした大きな理由の一つにそこで作るネットワークがあると思います。私は塾やカウンセラーを一切使わず受験しましたが、その代わり、自分のネットワークから、在校生、卒業生、へ話を聞きまくりました。大学の文学部の友人にはすべてのエッセイをレビューしてもらいました。コンサルの友人たちには面接の模擬試験を面接が始まる1ヶ月前から、週3度ほどやってもらいました。MBA前から自分のネットワークをなるべくレバレッジすると、金銭的なコストが抑えられると同時にMBAとは何なのか、の肌感が直接わかるので強くおススメいたします。

Q. 一言メッセージ
MBAに受かっても、受からなくても、今MBA受験を考えている、準備をしている、意識と努力は必ず力になります。You are already successful, no matter what。応援しております。

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