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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)

T.N

Q. 進学予定校

IESE Business School

Q. 進学予定校のカテゴリ

Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地域

ヨーロッパ

Q. 受験校および出願ラウンド

2021: IESE(R2)
2022: IESE(R2)
2022: IESE(R1)

Q. インタビュー実施校

2021: IESE(R2)
2022: IESE(R1)

Q. 合格校

2021: IESE(Waiting List)
2022: IESE

Q. 性別

男性

Q. 出願時年齢

31歳〜35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)

旅行程度の経験以外無し。所謂純ドメ。仕事でも英語を使用する機会はほとんどなし

Q. 費用

私費

Q. 奨学金

未取得

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)

国内・国立・大学・文系

Q. GPA

2.8/4(大学)
3.54/4(WES)

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))

GMAT:690(33/49/4/3)、TOEFL:105(28/28/21/28)、IELTS:7.5(9/7.5/6.5/6.5)

Q. 塾

2014~2017: AGOS(TOEFL & GMAT)
2017~2019: WEB TOEFL(TOEFL)
2019~2022: Affinity英語学院(GMAT & IELTS)、Nish(IELTS Speaking)
2022: IELTS answers(IELTS Writing)

Q. カウンセラー

2021: Ed、L-ink(木下先生)
2022: Sam Haldeman

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

商学部を卒業後、日系金融機関に新卒入社。入社後、キャリアの多くをオペレーション改革に従事する(直近ではデジタルを活用した業務効率化に取り組む)。金融機関に勤めていながらも、ファイナンス業務の経験は少ししかない。また、仕事で英語を使う機会はほとんどなし。

Why 留学?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

海外の大学院で勉強したいという強い思いが入社後からあった。また、経営にかかるハードスキルを一度体系的に学びたいと考えた。この2つの条件を満たすのがMBAであったため、MBA留学を目指そうと決意した。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。

①多様性の高い環境下で集中して経営について学ぶ
②様々な国籍のクラスメイトとの交流
③スペイン語の習得
④バルセロナ生活満喫(人生初の海外生活を思い切りenjoyする)

Q. 留学後のビジョンを教えてください。

キャリアチェンジをしたいと考えているものの、留学後のビジョンは明確に決まっていない。
海外就職(もしくは日本にいながらも一定程度の国際性が確保できる環境)かつ公益性の高い仕事に就きたいと考えている。

