合格体験記 / シンガポール国立大学 / National University of Singapore / TS

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)

TS

Q. 進学予定校

National University of Singapore

Q. 進学予定校のカテゴリ

Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域

アジア

Q. 受験校

National University of Singapore

Q. インタビュー実施校

National University of Singapore

Q. 合格校

National University of Singapore

Q. 性別

男性

Q. 出願時年齢

26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)

旅行程度の経験以外無し

Q. 費用

社費

Q. 奨学金

未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内・国立・大学院・理系

Q. GPA

学部2.9 / 大学院3.5

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

IELTS(OA6.5/L5.5/R7.5/W6.0/S6.0)
GRE113(V147/Q166/AW2.5)
2022年6月から4ヶ月連続で計4回GMATを受験しましたが、目標点(600点)に到達しなかったのでGREに転向しました。
その後、2022年10月に受けたGRE1回目でGMAT600点相当以上のスコアが出たのでそこでスコアメイクを終了しました。

Q. 塾

Gprep、Affinity

Q. カウンセラー

AGOS(エッセイ/インタビュー)、Nish(インタビュー)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

新卒でエネルギーインフラ企業に入社し、建築業界向けの法人営業や事業開発に携わりました。入社3年目には建築デザインファームに出向して環境エンジニアとして1年間勤務した経験があります。
大学/大学院では都市開発をエネルギーの観点から研究していました。
学生時代に南米や東南アジアを各1ヶ月、バックパッカー的に旅行したことはありますが、長期留学や駐在の経験はない純粋なジャパニーズです。

Why 留学?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

留学に行こうと思った理由は、自分の思い描くスマートシティビジネス@東南アジアを実現できるようなビジネスリーダーになりたいと考え、そのために最適なのがMBA留学と考えたからです。

エネルギー問題に関心を持ったのは中学のときで、授業でエネルギー問題について学んだ際、将来の不安と現状への不安を感じたことがきっかけでした。その後、エネルギー問題解決を自分のライフミッションと考えるようになり、高校では風力発電の効率測定を行うなど、自主的に学びを深めていきました。
大学/大学院では都市計画の観点からエネルギーを研究し、開発需要旺盛な都内の再開発でエネルギーソリューション提案を行いたいと考え現職に入社しました。その一方で、内定者時代に訪れた東南アジアでまちづくりとエネルギー利用についてのポテンシャルを感じ、将来的にはスマートシティ分野のビジネスをアジアで展開したいと考えるようになりました。
他方、入社後に業務経験を積む中、思い描くビジネス展開を実現するには課題があると考え、アジアビジネス理解やアジア人脈構築のためアジア(特にアジアのハブであるシンガポール)のMBAを目指し始め、会社の社費選考を経て今に至ります。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

留学の目的は、まず「アジアビジネスの理解」です。具体的には、0から1のフェーズでビジネスを立ち上げるときのマーケティングやビジネスモデル作り、1から10のフェーズでの成長戦略や人材育成、そして10から100のフェーズでのグローバル展開戦略など、アジアでビジネスを行うための幅広い知識やスキルを身につけたいと考えています。

また、留学先の東南アジアでの人脈構築も重要な目的です。アジアのビジネスは、ネットワークや人脈が非常に重要な役割を果たします。そのため、留学中に多様な人と出会い、つながりを広げることで、将来のアジアでのビジネス展開につながると考えています。

留学先での活動としては、エネルギークラブの活動に参加することを考えています。また、不動産学専攻を選択し、アジアでの不動産ビジネスについて学びたいと思っています。さらに、エネルギー系を軸に、VC、コンサル、金融など様々な業界のインターンシップを通じて、幅広いビジネス知識を身につけたいと考えています。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。

留学後のビジョンは、東南アジアを舞台としたエネルギー×まちづくりの軸で、既存事業に次ぐような「事業の柱」を立ち上げることです。留学を通じてアジアビジネスの理解と東南アジア人脈の構築を目指し、エネルギークラブの活動や不動産学専攻、インターンシップを通じて幅広い知識や経験を積み、将来的には、これらの経験を活かして東南アジアのまちづくりとエネルギーの課題解決に貢献したいと考えています。具体的には、現地の課題やニーズに合わせたビジネスモデルの開発や、新エネルギー技術の導入による省エネや再生可能エネルギーの普及など、持続可能な社会の実現に向けたビジネスを展開していきたいと考えています。

