投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
KAZU
Q. 進学予定校
Duke University, The Fuqua School of Business
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
Q. 受験校
Fuqua, Anderson, Tuck, Wharton, Haas
Q. インタビュー実施校
Fuqua, Anderson, Tuck
Q. 合格校
Fuqua
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
フィリピンに3年間駐在
Q. 費用
社費
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国立文系
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT: 690 (V35/M48/IR5/AWA4.5) / TOEFL: 105 (R29/L28/S22/W26)
Q. 塾
TOEFL: E4TG, Web TOEFL, GMAT: Meister, 新井塾, エッセイ&インタビュー: インターフェイス
Q. カウンセラー
インターフェイス デバリエ
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
総合商社で8年間勤務。入社して4年ほど、自動車の輸出及び三国間取引業務を経験しました。2014年8月から2017年8月までフィリピンに赴任し、事業会社のマーケティング部にて商品企画・広告宣伝・市場分析を担当しました。海外赴任中の2016年12月に社費派遣生に合格し、海外赴任から帰国後に受験しました。
Why MBA?
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
海外の事業会社で働く中で、経営に必要な知識及びスキルが不足していることを痛感しました。また、自分とは異なるバックグラウンドを持つ同僚とチームを組み、目標を達成することの難しさと面白さを学びました。この経験から、経営を体系的に学ぶことができ、かつグローバルビジネスで通用するリーダーシップスキルを習得できるMBAに惹かれました。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
① 専門分野であるマーケティングを極めること
② 事業会社経営に必要な知識及びスキル(ハード&ソフト)を包括的に習得すること
② 一生付き合える人間関係を構築すること
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
社費なので、派遣元の会社へ戻り、新規案件の組成および海外事業会社の経営に携わる。
Preparation for MBA application
<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2011年8月:TOEFL初受験 (60点)
2013年6月:GMAT 初受験 (570点)
2014年8月:海外赴任開始
2015年12月:GMAT 690点取得
2016年12月:社費選考合格 (2回目)
2017年6月:エッセイカウンセリング開始、TOEFL 105点取得
2017年9月:海外赴任終了、インタビュートレーニング開始
2017年10月:1st Roundにて3校出願 (Fuqua, Anderson, Tuck)
2017年11月:キャンパスビジット (Kellogg, Wharton, Tuck, Fuqua, Anderson, Haas)、Tuck・Anderson面接
2017年12月:Fuqua面接、Fuquaより合格通知
2018年1月:2nd Roundにて2校出願 (Wharton, Haas)
2018年3月:Fuquaに進学決定
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・2017年4月頃から各種ランキング、分野別ランキング、「日本人のためのMBA ベストスクールガイド」、Clear AdmitのSchool Snapshotを使用し各学校の特徴を把握しました。
出願する学校には必ずキャンパスビジットを行うこと、公式説明会に参加することを決めました。キャンパスビジットをしていない、また公式説明会にも行っていない状況では、面接時に必ず聞かれるWhy this school?の質問に対して、説得力のある回答ができず、コミットメントを示せないと考えました。
・各学校が公式説明会を開催する6~8月はフィリピンに赴任していた為、ほぼ毎週末LCCで日本へ帰り、公式説明会に出席しました。他にも台湾でFuqua、韓国でAndersonの公式説明会に出席しました。
・在校生・卒業生訪問では、常に親切に対応していただきました。出願校の在校生及び卒業生には想像を超えるサポートを頂きました。在校生および卒業生との会話では、エッセイ及びインタビュー対策のために、校風を表すエピソード、私が興味を持っている選択科目の内容、強く記憶に残っている選択科目、Experiential Learningの機会の4点を必ず聞くようにしました。
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
しっかり計算していませんが、350万円程度だと思います。(その内、半分程度は会社負担)
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用は一部会社負担、進学後の授業料等は会社負担。
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・初回スコア60点 (R 12, L 16, S 11, W 21) → 提出スコア105点 (R 29, L 28, S 22, W 26)
・計35回受験しました。セクション毎の対策は以下の通りです。
Reading:29~30点で安定したので、特に勉強はしませんでした。
Listening:TOEFL TPO Proという中国版アプリを2倍速で聞いていました。(正解が間違っているケースもあるため要注意)
Speaking:インタビュー練習を繰り返すことでスコアが上がりました。E4TGのスピーキングコース及び発音改善コースを受講しました。
Writing:E4TGの添削コースを3ヶ月受講した後は、添削後の解答例を暗記した結果、26~28点で安定しました。