Preparation for Application

<概論>

Q. 留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

TOEFLに5年かかったのち、GMATに2年、Application準備(CV、Essay、Interview対策)を3ヶ月で仕上げ、Waiting Listから不合格となりました。(2021年受験)
その後、リアプリとしてIELTSのスコアを取得(TOEFLのスコアが失効したため)、Applicationを再度推敲し、2022年に受験、第1志望であるIESEから合格を受領し、受験を終えた。
詳細は以下のとおりだが、MBA受験を始めてから、合格まで8年半かかった。
2014年6月:MBAに対する漠然とした憧れからAGOSへの通学を開始
2014年8月:初TOEFL受験。確か20点~30点台。リスニングは何を言っているのか全く分からない。100点までの道が遠いことを悟る。
2014年9月~12月:継続的に勉強を続け、12月の試験で76点を取得。この調子でいけば100点はすぐに取れると勘違いする。
2015年1月~2016年4月:スコアが76でスタックする。ダラダラと勉強だけは続ける。
2016年5月:80点台前半を取得。漸くスコアが少しだけ上がり一安心
2016年5月~12月:12月の試験で84点を取得。この調子でいけば何となるとまたもや勘違いする。
2017年1月~7月:7月の試験で91点を取得。100点は目の前だと思い込む
2017年8月~2018年1月:スコアが全く上がらずさすがに焦る。
2018年2月:どうして良いか分からず途方に暮れていたが、AGOSの夏祭りで会ったCBSの在校生の薦めもあり、WEB TOEFLの受講を開始する。結果的に、WEB TOEFLの受講が105獲得のためのターニングポイントとなった。また、自身の認識の甘さを痛感し、以降飲み会はオフィシャルなもの以外は全て断り、業務後および土日の自由時間は全てTOEFLの勉強に充てる。
2018年2月~7月:葛山先生のアドバイスに従い、今までの勉強方法を見直し、WEB TOEFLの教材を使用して、基礎から地道に英語のトレーニングを行う。7月の試験で98点を取得。実力がついてきたことを実感する。
2019年2月:漸く100点を取得。USトップスクールの合格足切の105を目指すことに切り替える。
2019年11月:100点取得から半年程度かかったが、105点を取得。TOEFL終了
2019年12月:Affinity(GMAT)に通学開始
2020年1月~2020年10月:Prepで500点台後半~610点を連発。本試験を受験できる実力がないことを悟るが、Class of 2023の受験が近づいてきており、思い悩む。
2020年11月~2021年3月:諸事情により勉強休止。この時期はMBA受験を開始してから初めて、「本当にMBAが必要か」を自問自答した。
2021年4月:ふとしたきっかけでIESE Admissionの西田さんと面談。IESEに強く惹かれ、再度MBA受験の勉強を続けることを決意。また、志望校もそれまでUS Topスクールを第1志望としていたが、IESEを第1志望に変更する。Affinityの講座を再度受講開始
2021年5月~10月:Prepで高得点が出るようになり、10月の試験で690点を取得。結果的に、1回の試験で目標点(680点)を上回ることができた。GMATは終了し、Essayに移行
2021年11月~2022年1月:Application準備開始。TOEFL取得から時間が経過していたため、英語が完全にさびついていた。Google先生で日本語を英語に翻訳しないとEssayが書けず、Mock Interviewでは英語がほとんど喋れず。。。
2022年2月:InterviewおよびAssessment Day(Web)に参加。結果はボロボロ。英会話能力のなさを痛感する。
2022年3月:Waiting List通知を受領。
2022年4月:Waiting List update essayを送付
2022年5月:追加Assessmentの連絡があり、Kiraを受けるも、1週間後にWaiting List不合格通知を受領
2022年6月:Affinityの飯島先生と相談し、MBAへの夢を諦めきれず、再受験を決意。
①不合格になった反省を踏まえ、Holisticに物事を進める。出願ラウンドから逆算して、何をいつまでにやるかスケジュール化した。
②前年のApplicationの準備不足の反省を踏まえ、Samと契約。今思えば、Samとの契約がIESE合格のためのBest Decisionであった。
2022年6月~2022年9月:IESE Alumniとのネットワーク、学校リサーチ、IELTSの勉強、CVのブラッシュアップ、Essayのネタ出し、Interview対策等、やるべきことをマルチタスクで進める。
2022年10月:IESEに出願。出願時のIETLSスコアが7.0だったため、IELTSの勉強は継続
2022年11月:InterviewおよびAssessment Day(Web)実施。同時にIELTSを7.5にアップデート
2022年12月:IESEから合格連絡を受領。長きに渡る戦いが漸く終わった。嬉しさと安堵が入り交じる。受験終了

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

学校公式サイト、日本人在校生が運営する学校サイト、学校主催のinfo session、在校生/Alumniへのコンタクト
⇛志望校については、早い段階でLinkedin等で日本人在校生/Alumniとコンタクトを取ることを強く推奨します。

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。

あまりにも受験が長すぎて計算していません笑。結構かかっていると思います。

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

社会人の早い段階から私費でMBAに行くことを想定していたため、貯金はしていた。また、コロナ禍で外食や集まりがなくなったこともあり、受験費用の工面には特段困らなかった。進学後の授業料・生活費等も当面は自己資金で賄う予定