Preparation for Application

<概論>

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

・2015年頃 就活生向けの先輩社員登壇イベントの中に米国MBAホルダーがおり、MBAを知る。
・2016年夏頃 アジアMBA留学を意識し始める。
・2020年秋頃 次年度社費選考合格を目指し始める。AGOSでIELTSの講座を受講開始し、以降ダラダラとIELTSを勉強する(初回は2021年4月に受験して確かOA5.5だったような…)
・2021年3月 社費選考に向けた準備を本格的に開始。
・2021年9月 社費選考出願。
・2021年10月 社費選考合格、IELTSの勉強を本格的に開始。
・2022年1月 IELTSスコアメイク完了、GMAT勉強開始。
・2022年4月 AGOSとカウンセラー契約。
・2022年6月 GMAT1回目(560点)こんなものかと思う。
・2022年7月 GMAT2回目(590点)この調子なら600点は堅いと思う。
・2022年8月 GMAT3回目(540点)びっくりする。
・2022年8月下旬 シンガポールへキャンパスビジットする。
・2022年9月 GMAT4回目(570点)GMATを諦める。
・2022年10月 GRE1回目(113点)対策5日でGREを受ける。早くGREに転向しておけばよかったと思う。スコアメイク終了。
・2022年10月 NUS出願(スコア以外は準備終わっていたのでGRE受験前の10月上旬に出願は済ませていました。アドミと相談の上でテストスコアはブランクで出しました。)
・2022年11月初旬 NUSからインタビューのインビが来る(GREのスコアシート送付後1日で来ました)
・2022年11月中旬 NUSのインタビュー実施。
・2022年11月下旬 NUSから合格メール受領、受験終了(インタビューから1週間で合格が来ました。)

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

私は大学院や受験方法についての情報収集を以下のように行いました。

まず、会社の社費派遣経験者にアドバイスを求めました。社費選考に合格した先輩方の経験談やアドバイスは非常に参考になりました。

また、Linkedinを受験初期段階から充実させ、志望校の在校生や卒業生と30分~1時間程度のコーヒーチャットを行いました。彼らの体験談や情報収集に役立つ情報を教えていただきました。

さらに、2022年8月に1週間ほど休暇を取ってシンガポールに行き、志望校のアドミッションオフィスや在校生とリアルで話をしました。キャンパスの雰囲気や学生の生活、教授陣の研究内容などを直接聞くことができ、大変有意義な時間を過ごせました。

また、社費選考合格前から志望校が開催するイベントをチェックし、極力出席していました。そこで知り合った在校生やOB・OGと話をすることができ、貴重な情報を得ることができました。

結果的に、社費選考前には30人ほどと話をし、社費選考通過後には20人ほどと話をすることができました。これらの情報収集の方法は非常に役立ち、志望校選びや受験に大きな助けとなりました。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。

120万円くらいです

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

社費ですが、受験費用は自費でしたので、2019年くらいから毎月3万円を定期預金に入れて貯金することを中心に受験費用を捻出しました。

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

R:IELTS3500単語集と公式問題集で対策しました。
L:「The IELTS Listening Test」というYoutubeチャンネルで毎日問題が更新されるので日々演習に取り組んでいました。分からない部分はYoutubeでスクリプトを確認して認知出来るまで聞いていました。
S:インタビューカウンセラーとしてもお世話になったNishさんの講座が良かったです。
W:同じくインタビューカウンセラーとしてもお世話になったNishさんの講座が良かったです。あと、アゴス教材のテンプレは大変参考になりました。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

