合格体験記 / ペンシルバニア大学 ウォートン・スクール / Wharton School of the University of Pennsylvania / Curry

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投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
Curry
 
Q. 進学予定校
Wharton
 
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
 
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
 
Q. 受験校
Wharton, 他US3校
 
Q. インタビュー実施校
Wharton, 他US3校
 
Q. 合格校
Wharton, 他US2校
 
Q. 性別
女性
 
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
 
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
学生時代に米国に1年留学
 
Q. 費用
私費

Q. 奨学金
未取得
  
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内/国立/文系   学士
 
Q. GPA
算出していない

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 720(39/49/5/3.5) / TOEFL 107(29, 29, 22, 27)
 
Q. 塾
なし
 
Q. カウンセラー
基本なし(Whaton TBDとセットでVince 1 セッション)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
プロフェッショナルサービスの会社でコンサルタントとして勤務後、別のプロフェッショナルサービスの会社で企画

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
学部時代に1年間留学した際、アジアや東ヨーロッパから学部や修士、博士で来てそのまま現地に残って仕事をしている留学生たちに刺激を受け、なんとなくいつか学位取得型の留学をしたいとは思っていました。また、所属していた企業の研修を同じ職階の海外オフィスのスタッフと一緒に受けたり、プロジェクトで協業する中で、同じレベルでパフォーマンスが出せていないなとの問題意識もありました。

身近な人がMBAに進学したことで、受験プロセスや就活、学費のファイナンス、卒業後のキャリアについて情報を得ることができ、経済学部に進学したものの不真面目な学生だったこともあり、私生活の状況の変化に伴いキャリアを変えたり仕事の幅を広げようとした時、もう一度学生に戻りビジネスを勉強するのもありかと思うように。

ただ、自分の性格的にMBAは非常にChallengingなこともあり(どちらかというときこもりがちな人間なので、ネットワーキングが非常に重要性なMBAは敷居が高すぎる感じがしていました)受験時点ではMBAに進学することはあくまで一つのオプションとしてみていました。仮に合格できても、仕事やプライベートの状況次第で判断しようと考えていました。
 
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
目的:キャリアチェンジ&米国での就業

活動予定:就活とアカデミック(数理統計系の授業の履修とソフトスキル強化)に加え、学生という身分を活かしてこれまで挑戦できなかったことに取り組めたらいいなと思っています。
 
Q. 留学後のビジョンを教えてください。 
(Tentative) Finance / general management in healthcare industry

Preparation for MBA application

<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
GMAT勉強&受験(2017. 2-2017.5)
MBA出願を決める(2017.8)
TOEFL受験(2017.8)
エッセイ・インタビュー(2017.9-)

受験を決める前に、Free Profile evaluation (+counseling)を米系のアドミッションコンサルティング会社2社
と行いました。(Stacy Backman, MBA mission)おそらく私のようなドメスティックな日本人(ずっと日本で育ち高等教育も日本で受け、仕事も日本)は両者ともあまり経験がなかっただろうこともあり非常に辛口でしたが、最初にこの洗礼を受けたのはよかった気がします。
 
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
本格的に受験することにするかギリギリまで悶々とし、受験を決めたときには主要なイベントは終了していたため、基本的にはインターネット&現役生へのコールドコールで情報収集しました。

最初にClear admit  やPoet & Quantsが出しているスクールガイドをみて、基本的な学校の特徴(都市部型vsカレッジタウン、コア・カリキュラムvs自由選択など、いくつかの観点からtop20のプログラムを解説している)を調べました。

ランキング上位の中で、立地・カリキュラム・就職に強いエリア・出願準備の負担等から出願校を決めました。

その後は、エッセーで取り上げたいことに関して、裏付けをとる&ガイドでは調べられないことを聞くため、現役生にコンタクトしました。その際は、各校でコンタクト先が日本人のみにならないように留意しました。皆さん忙しいのにメール・電話等親切に対応頂き、非常にありがたかったです。 

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
GMAT 7万円 (教材費2万円程度、受験2回)
TOEFL   3万円(教材費1万円弱、受験1回) 
カウンセラー5万円(AGOSとEd義塾のWharton TBD練習セッション)
※キャンパスビジットはほぼプライベートな旅行だったため含まず