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

TOEFLの勉強方法については、スコア取得から時間が経過しており、スコアも失効しているので割愛。IETLSの勉強方法のみ以下に記載。
IELTS:
Affinityの講座をベースに、飯島先生、内宮先生のアドバイスに従って勉強していた。セクション毎の勉強方法は以下の通り。
Reading:①AffinityのIELTS LRクラスを受講、②多読、③過去問
LRクラスで解法を学んだ後は、毎日の多読を継続し、過去問を解いて演習を重ねる。

Listening:①AffinityのIELTSのLRクラスを受講、②音読およびディクテーション、③音楽、英語のスピーチを完全に模倣する、④過去問
リスニングは日々の継続が鍵となる。LRクラスで解法を学んだ後は、音読を通じて英語を英語のまま理解する習慣を身につけ、ディクテーションで「何故その音が聞き取れないか」を丁寧に分析していた。なお、音読を行う際は、発音、発生、イントネーション等を完全に模倣するよう意識。

Speaking:①スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集、②Nishの個別Speaking Lesson
スピーキングは①の参考書で基礎を学んだ後、Nishと個別トレーニングを重ねた。
Nishの模範解答を参考に、7.0を取得するための回答を研究しながら、練習を継続

Writing:①スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集、②IELTS answerによる添削
①の参考書で基礎を学んだ後は、IELTS answerに添削を依頼⇛返却答案を復習するの繰り返し

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

GMATについても、IELTS同様、Affinityの講座をベースに、飯島先生、内宮先生のアドバイスに従って勉強していた。総論として、①GMATは英語力および思考力を問う試験なので、双方をバランス良く鍛えること、②完璧主義に陥らないことが大切。特に、高得点を狙いすぎるがあまり、完璧主義に陥る(Verbalの全セクションで高得点を目指す等)人が多いように感じた。セクション毎の勉強方法は以下のとおり。

【Verbal】
①Affinityの戦略・演習クラスを受講、②過去問を解く
学習を行う際は、正解した問題についても、除外した選択肢を、「何故その選択肢が正解にならないのか」を人に説明できるレベルにすることが大切。一見、地味で時間がかかる作業だが、このプロセスを積み重ねることで思考力がついてくる。
戦略としては、得意なSCを重視、RCは多少時間をかけながらも丁寧に解き、CRは苦手だったので解けない(迷う)問題が出たときはランクリするようにして、SCやRCに時間を割くようにした。飯島先生のアドバイスもあり、途中から苦手なCRを思い切って捨てた結果、BreakThroughし、1回目の試験で690を取得することができた。

【Math】
①Jmath教材、②過去問、③AffinityのMath演習クラス
Mathについては、中学・大学受験で数学を使用していたこともあり、そこまで苦労しなかった。Jmath教材で基礎を学んだ後は、演習を重ねた。

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

Sam Haldeman
知り合いからの紹介を受け、2022年(リアプリ)はSamに対策をお願いした。Samと契約したことがIESEに合格するうえでのBest Decisionsの一つだったと強く感じる。
①何故不合格になったのかを一緒に分析し、Essay以外で足りなかった点を助言して貰う
②リアプリだったので、昨年からのImprovementをAdmissionにどう見せていくかについて、一緒にプランを練る。
③昨年失敗したInterview対策も、Basic Storylineを作成してからMockを行う。
メールの返信もquickかつ丁寧で何が足りないかを具体的にアドバイスしてくれた。
SamなしではIESEの合格は考えられなかったと思う。
テスト対策を終えてから、Application準備を行うでは間に合わないので、早い段階でカウンセラーにコンタクトを取り、出願戦略を立てることをお勧めします。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

職歴が弱いと感じていたので、職歴の見せ方(分かりやすく見せる、一貫性を持つ、定量的評価を加える)に苦労した。Post-MBAゴールについては、明確なアイディアが中々出なかったため、相当のリサーチをして、MBA卒業後に、実現可能なゴールを仮説化してEssayに落とし込むことに苦労した。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

幸いにも快く引き受けてくれた方がいた。CV、Essay、推薦状は1セットでアプリカントの特性を示す書類である。自分が信頼できてかつ自分のことを良く理解してくれている人に頼むことが肝要であると感じた。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

