合格体験記 / カリフォルニア大学サンディゴ校Rady School of Management / UCSD Rady School of Management  /T.T

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Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
T.T.

Q. 進学予定校
UCSD Rady School of Management

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA

Q. 進学予定校の地
アメリカ

Q. 受験校
UCLA Anderson, UCSD Rady, Texas McCombs, Babson, Tepper

Q. インタビュー実施校
UCSD Rady, Texas McCombs, Babson, (Tepperはインタビュー辞退)

Q. 合格校
UCSD Rady, Texas McCombs, Babson

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳〜35歳

Q. 海外経験と期間
幼少期に米国在住(0~4歳)。大学時代に1年間バックパッカー世界一周、3か月中国(上海)へ語学留学。

Q. 費用
社費

Q. 奨学金

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・国立・大学・文系

Q. GPA
3.0

Q. 受験した試験と出願スコア
TOEFL 102 (R:28/ L:27/ S:22/ W:25)
GRE 318 (V:148/ Q:170)
EA 161(V:11/ Q:18/ IR:12)

Q. 塾
AGOS

Q. カウンセラー
AGOSのネイティブカウンセラー

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
生まれは米国ですがほとんど記憶はなく、帰国後は横浜・東京で育ちました。
現在は日系の鉄鋼メーカーに勤めており、工場で3年(生産管理)→本社の営業企画部門で5年(予算策定・DX・SCM)というキャリアです。ドメスティックでインナーなポジションを一貫して経験してきました。

 

Why MBA?

Q. なぜ、留学に行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
上述の通り、大企業でドメスティックな企画畑を歩んでいたのですが、グローバルで競争力のある環境に身を置きたいと思っていました。運よく社内推薦の話が舞い込み、飛びついたのがきっかけです

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
ネイティブと英語で対等に渡り合う素地を身に着けること、大企業に勤めているゆえに接点のないスタートアップやアントレの世界を勉強することの2点が最大の目的です。他にも、派遣元の会社のニーズを汲み取りクリーンテックやデータアナリティクスにフォーカスした学習もしたいと考えています。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
現在の会社に戻り、海外事業の立上げやカーボンニュートラルに向けたプロジェクトを経験したいと考えています。また、他にも副業として起業するなど自由な発想でキャリアを組み立てたいと考えています。

Preparation for Application

<概論>
留学を考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
21年2月:社内推薦(準備すべきことの多さに驚く)
21年3月:AGOS通学開始、TOEFLの学習開始(開始時70点代前半)
21年9月:GMATの学習開始
21年10月:TOEFLで最低目標の100点越え
21年11月:書類作成開始
21年12月:GMATのスコアが伸び悩みGRE・EAへ切り替え
22年1月:GRE・EAで及第点のスコア獲得、4校にRound2〆切ギリギリで出願、インタビュー準備開始
22年2月:各校インタビュー
22年3月:UCSD, TexasAustin, Babson合格通知、UCLAにRound3で出願(→不合格)

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
AGOS夏まつり、各学校の説明会、各学校のHP、OB/OG訪問

Q. 受験準備にかかった費用について、教えてください。 
社費

Q. 留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFLは、21年3月に初めて受けた模擬試験が70点代前半で、そこからトップスクール合格に必要と言われる105点を目標に勉強をスタートしましたが、最終的なスコアは10月に獲得した102点でした。
対策は、基本的にAGOSの授業と復習でした。スピーキング、ライティングは、添削される機会が継続して必要と考えて、オンライン英会話や外部講座(TST PREP)も受講しました。リスニングは、多くの方と同様に一番苦労しました。AGOS教材を根気強くシャドウイング・暗唱し、慣れてきたら倍速(1.2~2倍)で聞くようにしました。室内でひたすら音読するのが苦痛だったので、人気の少ない道や夜に散歩しながら音読するのが日課でした。(運動不足も解消されるのでおすすめ)

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
GMAT、GRE、EA全受験の修羅の道を歩みました。GMATをベースに対策をスタートし、トップスクール合格に必要と言われる700点を目標にしましたが、スコアが伸びず帝国ホテルタワーで何度も絶望を味わいました。GMATは最終的に600前半までしか取得できず、年末年始は最悪のメンタル状況のままエッセイに取り組むことになりました。GMATは相性が悪いと見切り、試しに一夜漬けでGRE・EAを受けたところ、それぞれGMAT換算670点・720点と換算スコアがあがり結果的に正解でした。よく言われることですが、単語問題を除いて、GMATからGREへの転向は難しくありません。GMATで要領よく点数を取る自信のない方は、GMATの対策をしつつ、GRE受験を見据えた単語勉強を早めにスタートし、GMAT・GRE両方に対応できるようにすると良いと思います。単語はどのテストでも役立つのでどれだけ覚えても損はありません。


Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
AGOSは会社からの指定でした。カウンセラーはAGOSネイティブ講師の何人かに接触して相性が良いと感じた2人とやり取りしました。1人は温厚で生徒の長所を見出すことに長けており、もう1人はキレキレ・ズバズバ系で効果的な表現・構成など惜しみないアドバイスをしてくれました。タイプの違う2人を選択することで、エッセイやインタビューの回答が多面評価されて洗練されていきました。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
まずは幼少期から人生を振り返り一気通貫のストーリーを設計しました。そのストーリーをベースに出願書類全体で自分が過不足無く表現できているか意識しました。エッセイ作成は、What matters most to you, and why? Why this school?という有名なスタンフォードのお題を突き詰めていくプロセスであったように思います。スクールによって設問は異なりアジャストは必要でしたが、一度核となるストーリーができた後は筆が止まるようなことがなくなりました。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
信頼のできる現職上司、元上司に依頼しました。矛盾が生じないように依頼時点でのレジュメやエッセイは共有しましたが、推薦状の内容自体は2人に完全に一任しました。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
30個ほど代表的な質問の回答を用意したうえで、エッセイと同じ2人のネイティブ講師とそれぞれ数回Mock Interviewをしました。面接官に退屈な奴と思われないように回答にユーモアを入れることを心掛けました。また、ネクタイはスクールカラーに合わせたり、ZOOMのバック画を各スクールが立地する都市の日本の姉妹都市にしたり、話のフックを節々に設けて印象に残るよう最大限工夫をしました。

Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
MBAのクラスの中ではマイナーとなるような業界・業種でしたので、自分にしかないであろう知識・経験でダイバーシティに貢献できるということをアピールしました。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
学部時代に経営学をすでに学んでいたこともあり、座学よりも実践的なカリキュラムが充実しているスクールで絞りました。あとは、個人の興味や会社のニーズを汲み取り、アントレやクリーンテック、データアナリティクスにフォーカスできるプログラムであるかを意識しました。ランキングは重視しませんでしたが、自分の力を試す良い機会と思いトップスクールも受験のポートフォリオに含めるように努めました。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
複数校から合格をいただき、それぞれエッジの利いた素晴らしいプログラムだったのでかなり迷いました。正直、プログラムとしての格や自分の軸とカリキュラム内容の合致という点ではMcCombsに軍配が上がっていましたが、少人数で歴史が浅い新進気鋭のビジネススクールの方がチャレンジングであるという天邪鬼的発想でRadyに決断しました。とはいえ、カリキュラム自体はしっかりしており、UCSDという総合大学としての基盤がしっかりしていることが決断を支える下地としてはあったように思います。その他にも、彼女(現在の妻)が、今後のキャリアを考えるうえで学べる環境がサンディエゴにあったということも重要でした。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

Advice and messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
MBA受験は諦めないことと切り替えることのバランスが大事だと思います。どんな苦境に陥っても諦めないのはゼロ番地です。ただし、1つ1つのプロセスに固執してしまうと、それが尾を引いてバランスが崩れてしまいます。私はテストスコアに固執してしまい、エッセイ作成に本格的に取り掛かれたのは12月からでした。結果的にいいカウンセラーにめぐり逢い満足のいくエッセイをRound2出願前に仕上げることができましたが、普通であれば破綻したスケジュールでした。アプリケーションはスコア、エッセイ、経歴、インタビューなどトータルパッケージで評価されます。例えばスコアが出ずとも気持ちを切り替えて別のプロセスに集中する、ときどき全体のバランスが崩れていないか立ち止まりチェックすることが大事だと思います。また、テクニカルにはTOEFL・GMATよりもIELTS・GREの方が負荷が少ないと思います。特に、私のように1年未満で準備を進める必要のある方は、よく周囲のカウンセラーやアルムナイに相談して、どのテストに取り組むべきか事前によく検討すると良いと思います。

Q. 一言メッセージ
留学準備では、職場での業務に加えて、スコアメイクや書類作成、インタビュー準備などマルチタスクをこなすことになります。それぞれのプロセスで挫折や深い失望感を味わうこともあると思いますが、諦めずに毎日前進してほしいと思います。

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