投稿者プロフィール
Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
J.Y.
Q. 進学予定校
The University of Chicago Booth School of Business
Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)
Q. 進学予定校の地域
アメリカ
Q. 受験校
UNC, Tuck, HBS, MIT, Michigan Ross, Tepper, Chicago, UCLA, UC Berkeley, Stanford
Q. インタビュー実施校
UNC, Tuck, Michigan Ross, Tepper, Chicago, UCLA
Q. 合格校
UNC, Tuck, Tepper, Chicago, UCLA
Q. 性別
男性
Q. 出願時年齢
26歳~30歳
Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
旅行程度の経験以外なし
Q. 費用
社費
Q. 奨学金
未取得
Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内・国立・大学・文系
Q. GPA
3.5
Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT:750 (V41 / Q50 / IR7 / AWA5) IELTS:7.5 (R8.5 / L8.5 / S6.5 / W6.5)
Q. 塾
アゴス・ジャパン
Q. カウンセラー
Faye, Vince, 林
Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
地方銀行
・支店勤務:6年
・人事部付(MBA出願準備):1年
Why MBA?
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
ローカルエコノミーの在り方で大きな夢を語れる人間になりたいと考えたためです。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
■目的
地方銀行のビジネスモデルについて、自分自身が本気でコミットできるようなビジョンとアクションプランを持ち帰ることです。
■活動予定
・エクイティービジネス
・事業再生ビジネス
・人材還流と若手層のマネジメント機会創出(Venture for Americaの事例などを参考に)
・地域社会へのソーシャルインパクト
などについて授業内外で取り組んでいきたいと考えています。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
MBAでの経験をベースに、具体的な企画を持ち帰り、派遣先企業にて実行していきます。
Preparation for MBA application
<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2017年3月:社費派遣選抜(アジアMBA枠)
IELTS模擬試験受験 Overall: 5.0 (R5.5 /L4.0 / S未受験 / W5.5)
英語が得意であったのは幻想であったことに初めて気付きました。
4月:アゴスへ通学開始
5月:IELTS 1回目受験 Overall: 7.0 (R7.5 / L6.5 / S6.5 / W7.0)
6月:IELTS 2回目受験 Overall: 7.5 (R8.5 / L8.5 / S6.5 / W6.5) …出願スコア
9月:GMAT 1回目受験 Total:750 (V41 / Q50 / IR7 / AWA5) …出願スコア
派遣国変更を派遣元と交渉(アジアMBA⇒米国MBA)
学校調査本格化
10月:エッセイ開始、推薦状依頼
12月:2nd Roundで10校出願
2018年1月:インタビュー対策
Campus Visit実施(1月下旬~2月上旬)
2月:インタビュー
3月:合格連絡
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・学校公式ホームページ、在校生ブログ(情報収集)
・アゴス夏祭りやInfo Session参加(情報収集)
・OB/OG訪問(個別質問、エッセイチェック、mock interview)
・Campus Visit(面接に向けた情報収集)
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
200万円弱
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
社費
<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・当初は、アジアMBA枠であったこともあり、IELTSを選択しました。私はTOEFLスコア93、IELTSスコア7.5ですので、IELTSの方が見栄えの良いスコアが取りやすいテストだと感じています(WhartonやMichigan Rossなど、TOEFLのみの学校も一部ありましたので、ご注意を!)。
・いわゆる純ドメで、受験英語しか勉強したことがなかったので、特にListeningとSpeakingに苦労しました。
・あまり色々な教材に手を広げ過ぎず、過去問・メイン教材・単語集を絞って、ひたすら繰り返し演習するのが効果的でした。
・Listeningは、Dictation, Shadowing, Repeatingなど方法を変えながら、同じ音源を30回以上は繰り返し聞きました。
・発音が極端に苦手だったため、アゴス講師の勧めに従って、幼稚園児・小学生が使うような発音教材を購入し、1日15分程度の地味なトレーニングを継続しました。発音が向上した実感は正直ないのですが、Listeningのスコアは劇的に向上しました(=発音できない音は聞き取れない)。
・短期間でアウトプットセクションのスコアを伸ばすため、暗唱訓練を徹底しました。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
・教材を絞って、繰り返しトレーニングするのが効果的だと思います。
・特にVerbalのSCは、過去問とアゴス配布教材のみを使って、同じ問題を間隔を徐々に広げながら5~7回は解き直しました。