最終的にMBAに進学を決めましたが、GMAT受験時点では明確に出願する意思があった訳ではなく、出願を決めてからも本当に進学するか(そもそも合格できるかどうかも分からなかったですが)決めていなかったので、とにかくお金をかけないで進めました。
 
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金+借金
 
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
学部の頃TOEFL を受けて105点は超えていたことや、他との兼ね合いでとにかく余裕がなかったため時間はかけられませんでした。

TOEFL の形式を思い出す&ライティングのテンプレを頭にいれるため、Mangooshのsubscriptionを1ヶ月やり受験しました。

ただ、ここでしっかり対策をしなかったので本番のVideo Interview でやらかしてしまいました。TOEFLのスピーキングをしっかりやっておくとvideo interviewの対策にもつながるので、しっかりやっておくべきだったと思います。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
オンライン教材と電子書籍中心で勉強しました。

Verbal/ Quants共通 : e-gmat
インドの方が立ち上げたサービスで、Tutorial Video はインド英語なのですが、非常に良くできていると思います。中国人、インド人、韓国人はGMATのスコアが非常に高いですが、そういった人たちが使っている教材はやはりよくできているなあと思います。特に、VerbalのSCは、non-nativeがGMAT文法ルールを勉強するのに非常におすすめです。(網羅的に解説しているため、効率よくポイントを絞ってという人には向かないかもしれませんが)Quantsは実際よりかなり難しい問題を解説しており、個人的には51を確実に取りたい人向けという気がします。私はQuantが苦手で49点でいいと割り切っていたので、英語の数学用語の学習と公式や基本的なテクニックのレビュー程度にしか使えていませんでした。

教材は、10−20分程度のTutorial video+練習問題という構成で、各単元が細かいブロックに区切られています。Verbal  のSCのみや、Quant のAlgibraのみ購入ということも可能です。テストバンクのような商品もあります(問題が難易度別にたくさんあり、単元・難易度別に正答率などモニタリング可能)Gmat clubにレビューも沢山あるので詳細はそちらで確認ください)

powerhouse [Verbal CR勉強用 kindle]
LSATの教材を作っている会社が出している本で、CRの解き方の勉強におすすめです。CRは問題のパターンが限定的なので、相性がいいと得点源になると思います。解説中心で演習問題はあまり入っていません。

[受験履歴]
先にテストを申し込み、そこから上記の教材で勉強しました(2−3ヶ月)
1回目の受験で720が出たので、もう少し勉強したら高いスコアを狙えるかも、とそのひと月後にもう一回受けましたがスコアアップできず、結局最初のスコアのまま出願しました。ちなみに、初回の受験はIRとAWAの対策をせず受けてしまい、AWAにいたっては偏差値12%という残念な感じでしたが、Wharton含め複数合格できたので、GMATはQuantとVerbalのスコアがそれなりに出ていれば大丈夫なのかもしれません。

他の人にきいても、出てくる問題の得意不得意でスコアが上下するもので運の要素も多分にありそうなので、模擬試験である程度点数が出るようになったら、受験日前後の体調を万全にすることに気を配ったほうがいいと思いました。
 
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
実質カウンセラーは利用していません。インタビュー対策は現役のMBA生に練習相手になってもらったりしました。
 
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
当初は書くことが何も思い浮かばず、非常に苦労しました。ある程度割り切って、MBAで評価される要素のチェックボックス(leadership, cross-functional. cultural experience / diversity)を一つずつ潰していくような形でエッセイを書きました。キャリアゴールや学校への貢献は、とにかく具体的に書くようにしました。Poets and Quantsが、エッセイやSelf-Statement の書き方のガイドを出しており、それらも参考になりました。
 
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
前職でキャリアの前半、後半でお世話になった方にそれぞれお願いしました。
 
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
まず、Poet & Quantsで各校のインタビュー形式(Adcom or Alumni / Blind or not etc)を確認しました。基本的な質問の回答は暗記して、自然に口をついて出るようにしました。出来る限り録音or録画して自分の回答や身振り手振りを確認しました。また、最後にこちらから質問を必ず聞かれますが、それはしっかり準備しておきました。

Wharton のTBD対策として、日本での練習への参加に加え、gmat clubで募集をかけ、Skype で一度色々な国の人とやりました(UKから参加のインドの方、シンガポールから参加のフィリピンの方、インドネシアの方、私)他の国の人がどんな風に話を組み立てるか参考になりましたし、日本人が多い場合と進み方が違ったりするのでやってみてよかったです。