・巷では、スロットのように運次第で点数が出るという噂が流れていますが、私は実力がないとスコアも出ないテストだと感じました。海外赴任前はどんなに勉強しても100点が最高スコアでしたが、帰国後は100点を下回ることは少なくなり、104~105点が連発しました。私の場合、全セクションの過去最高点を足すと110点ですが、受け続けたからと言って点数が揃うものではないと悟り、エッセイ及びインタビュー対策に切り替えました。
・オススメの試験会場は御茶ノ水ソラシティと武蔵小杉テストセンターです。これらの会場は、他会場と比べて机が広く、スピーキング時でも隣の受験生の声は全く集中の妨げになりませんでした。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・初回スコア570 (V 24, M 45, IR 6, AWA 5.0) → 提出スコア690 (V 35, M 48, IR 5, AWA 4.5)
・計7回受験しました。セクション毎の対策は以下の通りです。
Verbal:マイスターの練習ソフトに加え、GMAT Prepの追加問題集を使用しました。Prepでは40点台後半が連発していましたが、本番ではPrepほどの点数は出ませんでした。
Math:マスアカとManhattan GMATを使用しました。
IR:GMAT Prepを繰り返すだけでスコアが安定しました。
AWA:マイスターのテンプレートを使用し、前日にテンプレートを暗記しました。
・GMAT同様、英語力が上がらなければスコアも向上しないテストだと感じました。海外赴任前はどう頑張っても600点前後でしたが、海外赴任に慣れ、英語力が向上してからは680点前後が連発しました。
・690点を取った後、出願前にもう一度受けようとTOEFLの学習に移りましたが、2016年12月に規定が変更され、生涯で8回以上は受験できないことになってしまいました。既に7回受験していた為、再受験するチャンスを逸しました。
・低いスコアを取った際にスコアをキャンセルしなかったことを後悔しています。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
後悔しない選択をしようと有名(良くも悪くも)かつ実績あるインターフェイスの門を叩きました。出願した5校のうち、3校からインタビューに呼ばれたのは、間違いなくデバリエによるエッセイカウンセリングの効果だと考えています。逆に、インタビューに呼ばれなかった2校はGMATスコアが不足していたことが原因と捉えています。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・出願1年前からWhy MBAエッセイは書き終えていました。(2017年の出願直前には帰任のタイミングと重なり、公私ともに忙しくなることが予想できたため)
・最も苦労したのがFuqua特有のエッセイ課題「25 random things」でした。1stドラフトをカウンセラーに痛烈に批判され、Fuquaへの出願を諦めようかと本気で悩みましたが、妻にも相談しながら書いた結果、インパクトあるエッセイに仕上がりました。合格したFuquaからは、このエッセイの独創性が評価されたのだと思います。(Fuquaはこのエッセイを非常に重要視しています。)
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
新入社員時代の課長かつ出向先の事業会社でも上司だった方、入社以来のメンター(指導員)で出向先の事業会社でも上司だった方の2人にお願いしました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
準備方法に関しては、基本的な質問に対する回答のコンセプトをSTAR構造でパワーポイントに書き込み、繰り返し読み込みました。(一字一句は覚えませんでした。) インタビュートレーニング後に毎回ディクテーションを行い、こういう言い回しをすべきと教わった内容も書き込みました。アドミッション及び面接官がエッセイ・レジュメ・経歴から想像しうる私の人物像を考え、より強調したい点及び補足したい点をインタビューで話すことを心掛けました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
① 新興国におけるビジネス経験
② マーケティング分野での知見
③ Collaborative Leadership
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
2017年6月頃に、過去の経歴とキャリアプランに沿ってMarketing及びGeneral Managementに強く、Collaborativeな校風を持つ12校を選定しました。各学校が公開しているGMATスコアの80%レンジ下限値及びアゴスの合格実績からDream・Target・Safetyに分けてポートフォリオを組みました。ランキングの上から順に有名な学校を受けたくなる衝動に駆られましたが、現実的に合格の可能性がある学校に絞りました。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
① 志望校選定基準への適合性:MarketingとGeneral Managementに強い、Collaborativeな校風
② 在校生および卒業生:圧倒的に優れた人間性を持った先輩方
③ アメリカでのDukeブランド:東のハーバード、西のStanford、南のDukeと言われるほど高いブランド力
④ 気候:南部の暖かい気候
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
2017年11月に6校キャンパスを訪問しました。(Kellogg, Wharton, Tuck, Fuqua, Anderson, Haas) 一般的に協調的な校風を持つと言われている学校でも自分には合わないと感じたり、生活環境や学生同士の仲の良さを知ることができたりと、出願校を決める上で貴重な情報を得ることができました。Fuquaではアドミッションとの面談を申し入れ、20分程度の自己アピールを行いました。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
同じ受験生の中には、GMATの参考書と出願料以外に費用はかけなかったという方やエッセイカウンセラーは起用しなかったという方もおり、彼らもトップスクール合格という結果を残しています。一方で、私はTOEFLもGMATも出願できるスコアを獲得するまでに時間がかかりました。自分の能力を過信せず、時間がかかるものだと見越して準備を進めたからこそ、トップ校から合格をもらうことができたと感じています。
Q. 一言メッセージ
MBA受験がんばってください!Durhamでお待ちしています!!