■GMAT
Math:マスアカを2周しました。胸を張って言えることではありませんが、これで48点未満は取らないようになりました。
Verbal:Gprepをメインに濱口塾の問題セットなどを使って勉強していました。GMATの結果は出ませんでしたが、英文の読み方にシステマチックなアプローチが紛いなりにも出来るようになったのは、SCで勉強したおかげだと思いました。
■GRE
GMAT4回目が撃沈し、Affinityの飯島先生に個別カウンセリングを申し込みました。診断の結果、GRE転向でスコアが上がる可能性があるという話になり1週間後のGREを即予約。AffinityのRC講座とMath講座をピンポイントで受講して対策したところ、何とかGREで結果が出ました。GREのスコアが画面に出たときは本当に嬉しかったのを覚えています。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

AGOS林さん(エッセイ):志望校への実績が豊富な方でしたので起用しました。AGOSだと岡田さんと迷いましたが、両方の体験セッションを経て林さんに決めました(岡田さんも素晴らしい方でしたが、社費選考過程で考えが固まっていたということもあり、方向性を指し示してくれる林さんの方が私としては合っていると判断して決めました)。昨年度合格した先輩がエッセイに盛り込んだエッセンスを伝えて下ったので、とてもエッセイが書きやすくなりました。
Nishさん(インタビュー):会社の先輩からのオススメでインタビュー対策をお願いしました。インタビューのインビが来てからの1週間、毎日1時間のセッションを入れて対策しました。まず一般的な質問に対して、自分が言いたいことを伝え、Nishさんがその内容をまとめて英文を口頭で披露&動画で送ってくれる、というスタイルでした。大変合理的なやり方で個人的にはとてもオススメです。もちろん、トリッキーな質問に対する対策もしてくださったので自信を持ってインタビューに臨めました。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

社費選考の時点で50枚くらいのPPTに自分の考えをまとめていたので、正直苦労しませんでした…!社内向けの表現から、「如何にMBAのコミュニティに貢献するか?」という視点にアジャストしたくらいでしょうか。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

新卒~4年目までの上司と、出願時点での上司の2名にお願いしました。
2022年6月頃に推薦文を執筆頂きたい旨、お願いしました。
進め方としては、まず推薦者に質問を送り、日本語で推薦文を記載頂いた上で、DeepLで英訳し、AGOSのネイティブにチェックしてもらいました。
※2022年時点では、NUSの推薦状はレター形式ではなく、個別質問を学校独自のWEBフォーマットに記入する方式となります。このフォーマットには隠れ文字数制限があり、(1,000wordsではなく)1,000charactorsですので、直前になって焦って文字を削るハメにならないよう十分ご注意ください。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

スコアメイクが遅れたため、インビから本番まで準備がギリギリだったのが反省です。一方で上記カウンセラーの項目で記載したように、Nishさんとのセッションの中でインテンシブでしたが充実した準備ができました。NUSで昨年および今年どんな質問があったのか情報も豊富でした。マッチするインタビューカウンセラーであることと志望校の情報を沢山持っていることの2点がポイントだったと思います。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

心がけたのは以下の3点です。
・キャリアゴールまでのストーリーを原体験から遡ること
・理系、具体的には建築系のバックグラウンドであること
・エネルギー×まちづくりでどのように世界を変えたいかということ

<学校選択>

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

アジアという軸があったので、初めからアジアMBAにフォーカスしてました。その中でもアジアのハブであるシンガポールを第一優先で考えていて、その中でも経験したいことにマッチするNUSを第一志望にして受験しました。もし不合格だった場合は南洋理工大学を受験しようと考えていました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

・エネルギークラブと不動産専攻の存在があること
・アジアNo.1の総合大学であること
・期間が2年弱とアジアMBAでは比較的長期間であり、腰を据えて取り組めること

<その他>

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

N/A

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

GMATの勉強を始める前や序盤に、GMATとGREのどちらが自分に合っているか(勉強の進捗に併せて双方のPrepを受けるなどして)丁寧に確かめるべきでした。

Q. 一言メッセージ

学生時代にディズニーシーでアルバイトをしていたことがあるのですが、シンドバッドストーリーブックボヤッジというアトラクションが好きでして、「人生は冒険だ 地図はないけれど 宝物探そう 信じて Compuss of your heart」というシンドバッドのセリフがあります。
受験中めげそうな時は良くこのセリフを思い出して自分を励ましていました。
受験プロセスで迷うことも多くあるかと思いますが、皆さんも是非「心のコンパス」を信じて進んでいってください!

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