1回目の受験時は、根本的な英語のコミュニケーション能力が足りていないことが不合格になった原因であると考えていたため、テスト対策をしながらも、英会話能力の向上を図ることを強く意識した。また、面接官が過去に行ったインタビューの質問を入手し、傾向分析を行ったうえで、Basic Storylineを作成した。
また、Interview対策においては、Samのほか、NishともMock Interviewを行った。Interview対策は、質に加えて、量も大事になってくる。Nishの個別レッスンは値段も安価かつクオリティも劣後しなかったので、個人的にはお勧めである。
インタビュー対策に相当時間はかけたが、結果、インタビューにおいて、すべての質問に対応することができた。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。

IESEへの熱意。ただ、その熱意をアピールするために、多くの時間を学校研究に割いた。

<学校選択>

Q. 受験校はどのように選択しましたか。

一言で言えば直観。IESEのPhilosophy(The Spirit of Serviceに代表される奉仕の精神)、ビジネススクールでありながらも社会貢献を重視している点に共感した。また、在校生、アラムナイの方々も本当にcollborativeかつsupportiveな人が多く、この学校で学びたいと心から思えた。
ロジカルに言えば、①学生のバックグランドの多様性(この理由からUSは×、アジアも×に近い▲で欧州に決定)、②プログラムの長さ(腰を据えて学びたかったので最低1.5年は欲しかった) 、③コスト(ロンドンやパリは物価が高いと感じた)、④気候(晴れの天気が多いバルセロナに魅力を感じた)を加味して、IESEに決定した。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。

同上

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

これから受験をされる皆様が私のように無駄に長い受験年数を経験しないために、以下3つのアドバイスを送ります。
①受験はホリスティックに進めること
→志望校の出願ラウンドから逆算して、何をいつまでにやるべきかを最初にある程度決めた上で、マルチタスクで準備を進めていきましょう。
テスト対策はもちろん大事ですが、私みたいにテスト対策を終えてから、学校研究、CV作成、Essay作成といった感じで進めていると時間が足りなくなります。
②カウンセラーと早く契約すること
→①の出願対策を立てる上で、役立つのがカウンセラーです。早めに契約しましょう。人気のあるカウンセラーは枠が早くに埋まっていきます。
③趣味を作っておくこと
→趣味を作ると良いです。MBA受験の心の支えになります。モチベーションが上がらないときの気分転換にもなります。私はIESEに一度落ちた後、ヨガと瞑想を始めたのですが、心身ともに良い影響を与えていて、MBA受験中も、朝および夕方のヨガと瞑想だけは毎日継続していました笑。今もlifeworkにしています。 入学後も、同じ趣味を持っている人同士は、Globalでも仲良くなりやすいです。

Q. 一言メッセージ

「諦めたらそこで試合終了ですよ。」
ベタなアドバイスですが、この言葉を受験生に送りたいと思います。
受験から逃げたくなるような瞬間は多々あると思いますが(「エッセイにかけるようなプロフィールでない」「仕事が忙しくて勉強する時間がない」「テストで点数が取れない」・・・)、諦めて受験を辞めてしまったらそこで終わりです。時には歩いたって良い、時には休んだって良い、でも、本当にMBAに行きたいならば諦めないで下さい。一回のテストが失敗したくらいでへこまないで下さい。志望校に落ちたからといって諦めないでください。
私の受験体験は全く褒められたものではないですが、「諦めない心」だけは常に持ち続けてきました。
そして、今まだ入学前ですが、素晴らしい同級生や在校生、アラムナイの方々と交流し、諦めずにここまでやってきて本当に良かったと心から思います。
僕自身が多くの人のサポートを受けて、合格することができましたので、次は私自身が皆さんにgive backする番です。もし、受験等の相談があればお気軽にご連絡ください。
皆さんの受験、そしてMBA生活が実り多いものになるよう、心から応援しています!Vamos!!

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