・Verbal 35以上(Total 700以上の目安)をスムーズにクリアするための壁は、タイムマネジメントでした。演習をどれだけ繰り返しても、RC大問1問分くらいは解き終えられず、4問程度はランダムクリックになるという状態をなかなか打破できませんでした。突破の鍵となったのが、語彙の習得です。向き不向きはあると思いますが、私は3週間程度、語彙の勉強しかしない期間を設けて、アプリiKnowを使い、ひたすら語彙をガブ飲みしました。結果、長文を読むときのノイズが薄まったため、読み返しの回数が減り、時間内にVerbalを解き終えることが出来るようになりました。
<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください。
・あまり深く考えずに、IELTSとGMATで使っていたアゴスにて、そのままお世話になりました。
・メインはFayeでしたが、信頼のおける、非常にCheeringな方でした。Fayeなしに、合格を勝ち取ることは出来なかったと思います。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・出願プロセスで一番苦労したのがエッセイでした。
・スケールの大きな実績を上げたり、表彰を受けたりといった経験もなく、Resumeすら何を書いていいか分かりませんでした。
・とりあえず実践したのは、大学や社会経験を振り返って、「その時の自分の状況に別の人が置かれていたら、(良くも悪くも)自分とは違う結果になっていただろうな~」ということを、だらだらと箇条書きで羅列しました。たぶん150個くらいは挙げました。その中で、「これは自分っぽいな」と思ったことを軸にエッセイを組み立てました。
・あとはカウンセラー、受験仲間、友人、OB/OGなどに話を聞いて頂きながら、具体化していきました。
・尚、MBAのイベントではありませんが、11月頃に東京・有楽町で開催していた日本財団主催「ソーシャル・イノベーション・フォーラム」は参加して良かったイベントでした。官公庁・民間企業・NPOなど様々なセクターの方の社会課題の解決に向けた想いに触れることができ、エッセイ作成だけでなく、今後のキャリアを考えるうえでも色んなヒントを頂きました。「自分は本当な何がしたかったんだっけ?」と漠然と悩んでおられる方は、参加されても良いかもしれません。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・現在/以前の直属の上司に依頼しました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・カラオケボックスにこもって鏡に向かって練習する、それを録音して聞き直す、などを繰り返しました。
・そのうえで、カウンセラー・受験仲間・OB/OGの方などに練習に付き合って頂き、フィードバックをもらいました。
・アゴスのVinceのホームページ(https://www.vinceprep.com/)やyoutubeチャネルは、非常に役立ちました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
・FinTechなど銀行業界の方と重なりそうなトピックは避け、Small Community(田舎や寮生活)の話、地元の中小企業の話など、自分がこれまで本当にコミットしてきたことをアピールしました。
<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
・マネジメント全般を幅広く学べる
・Collaborativeな学生文化が感じられる
・日本国内のalumni networkがアクティブである
・家族にとって安心な住環境・教育環境が整っている(妻と小学1年の長男帯同)
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
・「純ドメ」「田舎者」という私の属性を考えて、当初は非都心立地のスモールスクールを志しており、Chicagoは敬遠していました。
・ただ、冷やかし半分で参加したInfo Sessionでの卒業生の話に感銘を受け、真剣に情報収集するようになりました。
・Coffee ChatイベントやCampus Visitを通じて、卒業生や在校生の方々の献身的なサポートを受けるにつれて、「都心のマンモス校=トゲトゲしい」というイメージが払拭され、近年特に盛り上がりを見せる日本のChicagoコミュニティーの一員になりたいと思うようになり、志望度が上がっていきました。
<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
1月下旬から約10日間、出願校のうち8校(うち4校は面接も兼ねて)キャンパスビジットを実施しました。
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
社費のため、応募していません。
Advice and Messages
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
アプリカントという立場だけで、OB/OG、在校生など、各業界の最前線で活躍されている方々と直接お会いできる機会を自由に頂けて、本当に贅沢なことだと感じました。MBA出願準備ということを超えて、自分の人生にとっても大きな1年間だったと思います。様々な方々との出会いに恵まれましたが、し尽くしたということはないと思います。MBA受験は、どうしてもスコアメイクに気をとられてしまいますが、もっと早い段階から様々な出会いを楽しむつもりで臨めば良かったかなとは思います。
Q. 一言メッセージ
私は当初、MBA Top10校は総合商社・コンサル・投資銀行勤務のバイリンガルくらいじゃないと入れる訳がなく、純ドメの田舎者には縁のない世界だ、という漠然としたコンプレックスを抱えていました。しかし、実際に出願プロセスを経験してみると、思ったより門戸は広げられていて、思ったより自分固有のストーリーに耳を傾けてもらえるんだ、ということを感じました。Just be yourself! という言葉をよく耳にし、嘘くさい言葉だと思っていましたが、本当にそれで良かったんだなと今になれば思います。純ドメの方、家族連れの方、「MBA=エリート集団!」的なイメージに苦手意識がある方などがいらっしゃれば、是非お話しさせて頂きたいです!