Whartonの他、Adcom対面、Adcom skype, Almuniを経験しました。

また、受験した学校のうち2校はvideo interview があり、TOEFL のspeakingが苦手&準備不足だった私はうち1校大失敗しました。画面に向かって即興でSpeechするというのはなかなか特殊なSettingなので、しっかり準備しておくべきだったと反省しています。
 
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
アドミッションにどういったラベルをつけてほしいかor ほしくないかを意識しました。例えば、私の場合はニッチな会社で、典型的なコンサルワークをしていたわけでもないので、コンサルタントとして評価されるよりニッチな領域寄りで評価されるように意識したり、Diversity の観点で、地方出身であることや大学に進学する第一世代であること、(評価されたのかわからないですが)日本の出願者プールの中では珍しいキャリアバックグランドであることなどを強調しました。

また、本音ベースのWhy MBAは心の中で整理した上で、アドミッションでのアピールは自分のこれまでのキャリアから筋が通る話を展開することを優先して、本音を取り入れられれば組み込む、という感じである程度割り切っていました。
 
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
Top20以内で、それぞれのTier の中で惹かれた学校に出していきました。
みていたのは、カリキュラムや立地、総合大学であること、Recruitingの面で、比較的International も採用している会社がオンキャンパスリクルーティングをするか等。
また、過去に奨学金付のオファーを出しているかどうかも重視しました。結構大きな奨学金がもらえるケースもあります。

あまり多く出願できなかったのですが、そのおかげで、出願の段階で出した学校どれも思い入れが深くなり、どこに受かっても(費用の面等折り合いが付けば)ぜひ進学したい、という気持ちでした。
 
Q. 進学校の決め手は何でしたか。 
授業の幅と深さ(Healthcare業界関係の授業、コンファレンス、現行のルールではSTEM OPTも射程に入るような専攻も可能であることや、MBAの中でもいち早くBlock ChainやCryptoの授業を始めている)、アルムナイのネットワークの強さ、ブランド、場所

自分の現時点での卒業後の希望進路を考えると、Top15-20であればどこでもあまり関係ないことや、他の合格校は金銭的なサポートを出してくれたため非常に迷いましたが、学校の立地的にパートナーと一緒に暮らせることが大きな決め手となり、ファイナンスの目処もなんとかたったため、最終的にWhartonに決めました。また、合格した中で一番入ったら自分が苦労しそうな学校だなという印象だったので、挑戦しようと思いました。
 
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
受験を決める前に、北米に出かけた際にそこに立地する2校にキャンパスビジットしました(この時点では受験を決めていなかった)モチベーションアップには繋がるのではと思いますが、明確に選考に影響する学校(Tuck  とか)を除き、受験に必要な情報は訪問しなくても集められるのではと思います。

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
合格後に応募できるもの以外間に合わなかったです。すべて終わった後、日本人が応募できる奨学金の多さに驚愕しました。奨学金出願で準備するもの(英語のテストスコアやWhy MBA、将来の展望)はすべて受験で必要になるものなので、受験を考え始めたタイミングで是非一緒に準備されることをおすすめします。海外MBAドットコムの「MBA関連情報」のタブの奨学金関連情報の欄にも主要なものが掲載されています。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
奨学金は受験のタイミングと出願が被るか、それより早い位なので、早めに準備することをおすすめします。
合格後に色々な受験生の方とお会いする中で、社内選考や奨学金選考を受験の前に経験されている方は、精神的に凄くMBA readyという感じがしました。
 
Q. 一言メッセージ
受験のプロセスや合格後の様々イベントで、今の自分のキャリアの延長ではおそらく接点を持つことがないような、他の受験生、在校生、卒業生の方から刺激を受けることができ、受験してみてよかったなと思っていますし、典型的なMBAバックグラウンドでなかったり、あんまり社交的でないながらも挑戦するからこそ学ぶこともあるだろうと、不安も感じつつ学校が始まるのを楽しみにしています。仕事やプライベートで色々ある中で挫けず合格に向け準備し続けるのは非常に大変なことだと思います。何かご協力出来ることがあればいつでもご連絡ください。

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