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投稿者プロフィール

投稿者(ペンネームorイニシャル):UH
進学予定校:INSEAD (class of December 2017)

カテゴリ: MBA
地域: ヨーロッパ
受験校:INSEAD, Tuck, Kellogg, 他米国複数校
インタビュー実施校:INSEAD, Tuck, Kellogg
合格校:INSEAD

性別: 男性
出願時年齢: 26歳~30歳
海外経験と期間:海外子会社に1年駐在。
費用: 私費
奨学金: 応募後不合格

最終学歴:国内・大学・文系
GPA:3.3

受験した試験と出願スコア: GMAT:700 (V35/Q49/IR6/AWA4.5) /IELTS:7.5 (R8.5/L7.5/W6.5/S7.0)
塾(試験対策):Affinity (CR,オンライン)、YES(SC,通学)
カウンセラー:江戸義塾、Matthew (Interview, Essay)、Karen Marks (Interview)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学入学まで海外経験無しの純ジャパです。大学卒業後、一般事業会社に入社。予算管理等経営管理業務に2年半従事した後、新興国子会社立ち上げ支援を半年間担当。その後担当していた子会社に出向・駐在し1年間経理業務を担当。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

新興国にて国営の独占企業と協業事業を行った際、競争がないことの弊害を見たことで市場開放や規制緩和といった仕事に携わりたいと考えました。そこで世銀やIFCに興味を持ち、職員のメジャーなキャリアパスを調べた結果コンサルor金融の経験&MBAということがわかったので、目指すことにしました。

また海外でマネージャーとして働く中でDiverseなチームメンバーと協業する際に、日本では感じたことのない仕事の難しさを感じました。そうした中で一度世界中からの同級生と切磋琢磨出来る環境に魅力を感じました。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
キャリアチェンジを目的としています。就職活動の他、Social Impactに関わる活動をしたいと思っています。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
(一度コンサルor金融業界に転職した後に)開発金融業界へ進みたいと思っています。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

2015年5月: MBA受験しようと思い立ってすぐIELTS初受験、Overall 7.5。INSEADを第一志望にMBA受験開始

2015年6月: 腕試しと無防備でGMAT初受験580、スコアキャンセル・・・特にVerbalは勉強が必要と確認し、オンライン講座や予備校情報を探す。※お試し受験はお勧めしません。

2015年7月: AffinityのCRオンライン講座を受講。

2015年8月:夏休みに日本でYES8回コースを受講。

2015年9月: GMAT二回目650。

2015年10月: GMAT三回目700で終了。Edと契約しまずは腕試しにTuck Nov Roundに出願。

2015年11月:Tuckキャンパスビジット後面接。その他学校もいくつかビジットする。EdやMatthew、さらには元Tuck AdmissionのKarenと準備していたおかげできっちりアピール出来たと思う。環境の良さ・在校生のフレンドリーさから志望度がぐんと上がる。

2015年12月: Tuckのみだと不安だったのでR2で複数校準備し出願。

2016年1月: R2でKellogg含めさらに出願。その後Tuck Follow-up skype interview(英語チェック)があったがこちらも会心の出来で調子に乗る笑。INSEADのアドミッションアシスタントからSkypeセッションの連絡が突然あり実施。INSEADのDiverseな環境への興味が再燃する。

2016年2月: Tuckまさかの不合格・・・というか自分の勘違いで恐らく大して惜しいとこにまで行ってなかったのだと今では思っています。その後米国複数校からInterview招待なしで不合格で失意の底に。Open InterviewのKelloggは日本に帰って面接をする。その後INSEADのシンガポールキャンパスをVisitし、初心に帰って最善を尽くす。結局、米国スクールからInterview Inviteは一個もなしでした。

2016年3月: INSEAD R1出願。その後Kellogg WLの通知。WLでも初だったので喜ぶ。月末にINSEADからInterview Invite、こちらも初だったので喜ぶ。早速INSEAD面接官に連絡するが、メールも電話も繋がらずAdmissionに頼んで他の人に変更してもらうトラブルに見舞われる。

2016年4月: KelloggをVisitし追加エッセイ提出、その後下旬にINSEAD卒業生と赴任地で2人と面接(Skype含)。

2016年5月: INSEAD合格。Kellogg WL辞退

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
ネットで調べるほか、Campus Visit、Edが紹介してくれた在校生にメールで質問していました。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
200万円はいかないくらいだと思います。GMAT塾とカウンセラー代合計100万円の他、ビジット費用が嵩みました。

Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
MBA費用については600万程度は貯金から、その他は親族から借金して捻出しようと考えています。足りなければ大学のローンを使おうと思っています。

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
元々INSEADを考えていたのでIELTSだけ受験しました。Writingは難しいと聞いていたのでUK PLUSという塾でOnlineの添削を受けました。2週間ほど勉強して受けたところ、7.5が出たこともあり時間をかけずにその後のGMAT対策及びエッセイに注力出来ました。なお米国の学校にもIELTSで出したのですが、TOEFLの方が好かれているのかもしれません。米国MBAからはどこからも合格を貰えなかったからですが、こればっかりはなんとなくです。

GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
マスアカ、Affinity, YESを使いました。3回、約3ヶ月半で終わったのですが、特にVerbalは予備校を使わなければ確実に700点は行かなかったと思っています。英語の論理なんてわからない、文法問題全て正解に見えるという段階から自信を持って選べるようになるまで約2ヶ月はかかりました。早めの準備が大事だと思います。余談ですが、YESは学生に戻った気分で楽しかったです。吉井先生の授業も非常にわかりやすく、満足度が高かったです。またその他受験生と会ったり話をしたりする中で、GMAT700あれば日本人は大丈夫というのも段々変わってきているかと感じました。米国トップ10及び世界のトップスクールを目指すのであればさらにその上を目指すべきかと思いました(自分は時間がなくて止めましたが笑)。

<Essay & Interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください

Ed:陽気で良い人です。そして的確なアドバイスをくれます。いきなり長文のエッセイをたくさん書こうとしてもなかなかうまくいかないことが往々にありますが、彼とセッションをするともやもやっとした自分のアイデアが文章という形になります。但しクライアントが多いためか、たまに返信に力が入ってないな、、と思うこともありました。また代筆する方ではないので、アイデアが何も出てこないときには悶々と苦悩することになると思います。飯田橋に通ってカウンセリングを受ける場合には問題ないと思います

Matthew:評判通り、Interviewの訓練を通すことでスラスラ緊張せず話せるようになりました。またエッセイの添削が本当に良かったです。特に文字数が足りないときに良い感じに削ったり組み合わせたりすることが上手な方だなあと感心しました。Edでアイデアを練ってから最後はMatthewで形を整えてという風にしていました。

Karen:Tuckについて非常に詳しく、面接でのアピールポイントを教えてくれました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

エッセー
Edと作りました。Why this school? をカスタマイズするのに非常に苦労しました。ネット上で調べるとほとんどの学校の特徴がリーダーシップ・グローバルなど似たことをアピールしているので違いを探すのが大変でした。うまくカスタマイズ出来ていなかったのが米国スクール出願の際Interviewまで行けなかった原因だと分析しています。WL後にKelloggで教授に会って追加エッセイを書いたのですが、このときに出願前に同じことをしていればと後悔しました。ただEdのアドバイスは非常に良かったです。

推薦状
直属の男性上司と職場に常駐している女性コンサルにお願いしました。性別・国籍・年齢を違った組み合わせにしようと考えました。作成してもらった後にEd/Matthewで添削して出来るだけ具体的に、リーダーシップやコミュニケーション力をアピールするものにしました。

インタビュー
Matthew, Ed, Karenの力を総動員しました。結果、面接にさえいければ自分の良さをアピール出来るのになあと感じるくらい、自信が付きました(全然進めなかったのですが・・・)。Matthewは場数を積むことに最適ですし、Edは学校ごとにカスタマイズして練習してくれるのに加えて膨大な過去面接資料を送ってくれるので重宝しました。KarenはMatthewとEdに慣れすぎてきたときに一度他の方で練習した方がいいと考えて行いましたが、Tuckについては元アドミッションのこともあって詳しくアピールポイントを教えてくれました。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
あまり外国人がいない新興国において若くしてマネージャーの経験を積んでいること、異文化を繋ぐコミュニケーション力をアピールしていました。特にINSEADは海外経験を重視する学校と聞いていたので、全てのエッセイに海外経験を散りばめました。

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
元々1年制(コスパ高)・ランク上位校・グローバル・Social Impactで検索したときにひっかかったINSEADを第一志望としていたのですが、INSEAD1月入学R1前に米国スクールもTop10からいくつか受けました(実際にVisitするとほとんどの学校が良く見えました笑)。
INSEADについては夏のインターンをするために1月入学の方を受験しました。

Q.進学校の決め手は何でしたか。
第一志望だったこと、合格校が1つしかなかったことが勿論大きいのですが、何よりAmerican MBAではなくGlobal MBAのINSEADで学ぶことが自分の望むキャリアに活きると考えました。

<その他>

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
ロータリー奨学金は受験しましたが、不合格でした。一時面接を地区ロータリーで行った後に、市の単位で最終面接を行います。その日のうちに電話で結果発表となります。不合格でも電話があり、私の場合は受験時点で合格を持っている応募者が優先的に選ばれたため落選となったという理由まで聞けました。ちなみにですが、海外在住者は受験出来る奨学金の数が極めて少ないです。ロータリーは結構融通がききまして、海外在住者でも本籍があって面接当日に日本に帰国出来れば問題ないようでした。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
Visitをすることで学校毎のイメージが付くと思いますので強くお勧めします。また私のスケジュールで米国R1を受験するのは少し無謀だったと今になって認識しています。勿論短期間ですんなり受かる方もいらっしゃると思いますが、スコアメイク後に学校ごとのカスタマイズする時間があまりなく、説得力のあるエッセイを書きづらいと思います(自分がそうだったと反省しています)。

Q. 一言メッセージ
受験の過程で出会った人々皆さんに感謝しています。面接官を含めた卒業生の方、在校生の方、さらには受験生の方と話をしたことで自分の考えが整理されました。これから在校生になるわけですが、今度は助ける番だと思いますので何かあれば何でも質問して下さい!

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